03/17
講演中に相撲脳になってしまった私

無観客で実施されている大相撲三月場所の初日のテレビ中継を見た時は、
大相撲中継と捉えるのが難しい位に、「とてもシュールな映像」を見ているような感覚に陥った。
とはいえ、中日にもなると順応性の高い私はもう慣れて、普段はかき消される力士の息遣い、行司や呼び出しの声に聞き耳を立てている。
そのような中、私の過去の失敗が大相撲由来であることを確信した。

昨年の夏、ある企業に依頼され社内セミナーとして1時間弱の講演を行った。
社長様はじめ経営陣の方々も多数来場され、張り切って講演した。
共同研究をしている間柄のため、未発表の共同研究内容にも触れつつ、また主催者からもジョークを入れて欲しいとの要望もあったため、知る人ぞ知る独自の「ウンコな話」も多めに盛り込んだ。
聴講されている皆様の反応もよかったので、後半に大相撲関連の話も少し加えた。
研究成果の商品化に関する話において、春日野部屋さんとの色々なエピソードは多くの方が関心を持たれるので組み込むことが多い(ご存知ない方は本ブログの大相撲関連カテゴリーの記事を参照して頂きたい)。
最後は「今後の展望」と「謝辞」で締め、自己採点では85点位でやり切った感はあった。

ところがである。
その数ヶ月後の研究打合せの際、謝辞の名前が間違っていたとの指摘を受けた。
失礼な事をしたと反省し、今後のためにスライドを修正しておこうと見直した。
しかし、間違っていない。
改めて確認すると、スライド表示の氏名は正しかったが、名前を読む時に間違っていたようである。
「たけもり」さんを「しきもり」さんと連呼したようである。

なぜこのような間違いが生じたか、大相撲中継を見ながら確信した。
漢字で書くと「武守」と「式守」
非常に似ている・・・
式守といえば、式守伊之助、式守勘太夫、式守錦太夫・・・ 大相撲の行司の主要な姓である(もう一つは「木村」姓)。
自信満々で書くことではないが、原因はこれに間違いない!
原稿なしでスライドを見ながら話す私は、直前の大相撲ネタで脳が大相撲バージョンに切り替わり、「武守」さんを行司の「式守」姓と誤って解釈し、「しきもり」さんと発言してしまったのである。

すいません、武守さん m(x_x)m

03/13
嫌々花を食す季節です

昨日紹介した菜の花と異なり、望まない花も咲く季節である。
何の花でしょう?

20200313.JPG

花の下方を見ればお馴染み野菜であることがわかるであろう。
白菜である。
暖かくなると、花を咲かせるスイッチが入り、こんなことになる。

発見すると、
「あちゃー」
って思わず声が出る。

こういう状態になっても一応食べられる。
蕾や花茎に特に癖がないので味噌汁等には使える。
しかし、本来白菜として食す内部の葉の層が、花形成仕様に変化(中心部に太い茎が出現し枝分かれし、先には蕾が形成される)してしまっており、真冬の白菜とは違う植物体になっており、とにかく残念である。
自分で育てたが故に食す努力はするものの、味噌汁が精一杯といったところであろう。

いわゆる「薹が立つ」とはこの状態である。
盛りが過ぎる、年頃が過ぎるという意味で使われることもあるが、その語源として適正であると痛感させられる。


03/12
花を食す季節です

ご存知の通り、菜の花(アブラナ)はまさに今、3月上旬が食べ頃である。
沢山アブラナ科の野菜は存在するが、ネーミング的には菜の花がこの科の主である。

20200312.JPG

独特の苦みが、健康に導いてくれる気がする。
ビタミンCやミネラルが豊富らしい。
採っても採っても花茎と蕾が伸びて来る生長力から推測するに、ポリアミン濃度は相当高い野菜と推測される。
ウンコ中のポリアミン測定で精一杯なので測定しないが、その親戚であるブロッコリーはポリアミンが多い食品の一つとして知られているので、そういうことにしておく。

今年初めて挑戦したが、昨年晩秋に種を撒いて時々間引きするだけで放置しておいたら、2月末から凄いペースで花茎と蕾(食す部位)が生えている。
間引き菜も冬場に味噌汁等に有効に使えた。
ゆで時間も極めて短くてよい。

お得な野菜の一つに認定。
そして、私の年間栽培スケジュールのレギュラー入り決定!