10/14
2020年度野菜作ってます4

夏の思い出をもう一つ紹介する。

長梅雨のち酷暑と、メインの夏野菜たちが絶不調の中、私の畑で最も元気だったのは、なんとコンパニオンプランツとして植えていたマリーゴールドであった。

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コンパニオンプランツとは、一緒に植えるとメインの野菜が元気に育つ植物のこと。
マリーゴールドの場合は、土壌中で悪さをするセンチュウ退治(地中にセンチュウが苦手な物質を放出する)と受粉に必要な昆虫を呼び寄せる効果が一般的に知られている。
相性が良いといわれているナス、ピーマン、シシトウの周囲に植えていたのだが、それらを凌駕し、まるで主役の座を奪ったかのような勢いであった。

風通しや日光の確保のために何度も切ったが、それにも負けず新しい茎を伸ばし花を咲かせるパワーは、おそらく地中では、本来シシトウやナスに与えた栄養分も吸収してしまっていたのであろう。
シシトウは、良い実が全く採れなかった...。

こんな年もあるやろ。仕方ないという心境である。

とはいえ、間違いなくセンチュウは激減しており、間もなく土にすき込み緑肥にもなるので、土壌改良は完璧である!
10月終わりから、この場所はニンニクあるいはタマネギエリアになる予定。

10/13
2020年度野菜作ってます3

10月となり、夏野菜から秋冬野菜への入れ替えも大体終わった。
今日は、少し夏畑の思い出を紹介しようと思う。

今年は大玉に比べて安定的且つ多量に収穫できる中玉トマトに力を注いだ。

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少し奮発して、とはいえ苗が100円位高いだけだが、糖度が高いと書かれていた中玉トマトにも挑戦した。
ほんのり甘みがある位だろうと期待していなかったが、畑で完熟させて(真っ赤になるまで収穫を待って)食べると甘くて驚いた!
一昔前の果物級である(個人的に、今の果物は甘さが強くなり過ぎていると思っている)。
暑い畑での作業中に食べると生き返るレベルである。

ただ、それを写真や文章で伝えるのは極めて困難である。
そう思っていたら、それが伝わるシーンに出会った。

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なんと、落下したトマトにアリが集っているではないか!
糖度がお菓子級である証拠だ。

10/08
書籍が出ました(ヒトマイクロバイオーム Vol. 2)

ヒトマイクロバイオーム Vol. 2
~解析技術の進展とデータ駆動型・ターゲット機能型研究最前線~
が㈱エヌ・ティー・エスから出版されました。

服部正平先生の監修で、国内の腸内細菌の研究をリードされている先生方が執筆され、624ページにもおよぶ一冊になっています。
腸内細菌について、基礎から応用まで、幅広く日本語で網羅的に勉強されたい方は、これがベストな書籍と思われます。

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4年前に発刊された『ヒトマイクロバイオーム研究最前線』から大幅にアップデートされております。

私も
第6編 応用研究:食品とマイクロバイオームの第3章「健康寿命延伸を目指した腸内マイクロバイオームの代謝制御によるポリアミン産生食品の開発」
を執筆させてもらいました。

価格が49,000円(税抜)とやたらと高いのですが、研究室に一冊置いておくには丁度と思われます。

私は付箋を挟みながらじっくり読むために個人所有したかったので、執筆料と相殺で購入したいと伝えたら、執筆料では全然足りず、数万円の追加請求がありました(苦笑)
誰にも貸したらへんで~