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協同乳業研究所

08/21
オートクレーブ

ウンコオートクレーブ事件の前に、今日はオートクレーブの解説をします。

微生物を扱う実験では、オートクレーブという単語が頻繁に出てきます。
飽和水蒸気にて高温且つ高圧力をかける機械あるいはその処理のことを
オートクレーブといいます。
微生物実験の場合、オートクレーブは微生物を死滅させるために使用されています。
完全に微生物を死滅させることを「滅菌」というため、
「オートクレーブ滅菌」と表現し、日本語では「高圧蒸気滅菌」ともいいます。

通常は、121℃で15分間オートクレーブすれば
温度と圧力で、微生物は完全に死んでしまいます。
そのため、実験前の器具をオートクレーブで処理して余計な微生物を排除したり、
実験後には、器具についた微生物や、生育した微生物をオートクレーブで滅菌して、
環境中に拡散しないように処理したりします。

ウンコ実験でも頻繁に使います。
特に、使用した器具あるいはシャーレに生育したバクテリアは
オートクレーブ処理して洗浄や排除しないと、
ウンコ由来のバクテリアやウィルスを放置していることになり
危険なのは容易に想像できるでしょう。

まだオートクレーブのイメージが掴めない方は、
水蒸気で高温・高圧力にするわけですから、
圧力釜をイメージしてもらえると良いと思います。
それの親玉です。

事実、学生時代にはサツマイモをオートクレーブして食べている先輩がいました。
無理やり食べさせられましたが、
培地由来の変な臭いがイモに移行しており、全く美味しくなかったです。

outo1.JPG

普段お世話になっているオートクレーブです。
毎日ボタン1つで熱くなって頂き、ご苦労さまです m(μ_μ)m
あなた無しでは、研究はできません。

08/20
クレーム

お久しぶりです。
みなさん、良い夏休みを過ごせましたか?
さて、今日からまたブログを再開します。


メーカー、特に食品会社にはたくさんクレームが来るもので、
真摯な態度で受け止めなくてはなりません。
このブログに対してのクレームもそうです。

7月28日のニイニイゼミの鳴き声にクレームをつけてきた人物がいます。
このブログを毎日チェックしてくれている、京都のシン君です。
彼が言うには、
二ィーーーーーーーーーーーーーーー(徐々に高音になる。)
ジーーーーーーーーー(低音)ィィィイイイーーーーーー(徐々に高音になる。)
ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(低音)
だそうです。

確かに、よーく思い出すと、徐々に高音になって「ィィィイイイーーーー」
って声に切り替わりますね。
変調するとでもいうのでしょうか?
的確なクレームです。

さて、せっかくなのでシン君を紹介します。
出会いは2年半前のポリアミン研究会の研究発表会の会場。
彼から声をかけて来てくれました。
何やらややこしいが興味深いことを言ってくるので、
そのまま飲みに行ったのを覚えています。

それから、・・・・・・、長い話になりますね。
省略です。

今では極めて重要な共同研究者です。
先日紹介しました、研究資金の獲得も彼の協力がなければ無理だったでしょう。

失礼な位に省略しましたので、
次回は、彼の「ウンコオートクレーブ事件」
でも紹介しましょう。
きっと喜んでくれることでしょう。

08/12
夏季休暇

皆さん、夏休みはとりましたか?

私、実家のある奈良に帰るだけですが、
明日から土日を合わせて5日間夏休みです。

さて、実家に5日間帰るとどうなるでしょうか?
いつものパターンだと、激しく飲み食いするため、
約3 Kg太ります。

帰ってダイエット?

いいえ、そんなことはしなくて大丈夫。

不思議なもので、
奈良からこちらに戻る途中に、
腸管に溜まっていたものは、
①実家を出る直前、
②京都駅(伊丹空港の場合もある)、
③東京駅(同様に羽田空港)、
④在来線の駅、
⑤その他の場所でも
ドンドンと排泄されていきます。

積極的にLKM512と食物繊維は摂っていますので、
その量は半端ではありません。

拭き過ぎで肛門は痛くなりますが、おなかはすっきり。

ということで、
少しの間ブログはお休みです。

来週後半に再会いたしましょう!

08/10
感動!うんちかるた

研究資金の獲得が決まって2週間後。
採択の喜びはとっくに消失し、
多量の提出書類の作成で毎日午前様。
重度の寝不足で疲れ果てていました。
これまで経験したことがない細かい書類の山です。
詳細な実験計画はもちろん、
1億円以上使うのに、千円単位で予算を作るのですよ。
私にとっては地獄でした。

なんとか提出した翌日、LKM512プロジェクト会議がありました。
いつも通り内容の濃い話し合いです。
このブログ、携帯電話にも進出しようなんて話も具体化してきました。

終了後は会社の周辺で飲み会へと思いきや、
何故かその日はマサキ君(アザース連発する営業マン)が幹事をしていて池袋へ。
そう、研究資金獲得の祝勝会をしてくれたのです。
か・ん・ど・うー 。
そういえば、研究所ではたった一人で仕事しているのでお祝いなんてあり得ず、
考えたこともなかったです。
1人でガッツポーズをする事くらいしかできません。
それも虚しいのでやりませんが・・・(†∩†)。

さらに、プレゼントまで。
「うんちかるた」 ?????
なんやこれーと中身を取り出すと、
「㋐:朝一番の大きな便り」
すばらしい!
もう一回、感動―。

温かいプロジェクトメンバーと仕事ができて幸せです (\(^o^)/♪☆。

karuta.JPG

08/07
ビッグ・ニューーーーース!!!!! ②

ややこしいですが、正確に何の研究資金かを説明しますと、
(独)農業・食品産業技術総合研究機構の
生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)が委託する、
イノベーション創出基礎的研究推進事業の発展型研究に採用されたのです。

テーマは
「健康寿命伸長のための腸内ポリアミン濃度コントロール食品の開発」

そうです、このホームページにも書いてあります"ポリアミン"が主役です。
腸内細菌が作り出す重要な物質"ポリアミン"をおなかの中で増やす技術を開発して、
健康寿命を伸ばそうというテーマです。
健康寿命とは、元気で健康的な生活ができる期間のことです。

イノベーション創出というだけあって、なかなか夢のあるテーマでしょう?
そんなことできるの?
とお思いでしょうが、できる可能性は高いと信じています。
多くの論理的背景と予備的実験結果があります。
審査員の先生方も、そう判断して採択して下さったと思います。
そのためには腸内菌叢やそれらが作り出す物質を徹底的に解析しなくてはいけません。
すなわち、ウンコを徹底的に調べるという仕事が中心です。
ウンコ分析にガンガン研究資金をつぎ込みます。
ウンコもびっくりすることでしょう。

このテーマに共同で取り組んで下さる仲間は、
理化学研究所 辨野義己先生のチームと
京都工芸繊維大学 鈴木秀之先生のチームです。
3年間、皆で力を合わせて頑張れば良い結果が出ると思います。

"元気な老後"を迎えたい皆様、応援して下さい。

08/06
ビッグ・ニューーーーース!!!!!

研究にはお金が必要です。
汎用されている機器類でも数百万円から数千万円はするものです。
車なんて簡単、家1軒建てられる価格の分析機器はたくさんあります。
実験に使う試薬も高いです。
一般の方には信じられないかもしれませんが、
1mg(1gの1000分の1)で数十万円するような代物まであります。
また、研究スタッフもお金がないと雇えません。

「こんなこと調べたいな」
「あの機械を使えば、この現象が説明できるかもしれない」
と思っても、大多数の研究者は金銭的な理由で試すことすらできないのが現状です。
もちろん、中堅企業で細々と実験している私もその一人です。
可能な範囲でベストを尽くすことが大事なことはわかっておりますが、
割り切れない時も多いのです。
「あと1000万円あれば、いやいや100万円あれば・・・、
手伝ってくれる人がいたら・・・あんな研究もできるのに・・・」

あり得ないことを考えたり、愚痴ったりするのは簡単です。
が、余計に虚しくなり、時間の無駄でしかないので、
会社の予算がないのなら、外部の研究資金を獲得してやろうと考えました。

どうするのか?
億単位の研究資金がもらえる競争的研究資金に応募するのです。
競争的研究資金とは、「国や国が所管する独立行政法人が、広く研究開発課題等を公募し、専門家による審査により採択された研究者等に配分する研究開発資金」のことです。
要するに、国が面白そうな研究に資金を与える制度なのです。

当然めちゃくちゃ競争率は高いですし、
そもそも私自身に地力がなかったので、2年間は無理でした。
が、本年度、ついに獲得してしまったのです。
億単位の研究資金を。
しかも大好きな"ウンコ"を徹底的に調べる研究テーマで。└(^へ^)┘

つづく。

08/04
予想的中! 大相撲名古屋場所

大相撲名古屋場所はかなり盛り上がりましたね。
序盤を見てブログ(7月16日)に書いた私の予想は恐い位あたりましたね└(^へ^)┘

琴欧洲は千秋楽まで優勝争いをしているし、
琴光喜は白鵬に勝ってしまうし、
予想したとはいえ、びっくりです。

さらに、先のブログで、
「白鵬の汗が気になる」
と書いていたの、皆様覚えていますか?
なんと、
白鵬 vs日馬富士戦で
日馬富士が立会い一気に押し込んだものの逆転負けした後、
「汗がすごくて滑った・・・」
とコメントしています。
優勝争いの鍵となる取り組みの
勝敗を分けた可能性が高い要因(白鵬の汗)までコメントしていたのです。

自分で言うのもいやらしいですが、
「すごい」
と思います。
複数の方からも予想的中が「すごい」とメールを頂きました。
ありがとうございました。

さて、問題は朝青龍。
"強さ"と"もろさ"が共存していましたね。
でも、白鵬との一戦を見ると、まだまだ強いと思います。
白鵬が左上手を切られる姿なんて滅多に見られません。
それができるのは現時点ではこの力士しかいないはず。
きっちり稽古して、
私が見に行く来場所には強い姿に復活していて欲しいです。

さて、次はまた溜り席を目指すかな。

07/29
あの有名な蝉もニイニイゼミ

連日のセミネタです。

『閑さや 岩にしみ入る 蝉の声』

松尾芭蕉のこの俳句の蝉、どの種類のセミかご存知でしょうか?
そう、ニイニイゼミというのが有力です。
芭蕉が山形県の立石寺(山寺)でこの句を読んだのは新暦の7月13日。
もう一つの候補のアブラゼミは、この時期にはまだ鳴かないからだそうです。

このことを、歌人の齋藤茂吉とドイツ文学者の小宮豊隆が昭和初期に論争したそうです。
この論争が100年遅ければ結論は変わっていたかもしれませんね。
温暖化で。

夏休みに行くところが決まっていない方は、
山寺にセミの声を聴きに行くのもよいのでは?

07/28
ニイニイゼミ

7月10日のブログで述べたニイニイゼミを捕まえました。
多くの方が捕まえたことがないでしょうから写真を掲載します。

ninizemi.JPG

まだら模様の羽のセミは国内ではこれだけじゃないでしょうか?
体長はアブラゼミやミンミンゼミの半分程度、3-4センチ位、と小柄なセミです。
泣き声は人によって感じ方は違うようですが、
私には高音の「ニィーーーー」と「チィーーーーー」の間のような声に感じます。
近くで聞くと耳にキーンとくる泣き声です。

桜の木によくとまっているのですが(この日も桜の木で発見)、
とにかく小さく、羽の色も絶妙で、樹木と一体化していて見つけるのが困難です。
私が「あそこにいる」と指差しても、殆どの人に「わからない」って言われます。

私の見つけ方は、音を頼りに場所を特定する"フクロウ作戦"です。
泣き声が聞こえたらその方向に向く。
顔の向きを左右に10度程度振り、音の響く方向を絞る。
次は顔を上下に10度程度動かし、同じく音が響く方向に絞る。
あとは、微調整。
最も耳に声が響く角度の先に、おなかをヒクヒクさせているセミがいます。
コンピューター仕事が多く、視力は0.2-0.5に落ちましたが、
今でも裸眼で発見できます。
現に捕まえているんだから、説得力あるでしょう。
フクロウ作戦は他のセミにも有効ですから、是非挑戦してみて下さい。

07/24
梅雨、明けてるの?

暑いから梅雨が明けるのか?
梅雨が明けたから暑いのか?
毎年、疑問に思っていましたが、
気象庁の発表は前者の方ではないでしょうか?

先週の14日火曜日の午後、関東地方の梅雨明け宣言を聞きました。
確かに暑い日で、ウンコを病院に取りに行く私の車は蒸し風呂状態。
保冷剤をたくさん使って、ウンコの鮮度を保つのに必死だったのを覚えています。
ですが、数日後からは梅雨の空。
14日の梅雨明け宣言は明らかにミスだと思います。

科学的な分析結果に基づいた宣言なのでしょうか?
大金をかけて最新鋭の機器類で気象データを集めていると聞きますが、
上手く使えていないのでしょうか?
我々の研究分野とは異なるため単純には比較できませんが、
ハズレが多い天気予報を含め、
ここまで不正確な情報の公表は、他の科学分野ではあり得ません。

「梅雨明け宣言」は夏物商品の売り上げに影響を与えると聞きます。
経済界との癒着があるのではないかとも疑ってしまいます。

とはいえ、来週には梅雨も正式に明けるでしょう。
メイトーのアイスクリームをよろしく。
なつかしのホームランバーがおすすめです!

           
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