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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

04/22
ラクティス

呼子に行く時のレンタカー、トヨタのラクティスを選びました。
魅力的で乗ってみたいと思っていたわけではありません。
"ラクティス"
という名前だからです。

そう、LKM512の本名(菌種名,学名)と同じなのです。
Bifidobacterium animalis subsp. lactis
ビフィドバクテリウム アニマリス 亜種 ラクティス

しかし、残念なことが・・・。
駐車場でボーっと眺めているとRactisって書いてあるじゃないですか!
"L"と"R"が違う・・・(→ο←)。
先程、トヨタのホームページで調べると
Runner with activity & space の頭文字だそうです。

ちなみに、lactisはラテン語で"乳"という意味です(生物の学名はラテン語がベースとなっている)。
最初に発酵乳から分離されたことに由来していると思います。

kuruma.JPG

さすがラクティスという名前だけあって、乗り心地は結構よかったです。

04/21
呼子のイカ ③

便所を求めて港をウロウロしていると、
少し離れたところに何軒かイカ料理のお店が並んでいるのを発見しました。
まだ、10時20分なので開店してないだろうとは思いつつ近づくと、店の人がいました。
「便所、かりていいですか?」
快く店に通してもらって、さっそく排便。
暴飲暴食を何日も繰り返し、LKM512も摂っていないため、
ちょっとにおいが悪化の兆しを示しているものの、快便!
店を出る時に、
「今は食べられませんよね?」
と聞くと、
「どうぞ、大丈夫です。」
\(⌒∇⌒)/
ということで、イカ刺定食を注文しました。
ウニ漁も解禁されたばかりということで、ウニ丼も。
ちょっと食べ過ぎですが、"非日常の満喫"と"ウンコの仕込み"のためです。

10分ほど待って出てきたのが、1杯丸ごとの透き通ったイカ刺です(写真参照)。
お店の方が、手本ということで突然キッチンバサミでイカの足をチョキン。
イカが痛そうにウニウニ動くじゃないですか~っ。
さらに、その足を醤油につけると、沁みるのか、さらにウニウニ動くじゃないですか~。
"下足の踊り食い"
冷静なお店の方とは対照的に、一人興奮しながら口の中へ。
うまいっ v(。^□^。)v!
吸盤が舌にくっつきます。
さらに裏側の残った部分は天婦羅にして頂き、大満足。
申し訳ないですが、グルメ評論家ではないので、これ以上うまく説明できません。

ikasasi.JPG


この感動を誰かに伝えたい!
市場に戻って、朝水揚げされた巨大なミズイカ(一般的にはアオリイカというらしい)を購入。
こんなの素人にプレゼントしても戸惑うだけなので、
相撲仲間のプロの料理人、藤井実シェフのお店La Rosettaへ空輸。
(メイトーのシェフシリーズのプリンhttp://www.meito.co.jp/chef/index.html)
を共同開発して頂いているイタリアンのシェフです。)

この様に、LKM512の研究を続けるエネルギーを充填して帰路についたのでした。
呼子シリーズ、おしまい。

04/20
呼子のイカ ②

佐賀県呼子町は佐賀県の北西部の不便なところにあります。
悩みましたが、電車とバスを乗り継がなければ着かないし、
その日の午後3時には博多空港に着かなければならないので、
レンタカーで行くことにしました。
佐賀県の春は東京より少し早く、桜が満開。
晴れ男なのでもちろん快晴。
これまで聞いたことのない町でしたが、近づくにつれ、道路沿いのあらゆる看板が
"イカ、いか、烏賊"
どうやら予想以上にイカの町のようです。

着いたのは9時半ごろ、朝市が有名だということで行ってみました。
うわーっ、殆どの店舗でイカの一夜干しをメインに売っているじゃないですか。
リアカーみたいなので、イカを売りに来ているおばちゃん達もいっぱい。
でも、全部同じに見えて区別がつかない。
皆さん声をかけてくるので、なんだか興奮してきて、
1店舗ずつ喋って、つまみ食いをして全店制覇! とにかく美味しい!
結局、
「にいちゃん、これ持ってかえりー」
と、ただで1杯の一夜干しをくれたおばちゃんの所でお土産を購入。
交渉の末、馬鹿でかい(全長50-60センチ)イカの一夜干しを8杯1000円、
30センチ、厚さ2センチ以上ある鯖のみりん干を2枚500円
さらに、よくわからん魚の一夜干しも3匹サービス。
実家にも一夜干しの詰め合わせを送って完了。

そうです。
私にイカのお土産をもらった皆様、
大変喜んで頂きましたが、
あれ、百数十円の品物なんです (= ̄▽ ̄=)。
もちろん、持って帰ってくるのは重く大変で、交通費もかかっておりますが。

さて、近くに名護屋城跡(秀吉が朝鮮出兵のために建てた城)や博物館があるということで、
すぐにそちらを見に行く予定でしたが、
ウンコをしたくなった私は比較的余裕があったこともあり、
快適にできる便所を求めてウロウロ。
LKM512を食べられない旅に入って6日目でしたが、まだまだ快腸!
この後、偶然、美味しいイカ刺し定食に出会うのでした。

つづく。

gyosen.JPG

港に停泊中のイカ釣り漁船。
イカが光に集まる習性を利用する漁のため、集魚灯が装備されている。
本物を初めて見ました。

04/16
呼子のイカ

研究することが仕事の方なら理解できると思いますが、
毎日実験していたら頭が狂いそうになることが多いです。
とにかく、孤独で、殆どが失敗ですから。
ということで、精神状態を安定に保つために、
ちょっと遠出をする時は、一所懸命、非日常を味わおうと努力します。

福岡での農芸化学会の後、3月31日、私は休暇をとって
一人で佐賀県の呼子(よぶこ)という所にイカを食べに行きました。
というのも、
このブログをほぼ毎日チェックしてくれている共同研究先のスタッフのマキさんに、
学会の後、休暇を取って九州の何処かに遊びに行く予定であることを言ったら、
「じゃ、呼子のイカがおススメよー」
と教えてくれたからです。
彼女は福岡出身。情報に間違いはありません!

学会最終日には、多くの知り合いが、
「何時の飛行機で戻られるのですか?」
と聞いてきますが、
「俺、イカ食べに行くから帰らへん!」
「イカ?」
「呼子ってところにイカ食べに行く? 知らんの? 勉強不足やなー。」
「はぁー (・~・:)?」
といういような会話を何回したことか。

でも、マキさん、学会会場で会った時に呼子のことを話したら、
「えーっ、別府じゃないのー!?」
そういえば、最終的には
「色々おすすめはあるけど、別府温泉が一番!」
って、私に薦めてくれていたのを思い出しました。

しかし、計画を立てる時には頭の中は"いか、イカ、烏賊"
完全に忘れていて、別府の「べ」の字も出てきませんでした。
食い意地のはり具合に、自分でも驚きです。

でも、食い意地がないとウンコの実験はできません。
なぜなら、必要な時にサンプルを出さなくてはいけないからです。
ちょっと思いついた時は、まずは自分のウンコで試すのです。
そう、大腸の中には常にサンプルを仕込んでおく必要があるのです。

完全に脱線しましたので、呼子の続きは明日。

04/15
研究者らしく!

前回の文章、
"11年間の研究で、LKM512が従来のビフィズス菌と比べ非常に強く、
腸内で増えることを発見しました。
また、増えたLKM512の作用機序を詳細に研究し、
腸内で産生されるポリアミンという物質に注目しました。
LKM512が腸に届くとポリアミンが増えて、
その作用で病気の発信源である大腸の機能が回復するのです。
その結果、様々な疾病予防に効果的であることが確認できました。"

を、研究者として書き直すと、
こんな感じでしょうか。

"これまでの研究で、Bifidobacterium animalis subsp. lactis LKM512は他のBifidobacterium属の菌株と比較して、非常に強い耐酸性と腸管ムチン接着性を有し、経口摂取後に腸管内で増殖することが認められた。また、LKM512の保健効果の作用機序を研究する過程で、腸内細菌が産生するポリアミン(PA)の重要性に着目してきた。PAは細胞増殖因子としての作用をはじめ、免疫調整作用、抗変異原性など多様な生理活性が報告されており、大腸のバリア機能を含む生理機能や疾病に大きく関与していると考えられる。一連の研究で、LKM512摂取後、この菌株が腸管内に到達・増殖することで腸内菌叢が変動し、腸内PA濃度が上昇し、そのPAの作用で炎症抑制、腸内変異原活性の低下、腸管バリア機能の上昇、アトピー性皮膚炎の軽減および様々な老年病予防に有効に作用する可能性が高いことが確認された。"

どうでしょうか? 
ちゃんと読まなかったのではないでしょうか?

ふと、このブログで気が付きました!

そもそも、研究論文を「です、ます」調の丁寧語で書くことはあり得ないのです。
「だ、である」調で書きます。
どうやら、私は、
「です、ます」調で書くことで、研究者らしくない文章を書くことにスイッチが変わっているようです。

今思い出すと、当初(下書き)はブログも「だ、である」調で書いていました。
これを「です、ます」調に修正する、しないで、
マイさんやサトシ君と議論したことを思い出しました(結局私が折れて修正しました)。

でも、たまにはウンコ研究の秘話をする時などに、
「だ、である」調で強く断定した文章を書いてみたいです。

「私はウンコ実験をすると、カレーを食べたくなる!」

どうでしょうか?
力強い一言でしょう?

04/10
研究者らしく?

2年程前から、営業系のメンバーと仕事をすることが多くなってきました。
一所懸命研究したLKM512というビフィズス菌を売っていこうとしているわけで、
可能な限りの協力はしていきたいと考えています。

その中でも一番多い仕事は、
LKM512の健康増進効果の"わかりやすい"説明です。
これが難しい!
字数制限なんてあると、本当に大変です。
とにかく、殆どの専門用語が使えません。
当然のことですが、何度も失敗してきました。

営業「ここが難しい。簡単にならない?」
私 「じゃーこれでいいですか?」
営業「ダメ、わからん。」
私 「なんで? わからんのがわからん。」
営業「わからんもんはわからん。」
私 「わかろうとしてないやろ?」
営業「1フレーズで何とかして。」
私 「アホか、10年分の研究をそんなに短縮できるわけないやろ。」

なんて会話をよくしておりました。
が、いつの間にか慣れて、できるようになってきました。
今では、殆どケチが付きません。
それどころか、社内向けの講演などでは、
「わかりやすい」
なんて言われることもあります(o^∇^o)

ところが、先日、
LKM512プロジェクトメンバー・営業担当ユージ君がチラシを作っている時に事件は起こりました。

ユージ君に、チラシの最後に私のコメントを載せるので、
3-4行の文章を作って送って欲しいと頼まれました。
忙しかったのですが、締め切りが近いと言うので急いで作って送ったところ、
5分後にメールで、
「もっと研究者らしいコメントを書いて下さいヾ(-д-;)」
と返信が。
その文章がこれです。

"LKM512を食べるとうんちの状態が変化することに衝撃を受け、
一体どんな効果があるのだろうと研究を始めて11年。
とにかくすごい健康増進効果です。まずは体感して下さい。"

うーん、確かにちょっと・・・。

恥ずかしくなり、ちょっと格式を上げて書いたのがこれです。

"11年間の研究で、LKM512が従来のビフィズス菌と比べ非常に強く、
腸内で増えることを発見しました。
また、増えたLKM512の作用機序を詳細に研究し、
腸内で産生されるポリアミンという物質に注目しました。
LKM512が腸に届くとポリアミンが増えて、
その作用で病気の発信源である大腸の機能が回復するのです。
その結果、様々な疾病予防に効果的であることが確認できました。
「科学的に証明されたLKM512」を是非ともお試し下さい。"

合格でした。

しかし、ユージ君は当時まだ1年目の新入社員。
「なんで、あいつにそんなこと言われなあかんねんヾ(。`Д´。)ノ」
と、時々思い出しながら、
研究者がこんな軽いブログを書いていて良いのかと悩んでいる今日この頃です。

04/08
シルシルミシル撮影~告白編~

いきなりですが、シルシルミシル撮影中の秘密を告白します。

荷台で待っていた時間帯、つまり8時台は私のウンコタイムです。
もちろん便意を催しました。
が、おならをしながら耐える選択肢を選びました。
つまり、荷台の密閉された空間で、私はおならをしまくっていたのです。
おそらく30発はやりました。
でも、LKM512のおかげで腸内菌叢が完璧な私のおならは無臭。
誰一人、気が付きませんでした( ´^,_」^)ぷ♪。

track.JPG

ただいまトラック内部でおなら連発中!

04/07
シルシルミシル撮影②

今日は撮影当日のことを思い出して書きます。

全国ネットで、タレントさんが実際にロケをするってことで会社は大騒ぎでした。
当日は朝7時にリハーサルのため半強制早出です。
とはいえ、殆どのメンバーはオープニングにタレントさんを大騒ぎで迎えて盛り上げるための要員。
運送用のトラックの荷台に50-60人くらいの社員が隠れていて、
タレントさんが話し出すと荷台が開いて、大騒ぎするって段取りです。
私もその大騒ぎ要員の一人でした。

私は、ブログを書く必要があるのでというよくわからない理由で、
テレビに映る前の方に立っておくように指示され、
風船を持たされて、ひたすら待っていました。
快晴でしたが、気温1-2℃の日で、トラックの荷台は本当に寒かったです。
皆、ブルブル震えていました。
しかも、隣の人とは10センチも無いくらいのぎゅうぎゅう詰め。
荷台は閉められ、外の音も聞こえず暗い中、
「開いたら、本番なので騒いで下さい」
とだけの指示。
極めてストレスが溜まる環境で待つことおそらく30分程度。
気力も無くなり、ダラダラし始めた頃、ジワッと明るくなり、本番です。

すぐそこには、くりぃむしちゅさん達がいるじゃないですか~。

各自が全力でワーワー声を出して10秒くらい大騒ぎ、
その後、声を合わせて

「協同乳業へようこそ~っ!」

って叫んだのでした。

完璧!

入社して丸12年。
初めて"一丸"になった瞬間を味わいました。
放送が楽しみです。
4月8日、どうぞ皆さんご覧になって下さい。

track2.jpg

これリハーサルの様子です。この後、閉じ込められたのです。

04/06
シルシルミシル撮影

3月24日のサトシ君のブログの通り、
「シルシルミシル」って番組が、協同乳業に撮影にやって来ました。
なにやら、「お初」ものを扱う情報バラエティ番組のようで、
協同乳業の意外とたくさんある業界初のものを取り上げて頂いたようです。

アイスクリームバー(ホームランバー)
カッテージチーズ
テトラ牛乳(紙パックの牛乳)
クールドホイップ
などを日本初で扱ったようです。

是非、この機会に会社のホームページもみて下さい。

もう1年遅かったら、
ウンコやお尻ネタ満載のこのブログも、ある意味、企業ブログとしてはお初であろうし、
面白く扱ってもらえたのかな、なんて少し残念に思っています。

04/03
LKM博士、復活

2つの学会発表&聴講と2日間の休暇の、合計6日間の旅から戻って参りました。

その間、アザース君が繋いでくれていたようですね。
私には、「ア」の発音が小さく、「ザ」の発音が強いので、
「ァザース」
って聞こえます。
確かに、彼は「ァザース」を連発するのですが、
通常の挨拶時は、大きな声の「ァザース」
ヒソヒソ話の時は小さい声の「ァザース」
理解できていない時は、不安気に「ァザース(・~・:)?」
「ザ」と「ス」の間も色々な長さがあり、色々と使い分けているようです。
但し、詳細な意味はよくわかりません。
が、このブログの主旨を十分理解して、意外に、まともな文章を書くので驚きました。

アザース君のことはさておき、
26、27日の日本薬学会129年会のことを少しコメントいたします。
学会前にも少し書きましたが、
シンポジウム「常在微生物の解析とその制御による疾患の克服」で
「腸内菌叢と難治性成人型アトピー性皮膚炎」
というタイトルで講演致しました。

前日のシンポジストの懇親会では、
(京都っぽい、風情のある店に連れて行って頂きました。)
「薬学会員は微生物には興味がある人は少ないので、人が集まるか心配だ。」
なんて説明を聞いていたのですが、220名の会場で、立見が出る大盛況でした。
また、農学、食品化学の分野とは異なる実験系での研究など、色々と勉強になりました。
例えば、物質Aの大腸内での作用を調べたい時は、Aを肛門から注入するというような発想です。
食品系の実験では、投与は基本的に口からなので、それなりに衝撃的でした。

さらに、最大の収穫は、これまで接点の無かった薬学系の先生方と情報交換ができたことです。
愛知学院大学薬学部の河村好章先生
岐阜薬科大学の森裕志先生
明治薬科大学の杉田隆先生
慶応義塾大学薬学部の清水美貴子先生 (シンポジウム発表順)
本当に、ありがとうございました。
今後、実験のことなどで相談できる関係に発展できれば良いと思っております。

"仕事は仲間を作る"
ゲーテの格言通りに、LKMネットワークを拡大していきたいです!

発表後、個人的に感想なり意見を言って下さった皆様、
「ァザース!」ヾ(´∇`)ノ゙

           
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