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協同乳業研究所

11/05
春日野部屋のこと

ブログ1000回記念 スペシャルゲスト企画
日本相撲協会 春日野部屋(マネージャー)様より

LKM博士のブログ読者の皆様、あらためましてこんにちは!
春日野部屋のマネージャーです。

今回は私達春日野部屋のことについて、
少しだけお話させて頂きたいと思います。


現在の師匠は元関脇・栃乃和歌の春日野清隆。
春日野部屋としては四代目の師匠になります。
平成25年10月末で総勢43名を数える大所帯の相撲部屋です。
(昔は100人超えも珍しくなかったようですが)

師匠以外にも、
部屋付の親方をはじめ、
行司・呼出し・床山・若者頭・世話人に至るまで、
相撲協会の各所に部屋のスタッフがいるのも、
春日野部屋の強みの一つです。

ちなみにマネージャー職は相撲協会には存在しません。
各部屋の師匠が必要に応じて採用します。
私も何とか継続して働かせて頂いておりますが、
相撲人気に陰りが出てくると、まず末端の私のクビが危ないです。
ですので、この機会に大相撲への御声援と御来場を宜しくお願いいたします(笑)。
生観戦は楽しいものですよ!

力士の人数は26名。

部屋頭は栃煌山(とちおうざん)です。
去年の五月には勝てば幕内優勝という場面もありました。
現在は関脇・小結に定着して、
更に上の地位である大関を目指しています。

20131105.jpg
右が栃煌山。
どうですか?
優しそうな子でしょ?(笑)

他、
ブルガリア出身の碧山(あおいやま)(写真左)
報徳学園高校出身で高校横綱の栃乃若(とちのわか)の幕内勢はじめ、
若手からベテランまで多彩な顔ぶれがそろっております。

春日野部屋では、
「押さば押せ。引かば押せ。押して勝つのが相撲の極意」
を体現すべく、日々攻撃相撲を磨いております。
普段から攻撃以外の相撲を積極的に稽古することが無いので、
ある程度の「かわされる」リスクは致し方なし、
最終的に完成出来れば良いと考え、
日々取り組んでおります。
実際、個々の力士に成果も出始めておりますし。

はい。
私は春日野部屋の相撲を誇りに思っております。

この環境から生まれた力士が、
いつの日か天下を取ることを祈って仕事をしています。
道は険しいですが、
挑戦し続ける限り、目標は遠ざかること無いはずです。

夢への挑戦の次の舞台、
大相撲九州場所は11月10日~24日。
福岡国際センターで行われます。
一年納めの九州場所を勝越しで終わることが出来るよう、
精一杯頑張って参ります。

またLKM博士の各種企画におきまして、
協同乳業様には春日野部屋力士達の戦いを盛り上げていただき、
有難い限りでございます。

勝越しのヨーグルトプレゼントも随分広まってきたようですね。
最近は溜席やTシャツのプレゼントもあり、
協同乳業&春日野部屋のファンの皆様には、
色々と楽しんで頂いているようで何よりです。

私自身もTwitterで#sumoyogurt を検索して
春日野部屋の応援メッセージを読むのが場所中の楽しみの一つです。
なかなか関取衆に勝越しが出ない場所などはハラハラしますが。
これからも貢献出来るように頑張ります。

11/01
博士と私(後半)

ブログ1000回記念 スペシャルゲスト企画
日本相撲協会 春日野部屋(マネージャー)様より

昨日のブログ(参照ブログ:博士と私(前半))の続き
先日、協同乳業&春日野部屋のコラボ案件の打ち合わせで、
ジンギスカンを御一緒させて頂きました。
実は互いにイスに座ってじっくりと話すのは初めて。
同席の協同乳業サトシさんと、企画会社の方お二人を交えての会話で、
博士の人となりが少し見えてきました。

真剣勝負の人だなと。

この話はブログに載せてくれないかなぁ...
と思いつつ振りかえります。
(間違いや見当違いだったらゴメンナサイ)

博士は、御自分の仕事に関して、
取り組み具合が半端ではありません。
具体的なエピソードも色々教えて頂きましたが、
しっかりとした核をお持ちの方ですね。
「中途半端に俺の研究に触ってくれるな」
という職人気質を感じました。

研究の結果である商品にも自信があるからこそ、
広めるためには「まずやらんと!」という姿勢をお持ちです。
おはようんち!から私達春日野部屋との絡みまで、
博士の発信には、「まずやってみる」という気概があり、
見習いたいところでございます。

私も発信に関しましては、
空気ばかり読んで躊躇してる昨今ですので。

その姿勢は1000回を数えるブログにも顕著に表れていますね。
博士のブログカテゴリを見ると、
一見乱れ撃ちのように見えて、結果ヨーグルトや腸内細菌に帰結しています。
ただ虫に関する投稿の時は、一切読みません。
私は虫は絶対無理なので(笑)

仕事において、一本の芯が通っていて、
発信の表面上からは計りにくいこの感じ...
どこかで見たことが...

あ、春日野部屋です。

はい。
博士のマインドは春日野部屋と凄く近いです。

博士には稽古見学に何度か来て頂いているのですが、
見学のタイプとしては、今そこにある稽古に目を奪われ、
何かを感じて下さる方です。

博士の稽古後の感想はなかなか聞き応えがあります。
凄く深く見ているんですよね...
実はアマ相撲出身?かと思ったくらいです。
ちなみに博士は、見学後の職場では、
少しだけ部下の方に厳しくなってしまうそうですよ(笑)

楽しみにしていることが一つあります。
部屋の稽古見学は何度もしていただきました。
今度は私達春日野部屋の力士が、
博士の職場の見学をさせて頂けたらと考えております。
良い形で実現出来たら良いのですが。

あ、今思いつきました。
「LKM博士と行く春日野部屋」
という企画なんて如何でしょうか博士?

で、そのあとに
「力士と行く協同乳業研究所」

完全に思いつきで書いていますが(笑)
せっかく仲良くさせてもらっているわけですから、
どんどん交流して、お互いのファンを巻きこんでいけたら楽しいなと思っております。

博士、今後とも宜しくお願いします!


10/31
博士と私(前半)

ブログ1000回記念 スペシャルゲスト企画
日本相撲協会 春日野部屋(マネージャー)様より

LKM博士のブログをご覧の皆様、はじめまして!
春日野部屋関連から御来訪の皆様、毎度有難うございます!

LKM博士のブログは今回が1000回記念!
記念すべき回に「お前誰やねん?」という突っ込みが聞こえてきそうですが(笑)
今回寄稿させていただくことになりました、
日本相撲協会 春日野部屋のマネージャーでございます。

年六場所の大相撲は、
11月の九州場所が一年納めの場所。
先日東京から移動したばかりで、
まだまだ落ち着かない福岡宿舎の中からお送りさせて頂きます。
拙い文章で恐縮ではございますが、
ご一読いただけたら幸いです。


その1
博士と私

これを言うと「え?」と聞き返されることが多いのですが、
博士と私の出会いは、
その昔、私が春日野部屋の公式ツイッターアカウント(現在は停止)において、
好評だった企画モノの一つ、

「春日野部屋ツイッター大喜利」

でした。

これ欲しい人挙手!という普通のプレゼント企画と違うせいか、
応募はもう一つ少なかったのですが、
楽しい応募が多く、なかなかの好企画だったと自負しております。

そこに応募頂いた博士の作品が見事に当選したのです。
もちろん当時はLKM博士とは存じ上げませんし、
力士に選んでもらうことを売りにしていた企画ですので、
力士達による公平な審査の結果の当選でした。

その後、当選の賞品をお送りしたのですが、
御礼にということで、ヨーグルトを頂戴したことが最初のやりとり。

このヨーグルトが美味かった!

仕事柄、身体は資本ですので、
身体に良いと世間一般に認識されている食べ物は、
積極的に食べる傾向がある力士達です。
当然私も力士だった人間ですので、ヨーグルトは食べ慣れておりました。
当然味の想像も予想した通り...ではなく、

美味いな。
これはなかなかのものだぞ。
後に知るビフィズス菌LKM512。
知識がゼロの状態での最初の正直な感想です。

「おはようんち!」
という衝撃の朝の挨拶(笑)をはじめ、
どうも博士の発信に、
うんちの話が多いことに気付いたのはこの直後です。
そして最初の感想「美味しい」から、
次の実感「これは効くな」に変化していったのもこの時期でした。

「継続することに意味がある。」
という博士の説明を頂戴していたので、
とにかく毎日必ずいただいています。

20131031.jpg
ちゃんこ風景。
日々絶好腸です。

お陰様で、暴飲暴食や拾い食いをしない限り、
腸に関するトラブルとは縁遠い毎日を過ごさせて頂いております。
博士と協同乳業様には感謝感謝です。
そして、これからも変わらぬ御提供をお待ちしております。

継続が大事ですので(笑)

お前が言うな!
という声が聞こえてきたところで真面目な話を。

(明日につづく)

08/16
鉄オヤジ元研究所長、列車のトイレの歴史を語る(後半)

排泄物垂れ流し状態をそのまま新幹線に適用してしまうと、
夢の超特急が高速で排泄物を飛散させながら走りぬけることになります。
スピードが速くなるにつれて飛散エリアも広がるため、
黄害が社会問題化しつつあった当時、
黄害防止のためにはタンク式トイレを採用せざるを得なかったようです。

黄害が社会問題化するに従い、
在来線の列車(電車)の、例えば東北本線(通称宇都宮線)、高崎線の車両には、
「大宮~上野間の使用は控えてください」などの掲示がされるようになって来ました。
当然騒ぎになる以前から「駅停車中のご利用はお控えください」との掲示もありました。
その問題の区間、トイレを車掌が施錠して使えなくしていたとの噂も聞いたことがあります。

新幹線にタンク式トイレが設置されてから、
在来線でも大都市圏の車両基地での排泄物抜取設備工事の進捗に合わせて、
特急などから順次タンク式や循環式トイレの設置が進められました。
さらに、地方中核都市への展開、普通列車のトイレ設置数の見直し(1両に1箇所 → 3~4両に1箇所 → 3~4両に2箇所など)があったりしながら、
徐々に列車(電車)の垂れ流しトイレが無くなりました。
皆さん驚かれるでしょうが、全てが無くなったのは実は2000年代に入ってからなのです。

高速バスにトイレがついているのが珍しくなくなった最近では信じられないことが、かつての列車(電車)の周りには存在していたわけです。

おまけに一つ。
窓を開けて景色を楽しみ、気持ちの良い風を浴びながら車内で食べる駅弁、
とても美味しかったのですが、考えてみると・・・、恐ろしいですね。
そういえば昔は飛行機も、・・・だったと言うような話を聞いたことがありますが、
定かではありません。

おしまい

08/15
鉄オヤジ元研究所長、列車のトイレの歴史を語る(前半)

お久しぶりです。
昨年、鉄オヤジ研究所長としてこのブログに登場しました安藤です。
実は、6月末に異動になりましたので、現在は鉄オヤジ元研究所長ですかね。

昭和39年10月。この月に何があったのか、何が脳裏に浮かぶでしょうか?
当然その時に生まれていなかったり、物心がついていなければ何も浮かばないと思いますが、東京オリンピックが開催された月です。
でも鉄オヤジを自認している身として回答すれば、
「夢の超特急、東海道新幹線開業」と答えることになります。

大震災で話題にすら出来なくなっていましたが、今年3月に青森から鹿児島までが新幹線のレールで繋がりました。
実に47年近くの年月を必要としたわけです。
こんな話題ではこのブログネタとしては面白くないので、ここからは本当のネタを。

実はこの時期は列車(電車)のトイレの大変革が始まった時でもあるのです。

※列車(電車)と書いてありますが、列車は電気機関車やディーゼル機関車、蒸気機関車が客車(無動力)を引いて走る全体を指し、電車は自ら架線から電力供給を受けモーターを動かして自ら動く編成単位を指し、鉄チャン的にはぜんぜん違うものです。
念のため。
ちなみに新幹線は電車の仲間です。

新幹線には日本の鉄道でほぼ初めてタンク式のトイレが採用され、
従来の列車のトイレが海外でも垂れ流しがほとんどであった時代にとても画期的なことでした。

当時の在来線列車のトイレは、
実は乗客の排泄物をそのまま車両の下に巻き散らす構造になっており、
排泄物は走行するスピードで粉砕され、沿線に飛沫となって飛んでいたわけです。

長距離移動に夜行列車が多く利用されていた当時、
朝、列車が終着駅に近づくにつれ便意を感じてきた乗客で列車のトイレが混雑するわけですが、
必然的に東海道本線、東北本線などの長距離夜行列車が多かった線区の終着駅の少し手前の沿線は毎朝
"大黄害"(排泄物の色からこのように表現されていました)
に見舞われ、
洗濯物に飛沫が付着することなどは日常茶飯事だったようです。

現在の衛生感覚からは想像も出来ませんね。
乗客の中にノロウイルスなどの感染者はいなかったのか、今でも気になります。

つづく

05/31
「わきが」のはなし 3

ブログ400回記念 スペシャルゲスト企画
出来尾 格 先生(英国健康保護局感染症センター 訪問研究員・島根大学医学部皮膚科講師)
さて今回は、わきがの化学の話をします。

アポクリン汗より皮膚常在菌が作るにおい物質の多くは、プロピオン酸や酪酸などの無害な酸で、
これらは酸っぱい系のにおいです。
不快度は高くありません。

しかし、わきがの人の場合は、
皮膚の常在菌の構成が変化しており(特にコリネバクテリムという菌が多い)、他の物質が作られます。
わきがのにおい物質は、「タマネギやキッチンのにおい」と言われる3-メチル-3-スルファヘキサノールや、「チーズのようなにおい」と表現されるメタンチオールといった揮発性の物質です。
「タマネギやキッチンのにおい」や、「チーズのようなにおい」がする人が身の周りにいらっしゃいますか? 
あまりいないとは思いますが、もしいらっしゃったら、わきがかもしれませんね。

ところで、体臭とは異なりますが、
ヒトの脇の下と外陰部から出るアポクリン汗には、異性を惹きつける「フェロモン」が含まれていると古くからいわれています。
そのため汗からヒトのフェロモンを見つけ、香水として商品化しようという研究が行われています。
今のところ、さまざまな候補はあるのですが、フェロモンと断定された物質はありません。
しかし、その候補のいくつかは性ホルモンの親戚(構造が似ている)で、
なんと、脇の下に棲む菌が、アポクリン汗にわずかに含まれている性ホルモンから作っているといわれています。
脇の下のにおいは皮膚常在菌が作ることを述べてきましたが、フェロモンも菌が作っているなんて素敵だと思います。

400回記念のわきがシリーズ、おしまいです。

05/30
「わきが」のはなし 2

ブログ400回記念 スペシャルゲスト企画
出来尾 格 先生(英国健康保護局感染症センター 訪問研究員・島根大学医学部皮膚科講師)

「わきが」
は、脇の下が異常なにおいを発している状態のことをいいます。
正式には「腋臭症(えきしゅうしょう)」といいます。
「腋」という字は、脇の下の正式名称「腋窩」からきています。
脇の下は、誰でもにおいを持っています。
このにおいは、皮膚の常在菌が汗を分解することで発生します。
脇の下にたくさんある「アポクリン腺」からでる「アポクリン汗」は、分泌されたばかりでは無臭ですが、しばらくすると常在菌に分解されてにおい物質を出すのです。

皮膚常在菌の構成は、人それぞれ大きく違っているので、においも違ってきます。
においについての敏感さには大きな個人差がありますし、
また、においの良しあしには基準はありませんから、
わきがの客観的な定義はありません。
つまり、このにおいが異常かつ不快に感じられると、わきがと呼ばれます。

さて、お分かりのように、「においの評価に客観的な基準がないこと」は曲者なのです(笑)

よくある例①: 
他人は不快だと思っていないのに、自分には自分の脇の下のにおいが不快に感じる、というものです。
つまり、気にしなくていいのですが、きれい好きな性格のため自分のにおいに耐えられないのです。
そのような患者さんが診察室にいらっしゃった場合、鼻を近づけてくんくんにおってあげ、
「大したにおいではないし、不快ではない」と安心させてあげます。

よくある例②: 
他人は不快だと思っているのに、自分にはにおいが不快に感じられない、つまり①の逆です。これは困ったことになります。
このような方は診察室に現れませんので、私には手の施しようがありません。

たまにある例③: 
他人にも自分にもにおいが不快、または他人が不快に思っていることを本人が知っている場合です。
この場合、患者さんが診察室に入った途端ににおいます。そして治療をします。
常在菌を抑えるスプレーの購入を勧めたり、ローションを処方します。
よほどの場合には、手術でアポクリン腺を取ってしまう方法もあります。

05/27
「わきが」のはなし 1

ブログ400回記念 スペシャルゲスト企画
出来尾 格 先生(英国健康保護局感染症センター 訪問研究員・島根大学医学部皮膚科講師)

こんにちは。皮膚科医の出来尾です。

近頃、博士のブログがかなりさわやか路線ですね。
今回、栄えある400回記念ということで博士から原稿のご依頼をいただきましたが、
さわやか博士のさわやかブログ(?!)に前回の「消化管の出口のはなし」のような下ネタはちょっとまずいかなぁ・・・と悩んでいました。

そこで
「博士、何を書いたらいいですかね?」
と相談したところ・・・

「"わきが"で。」

とリクエストをいただきました。
ほんとに博士ったら、しょうがないなぁ~。
腸内細菌とは関係ないんですが、いいんでしょうか?
幸い、わきがの主役は常在菌なので、細菌学の話題という意味ではこのブログに合った話題なのかもしれません。

では今回は、前回より多少ばかり格調高く、わきがの話をいたします。
明日から2日間、わきの下の細菌が大活躍いたします。

12/17
所長の安藤です

ブログ300回記念 スペシャルゲスト企画
安藤剛 協同乳業(株)研究所長登場!

LKM博士のブログももう300回ですね。

始めた当初は本社の検閲が厳しいと悩んでいた博士も、最近は言いたい放題。
それが好評だそうで、喜んでいいのかどうか、それはそれで上司として悩みます。

数日前にLKM博士と一緒に飲んだ時に言っていましたが、いつもは車通勤の博士が電車通勤になるとかなり緊張するそうです。
電車内で便意を催すのではないかとの恐怖からくるのでしょう。
通勤電車にすました顔をして乗っている皆さんの中にもそんな恐怖をかかえている人が結構いっぱいいるということを、彼のブログ、ツイッターから推し量れて安心した人がかなりいらっしゃるのではないでしょうか。
私もそんな一人です。
かつて片道2時間を越える遠距離通勤をしていた折には、せっかく座っていても我慢できずに冷や汗をかきながら途中駅で飛び降りること数知れず。
知らず知らずに、
「どこどこの駅のトイレが空いている可能性が高い。」
とか、
「あそこの駅のトイレはどこにある。」
とか、いろいろな知恵がつきました。

JRさんに切にお願いしたい。
「通勤電車にはトイレがついていないのだから、通勤区間の駅のトイレの数をもっと増やして欲しい!」

前回のブログに私が鉄ちゃんであると紹介されていましたが、
今回の私の鉄分は、LKM博士とのウンコ繋がりで駅のトイレの重要性を強調するにとどめ、
"鉄オヤジ"(鉄ちゃんなんて可愛く呼ばれるキャラではない)本来の数あるエピソードはまた次の機会に披露したいと思います。

08/20
「消化管の出口」のはなし3

ブログ250回記念 スペシャルゲスト企画
出来尾 格先生(島根大学医学部皮膚科講師)登場!


さて、内緒の話ですが、肛門の診察には、実はちょっと心の準備がいります。
それは、毛にウンチがついていることが結構あるからです。
軟便の場合、拭いた時に毛に塗り付けられてしまうのでしょう。
しかし、患者さんはそのことを知りません。
毛についている茶色や黄色のウンチを見て、
「ああ、いろんな色のウンチがあるなー」
と思います。
診察では顔を近づけてまじまじと見るので、ニオイに不意打ちされることもあります。

「肛門の症状で皮膚科を受診される際には、なるべくウォシュレットをされてから受診をお願いします!」

ところで、お尻ってどうして恥ずかしいのでしょうね?
ここまで書いて、私も急に恥ずかしくなってきました・・・。

人類の祖先とされるアダムとイブは、楽園の中で全裸で生活していましたが、禁断の果実を食べた後、「恥ずかしさ」を認識するようになり、前を隠すようになりました。
それが神様にばれて楽園を追い出されてしまう、というのが有名な「失楽園」のお話です。

でもこのお話を描いた絵画では、二人は必ず前だけ隠していて、お尻は隠していません。
お尻が恥ずかしい理由を知っている方がいらっしゃったら、教えてください。

格調高いブログを、消化管の出口の話で汚してしまいました。
博士、すみません。(とは言っても、博士の強いご希望ですが。) 
(完)

           
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