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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

08/31
新規プロジェクトに参画します!

面白いお話を頂きまして、当社も参画することになりました。

『高齢者の健康づくり等をテーマにした地域コホート研究』
山口県、山口市、山口大学、㈱島津製作所、花王㈱との6者連携で行います。

詳細はココ→https://www.meito.co.jp/news/20200819.html

今は、あらゆる場面で「健康寿命の延伸/伸長」という言葉が使われますが、私が健康寿命をターゲットに研究をやり出した時(2008年-2009年)は、「なにそれ? 漠然とし過ぎている。何がしたいかわからないし、うまくいくわけがない」とバカにされたものです。
確かに、研究としては、何を調べたらよいのかすらわからず、手探りの環境でした。
本気で寿命を伸ばそうと大量にマウスを飼育し始めた時は、周囲は「こいつ、頭がいかれている」と思ったことでしょう。

それでも、細胞を元気にする物質としてポリアミンに賭けて、
「腸内細菌にポリアミンを作らせる!」
「マウスの寿命を伸ばしてやろう! 記憶力を良くしてやろう!」
と実験を繰り返し、論文を積み重ねていけば、こういう企業間の壁を越えた、産官学の大きなプロジェクトに声を掛けてもらえるようになるのですね~

一連の研究で開発したヨーグルトも使ってデータ取りを行います。

将来、面白い報告ができるよう、そして山口県の皆様の健康寿命延伸に少しでも貢献でき、声を掛けて下さった方に恩返しできるよう、全力で協力するつもりです。

08/28
7週間ぶりです

1ヶ月以上、なんと7週間、本ブログの更新をさぼってやりました。
史上初ですね。

更新が途絶え、重病説、会社辞めた説でも起これば面白いと思っていましたが、
そんな話をすると、
「時々Twitterで呟いているので、心配してくれるようなレベルのファンが仮にいたとしても、そんなこと思わないでしょう」
といわれました。

たしかに・・・

07/09
想定外のコロナ禍の影響

7月6日月曜日 午前8時半頃、なんと5ヶ月と11日ぶりに電車に乗った。

コロナ禍で全てのシンポジウムや学会が中止になり、
打合わせはWeb会議で行われるようになり、
飲み会もなくなり、
私は、1月26日の春日野部屋の千秋楽祝賀会以来、2月、3月、4月、5月、6月と、丸5ヶ月と11日、公共交通機関を仕事でもプライベートでも全く使用していなかった。

久しぶりに電車に乗っての仕事であった。
ニュース等で聞いてはいたが、電車内の人の多さには驚かされた。
現在の日本では、経済活動と感染予防の両立は不可能であることを痛感した。
それに、この状況で感染拡大しないわけがないとも・・・。

しかし、それ以上に驚いたのは、私の踵の衰えである。
正確には、踵の最後尾、足底から3cm程上部の骨が少し出っ張った部位の皮の軟弱化である。
久しぶりに履いた革靴での徒歩、僅か数分間で靴擦れになってしもうたわけである。

私の踵は少々特殊で、後方への出っ張りが大きい。
入社して数年間は、たまの外出で革靴を履く度に靴擦れに陥った。
しかし、革靴を履く頻度が徐々に増え、それを繰り返すことで皮は硬く厚く強靭に変化していった。
その強靭さは驚くべきレベルで、全ての靴下は爪先ではなくピンポイントでこの部位から穴が開き、普段履くカジュアルな靴、運動用シューズ、そして畑用の分厚い長靴までもが、この部位と擦れる箇所から繊維が崩壊しダメになる。
その強靭だった部位が、徒歩僅か3分で痛みを感じ、徒歩10分で激痛に、目的地に着いた時には水ぶくれができていた。

ショックである。
そして、次に革靴を履く時はどうすべきか悩んでいる。

06/10
ポリアミンヨーグルトの配給!

研究所・技術開発グループの冷蔵庫の中はこんな状態である!

20200610.JPG

ポリアミン、ポリアミン、ポリアミン・・・
なかなか壮観な眺めである。

従業員の健康維持のため、会社から全従業員に1日1個のヨーグルトが提供されている。
約1週間分がまとめて配布されるので、冷蔵庫はこんな状態になる。
ちなみに上段に僅かに残っているのは、かぼちゃプリンの試作品である。

もし新型コロナウィルスに感染した場合、免疫力を維持して戦える身体を作っておこうという狙いで提供されている。


コロナ禍の外出自粛による運動不足で太ってしまった方は多数いると思うが、
肥満化は動脈硬化症リスクを確実に上昇させている。
予防のためには、動脈硬化症の第一ステップである血管内皮機能の低下(血管のしなやかさの低下)を抑える、あるいは回復させることが重要だが、
腸内で産生されるポリアミンには血管内皮機能を上昇させる(血管のしなやかさを回復させる)効果がある。
つまり、外出自粛の運動不足による健康悪化の予防にも有用なのである。

ヒト試験の解説⇒ https://www.lkm512.com/contents/20190612.pdf
この研究論文⇒ https://www.mdpi.com/2072-6643/11/5/1188

ちなみに、5月中旬には、休日などプライベート活動時に装着するマスクも50枚ずつ全従業員に対して配布された。

ありがたいことである。

05/29
書籍が発刊されました(医薬品開発におけるオミクス解析技術)

分担執筆した書籍が発行されました。
コロナ禍で混乱していた3月最終週の発刊でしたが忘れていました。

書籍名:医薬品開発におけるオミクス解析技術 ~ゲノム・トランスクリプトーム・プロテオーム・メタボローム~ 
出版:情報機構
価格:45,000円+税 

驚異的な値段・・・ 
とはいえ、出版社は、この価格でも購入する限られた専門家、大学や企業の研究機関のみをターゲットにしており、ビジネスとして成り立つのでしょう。

20200529.JPG

メタボローム解析の章の「腸内環境研究へのメタボロミクスの応用」の箇所を担当しました。
何度か説明しておりますが、メタボロームとは「代謝産物の集合体;全代謝物」という意味です
実験手法テキストのような本を作るので、私のウンコ中の代謝産物のメタボローム解析を中心に紹介して欲しい、と頼まれて執筆したものです。
ここに紹介した、考え抜いて構築したウンコ解析法は、「正しいとわかっていても真似できない」と言われることが多いですが、できる・できないは、ウンコデータに賭ける執念の違いだけだと思います。

もちろん、メイトーの機能性ヨーグルトは、このこだわりのウンコ解析データを最大限利用して研究開発したものです。

他の先生方が担当された内容も含む本書籍パンフレットはこれです。
https://www.johokiko.co.jp/publishing/BA200301.pdf

医薬品分野というタイトルですが、食品関係の研究者の方も、実際に糞便メタボローム解析を検討中の方、やってみたがまともなデータが得られなかったという方に参考にしてもらえれば嬉しいです。

05/14
移り行く季節

先日、総務・人事部に会社案内パンフレットの研究所部門の箇所の添削を頼まれた時に、
私は文章とは別に、使用予定の写真にクレームを付けた。
研究所の外観写真であるが、どんよりと曇った空模様に加え建物周囲の樹木(おそらく欅の巨木)は全て葉を落とした暗く寂しい写真であった。
映画のオープニングなら、これから不吉な出来事が起こることを視聴者に予感させるだけの効果を十分に保持している代物であった。

おそらく同意してもらったのであろう。
しかし、私が納得するものを提出して欲しいと頼まれる羽目になった。
心の叫び「余計なことを言わんかったらよかった。なんで俺が・・・忙しいやけど」

頼まれたのは4月中盤、私の畑では菜の花が満開になっていたことから、現行品よりマシな写真は撮れるだろうとデジカメ片手に撮影に出たが、春の訪れを象徴するチューリップすら虚しく感じる景観であった。

20200514-1.jpg
4月20日 

その10日後、ゲラ刷り修正〆切が間近で、待ちに待った快晴だったこともあり、再び撮影を試みた。
ようやく、写真でも欅の大木の芽吹きを捉えられる景観となった。

20200514-2.jpg
4月30日 この日に撮った写真の1枚がパンフレットに使われることとなった。

その11日後、必要ではなかったが、季節の移り行く様を感じたので記録の意味で撮影した。
前回から僅か10日余りであるが、葉は色濃い緑となり茂った状態になっていた。
悠然と変化する樹木の姿は、私に混乱の中で物事を進めていくための本質を思い出させてくれた。

20200514-3.jpg
5月11日 

ここでブログを終えるつもりであったが、ふと、4月21日と5月11日に同じ車が停まっていることに気が付いた。
ここはお客様の駐車場スペースなので、同じお客様がたまたま来社されていたことになる。
私の撮影時間は僅か2分間程度。なかなかの偶然である。

04/15
テレワークの意味

只今テレワークが推進され、実施されている方も多いでしょう。
私は10年程前から導入しており、書き物や思考活動に集中するには最適であることを実証済みです。

現状、一般的にはテレワーク=在宅勤務という使われ方をしているわけですが、私自身、テレワークという単語には馴染みがなく、念のため意味・語源を確認してみました。

リーダース英和辞典では、
Telework
動詞:遠距離通信を利用して自宅などで仕事をする
名詞:遠距離通信を利用した在宅勤務
となっております。
つまり、厳密には在宅勤務というより、家以外からでも遠距離通信を用いて実施する仕事を意味するようです。
反対に、私が全ての通信を遮断して原稿を書いているような行為は(時々メールチェックするのみ)、厳密にはテレワークではないということもわかりました。

さらに詳細に意味を分解すると、このテレ(Tele)には「遠距離の」という意味があります。
Tele:遠距離の;Work:仕事 まさに上述の意味になります。
単語というのは適切な意味がつけられていることに改めて気付きます。
ということで、テレワークの仲間を分解してみました。

Television(テレビ):Tel(遠隔の);vision(視覚、見ること)
Telephone(電話):Tel(遠隔の);phone(音)
Telepathy(テレパシー):Tel(遠隔の);pathy(感情、感応)
Telescope(望遠鏡):Tel(遠隔の);scope(観測器械)
なるほど。
遠隔操作はテレオペレーションかなと調べたら辞書にありました!
Teleoperation:(機械の)遠隔操作

ムムム・・・、ふと研究所の分析機器をテレオペレーションできるようにしてやろうかと考え始めた私であります。

02/27
総説が掲載されました(Biological and Pharmaceutical Bulletin)

日本薬学会の学術誌『Biological and Pharmaceutical Bulletin』のCurrent Topicsに私の研究を紹介する機会を頂きましたので、執筆致しました。

今回のトピックスは、Challenges in the Control of Environmental Pathogenic Microbesということでした。
直訳すると「環境病原性微生物制御への挑戦」でしょうか(?)
若干私の研究と異なりますが、環境微生物を制御する挑戦であることは合致し、薬学分野でも興味深い研究なのでということで依頼を受けました。

タイトルはこれです。
Prevention of atherosclerosis by the induction of microbial polyamine production in the intestinal lumen
(日本語訳:腸管内での細菌由来ポリアミン産生誘導による動脈硬化予防)

序盤に、ポリアミンの機能を概説し、その後は私が腸内細菌を利用してポリアミンをたくさん生成させて生体に供給する技術創出についてと、その技術を用いて実施した動物実験および臨床試験の結果をまとめました。

かなり真剣に書きましたので、私がやって来たことをほぼ完全網羅している内容になります。 現時点ではベスト版!

どなたでもPDFで読めますので、興味ある方はご一読願います。英語やけど・・・
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bpb/43/2/43_b19-00855/_article/

このCurrent Topicsのオーガナイザーは明治薬科大学の杉田隆教授です。
実は、杉田さん(敢えてさん付けで書かせて頂きます)は、私が20年位前に私が理化学研究所JCMでウンコ実験を習っていた時、居室で背中合わせに座っていたのですね~。
勢いよく立ち上がると、ガチンと椅子の背中が当たる位置関係。
杉田さんの猛烈なスピードでキーボードを叩く音と、それに合わせてモニター上に現れる英語文章(当時の私にとってはアルファベットの羅列だった)は、論文投稿をしたことが無かった私には衝撃的で、異次元の世界に感じられ、強烈に記憶に残っています。
先生は真菌を専門に研究されており研究で絡むことはなかったですし、今でもほぼありませんが、現在私が進めている研究を評価して頂いているようで、嬉しい限りです。

02/19
クレームが来ました(笑)

先日、本ブログで紹介した私の取材記事が掲載された件で、
同じ指摘内容のクレームが複数来ました。
雑誌「東京人」に載った件です。

クレームはいたってシンプル
「いくらなんでも、東京人っておかしくないかいっ!」
っという指摘です。
要するに、私を知っている人達は、私のキャラクターからは東京の「と」すら連想できないのに、どういうことなのだとのクレームです。

はい、その通りでございます。
私は、東京のことを毛嫌いしている奈良人でございます。
普段から東京人には「最初に都があったのは奈良や」と威張っている奈良人でございます。
「人より鹿の数の方が多いの?」というセンスのない質問には、「そらそうや」と即答し、相手を黙らせる奈良人でございます。
「一番有名な奈良の人は誰?」と聞かれ「たぶん聖徳太子」って答える奈良人でございます。
最近では、徳勝龍の優勝をビックリしながら喜んでいる奈良人でございます。

私自身も取材の話があった時、「なんでやねん。俺は奈良人やぞ」と抵抗はしました。
それでも研究所は東京にあるということで、本社から頼まれしぶしぶ受けました。

起こるべくして起きたクレームです。

02/17
解説記事が掲載されました (New Food Industry)

New Food Industry 1月号に依頼された解説記事が載っておりました!
デスクに埋もれており、先日、気が付きました。

昨年、眼科専門の国際ジャーナルThe Ocular Surfaceに掲載された論文を日本語で解説して欲しいとの依頼を受けて書いたものです。

20200217.jpeg

腸内細菌の水素ガス産生を促す乳飲料が、
パソコンやスマートフォンの画面を長時間見る人の涙の安定性を向上させることで、
ドライアイ予防に有効であるという内容です。

涙の安定性が向上するというのは、眼球の表面を涙の膜で覆っていられる時間が長くなるということです。
ドライアイの患者さんは5秒以内に涙の膜の一部が乾き始めるのですが、
そうなるまでの時間が長くなるのです。
目薬の対症療法とは違い、涙の質が変わるわけですから、水素ガスが眼の細胞に作用して効果を発揮していると推測されます。
詳細なメカニズムはもっと研究が必要です。

重要ポイントのみに絞って解説しましたので原著論文よりわかり易いと思います。

ドライアイはうつ病や睡眠障害にも繋がることが知られており、軽視するのは禁物です。
興味がある方は、一読下さい。

           
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