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メイトー
協同乳業研究所

06/29
またまた激しい3週間

時々、えらく仕事が忙しくなるのですが、7月前半から中盤に山があります。
実際は今日6月29日から7月20日までですが、
非常に激しく外出や出張を繰り返します(外出と出張の識別は基本的には距離です)。
平日に、職場である研究所に丸一日いる日は今の所4日間位です。

きっちりとした準備が必要な研究の打ち合わせもありますし、
情報交換や顔を合わせることがメインの打ち合わせもあります。
嫌ですが参加しなければならない外部会議もあれば、板橋本部での会議もあります。
久しぶりに自分が話さない学会にも参加します(半分仕方なしに)。
大学での講義もありましたね。

さて、問題は畑。
出社前の畑作業がベストなのですが、極端に頻度が下がります。
トウモロコシも収穫が始まる時期に入りますし、大問題。
また、私は晴れ男。
出かける日は殆ど晴れるので、関東地方は空梅雨にならないか心配しています。

さらに、大相撲名古屋場所が始まります(毎場所大相撲の時期は忙しいような...)。
皆さんご存知のように、場所中の私は一つ仕事が増えたような状況になります。
自分でやり出した企画なので苦ではないですが、sumoyogurtの関連作業は恐怖です。

そして何回お酒を飲むことやら。
会う人、会う人、皆さん私と飲みたいようで、午前ではなく午後、そのまま飲み会に直行しそうな時間帯に設定されているものも多いです。
これも研究を進める上で極めて大事な仕事ですし、好きなので大歓迎ですが...。

脈絡なく書きましたが、私の心もまとまりのない状態で激しい3週間に突入します。
とにかく、在宅勤務などをフル活用し、移動時間の無駄を省いて対応します。

ラッキーなのはこの締めが北海道ということ。
ちょっぴり観光でもしてこようかと悩み中。

06/28
思いがけないところで...

協同乳業の研究所の分析機器室で「あーだ、こーだ」とデータを見ながら話した後、
居室に戻ろうとした時、ふと何かに視線が止まりました。
なんと、電話の横にせんとくんがいるではないですか!
20120628.JPG誰かの計算機の裏側ですね。

たぶん、これは2年前の平城京遷都1300年祭開催時に買ってきた、私のお土産です。
これです→「おみやげ
ブログの写真の一番右の肉厚のシールセットですね。
さらに、目を凝らしてみると、左手を腰に右掌を下に開き気味のポーズなので、
最上段の左のシールですね。
すり減ったり、傷ついたりしていない、かなり質の良い状態でした。

少しうれしくなってデジカメ撮影してしまいました。
せんとくんパワーで、この計算機の持ち主の実験がうまく進展していることを願いながら。


勝手に奈良県観光大使より

06/27
2012年版 野菜作ってます14 ―ジャガイモできました―

3月に植えたジャガイモは(2012年度版 野菜作ってます1)、
4月に地上に出てきて(2012年度版 野菜作ってます4)、
5月は花も咲き元気いっぱいでしたが(2012年度版 野菜作ってます9)、
3ヶ月が過ぎ、遂に枯れ始めました。
201206271.JPG地下のイモに栄養が移行した結果です。
つまり掘って良い証拠、食べ頃!
一つの種芋からこんなにとれました(4個の種芋を植えている)。
201206272.JPGこれ、キタアカリという品種で、男爵より味も栄養価も高いそうです。
しかし、煮崩れは男爵より激しいという弱点もあります。

写真は載せませんが、ホクホク新ジャガはアホみたいにおいしいのであります。
しかも私は収穫6時間後にはビールと一緒にやっていますので、格別なわけです。
スーパーでは1個40~50円で売られています(男爵)。
これは14個で700円位はいくかな?

ところで、ジャガイモの実は見たことありますか?
イモは茎です。
実はこれです。
201206273.JPG直径2 cm位で、ミニトマトみたいですね。
花が咲きますので、当然実もなるわけです。
ジャガイモもトマトと同じく立派なナス科の植物であるという証拠です。
品種改良の過程で、実ができれば、当然地下のイモと栄養を奪いあうので、
立派なイモがなる系統=実ができ難い系統であり、
それが大勢を占めるようになったというわけです。

それにしてもジャガイモはサツマイモと違い、屁が量産されないので素晴らしい。

あっ、違う方向に行きかけたので、これにて終了。

06/26
ノミバッタ

とにかく撮影が難しいバッタです。
探しても、そう簡単には発見できません。
たまに、偶然、目の前に現れるタイプです。
今回、畑の寒冷紗の上で発見しました。
アップは捕れませんでしたが、なんとか紹介できるサイズで撮れました。

20120626.png


何度か紹介しているヒシバッタの半分以下のサイズ、体長は5 mm前後の極小バッタです。
もちろん成虫でのサイズです。

どうですか、この黒光りしたメタリックなボディー!
そして、驚異的な太さの後脚!!!
スピードスケートのオリンピック代表もびっくりでしょう。

見た目の通り、ジャンプ力は強力で、一っ跳びで、ほぼ見失ってしまいます。
しかも用心深い。
発見して、そーっと50 cm位の距離にデジカメを近づけ、ピントを合わせていると視界から消えてしまう。
いつ跳んだ、何処いった???????
という感じです。
ジャンプした瞬間さえ気付かない程のハイスピードです。
このジャンプ力からノミバッタという名が付いているのかと思いますが、調べていません。

極小で、且つ体色も土の上では役立ち、石や木の枝と識別できず、見失うのです。
さらに土に潜る能力もありますから、手に負えません。
体長あたりのジャンプの距離は昆虫界でも1、2を争うレベルだと思います。
その代り、翅は短く退化していて飛翔することはできません。
しかし必要ないです。
何しろ、この私ですら、捕獲困難種なのですから。

【捕獲時満足度】8(10点満点)捕虫網があれば捕獲は可能のため減点。素手で捕れたらかなり凄い(10点)。しかし、その凄さを理解できる人は周囲には殆どいない(悲)。
【撮影時満足度】10(アップが取れた時)(10点満点)上述の通り。とにかく接近中に消える。今回の写真は8点です。

06/25
ウン小話25

色々な方のウンコを頂戴し実験してきました。
もちろんその過程で、自分のウンコを調べることも何十回もありました。
しかし、私が分析するわけで、私のウンコを他人に分析してもらった経験は殆どありません。

ところがです。
所内の他部署の研究員に腸内菌叢の解析を教えることになりました。
で、説明し、培地を作り、いよいよ実サンプル、すなわちウンコで実習するかとなった時、問題が起きました。
「誰のウンコで練習するねん?」

通常は
「明日、お前のウンコでやるぞ!」
となりますが、教えている相手は20代女性。
ウンコ免疫ゼロです。

最初のウンコ処理は、私が付き添って、一から教えなければなりませんので、
自動的に私がその女性のウンコを見て触ることになります。
これはセクハラになるのではないか?

いや、だからといって、「私がウンコ出してあげるから、それでやりなさい」というのも、立派なセクハラではないか?

いやいや、ウンコは男女共に出すものなので、性的な意味はなく、セクハラには該当しないはずだ。
ちなみに、これ、私の持論です。
セクシャル(性的)・ハラスメント(嫌がらせ)ではなく、
フィーカル(fecal:糞便的)・ハラスメント(嫌がらせ)であり、
区別すべきものであると思っています。

と悩んでいても仕方なく、そもそも仕事ですから、「誰のウンコでする?」と相談しました。
そしたら、躊躇なく、私のウンコでやりたいというではないですか!!!

「わかった。特大出すわ。」
(実際は特大ウンコが出ても、採便管に一部を回収するだけである。)

何はともあれ、私がその女性のウンコを見て、余計なコメントをするリスクを回避できたので、一安心したのでありました。

おしまい

06/22
カエルさん、ごめんなさい

今日も悲しい話を。

先日紹介したオタマジャクシ達(2匹)ですが(「おたまのへんたい」参照)、
小さいカエルになって頑張って育てていたのですが、
月曜日に死んでしまいました。

カエルになり立ての頃の世話が最も困難で、
小さい生きた餌しか食べられないため苦労しました。
小さいといってもカエルの体長が約1 cmなので極小サイズの昆虫です。
ショウジョウバエ(小バエ)や小さなクモ、アブラムシ程度です。
蚊は無理でした。
結局、餌探しが大変なので、インターネットでショウジョウバエ(翅ナシ)を購入し、
自分で培養して与えることに。
予想以上にショウジョウバエにカエル達は大喜び!
元気にパクパク食べて、体も少し大きくなっていました。

で、かわいいので、もう少し自然な環境に近づけてやろうと、
土の上で生活するアカガエルなので、陸地を金魚鉢用砂利から腐葉土に替えました。
雑草も植えてあげました。

ところがです、月曜日、蓋を開けると2匹とも動かない。
どうやら、腐葉土で歩きにくくなり、プール(小さなタッパーに水を入れたもの)に
戻れなかったようです。
カエルは水を飲むのではなく、皮膚から吸収するので、
水に体を浸ける必要があるのです。
プールに戻れなかったら死んでしまいます。
ショックでした。
かわいそうなことをしてしまいました。
20120622.JPGこんなにかわいいやつでした。
まさか、これが最後の写真になるとは・・・。
ごめんなさい。

06/21
2012年版 野菜作ってます13 ―6月の台風―

今日は前回紹介しきれなかった野菜の報告かウン小話でもしようかなと思っていました。

しかし、朝、畑に行って愕然。
本州を縦断して行った台風4号の被害が予想以上にありました。

正確に言うと、葉や枝が折れ、土に埋めていた寒冷紗も剥がされ、
被害を受けなかった野菜は一つもありません。
しかし、甚大な被害を受けたのは、最も大事な時期のトウモロコシでした。
今週の月曜日には私の背丈を超え元気に育っている
2012年版 野菜作ってます12 ―ドンドン報告しないと間に合わない―)と
報告したばかりなのに・・・
201206211.JPG
根っこからなぎ倒されてしまいました。
主茎がボキッと折れてしまっているものもあります。
根が半分程度抜けて倒れているものが多く、無理に起こそうとすると、
意外にもろい茎は折れそうです。
トウモロコシを最も楽しみにしていた私の心も折れそうです。


201206212.JPGもちろん、地面と平行です。
支柱が大きく左側に傾いてしまいました。
支柱を組むのに結んでいた麻紐がちぎれています。
何とか踏ん張ったという感じでしょうか。
これが倒れていたら、もう立ち直れなかったかもしれません。

今の時期、どの夏野菜も実をつけながらも生長している真っ最中です。
大きくなった植物体は、風をまともに受け、
さらに若くてまだ組織が柔らかいことも合わさって、折れたり倒れたり、
被害が甚大になったようです。

6月の台風は想定外です。
これから野菜が高くなるのではないでしょうかね?

06/20
お世話になっている実験器具・機器シリーズ9 ―96ウェル(PCR)プレート,96-well (PCR) plate―

前回、8連マイクロチューブで、
多サンプルを扱い易いと紹介しました。
しかしながら、我々の研究では、8サンプルでは少ないです。

ということで、今日は、さらに頻度高く使用する。
8連チューブが横に12個並んだ状態の96ウェルプレートを紹介します。
2012062001.JPG


どうですか?
ウェルというのは英語のwellをそのまま片仮名にしたもので、穴のことです。
96穴プレートとも言います。
次は下からのショット。
2012062002.JPG

一度に96サンプルを同時に加熱したり、冷却したり、一斉に同じ処理ができるのです。
タイトル副題が96ウェルPCRプレートとなっているのは、
この写真が、PCR反応に使用されるプレートだからです。
従って、他の用途に使われる形の異なる96ウェルプレートもたくさんあります。
生命科学系の実験は、通常同じサンプルを3回測定し、平均値を結果とするので、
一度に96÷3=32種類のサンプルが同時に実験できます。
つまり、32人分のウンコを同時に処理することができるのです。
また、全ウェルを覆うシールがあり、貼れば全ウェルにきっちり蓋をすることができます。
上からのショットでは透明な蓋がシールされています。

コストですが、半分、すなわち48ウェルを使えば、
残り半分を空のまま使用しなかったとしても、
8連チューブを6本使うよりお得という説明をメーカーから聞きました。
もちろん使い捨てです。

どのメーカーの96ウェルプレートも同じサイズで、
あらゆる機械や道具に適応しています。

使用済みのプレートを山積みしておくと、
めっちゃ実験を頑張っているようなポーズをとることができ、
たまにしか実験室に顔を出さないボス(教授や室長)を簡単に騙すことができます。

06/19
困った...、引き受けてしまった...

ある大学から特別講義を依頼されました。

「協乳の腸内環境の研究はオリジナリティーが非常に高く、
最先端の研究成果だと思うので、是非、学生達に聞かせてやって欲しい」
と教授に頼まれました。

嫌な気分はしません。
また、2ヶ月以上前に頼まれているのでスケジュールも十分余裕があり、
さらに、遠方でスケジュールさえ合えば休暇をとって周辺の観光もできるため、
断る理由が無く引き受けることにしました。

しかーし、依頼メールをよく読むと、
「英語でお願い致します」
博士課程の留学生も聴きに来るというのが理由でした。

それは困る。
それは困る。
それは嫌や。

で、焦って丁寧に断ったのですが、
結局、熱心に頼まれまして、引き受けざるを得なくなりました。

ということで、準備しなくてはなりません。
いつもみたいに、前日の夜の準備では対応できません。

まあ、自分を鍛えるのは大事なことですから、前向きに頑張ります。

とか思って過ごしている内に、講義まで1ヶ月を切りました。

ヤバい (>_<)

06/18
2012年版 野菜作ってます12 ―ドンドン報告しないと間に合わない―

雨が多くなり、気持ちよく畑作業ができない日が多いですが、
とにかく生長が早く、ブログ紹介さぼっていると写真だけが溜まっていきます。

ダイコンは凄いパワーです。
201206181.JPG
土の中にがっちりと埋め込んでいた寒冷紗を持ち上げてしまいました。
「あなたを青虫から守るために被せていたのに...」
モンシロチョウも必死です。
この隙間からドンドン中に入り、そのまま脱出できなくなり、
この中で10匹程が衰弱していました。

ショウガもやっと地上に伸びてきました。
201206182.JPG
去年もここまではできたのです。
問題はこの先、どうなるか心配です。

そして、トウモロコシはついに私の背丈を超えて、雄花、雌花ともに全開です。
201206183.JPG
上が雄花、下の半透明緑色の髭が出ている房が雌花です。
受粉はほぼ100%風に頼るトウモロコシ。
この髭(雌しべ)1本、1本が1粒、1粒のコーンに生長するのです。
ですから、きっちり実をつけるためにはすべての髭が受粉する必要があります。
上の雄花は放射状に広がり、風が吹けば下に花粉が撒き散らせるようになっています。
それでも、確実に受粉させるためには、
同時にたくさんのトウモロコシを栽培するのが最良の策。
この一帯には約900本が一斉に花を咲かせています。

ちなみに、この下で作業すると、花粉を頭から全身に浴び、
上から灰をかけられたような酷い状態になります。
もしかしたら私も受粉の媒体として役立っているかもしれません。

           
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