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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

08/30
パワフルな野菜


農家の方に指導してもらいながら野菜を育てていますが、早春の土作りから始めてそろそろ半年になります。
春の小松菜や水菜に始まり、トウモロコシ、エダマメ、トマトなど10種類以上は育てたでしょうか。
その中で私の中で予想外にヒットしたのは間違いなくモロヘイヤです。
食経験のある方は多いでしょうが、定番野菜という地位にはまだなっていないと思います。
日本に入ってきて、まだ20年経っていないようです。

原産はエジプトやインドなど説はあるようですが、葉を食していたのはエジプトのようですね。
クレオパトラも好んで食べ、その美貌の源だといわれている位です。
モロヘイヤとは古代エジプト語の「王様(だけ)の食べ物」が語源のようです。
とにかく栄養価が高く、とんでもなく健康に良いそうです。
どれ位凄いのかはご自分で調べて下さい。
ホウレンソウやニンジンより上であることはすぐに理解できると思いますよ。

この植物、スーパーでしか見たことがない方は、どんな風に生えているのか誤解されているのではないか思います。ホウレンソウのように生えると思われている方が多いのではないでしょうか?
実はこんな植物です。
201008272.JPG
シソのようにしっかりとした茎ができ、枝分かれして葉をどんどんつけていく植物なのです。
そして、どんどん大きくなります。
今では私の身長を超えています。
ちょっとサボっている方の畑では、2m位になっていますね。
分かれた枝からも、さらに枝が分かれてきますので、どんどん葉を摘み取り食します。
葉を摘めば、それが刺激となりさらに新芽が出てきて、とにかく凄いのです。
農家の方の肥料等の指導が絶妙なのかも知れませんが、この生長パワーを感じると、体に良いのも納得です。

近頃の私のウンコの20%はモロヘイヤではないかと思います。
また、モロヘイヤのおかげで最近とってもストレスフルな研究生活も、健康的に過ごせているような気がします。
そして何よりも、毛根にエネルギーを伝え、禿げるのが1日でも遅くなれば良いなと願っています。
"モロヘイヤ育毛法"
もちろん、あのネバネバを頭に直接塗ったら毛穴が塞がり逆効果でしょうが。

08/26
ミスマッチ

青々と茂った草むらの中に緑のバッタがいるのはわかります。
少し乾燥し、枯れた草や地表が出ている場所のバッタが茶色くなるのもわかります。
色が変わるメカニズムには謎が多く、生物の神秘を感じますが、
そのような体色の変化が個体にとって有利に働くのは理解できます。
何しろ、目立って、他の生物の餌食になることを最も恐れているのでしょうから。

しかし、
ミスマッチな場所にいるオンブバッタを見つけました。
朝露の降りた赤紫のアサガオの花の上で、花びらをムシャムシャ食べていたのです。
目立ち過ぎ~。
出勤前の忙しい時間帯であったにも関わらず、思わず撮影し、時間が無くなり大変でした。

色の組み合わせがミスマッチ。
アサガオとバッタもミスマッチ。
おかげで私はミスウンチ。
おそまつ!
(misunchi:ウンチをやり損なうという即興造語,mis-は「誤って」、「欠けた」という接頭語)


20100826.JPG
コメント:オンブバッタも成虫が出てきましたね。いよいよ秋ですね。これはメスで、すなわちオンブしてあげる方です。

08/24
好きでないムシ2

カメムシは嫌いなのですが、せっかくですので昨日紹介したアオクサカメムシの成虫を紹介します。
エダマメ収穫時に来ていましたのでエダマメと一緒に撮影です。

20100824.JPG

カメムシらしいカメムシですね。
是非、昨日の幼虫の写真と見比べてもらいたいのですが、
きっちりと翅が生えて、逆三角形のきれいな成虫になっていますね。
この写真は見難いかもしれませんが、小楯板(しょうじゅばん:背中の三角形の部分で多くのカメムシはここに種別の特徴を持つ)に3点の薄黄色の小斑紋があり、間違いなくアオクサカメムシだと思います。

しばらく観察をしていると、
あれれれれ...。
ウンコされてしまいました。

写真中央少し下の肌色っぽい水滴のような点が2つあるのがわかりますか?
これが、カメムシのウンコです。
出したてホカホカです。
(厳密には変温動物なので、気温と同程度の糞便温度であり、ホカホカということはないのでしょうが、ここでは排泄後すぐという意味で使用しています。)

さすが全てストロー状の口でチューチュー吸っているだけありまして、
固形物は少なく水分含量の多いウンコですね。
ヒトだと完全に下痢の範疇に入ります。
当然におってみましたが、青臭い大豆そのもののようなニオイで、全く臭くありませんでした。

カメムシにウンコされるほど、自分の"ウン"の強さを感じながら、今日のブログはおしまいにしたいと思います。

08/23
好きでないムシ

デッキーの世界は如何でしたか?面白かったですね。
さて、今日からは私の世界に戻ってきてもらいます。
残暑が厳しいので虫ネタといきましょう。

たくさんのブログはありますが、この昆虫を取り上げるブログは殆どないでしょう。
企業ブログとなると、史上初かもしれません。

その昆虫とは、
"カ・メ・ム・シ"。

あの独特の臭気でのため、この昆虫を好きな方は殆どいないでしょう。
私ですら、車の中に飛んで入ってきたら恐怖を感じます。
「如何に刺激せずに車外に放り出すのか...」
瞬時に判断し、適切に処理しなければ、車中はえらいことになってしまいます。

カメムシは針状の口で植物の汁を吸う昆虫です。
ですから、みずみずしい植物、特に農作物が大好きです。
私がこの夏育てた作物の中で、最もカメムシの被害を受ける作物は、実をつける頃のエダマメでした。
とにかく厄介な昆虫で、飛翔能力も高いため防ぐのも至難の業です。
地域によっては"カメムシ注意報や警報"が発令されることもあるようです。
案の定、私のエダマメにも容赦なくやってきました。
憎き相手ですが、カメムシが嫌うという酢の入った予防液を撒いていても彼らは果敢にやって来ましたので、敬意を表して紹介します。

100823.JPG
アオクサカメムシです。
翅が無いのでまだ幼虫ですね。
ツンツンと刺激しましたが、あまり臭くありませんでした。
ウンコ実験と同じで、臭いとわかっていて臭ってしまうのは、私の悪い癖です。

08/12
スペシャルゲスト行方不明

今日は249回目のブログです。

ということで、次回の250回には記念ブログをスペシャルゲストの方にお願いしてあったのですが、ここ2週間程連絡がとれていません。

6月末には「殆ど書けた」というメールを頂いたのですが...。

夏休みでしょうかね。

 

もしかした250回記念は無いかもしれませんが、ゲストは島根大学医学部皮膚科講師の出来尾格さん(の予定)です。

「誰だった?」あるいは新しい読者の方で「だれ?」と思われた方、このブログを読んで下さい。

http://lkm512-blog.com/2010/03/31/

 

そう、かわった苗字のデッキーです。

読売新聞に出ていたデッキーです。

お医者さんのデッキーです。

皮膚の微生物叢を研究しているデッキーです。

同じ部屋で研究していたデッキーです。

私の肛門を見たことがあるデッキーです。

 

来週月曜日まで待ってみます。

間に合わなかったら300回記念に延期し、私の通常ブログになりますが悪しからず。

 

デッキー、何処にいるんや~?

 

08/11
ミンミンミン

前回、ミンミンゼミの羽化を初めて見たことを報告しました。
もう一度自宅で見たいと書きましたように、この週末じっくりと観察することにしました。

午後6時過ぎ、日が沈みかける頃、虫かごを娘に持たせて巨木が茂る神社へ向いました。
ちょうど、その日はこの神社で地域の盆踊り。
神社の前の広場では、多量の提灯が吊るされ、大勢の人が踊ったり、出店に並んだりしている中、それらを完全に無視して、私と娘は神社の奥へと進んで行きました。

そこは盆踊り会場とは全く空気が異なる暗く静寂の世界。遠くに「きよしのズンドコ節」が聞こえますが、若干の虫の声以外は自分達の枯葉や枯枝を踏む足音のみ。
目が慣れてきたら早速、土から出てきて羽化場所を探すセミの幼虫の捜索です。
と言うほど大げさなものでもなく、
私のような達人になると、ホイホイホイと30秒に1匹位のペースで見つけられます。
会社のミンミンゼミの抜け殻を回収し観察して編み出した、"ミンミンゼミとアブラゼミの幼虫の見切り方"を頼りに7匹をカゴに入れて持って帰りました。

家の鉢植えの各枝に幼虫を配置し、後は観察です。
夕飯を食べ終わり、ワイン片手に収穫したトマトとキュウリをつまみに、熱帯夜というものの若干涼しくなった玄関先に腰を下ろし見守りました。
通り掛かりの人は「何をしているんだ?」と不思議だったと思います。
途中、2匹のセミがアリの襲撃を受けるというハプニングに襲われましたが、
連れてきたのは私の責任なので、なんとかアリを除去し、ほぼ無事に羽化が成功しました。

成績は、
ミーン、ミーン、ミーン、ミーン、ミーン、ミーン、ジー。
ミンミンゼミ6匹、アブラゼミ1匹で圧勝! ミンミンゼミを満喫しました。

羽化は2-3時間の長期戦(翅が伸びた後、体が乾く時間を入れるともっと長くなる)。ワインのボトルも開き、玄関先でお皿を割るという誤算はありましたが楽しい夜でした。

100810.JPG羽化の前半の2匹同時撮影です。

1008102.JPG
羽化のメインイベント。逆さに伸びた体を起こす瞬間です。腹筋しているみたい。まだ腹部は殻から抜けていません。写真ではどうしてもその動きは伝えにくいですが...。

08/09
初ミンミン

ここ東京都西多摩郡日の出町にある協同乳業㈱東京工場・研究所の敷地内では毎年たくさんのセミが羽化します。
今年もその時がやってきました。
梅雨が明けてから、毎朝抜け殻を観察しておりましたが、
7月末までは、暑いのにもかかわらず数が少なく心配しておりました。
が、8月に入り一転、一斉に羽化を始めました。
ピーク時には、電灯で明るい一角だけでも同時に10匹位見つかりますので、
おそらく敷地内では、一晩に数百匹が羽化していると推測されます。

私は休みの日の夕刻、公園で地上に這い出てきた幼虫を捕まえて、家で羽化させる趣味を持っておりますので、そんなに珍しいことではありません。
私にとっては夏の風物詩というような行為で、皆さんが浴衣を着て花火を見るのと同じ感覚ですね。
カーテンにくっつけて羽化させようする時もありますので、家族は少し困惑気味ですが、毎年のことなのでもう慣れたと思います。

しかしです、こんな私でも実はミンミンゼミの羽化は見たことがなかったのです。
生まれ育った奈良県にはミンミンゼミは殆ど生息しておりませんので(昆虫少年だった私が18年間で1回しか鳴き声を聞いたことがなかった)、図鑑の中の虫。
初めて身近に感じたのは就職して関東に来てからです。
図鑑の印象より緑の模様が美しいではないですか!
運の問題もあったのでしょうが、これまで公園で何匹幼虫を捕まえてきても全てアブラゼミでした。

ところがです、8月3日、ついに構内でミンミンゼミの羽化を目撃したのです。
興奮しました。
時間と共に、翅がどんどん透明になっていくではありませんか。
時間と共に、どんどん茶色くなっていくアブラゼミとは大違い。
「うつくし~!」 感動です。

ということで、もう一度自宅でじっくり見たいので、
羽化前に這い出てきた幼虫でミンミンゼミとアブラゼミの区別ができれば良いと考え、
現在、抜け殻を集めて識別法の研究中です。

100809.JPG

1008092.JPG

08/04
スイートコーン

2週間位前になりますが、ブログにするのを忘れていました。
ジャーン。
20100802.JPG
朝に畑で収穫してきたトウモロコシです。

とれたてのトウモロコシ食べたことありますか?
生でも食べられます。
一言で表現できませんが、ジューシーで甘く、フルーツみたいです。
安物のフルーツより美味しいと思います。

植物の代謝は専門ではありませんが、
どうやらトウモロコシやエダマメは、
昼に光合成して作った栄養を夜の間に糖分に変えて種子に蓄えるそうです。
ですから朝が一番美味しい!
さらに、収穫してからも、その種子が生きるためにドンドンと糖分を消費(分解)するようです。
だから、収穫から時間が経てば経つほど甘さが失われることになるのです。
少しでも味が落ちないようにと、収穫直後に保冷バックに入れて運び、90分以内に食べてもらったので流通品では味わえない甘さだったと思います。
まさに"スイート・コーン"!
ちなみに、私は畑で収穫直後に皮を剥いて生食いしましたが... └(^へ^)┘(自慢)

研究所のメンバーも、その甘さに感動したようで、たくさんお礼と感想の言葉をもらいました。
私はそういう反応に「朝早く起きて持って来た甲斐があった」と満足していたのですが、
それ以上に心の中では、
「明日、みんな、トウモロコシ入りウンコやろなー」
と思って喜んでいたのでした。

08/02
工場見学で起った事件(後半)

(前回の内容は)
...見学者の一人が倒れられて救急車を呼ぶ事態に。救急隊員が到着し、安心したのも束の間、変な空気の中、講演をするよう促され...

逃げられそうにもないので、覚悟を決めて始めました。
「こんなことは初めてで戸惑っておりますが、いつも通り話をさせて頂きます。(スライドを指して)これ私の似顔絵です。」
ホームページ上の私の似顔絵を1枚目のスライド使っているのですが、フワッと空気が緩みました。「似てる」なんて声も聞こえてきます。続けて、
「実は、私はウンコ...(以下企業秘密)。」
一瞬沈黙があり、いつも通りの笑いが起きました。
ホッとしました。「いけるかも...」
ですが、調子に乗るのは不謹慎なので、まだまだ手探りです。
暫くすると、患者さんに付き添っておられた方々も会場に戻って来られたので安心し、
途中からハプニングの事は忘れ、いつも通り話すことができました。
皆さんの反応も上々でした。

ところが、途中で視界に入ってきたのです。
さっきまで倒れていたおっちゃんが聴衆の中に。しかも一番前の席に(◎。◎)!
「亡くなって...幽霊?」(心の中)
何度も目が行くのですが、倒れたおっちゃんにそっくりなのです。
ついに講演が終わり質疑応答タイム。
と、そのおっちゃんが積極的に質問をしてくるではないですか?
最初から話を聴いていたような質問を2つされ、普通に答えて終わりました。
やっぱり、"人違い"ということで解決しました。

最後に、工場側からの挨拶で、
「想定外のことが起こり混乱し、申し訳ありませんでした。でも、無事で何よりです。」
すると、一番前のおっちゃんが
「おー、すいません。この通り元気になりましたー。」

・・・
??? 一体、何だったのだろう (・_ ・。)?

07/30
工場見学で起った事件(前半)

先日の梅雨が明けたまさにその日の出来事です。

この日は50人以上というこれまでに無い大人数の工場見学者。
いつも東京牛乳、カスタードプリン、おなかにおいしいヨーグルト(LKM512が入った特定保健用食品)を試食してもらうのですが、この日から夏バージョンでプリンに換えてホームランバーになりました。
アイスクリームは事前に置いておけませんので、席についてから配布するのです。
ただ一品変わっただけですが、それだけでドタバタし、勘の良い私は、いつもと違う何かを察しておりました。

いつも通り、会社紹介ビデオを見た後、2班に分かれて工場見学に入りました。
私はコンピューターとスクリーン調整等の講演準備をしてから見学に合流しました。
と、その瞬間、ある見学者の方が、気分が悪いと倒れそうになりかけました。
「階段を登った直後なので、立ちくらみかな?」と思ったのですが、
それもつかの間、顔面がみるみる青白くなっていくではないですか。
これは普通じゃない。
慌てて救急車を呼んだのですが、到着までどう対処して良いのかわかりません。
「寝かせた方が良い」
「いや、動かすと危ない。そのままじっとしている方が良い」
皆さん思い思いに意見を出され、全て正しいような気がして、私は少しパニックになりました。「早く救急車来てくれー」

結局、冷房が効きにくい場所だったので、濡れタオルや団扇で体を冷やしながら救急車を待ち、その間、私はビデオを見た部屋に見学者を引率することしかできませんでした。無力さを痛感しながら...。
途中で救急隊員の方とすれ違い、一安心。ほっとして我に返り、
「こんな状況なので講演は無理だなー。というかやるわけないか。」
と思っていたら、
「じゃ、講演お願いします!」

「えーっ、見学者の仲間が生死をさまよっている時に、冗談満載のウンコ話は無理でしょう~。」
と思っているうちに全員、席について聴く態勢になっているではないですか。
(つづく)

           
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