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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

02/29
4年に1度の2月29日が年間ウンコ回数に与える影響

地球が太陽の周りを一周するのが、実は365.2422日かかるので、
それを補正するために4年に一度、2月29日があるのは有名な話です。

得したような気分ではありますが、
今日が4年に1度の誕生日の方は別にして、
まあ普通の平日でしょう。

しかし、
私の場合は、年間ウンコ回数を測定しておりますので、
決して軽視できないプラス1日です。
しかも目標回数をLKM512にちなんで、512回としており、
その回数に近づいた年もあったので、なかなか厄介な問題です。
各年のウンコ回数はここから→ 「発表! 2011年 年間ウンコ回数」

もし、今年目標の512回を1回オーバーして513回を記録してしまった場合、
恨んでも恨みきれない2月29日になることでしょう。

反対に、目標の512回を達成したとしましょう。
本来の年なら、511回じゃないかと思い悩むかもしれません。

理系の人間としては、
正式なウンコ回数をデータとして扱うためには、
回数を日数で割って、1日当たりの平均値で表示しないと正確ではないのではないか?
と別問題で悩んだりします。

とはいえ、1年が365日であろうと366日であろうと
年間回数は1月1日から12月31日までの集計なので、
とにかく、今年は366日であることを意識して、
日々、ウンコ道を精進しなくてはなりません。

今日の存在が、吉と出るか、凶と出るか...、そんなの関係なくウンコは出ることでしょう。
『総排便量(糞便重量×排便回数)はほぼ一定』の法則に従って。

02/28
やっと梅の花が咲きました

毎年、私の梅の盆栽の花が咲いた時には写真をとって、ブログに掲載しています。
「花粉症」
「春は近づいたのですが...」
(2010年は見つかりませんが、何処かにあるはず。)

今年は一昨日にやっと咲きました。
20120228.JPG
昨年は1月4日に咲き始めているので、
1ヶ月半遅れです。
今年は非常に寒かったということ証拠ですね。
ほぼ毎朝観察しているのですが、
つぼみが膨らんでから、開花までの時間が長かったと思います。

たかが花ですが、梅の花の開花は、
虫好きの私にとっては虫の季節が近づいたということを強く感じる出来事で、
毎年結構嬉しいです!

同じ頃にスギ花粉も飛び始めるので、
自分は花粉症でなくてよかった、と幸せも噛みしめています。
ただ、これは日頃の腸内菌叢のケアが大事だと信じていますが。

こいつ、じつは肥料は野菜用のものを気の向くままに与えています。
梅にとって良いのか、悪いのか全くわかりません。
ただ、元気に花を咲かせているので、大して問題ではないのかなと思っています。
同じ植物ですからね。

02/27
21年間ありがとう

出会いは1991年3月末。
長野県松本市の賄い付き下宿に私と同時にやったのを覚えている。
それから21年間ずっと一緒。
松本市で1年間
長野県伊那市で5年間
東京都福生市で約5年間
埼玉県所沢市で約10年間

まだ、そんなに衰えたところはなかった。
でも、時代の流れが許してくれなかった。
昨年の大変革は乗り越えたのに...。
ただ、周囲がどんどん進化していって、
周りと歩調を合わせられなくなってしまっただけ。

まだ元気な君を裏切って、君の代わりを決定した時は断腸の思いだった。

別れの日の朝も、君はいつも通りだった。
帰宅すると、いつもの君の場所には、薄くてでっかい奴がいた。
そんなこと忘れていた私は、しばらく呆然と立ちすくんだ。
とても、さみしかった。

疲れて帰ってきて、君をオンにしてホッとする。
そして、君をオフにして出ていく。
その繰り返しだった。
一緒に楽しんだのは大相撲中継が一番多かったかな?

21年間、本当にありがとう。
とても感謝している。

20120227.JPG

02/24
論文風にレアチーズケーキのレシピ紹介

問い合わせが多いので、
一昨日のレアチーズケーキのレシピを紹介します。
覚えている範囲で、あえて論文風に。

ビフィズス菌LKM512入りレアチーズケーキの作製

 カッテージチーズ(裏ごしタイプ,協同乳業㈱,東京)200 g、LKM512入りヨーグルト(おなかにおいしいヨーグルト加糖タイプ,協同乳業㈱) 100 g、砂糖 20 gをボール内で砂糖が完全に溶解し、均質になるまで撹拌後、レモン汁(ポッカレモン100,㈱ポッカコーポレーション,愛知)を3 ml添加し、さらに撹拌する。ゼラチン(ゼライス,㈱マルハニチロ食品,東京)5 gに水道水10 mlを添加し、電子レンジにて加熱溶解する。溶解後、直ちに、先に調整したカッテージチーズとヨーグルトの混合物に添加し、素早く撹拌し、予めクラッカー(RITZ, ヤマザキナビスコ㈱,東京)を3 mm以下のサイズに砕き敷き詰めておいた皿に入れる。形を整えた後、ラップを被せ冷蔵にて凝固させ(4℃,1時間以上)、摂取する時まで冷蔵(4℃)にて保存する。完成したレアチーズケーキには10億 cfu/100gのLKM512が含まれる。

※cfu: colony forming unit 寒天培地で微生物を生育してカウントした場合のコロニー数。
一般的には生菌数と解釈して問題ないです。

まあ、こんな感じですかね。
わかり難いでしょうね?
でも、我々はこっちの方がわかり易い人種なんです。
特徴としては、材料をむやみに改行して箇条書きで並べたりしません。
文章を書くスペースに限りがありますから。
また、一般の料理レシピにありがちな、適宜というような表現は絶対に使いません。
世界中の誰がやっても再現できるように表現することが重要です。

ちなみに、正確に量ってやったわけではありませんので、記述した量は大体です。
もし、これを参考にして作られる方は、砂糖の量は味見しながら調製して下さい。
甘さが少なくてもジャムなどをかけると美味しいと思います。
ヨーグルトは通販で買って下さいね(笑)
楽天市場メイトーオンラインショップ店

02/23
論文出ました!

今朝、私が書いた新しい論文が、
アメリカ科学誌「PLoS One(プロスワン)」に掲載されました!

ちょっといつもと雰囲気が違って漢方薬のお話。
漢方薬の効く、効かないって腸内常在菌の影響を強く受けるんですね!
ということで、漢方薬を活性化させるビフィズス菌の研究です。

このジャーナル報道規制がかかっていて、
公開日を事前に知らせてくれるはずだったのですが、
見落としたのか、向こうが忘れたのか、
今日、公開されるまで気付きませんでした。

ということで、今日は色々大慌てで対処しております。
内容解説は後日。

論文はここから(↓)
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0031700
内容を簡単に示したリリースはここから(↓)
http://www.lkm512.com/contents/PLoS_ONE_0223.pdf
あかん、もう疲れた。

02/22
史上初!? ビフィズス菌入りレアチーズケーキ

試作の余りなのか、理由はよくわかりませんが、
職場の同僚がメイトーのカッテージチーズ(自社製品)が余っているので
「食べて下さい」とくれました。
率直なところ、カッテージチーズってちょっと味気ないので、
酒のつまみとしては物足りなく、どうしたものかと悩んでいました。
ただ、パッケージを見ると、「チーズケーキ作りに。野菜スティックに」って書いてあります。
心の中では、
「誰が作るねん。ケーキが余程好きで、余程暇なら作るけど...。
野菜ねー。普段は売る程あるけど、この季節だけ無いんや。」
と自社製品のパッケージに文句を言っていました。

ですが、論文書きで疲れていたのでしょうか?
ちょっとインターネットで調べてしまいました。
意外と簡単そうです。
少なくとも、普段の実験に比べれば、あり得ない位にレシピは簡単で、
一度目を通しただけで私のウンコ色の脳ミソでもインプットできました。
もちろん、本格的なものは大変そうですが、そんなのは無視。
休日、自分の中で重要点を認識して、自分なりにアレンジして挑戦しました。
カッテージチーズ、LKM512入りヨーグルト、砂糖、レモン汁、ゼラチン。
味見しながらよく混ぜて、クラッカーの上に乗せ、あとは冷やしておくだけ。
実働10分強、火も使わなかったです。
ジャーン。
20120222.JPG
加熱もしていないので、ビフィズス菌LKM512もこの中に最低30億個は生きています。
予想以上に美味く、市販品と変わりません。

たぶん、史上初!
生きたビフィズス菌入りレアチーズケーキの完成です。

連日のケーキネタですが、正直、私はケーキ好きではありません。
ケーキがこの世になくても平気です。
ケーキ好きと思われる方がウンコ好きより恥ずかしい気がする私って素敵!?

02/21
共著者からのプレゼント

論文が掲載されるのは研究者にとっては喜ばしいことです。
いや、多くの研究者にとって、自分の業績を評価するものは論文しかありません。
ですから、死活問題です。

自分がその研究に携わったのに名前が載っていない、
殆ど貢献していない人の名前が載っている、
など、論文の著者に名を連ねた外されたということに関するトラブルは
どの研究機関でも日常茶飯事であることです。
人間関係が露骨に出る部分で、第三者として観察している分には面白いです。

そのようなトラブルが多いのでしょうかね?
最近は、各著者が、何にどう貢献したのか(例えば、実験デザイン、分析、統計解析、
結果解釈、論文執筆など)を明記させるジャーナルが多くなっています。
個人的には、可能なら、貢献度を棒グラフで定量的に表したいなと思っています。
でも、そんなことをしたら、多くの偉い先生は貢献度マイナスになるかも...。

論文が掲載されるまでの道のりは長く、
とてもとても苦しいことなのですが(もちろんレベルによりますが)、
その過程で、一緒に悩みながら実験し、結果に一喜一憂し、
一緒に論文の審査員と戦ってくれる共同研究者もいます。
会社の上司や同僚も知らない、真の苦労を知っている仲間です。
その中の一人で、先日発表したScientific Reportsの論文の共著者の大賀さん(HMT所属)が、個人的にケーキを贈ってくれました。
「ごくろうさま」
と筆頭著者である私へのねぎらいと、掲載の喜びを込めて。
ジャーーーン
201202211.JPG
地元の山形県鶴岡市にある清川屋の『ミ・キュイ』というチョコレートケーキです。
ベースの生地はウンコ色です。
これも私への気遣いでしょうか?
冗談はさておき、
2年連続グルメ大賞を受賞し、以前は入手も困難なものだったようです。

美味しい食べ方として説明書に4~5秒間電子レンジで温めろと書いてあります。
で、それに従ってやってみると驚きです。
(厳密には、直前まで冷蔵庫だったので6~7秒電子レンジにかけました)
外側はそのままなのに、中のチョコがトロ~としてきて、
フォークで押すと溢れ出てきます。
201202212.JPG
この光沢のある部分が電子レンジで溶け出したチョコで、
上から押すと、トロ~っと出てきます。
こいつの正体はケーキなのかチョコなのか...、わからないような感覚です。
そして甘ーい。
甘いものは苦手な私ですが、ここまで甘いと参りました、OKです。
美味しかったです。

ありがとうございました。
これからも一緒にがんばりましょう。

02/20
ウン小話21

ついにやりました!

"国内短時間飛行前後空港ウンコ"

です。

先日、石川県白山市にある、北陸メイトー乳業㈱に
LKM512の勉強会のために出張した帰りです。
一泊してその帰り、朝の飛行機でした。

小松空港で搭乗前。
羽田空港で着陸後。
飛行時間は1時間程度。
なかなか簡単にできる芸当では無いと自負しております。
しかも、両方とも量もたっぷり。
前日、懇親会でたっぷり飲み食いしたのが良かったのでしょう。

前日の昼に初めて食べた金沢カレーもウンコになっていたと思います。
色が...。
ウンコを見ればカレーを食べたくなる域にまで精神的に成長した私は、
排便後、土産に金沢カレーを買いました。
20120220.JPG

02/17
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑨ ―疲れたので最終回―

先週、調子よく書き始めたのですが、気が付くと2週間ずっとこの話題。
疲れたので今日で終わります。

大事なことは、
①まだ腸内常在菌の産生物は殆ど研究されていないという背景
②CE-TOFMSメタボロームという手法の凄さ
③こだわったウンコ抽出法
④予想以上に多くの成分が腸内常在菌の活動の影響を受けていることが判明したこと
⑤これまでの知見では解釈できない結果
ですかね。

この結果は腸内環境という特定分野だけではなく、
医学、免疫学、生理学、薬学、栄養学、細菌学など
幅広い分野に活用することができる基礎的データであることに間違いありません。

今後、色々な方がCE-TOFMSでウンコをメタボロミクス解析する時代が来ることでしょう。
我々が一番乗りしたのは気持ち良いことです。

そうそう、すでに2009年に提唱済みですが
http://lkm512-blog.com/2009/10/07/
http://lkm512-blog.com/2011/04/26/)、
ウンコをメタボロミクス解析することを
『ウンコロミクス』
と呼んでいます。
国際的に通じるように英語で「スカトロミクス」にした方が良いのではないか
とアドバイスを頂いたりしましたが、
ウンコロミクスの方が言い易く、使ってしまいます。

この論文が出たことで、
ウンコロミクスという言葉を積極的に広げていきたいですね。
これ、私の裏テーマです。

9回に渡り"ややこしい論文解説"にお付き合い下さり、ありがとうございました。
m(μ_μ)m
おしまい。

02/16
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑧ ―結果と考察つづき、大腸の中のアミノ酸―

昨日までのように、無菌マウスと通常菌叢マウスの腸内代謝産物を比較し分類すると、
腸内常在菌が何をやっているのかを知る第一歩になるのですが、
「これまでの知見と違うじゃないか」、あるいは、
「その通りだな」ということが色々見つかりました。

わかり易い例を1つだけ挙げましょう。
誰もが知ってるアミノ酸!
小学生か中学生か高校生の頃(20~30年前)、
食事由来のタンパク質は酵素で消化されアミノ酸になり小腸で吸収され、
ウンコに出るのはゴミと習いました。
だから、ウンコにはあまりアミノ酸が無いと思っていたのですが、たっぷり検出されました。
たっぷりというのは、餌に含まれている量より増えていたということです。
簡単に言うと、餌に含まれたタンパク質は消化されアミノ酸になり、
結構な量が吸収されずにウンコになって排泄されているということです。
さてさて、栄養失調ならともかく、十分なタンパク質を摂っている日本人にとって、
アミノ酸サプリメントなんて意味があるのでしょうかね?
これ以上書くと怒られそうなのでストップ。

一方、大学の授業(15~20年前)では、
生体の酵素では消化しきれないタンパク質(あるいはタンパク質が少し分解されたペプチド)は
腸内常在菌によりアミノ酸まで分解され生体の栄養になる、
つまり、「我々は腸内常在菌と持ちつ持たれつ共生しているんだ」、とも習いました。
実は、若く希望に満ち溢れていた私は、こういう講義を受けて「微生物って凄い!」と思い、
そういう専攻に進んだのです。
が、殆どのアミノ酸濃度(検出できた19種の基本アミノ酸のうち15種)は、
無菌マウスと通常菌叢マウスに差がありませんでした。
しかも、残りの4種のアミノ酸は無菌マウスの方が多かったです。
ガーン、驚愕の事実 (ОдО∥)
要するに、消化不十分のタンパク質を腸内常在菌がガンガン分解して
アミノ酸を作っているという事実はおそらく無いということがわかりました。
「おそらく」と書いたのは、肉食動物の腸内常在菌ならあり得るような気がするからです。
無菌ライオンを作ってみたい衝動発生。

一方で、消化され吸収されず大腸に到達したアミノ酸は
腸内常在菌が窒素源(タンパク質系の栄養源)として利用して、
自分達の増殖に使っているということも色々報告されています。
しかし、殆どのアミノ酸が無菌マウスと通常菌叢マウスで差が無いことを考えると、
腸内常在菌がアミノ酸をガンガン使っているとは思えず、これもまた怪しい。
そういう腸内常在菌がいるのは否定しませんが、
腸内常在菌の大部分がそうであるという解釈は間違っているのでしょうね。

アミノ酸だけでもこれだけ混乱してしまったのでした。

ちなみに、このデータは論文の図3にあります。
緑が餌の成分が吸収されずにウンコになった時
(水分や消化液の影響を計算して補正)の濃度、
うす紫は無菌マウスウンコ、赤は通常菌叢マウスウンコの濃度です。

           
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