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09/10
インド人に人気

何故だかよくわからないのですが、最近、インド人に人気の私。
街でインド人に声をかけられるという訳ではありません。
インド人から研究のコラボレーションのオファーが来るのです。
何だかよくわかりませんが、
Scientific Reportsに掲載された論文を読んだという方から。
先週だけで3つも。

その論文の内容解説はここから

NIH(National Institutes of Health, アメリカ国立衛生研究所)で修業して、
インドに戻って腸内菌叢の研究を始めたという准教授。

博士課程の生徒の面倒を見てくれという大学の先生。
一緒にグラント(研究助成金)を申し込んで研究しようと言ってくる(おそらく)助教。
皆さん、経歴や過去の業績を丁寧に添えて。

私の論文がインド国内の科学誌で紹介されたのでしょうかね?
謎です。
これまでも、時々、こういう話はありましたが、一国からこの頻度は異常です。

私はインド人には良いイメージを持っているので、
もし、現在、大学で研究しているなら前向きに考えることもあるでしょうが、
今の私には無理です。

丁寧に、私には企業に雇われている研究員で、企業の利益に繋がり難いテーマでの
コラボレーションは難しい立場にあるとお断りの返信をしています。

あーっ、インド人が作る本格カレーを汗かきながら食べたくなった!

09/04
忘れてました、祝700回

ブログの回数640回あたりまでは管理していたのですが、
最近は、通勤中に構想を練り、朝にドタバタしながら書いていることが多く、
一体何回目なのやら、意識もしておりませんでした。
その結果、651と名前を付けている、
本来なら651回目から660回目のブログの原稿を収めているフォルダに、
60個程度のアップロード済みの原稿が溜まっています。

単純計算で、700回は軽く突破していたようです。

せっかくの700回記念はヨーグルトと顆粒タイプを
読者の中から7名様にプレゼントしようかと思っていたのに、それすらできません。
「今からでもしてよ」と言われそうですが、それはダメです。
700回をはるか10回程度も超えて、今更できません。

当然、スペシャルゲストにブログをお願いする予定でしたが、忘れていました。
スペシャルゲスト企画は、500回目も、600回目も抜けております。
(500回目は準備していたのですが、アクシデントがありまして中止)
800回記念には何か何でも、実現したいものです。

しーかし、問題があります。
このブログを読んだことがある比較的ジョークに寛容な社外の関係者の方々に、
「今度スペシャルゲストとして書いて下さい」って頼むのですが、
皆さん、答えは、
「頼まれるのはうれしいけど、あれに書くのはきついなー。あの世界観は独特過ぎるよ。
自分の研究を真面目に紹介したら、読者にバカ扱いされそうだし。」
と、なかなか執筆を引き受けてくれないんです。

気軽に引き受けてくれるのは、デッキーやシン君位しかいないのです。
デッキー、ロンドン留学に行った切りやけど、元気かな?
久しぶりにLKM博士ブログアーカイブズから、デッキーブログをお楽しみ下さい。
「消化管出口のはなし1」
「消化管出口のはなし2」
「消化管出口のはなし3」

08/30
穴便

私は外出中に便意をもよおすことが多いので、公共(誰でも使える)のトイレの情報を結構把握している。

情報というのは、主としてこんなものが挙げられる。
①位置(今すぐ行けるか?)
②大便用便器数(施設利用者数に対する便器数)
③時間(時間帯によっては使えない場所もある。例えばデパート内)
④混み具合(②と類似項目であるが、これは経験的もの。日常のウンコ待ち列の長さ等)
⑤清潔さ
⑥ウォッシュレット有無
⑦トイレットペーパーの質

どれも重要であるが、緊急時であることを考慮すると、この順で優先されるべきであろう。
もちろん、自分のウンコタイマーと相談しなくてはならないわけで、
それによっては、⑤や⑥や⑦を優先することも多い。

基本的に、駅などの混雑する場所は、当然便所も混雑している。
朝のラッシュアワーは大変で、男便所では大便器に列を作って並んでいるのは、見慣れた光景である。

余談であるが、もし当事者になった時に余裕があるなら、
「この列に並んでいる全員が、ウンコが漏れそうで必死で耐えている」と考えると面白い。
意外と精神的に落ち着く効果もある。

そんな中、同じ駅構内でも、メインのトイレと異なる位置に、
意外と空いている小さめのトイレがあることが多い。
私はそれを穴便(あなべん)と呼んでいる。
「穴場の便所」の省略形であるが、決して他人には教えない。
自分だけの無形財産である。
ケチなのではない。
教えたら、穴便ではなくなるリスクがあるので、穴便保護の観点からである。
私の人生は、穴便により何度も救われている。
感謝 m(._.)m 

08/28
やっと抜きました!

ビフィズス菌LKM512がマウスの寿命を伸ばすことをまとめた論文が米科学誌PLoS Oneに掲載されて1年が経過しました。
ついこの前のようにも感じますし、遠い過去のようにも感じます。

プロバイオティクスでは世界初ということで、複数のテレビニュース、殆どの新聞に掲載されたこともあり、私の周囲は大騒ぎになりました。
調子に載って「LKM512顆粒タイプ」も作った1年でした→メイトーオンラインショップ(http://www.meitoonline.com/

インターネットでもこの話題が数多く紹介されたのですが、
我々のリリース以上に注目を浴びたのが共同研究していた京都大学のHP上での発表。
Googleで「LKM512」で検索すると、
「ビフィズス菌LKM512の寿命伸長効果を発見 ―京都大学―」
と上位に出てきます。
さすが、京大パワー(実験は殆ど俺がしたけどな・・・)。
直ぐに、この『LKM博士のブログ』は、検索結果の順位で抜かれてしまいました。
さらに、LKM512を楽天市場で取り扱うショップより下位になるという悲劇 (┬_┬)
このニュースが注目されているのは喜ばしいといえ、何か寂しい。

その後も雑誌等で記事になる度に皆さん検索して京大のHPを閲覧されるようで、順位は変わりません。
俺は毎日更新してるのに・・・くやしい (g>o<)g

そんなこんなで1年間経過。

20120828.png※画像をクリックすると拡大します

やっと『LKM博士のブログ』が京大の記事の順位を抜きました!
読者の皆さんのおかげです。
やはりウンコネタは読者のみなさんに支持されてるんや!
(得意のポジティブ・シンキング)

08/22
せんとくん、クールビズ?

5月に奈良に講演に来た時、
近鉄奈良駅のせんとくんの立像が水色の涼しそうな衣装になっていたのに驚かされました。
そして、節電問題もありましたし、クールビズだと勝手に思い込んでいました。
そして、今回もちょっと覗いてみたのですが、やはり同じ服でした。
20120822.JPG


しかし、よく考えると、せんとくんの先の衣装は、
肩から布を巻いただけの半裸状態でした。
(参照ブログ:坂本竜馬もよいですが・・・

つまり、前の方がクールビズと言えるはずです。
実際は、スーパークールビズを遥か超越していますが...。

では、この服は一体何なのか?

調べたらわかりました。
官服姿だそうです。
つまり、奈良時代の官人装束です。
何か凛々しく感じたのは、そのせいだったのか。
確かに頭にもそれらしきものを被っています。

今年は、「古事記」編纂1300年ということで、
古事記関連イベントでこの衣装で活躍しているようです。

古事記関連イベント?
それは謎のままであります。

勝手に奈良県観光大使より


08/17
LKM博士ブログアーカイブズより(京大出張)

昨日、家に帰るとニュースでやっていました。
京都の「五山送り火」。

そのニュースで私が思い出すのは、真冬の大文字山登り。
新しいこのブログのファンの皆さんは知らないと思いますが、
この件をまとめたブログは非常に反響があった名作です。
殆ど面識無かった方(社外)から、
「真冬に京都で山登る話は面白かった!」
と言われたこともあります。

ということで、今日は、LKM博士ブログアーカイブズより、
以下の3連続ブログをお楽しみ下さい。

京大出張(その1)

京都出張(その2)

京都出張(その3)

奈良県出身の私としては京都ネタで不満ではありますが、
ブログの中身は京都観光ネタとは異なるので良いでしょう。
研究者の日常の一コマです。

ちなみに、奈良でも8月15日に大文字焼きがあります。
高円山で燃える「大」の文字の大きさは、
一画目が109メートル
二画目が164メートル
三画目が128メートル
と、日本最大級です。

08/15
おしりターボ

私が宿泊する一泊5千円~7千円のホテルでは、
客室には、小さい便所とグレードの低いウォッシュレットが付いています。
(ちなみに、5千円を下回ると、ウォッシュレットでないことが多いです。)

しかーし、フロント側やレストラン付近には、ムーブ機能やマッサージ機能が付いているなど、グレードが高いウォッシュレットがあることが多いのです。
ムーブ機能とは、肛門を、円を描くように洗浄してくれる、素晴らしい機能です。
マッサージ機能は、水勢がリズミカルに強弱し肛門を刺激する機能ですが、
今一、その素晴らしさが理解できません。

先日泊まったホテルですが、その食堂付近の高級ウォッシュレットに、初めて見た単語がありました。

『おしりターボ』

20120815.JPG


通常ある、水勢の「強」の上に、明らかに別格で存在しています。
よく見ると、「強」の下にも「おしりマルチフィット」という別の謎の単語が書いてあります。
おそらく、「殆どの人のお尻でフィットする強さですよ」という意味でしょう。
ということは、それを明らかに超越した「おしりターボ」とは如何なるものか?
試したいけど恐怖です。

でも、やるしかない。
洗浄しながら、恐々、ダイヤルを回しました。

ドゥギョギョギョギョギョーーーーッ
って感じです。

正直、自己防衛本能から肛門の力を抜くことができませんでした。
従って、ちゃんとした感想は述べられません。すいません。

08/08
サマー・ヴァケーション

今週に入り明らかに通勤道路も空いてきて、
ボチボチ夏休みの方が増えてきたのを感じます。
暦では来週一週間がピークでしょうか。

とはいえ、研究という仕事では、あまりお盆休みの影響を受けません。
おそらく、試薬の代理店が休みになりますので、
影響としては発注してもすぐに物が入らない程度です。
むしろ、電話対応などが減り、研究に集中できる環境になります。

しかし、大事なことを忘れていました。
これは日本だけのことでして、
欧米の研究者の多くは思いっきり長期休暇をとるようです。
つまり、論文の審査が滞るのです。

今年もその被害にあっています。
過去に投稿したことがあるイギリスのジャーナルに投稿中ですが、
経験上、極めて審査プロセスがキッチリしていると思っていました。
ところが、何故か、予定の時期を2週間以上すぎても審査結果が返って来ません。
そこで編集部にメールしました。

そしたら、すぐに、
「ごめんなさい。(私の原稿の)担当がサマー・ヴァケーションに入っており
審査が止まっております。本当に申し訳ない。
あなたの原稿は間違いなく審査ステップに入っており、
可能な限り早く審査員の返事を送る」
というものでした。

毎年引っかかる罠 です。

08/06
知床半島 ―海編―

やっぱり、知床まで来たら、シャチやらクジラやらを生で見たくなるわけです。
前日は海が時化ていて無理だったので、半分諦めていました。
ですが、次の日は船が出るというので、その日は帰らなければいけない日のですが、
午前中ホエールウォッチングに挑戦してみました。

これらが沿岸に出現するエリアは羅臼町、知床半島の東海岸です。
つまり昨日のウトロから知床半島を横断します。
といいましても夏季は横断道路がありまして、40~50分間で移動できます。

さて、クルーザーに乗ってみると、めちゃくちゃ寒いです。
「夏なのに...」という次元ではありません。手がかじかんできます。
しばらくすると、外洋特有の水鳥達が色々見つかります。
陸上では見られない貴重な鳥らしいのですが、私にはさっぱりわかりません。
例えば、ウミツバメとか...。
バードウォッチングをする人なら非常に興奮するらしいです。

アホウドリの若鳥もいました!
2012080601.JPG

実は、私、アホウドリだけは興味を持っており、本も読んでおりまして知識豊富。
野生の本物が見られて感動しました。
写真ではわかり難いですが、アホウドリは巨大で翼を広げると2 mを軽く超え、
3 mを超えるものもいるのです。
繁殖以外はずっと外洋で過ごしています。
逃げないで、こんな近くで見られることは滅多にないそうです。

外洋の巨大な鳥たちは、水面上を羽ばたきながら走り、揚力を得ないと飛び上れません。
2012080602.JPG

こんな感じで勢いをつけますが、なかなか飛べません。

2012080603.JPG

助走は10秒弱でしょうか。ピンボケですいません。

2012080604.JPG


やっと体が浮きました。
ちなみに一度、飛翔するとグライダーのように、羽ばたかずにいつまでも飛んでいられると本で読みました。

「なんで、ホエールウォッチングをして、アホウドリを熱く語ってるねん」
と言われそうですが、仕方ないのです。
実は...、その日は姿を見せてくれなかったのです、クジラ達。
前日の午後は、シャチまで登場してくれたらしいですが... |||(-_-;)|||

私はかなり運が良い方なのに、おかしいです。
おそらく、私の運の良さ以上に、運が悪い人がクルーザーに同乗していた30名程の中にいたのでしょう。
あるいは、この日の朝食前、大量のウンを出してしまった記憶があります。
運を出しきって、残っていなかったのかもしれません。

08/03
知床半島ヒグマ編

釧路満喫の後は、家族もよんで知床に行きました。
テーマは道東の大自然を肌で感じることですから、
世界自然遺産の知床半島は外せません。
事前に調べたら、この季節、沿岸にはマッコウクジラやシャチがいて、
半島内には普通にヒグマがいるらしい。
これまた、文字としては理解できるのですが、
NHK「ダーウィンが来た」の世界の話で、実感し難いことです。

先ずは知床半島の北側のウトロ町側から地上の自然を味わうことにしました。
とはいえ、ヒグマの活動期。
ヒグマ対処法を特別に身につけ、認定されたガイドさんと一緒でなければ山に入れません。
また、事前にヒグマ対処法の講義を受けねばなりません。

ヒグマ対策講義で学んだこと(抜粋)
1. 最も大事なことは「出会わないように最善を尽くす」こと。ヒグマはヒトに会いたくない。最悪なのはお互い不意打ちで出会うこと。だから常に音を出す等して我々の存在を知らせることが大事。
2. 「ヒグマの家にお邪魔するという謙虚な気持ちで」という言葉が繰り返されました。その通りです。
3. 出会った場合の安全な逃げ方。大木の後ろ側に隠れて、頭だけソーッと出して様子を見ながら、少しずつ下がって離れる。
ヒグマ自体が、この状態で鹿などを待ち伏せしハンティングするらしく、このポーズに驚異を感じるらしい。
4. 「しかし、万が一、飛びかかられるような状況に追い詰められたら、悔いが無いよう、自身の判断で自由に逃げろ。たぶん死ぬけど...」
と、ジョークか本気か区別できないコメントもありました。

少し恐怖を感じましたが、「昨日はすぐそこにヒグマが出てツアーが中止になった」と言われても、近くにヒグマがいるという実感はまだなかったです。

しかし、山に入ると10分位で足跡発見。
2012080301.JPG


新鮮足跡ということ。
素人が見ても歩いた直後ってわかる位、生々しい足跡です。
爪の後の深さなどから、体重200 ~250 kg位、我々が歩いてきた方向、つまり進行方向と逆側の後ろ側にゆっくり歩いて行ったとの解説。
(心の中で「臥牙丸よりでかい!」)
その直後、このツアー参加者10数名の最後尾をダラダラと歩いていた我が娘が、
突如他の人を押しのけてガイドさんの真後ろ、つまり先頭を陣取りました。
後ろからヒグマが現れるのが怖かったらしい。
「なんちゅう露骨な行動」

2012080302.JPG


これはヒグマの爪痕。
実は木登りが得意らしく、降りる際に爪痕が残ることが多いそうです。
ひとり、『キン肉マン』に登場するウォーズマンのベアークローを思い出していました。

以上、ヒグマ中心に書きましたが、実際はヒグマを避けて、
半年間極寒の雪に埋もれる知床特有の植生を満喫できたのでした。

           
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