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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

03/25
ブログの実験です

大相撲開催中は相撲の話をすればアクセス数が増えるのか?
連日の相撲ネタ掲載で実験です。

両横綱に隠れていますが、今場所頑張っているのはベテラン大関魁皇です。
私と同学年で、もう体はボロボロなので、いつも心配しながら応援しています。
ちなみに、私は自己紹介ではいつも「魁皇と同学年」って言っています。
誰もピンと来ないようですが・・・。
今場所は、場所前に虫垂炎(もうちょう)を発症して稽古不十分と聞いていたので心配しておりましたが、
9-10勝はできそうな雰囲気で安心して観戦しております。

ところで、話は変わりますが、
盲腸ってどこにあるかご存知ですか?
小腸と大腸の境目にありますが、ヒトの盲腸は小さく、痕跡程度の器官です。
しかし、マウスやラットは大きな盲腸があります。
これは巨大な発酵タンクの役割をしていて、
植物性の餌を食べる動物では繊維成分の分解を盲腸内細菌が担っているのです。

ヒトを使った腸内菌叢の研究にはサンプルとしてウンコを使いますが、
マウスやラットでは盲腸内容物を使う研究者も多いです。
無視できないからです。

これがマウスを使った腸内環境研究の悩みの種。

ウンコか盲腸か?
盲腸かウンコか?

あー、うまく使い分けているつもりでしたが、
また頭が混乱してきたので、今日はおしまい。

03/24
ビフィズス菌 & 大相撲

春場所も、朝青龍と白鵬の一騎打ちですね。
両者とも殆ど隙がない状態だと思います。
ただ、そこにばかり注目され報道されるため、
他の力士の成績がよくわからず、インターネットで調べようと思いました。
大相撲って検索したつもりが、先に検索していたビフィズス菌が消えていなかったようで、
「ビフィズス菌 & 大相撲」
でYahoo!検索

あれれっ!
29,100件もヒットしたのに、読売のニュース速報の次は、
私のブログが出てくるじゃないですかーっ Σ(゚ロ゚;)

びっくりしたので、報告です。


kensaku1.jpg

03/19
アトピーに効く

2月の初めに、花粉症の話を3回にわたり連載しました。
反響が大きく、しばらくこのブログが検索上位にありました。

その内の2月3日のブログで、
「アトピーに効くって研究成果がある」
という話が出てきますが、
これを詳しく聞きたいって問い合わせが多いので、
ちょっとお答え致します。

この研究は、
理化学研究所バイオリソースセンター微生物材料開発室
慶応義塾大学医学部漢方医学センター
あらなみクリニック(静岡県島田市)
との共同で実施したものです。

被験者は
15歳から50歳の大人のアトピー性皮膚炎患者で、
ステロイドなどの免疫抑制剤での治療を実施せず、
漢方薬での治療を試みている患者さんを対象としました。

ビフィズス菌LKM512入りヨーグルトを1ヶ月間食べていただき、
アンケート調査、免疫系の指標、腸内環境の変動を調べて、
その有効性を確かめたものです。
どうして効くのか、専門的な説明は非常にややこしいので、今回は省き、
今後、数回に分けてわかりやすく説明したいと思います。
ひとつ、
簡単なアンケート結果を紹介しますと、
10人中4人の方で"かゆみ"が軽減したようです。

この内容は、英国のアレルギー専門ジャーナル
Clinical and Experimental Allergy 37: 358-370 (2007年)
に 掲載されております。

日本語では、
バイオインダストリー(シーエムシー出版)、2008年9月号の
アレルギー特集に
「ビフィズス菌LKM512による成人型アトピー性皮膚炎緩和効果」
というタイトルで解説しております。
(他にも、アレルギーの臨床(北隆館)など専門誌で解説しております。)

また、
3月27日(金)に、
日本薬学会第129年回(京都)で開催される
シンポジウム「常在微生物の解析とその制御による疾患の克服」
でも3番目の演者として講演致します。
興味のある方、参加して下さい。

今日は、真面目な一面を出してしまいました。
ちょっと照れくさい(=´Д`=)ゞ

03/18
途中経過

皆さん、早いもので3月の中旬です。
今年の目標はまだ継続中ですか?

私はちゃんとやってます。
何を?
と思う方は1月5日のブログへ行って下さい。

そうです、排便回数を数えているのです。
2月終了時点では、意外と少なく、
合計82回!
1日平均1.39回というペースです。

どうですか?

と言われても、何とも言えないですね。

私も、
「少な過ぎる」と言われても困りますし、
「多すぎる」と言われても困ります。
でも、
「そんなもんやろ」と言われたら、少し腹が立つような気がします。

ところで、
1.39回×365日
=507.35回/年間
512回になったらおもしろい!
「LKM512を毎日食べたら、1年で512回ウンコが出ました」
なんてね。

03/16
関取の美しい肌

お肌の話を連発します。

私は大相撲が大好きです。
家でテレビがついていたせいでしょうか、北の湖-輪島の時代から、ずーっと見ています。
特定の力士が好きということではなく、相撲自体が好きなのです。
小学校、中学校、高校と授業の間の休み時間はいつも同級生と相撲を取っていました。
まわしはベルトなので、いつもズボンのベルト通しはボロボロ。
大人になってからは、相撲を取ってくれる人が殆どいないので寂しいです。

そういうわけで、数年前から東京で開催される1(初)、5(夏)、9(秋)月場所は
休暇を取って両国国技館まで相撲仲間と観戦に行っております。
最初は2階の椅子席で観戦していたのですが、少しずつ前で見たくなり、
朝青龍の復活で大騒ぎだった2009年初場所、
ついに土俵際の溜席(砂かぶりとも呼ばれる)にデビューしたのです。
テレビで見ていると力士が落ちてくる危険がある、あの席です。
(実際は溜席の後ろの方で、力士が落ちてくる危険はなかったです)
チケットを取るのは大変で、友人が早朝5時台から国技館に並んで整理券をゲットし、
次の日も朝から国技館に購入に行ってくれて、やっと取れました。感謝!

私は毎回、昼前には国技館に入り、
三段目や幕下の取り組みからじっくり観戦しているのですが、
いつも、
「地位が上がるにつれ、力士の肌が綺麗になっていくな。」と感じます。
特に、幕内の上位の力士たちの大半は芸術的な美しさを感じます。
朝青龍や白鵬の肌が非常に綺麗であることはテレビ画面からでもわかると思います。
最初はオーラのせいかなと思っていたのですが、冷静に写真等で見ても綺麗です。
激しい稽古をして、よく汗をかくからであるという説明を聞いたことがありますが、
それなら、下位の力士も同じはずです。

私は胃腸が強いためではないかと考えています。
力士は体重を増やすことも仕事。食事も稽古だといいます。
でも、いくら体を動かしているといっても、あの食生活は暴食でしょう。
胃腸に相当負担がかかっているのは間違いありません。
若いのに体調を崩す力士が多い原因であることは、誰の目にも明らかです。
腸の大事な仕事、
①消化、②栄養素の吸収、③不要な物質の排除(有害微生物やアレルゲンを吸収しない)
がきっちり機能してこそ健康が得られ、
そして綺麗な肌が形成されると思います。
もちろん消化やビタミン産生に大きく関与している腸内菌叢も重要なファクターの一つです。
力士の腸内菌叢も調べてみたい!
例えば、同部屋所属の入門10年の力士のウンコをもらって研究したら、
同じちゃんこを食べていても、
幕内上位の関取と幕下の力士とでは腸内菌叢に明確な差がでるような気がします。
あの食生活に耐えて正常に機能する胃腸を持っていることも強くなるための必須条件、
つまり、
強い力士は腸も元気だから、当然、肌も綺麗ってわけです。

ところで、先場所の溜席、東側だったのですが、
運命なのか、お尻が真正面にくる席でした。
仕切っている時は東方力士のお尻をずっと正面に見ているという状態。
私は元大関北天佑のお尻が好きで、それを目指して鍛えていましたが、
今回、新たに大関琴欧洲のお尻の美しさに惚れました(*'ー'*)

03/09
肌年齢はマイナス10歳

ちょっと忙しくて放っていたら、社長にブログが乗っ取られそうになっていました。
さらに、今後書こうとしていたネタに関連していることが書いてあるではないですか(ノ゚ο゚)ノ
慌てて便乗!

2/19の社長のブログに「LKM512は若さを保つ」ってありますが、
これは今月末の学会で発表しようとしている内容で、ちょっとフライングですかね。
この発表に関する稟議は回覧済みなので、社長の頭では既成事実になっているのでしょう。
私の仕事が社長にタイムリーに認識されていることは、喜ばしい限りです。

さて、書こうと思っていたのは若返りに関するちょっとした話です。

昨年11月、この地域(東京都西多摩地域)の栄養士さんが中心となり開催される
「みんなの栄養展」で講演に招かれました。
講演後、展示室をウロウロしていると肌年齢チェックのブースを発見。
話のネタにと、少し順番待ちをして、大きな機械で測定してもらったところ、

"肌年齢は25歳、肌健康度はA"
"あなたは実年齢よりもとても若い肌をされています。"
という結果が出ました。(添付の測定結果を見て下さい)

なんと、実年齢(35歳)より10歳も若かったのです!

hada.JPG


測定してくれた担当者は
「普段どんなお手入れされていますか?」

後ろに並んでいた女性は
「次に測るのは恥ずかしくて嫌だわ。」

私の、寝不足、飲み過ぎの生活サイクルを知っている人は
「なんで?」

ブログに登場したことのある広報担当のマイさんは
「・・・。」 (「負けた」という心の声が聞こえました。)

理由は私にもわかりません。
特別なケアは何もしてないことは断言できます。

他人と違うのはLKM512を10年近く食べ続けていることですかね。
週に1kg程度のLKM512入りのヨーグルトを食べています。
1日150gくらい。大した量ではありません。
食べたくない気分の時は食べません。
こんな程度です。

LKM512の美肌パワー? ほんまかいな?
と思いつつ、
私の腸内腐敗産物の濃度は非常に低いのも事実。
腸内ポリアミン濃度が平均より高いも事実。
つまり、腸内環境が良好であることは事実。

信じる方は勝手に試して下さい。継続が大事な気がします。

ついでに書きますが、
私が本当に自信を持っているのは"おしり"の肌年齢です。
5歳半の娘のおしりと比べても、同レベルのきめ細かさです。
おそらく実年齢マイナス20歳位でしょう。
会社のブログなので写真を見せられないのが残念です。

02/23
LKM博士に負けた私

お久しぶり(?)です。
10日ぶりの登場です。
みなさん、ちゃんと私のことを覚えていてくれますか?

今日は忙しく実験している最中に、営業企画部のサトシ君から電話がかかってきました。
彼を一言で表すと、"ちょっと生意気なやり手"。
いつも話術巧みに、私を操ろうとしてきます。
意見をしっかり持っていて、上司や先輩に対しても、ガツンと言う事もあるようです。
社内では将来有望な若手の一人でしょう。
LKM512の営業戦略も彼が中心に立ててくれています。
もちろん、このホームページも彼無しには完成しなかったでしょう。

あまり褒め過ぎると調子に乗るので、本題に入ります。

サトシ君の今日の相談はLKM512のPRビデオを作製するという内容でした。
それは大歓迎なのですが、私に出演しろと言うのです。
しかし、詳細に聞いてみると、ちょっと悲しい事実が・・・

当初、このホームページにあるイメージキャラクター"LKM512君"と
LKM512博士(←私に似ている?!)を登場させて
PRビデオを作製する計画で話を進めていました。
しかし、それだとアニメーション製作費用が高いらしいのです。
ですから、LKM512博士の代打で私本人が登場し、"LKM512君"と共演しろということです。

つまり、PRビデオ内での価値は

LKM512博士> 私本人

ということになります。
何とも言い表せない虚しさを感じました。

しかし、数秒後、頭を切り換えた私は
「撮影中にお尻出すで!」
と反撃しておきました。

おしまい。

02/12
ちょっとご連絡

このブログもホームページも、
「LKM512というビフィズス菌を広く知ってもらおう!」
「LKM512の入った商品を売っていきたい!」
という意思のもと、自主的に集まった"LKM512プロジェクト"という
社内プロジェクトチームで運営しております。
ということで、プロジェクトメンバーにもブログにも参加してもらおうと思います。
たまにはスペシャルゲストも招こうかな。

言っておきますが、私のネタが尽きたわけではありません!

次回以降、営業担当者などが登場しますのでご期待下さい。
それから、親しみを持っていただくために、
名字ではなく名前で登場することにみんなで決めました。
一発目はブログ管理係のマイさんが登場するのかな? 
それとも、他の目立ちたがり屋さん?

そうそう、
LKM512博士ファンの皆様、
「LKM512博士の出番が少なくなるのでは?」
と心配しているのでは?
心配ご無用!
私は今まで通りの頻度で登場しますからね。

02/09
花粉症3

梅の盆栽が咲いたので、季節ネタとして軽い気持ちで花粉症のことを書き始めたのに、
初の連載ものになりました。
しかも、私の本業の説明なので、おもしろい事も書けず、ちょっとしんどいです。
もう疲れたので、今日でまとめて終わり。

最後は、LKM512を食べたら花粉症が軽減される可能性があるという根拠を説明します。
この内容は、Bioscience, Biotechnology, Biochemistryというジャーナルに昨年掲載されました。
Web上でも閲覧できますので、どうぞ。
72巻の1604-6ページです。
でも、英語ですよー。

アレルギー反応には、ヘルパーT細胞というリンパ球のバランスが大きく影響しているといわれています。
ヘルパーT細胞は産生する生理活性物質(免疫学ではサイトカインという)の違いにより、
1型と2型に分類され、これらのバランスが大事なのです。
もちろん、均衡を保っているのが好ましく、健常人では均衡に保たれているようです。
どちらに偏るのも好ましくないことですが、2型に偏ると、
この生理活性物質(サイトカイン)によりアレルギー反応が促進されます。
花粉症関連のテレビコマーシャルなどでよく耳にする、くしゃみの原因であるヒスタミンなどは、
この2型の生理活性物質(サイトカイン)により誘導される物質です。
詳しく知りたい方は、インターネット上でもたくさん説明がありますので、
「ヘルパーT細胞」、「花粉症」などで検索してもらえるとよいと思います。

私が行った実験は、花粉症患者から血液をもらって、そこからリンパ球を取り出して、
ポリアミンを添加して培養し、
それらが産生する生理活性物質(サイトカイン)の量を測ってみようというものです。
LKM512を食べると腸内菌叢が改善され、腸内のポリアミン濃度が上昇するのですが、
当然ポリアミンは血中にも移行していると考えられます。

要するに、
LKM512を食べた後の血液の中をイメージし、
「ポリアミン濃度が上がると、血中のリンパ球が生理活性物質(サイトカイン)を作る量は変化するのか?」
という実験です。

結果は見事!
ポリアミン(この実験ではポリアミンの中で最も活性が強いスペルミンを使った)が一定濃度以上になると、
ヘルパーT細胞2型の生理活性物質(サイトカイン)の産生量が減るではないですか!
このような試験管レベルでの実験は、時々、ありえない量や濃度のサンプルを添加して、
効果があったと発表されている場合も少なくないのですが、この結果は完璧!
効果があったスペルミンの濃度は10μMとヒトの血中濃度の範囲内です。

つまり、
「LKM512を食べて、腸でポリアミンが作られて血中に移行すると、ヘルパーT細胞によるアレルギー型の反応が抑えられる可能性が高い!」
ということなのです。

理解できました?

どうでしょうか?
ある食品を一定期間食べて、「くしゃみが減ったとか」、「少し楽になった」などのプラセボ無しのアンケート結果だけで、花粉症に効くっていう胡散臭い健康食品より、
科学的で、ちゃんと効きそうでしょう?
でも、前回述べた理由できっちりした試験ができないので、
どう問われても、
「知りません。試験してないので。」
と答えます。
あるいは、この内容がわかりやすいって誰かが言ってくれたら、
「ブログ見て」
って答えたいですね。

lkm.JPG

02/05
花粉症2

関係者はうすうす感じているでしょうが、
実は私、「ヒトを使った花粉症への効果判定試験」に関しては、非常に消極的なのです。

商売にも繋がるし、注目されているのに何故か?
それは、実験の組み立てが極めて難しいからです。

食品に限らず医薬品でも、臨床的な効果判定にはプラセボというものを使います。
プラセボとは、日本語では「偽薬」と訳されていますが、
有効成分が入っていない、見た目や味などが全く同じものです。
私の実験の場合は、
普通のヨーグルトにLKM512を添加したものを「LKM512ヨーグルト」として試験をするのですが、
LKM512を入れずに作ったヨーグルト、いわゆる「普通のヨーグルト」がプラセボとなります。
色、味、香り、量、乳酸菌の数まで同じです。
違うのは有効成分LKM512が入っているか、入っていないかということだけです。
作った人にしかわかりません。
これらを患者さんに食べてもらって比較するのです。

なぜ、こんな面倒なことをするかというと、プラセボ効果を避けるためです。
プラセボ効果とは、心理的な影響で、
薬理成分が入っていなくても薬と思うことで効いてしまう現象のことです。
これは科学的に証明されている現象です。
つまり、ヨーグルトを食べるだけで、ヨーグルトが花粉症に効くと信じていれば、
その気持ちだけで花粉症が軽減されることがあるということです。
ですから、プラセボ(普通のヨーグルト)を食べた時と比較して、
LKM512ヨーグルトを食べた時にプラセボ以上の有効性が認められるか否かを比較する必要があるのです。

では、私が試験参加者を2つのグループに分けて
Aグループ:プラセボ
Bグループ:LKM512ヨーグルト
それぞれ1ヶ月食べてもらう
という試験計画で良いのかというと、これも正確な試験ではありません。

つまり、私(試験者)が
「この人プラセボやから、効くわけない」
と思い込んでデータを取ることによるリスクを回避しないといけません。
そこで、試験者も被験者(患者)もプラセボなのかLKM512ヨーグルトなのかをわからなくして実施しなければなりません。
そこで、試験者と被験者の間に第三者が登場し、これらを調整してくれるのです。
専門的にはこの試験方法を二重盲検法あるいはダブルブラインド法といいます。

第三者の登場は、身内で試験を行なう場合、極めて有効な手段です。
私にウンコを渡すとなると抵抗感があるようですが、
私が個人名を把握できないとなると、参加者が増えるのです。
私はちょっと楽しみが減って残念ですが・・・。

まだややこしいことがあります。
今日のブログは息抜きどころではなくなってきました。

よりデータのばらつきを少なく正確なデータを得るためには、Aグループにも、Bグループにも、
プラセボとLKM512ヨーグルトを食べてもらい比較するのが好ましいです。
つまり、
Aグループ:プラセボ →休止期 →LKM512
Bグループ:LKM512 →休止期 →プラセボ
とするのです。
休止期は、それまで食べていたヨーグルトの影響を無くすため、
1ヶ月ほどの期間食べない期間です。
この試験方法を交差試験あるいはクロスオーバー試験といいます。
すなわち、先の、二重盲検と合体させ、
「二重盲検クロスオーバー試験」が食品成分などの機能性を試験するには理想的なのです。

さて、やっと花粉症の試験に戻りますが、
スギ花粉が飛散するのは東京では1月末から3月の間ですが、
最盛期は2月中旬から3月中旬くらいでしょう。
たった1ヶ月しかありません。
この短期間に、プラセボとLKM512の投与、
さらにこれらの間に休止期を挟んで実施することは時間的にできないのです。
短過ぎるのです。
前半は花粉が多かったけど、後半は少なかったなんてこともあるでしょう。
2年間に渡り実施することも考えました。
1年目にプラセボを食べた被験者の2年目はLKM512という形です。
しかし、毎年花粉の量に差があります。
私が調べた限り、2年連続同じ量の花粉ということはないようです。
スギも生き物ですから、前年の天候やらに花粉量が著しく左右されるようですね。
前年に気候の問題で少なかったら、次の年爆発的に飛散することも多いようです。
「例年の10倍の花粉が飛ぶ」
なんていう予報が出る年もある位です。

10倍も飛んでいると聞いたら、それだけで花粉症の人は鼻がムズムズするでしょう。
これって、逆プラセボ効果(?)と言ってもよいかもしれません。

とにかく、異なる環境で試験しても意味がないので、これも不可ということです。

さらに、LKM512の効果を調べるわけですから、
被験者の方には、薬の使用を制限して頂かなくてはなりません。
これは、多大な苦痛となるでしょう。
また、マスクやゴーグルなども参加者全てで同じものを使わなければならないでしょう。
数年前、当社研究所内で小規模でトライをしたことがあるのですが、
「参加してもいいけど、プラセボだったらやらない」
というようなことを各人が個人的に言ってくるものですから、どうすることもできません。

ということで、これらが、私が花粉症患者へのLKM512投与試験に消極的な理由です。
とにかく、きれいな実験系を確立するのが限りなく不可能に近いのです。

もう疲れたので、続きは次回。

           
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