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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

03/12
今日は成果発表会

まずは、栃乃若関、やりましたね!
大関稀勢の里を圧倒の押し倒し。
今日の本題とは異なりますが、どうしてもこれだけは書きたかったので...。

さて、本日は、生研センターの研究成果発表会です。

「腸内ポリアミン濃度コントロールによる健康寿命を伸ばす食品の開発」
というテーマで実施していた研究です。

早いもので、このための研究資金を獲得したのは約2年と8ヶ月前で、
その時のブログはこれです。

ビッグ・ニューーーーース!!!!! ①

ビッグ・ニューーーーース!!!!! ②

今日はその総まとめの発表会なのです。

これに採択されてから私の意識は変わりました。
それまでは、
「他企業より良い仕事を、他企業が考えていない研究をしないといけない。」
と同業他社を意識していましたが、次第に、

「世界をあっと驚かせる仕事をしたい!」

と同業他社が視界に入らなくなったような気がします。

会社には申し訳ないですが、小ぢんまりと、会社のためだけに仕事をまとめるつもりはありませんでした。
税金を頂いて研究していたのですから、当然と言えば当然です。
但し、それが協同乳業の利益に繋がるということは確信しておりましたが。

成果発表の場も、微生物学や栄養学系等の専門ジャーナルから、
少しでも読者が多いであろう総合ジャーナルをターゲットとすることを心掛けました。

東日本大震災が起こった後は、特にそういう気持ちが強くなりました。
「こんな時に研究なんてしていて良いのか?」
というもやもやした思いを切り替えて、
「とにかく日本から元気の良い論文を出したい!」
という気持ちに...(まだ、不十分なのはわかっております)。

今日は、このような気持ちを込めて、
そして私のような若僧に、思い切って1億5千万円以上の資金を出してくれた生研センターへの感謝を込めて、プレゼンテーションしたいと思います。

そして終わったら、思いっきり、飲み食いしたいです。

03/08
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)③

一昨日、昨日の続き、大黄の有効成分センノシドを腸内で分解して
薬効成分レインアンスロンを産生して腸の蠕動運動を活性化させる技術の開発です。

試験管レベルで良い結果が出れば、次はマウス実験になります。
「本当にセンノシド分解に腸内細菌が関与しているのか?」
まずは抗生物質を経口投与してみました。
結果は歴然!
何も与えない(対照)マウスでは、センノシド投与で明らかに下痢気味になるのですが、
事前に抗生物質を投与するとセンノシドを投与しても全く効きません。
糞便中に残っているセンノシド含量を測定してまた驚き。
対照マウスは、センノシドが殆ど残っていないのに、
抗生物質投与マウスは、たくさんのセンノシドが分解されずに糞便中に出てきます。

次に、抗生物質を投与したマウスに、昨日のブログで書いたビフィズス菌を投与して、
その後にセンノシドを投与してみました。
結果は明瞭!
きれいに下痢気味になり、糞便中センノシド含量は激減しました。

最後に、実際の蠕動運動を測定してみようと炭を経口投与し、
それが流れるスピードを測定してみました。
抗生物質投与後、ビフィズス菌を投与し、センノシドを投与し、その後に炭です。
ビフィズス菌を投与"あり"、"なし"で比較しました。
結果は完璧! こんな感じです。

20120308.jpgビフィズス菌を投与しているマウスの方が、炭の流れるスピードが速く、
蠕動運動が活発になっていることが証明できました。

と、3回シリーズでまとめましたが、空き時間の実験なので5年以上かかった仕事です。
そして、初めて、社内で他のメンバーにきっちり手伝ってもらって実施した試験です。
矢澤さん、近藤さん、ついでに助手K(彼は最後のおいしい所のみを手伝っただけなので)、
ご苦労さまでした。

さあ、便秘でお困りの皆様、センノシド系漢方便秘薬とLKM512をお試しあれ!

03/07
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)②

昨日の続き、大黄の有効成分センノシドを腸内で分解して薬効成分レインアンスロンを産生して腸の蠕動運動を活性化させる技術の開発です。

とその前に、「レインアンスロンを飲めば良いじゃないか」というご意見もあるでしょうが、
この物質は安定性が悪いようです(化学は得意でないので説明が雑ですいません)。
試薬として販売すらされていない位です。
ですから、腸管内で作らせる方が効率的で経済的なのです。

センノシドをレインアンスロンに変換するには、
酵素で二段階の分解を行えば良いのです。
ややこしいので酵素の名前は書きませんが、こんなイメージですかね。
4ピースのパズル(センノシド)を第一段階で2ピースに割り、第二段階で1ピースに割ると、その片方がレインアンスロンであるというイメージです。

これら酵素をビフィズス菌や一部の乳酸菌が持っているだろうということは過去の報告からわかっていたのですが、それだけで研究が進んでいませんでした。
薬学部の先生方は、複雑怪奇な腸内細菌が登場した時点でお手上げ状態に陥るようです。
その結果、優秀な菌株を選出する作業は実施されていませんでした。
そこで、私が保存している135株菌株から優秀な菌株を選択する作業に入りました。
試験管レベルの実験です。
その結果、センノシドを分解し、レインアンスロンを産生する菌株が複数見つかりました。
その中から、胃酸を通過できる耐酸性を有しているものを選択し、
強烈にセンノシドを分解する菌株とマイルドに分解する菌株を選出しました。
強烈なのが簡易番号M-8(後にLKM10070と命名=正式に協同乳業の保存菌株に登録)と、
マイルドなのがお馴染みLKM512。
マイルドな菌株が必要な理由は、強烈過ぎると下痢になるリスクが考えられたからです。
そして、マウスを使った実験へと進んで行くのですが、続きは明日。

ちなみに、M-8という菌株はBifidobacterium pseudocatenulatum(ビフィドバクテリウム シュードカテヌラタム)という学名のビフィズス菌です。
私の本名はMitsuharu Matsumoto。
M-8のMは私の頭文字。
社内でも秘密にしていましたが、これは私のウンコから発見した菌なのです ( ̄ー+ ̄)

03/06
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)①

「インフルエンザ予防にヨーグルトが効く」
流行っていますが、個人的には興味がありません。
おかげで、最近は一般の方向けに講演をすると、「LKM512はインフルエンザに効くのか?」という質問をよく受けます。
回答はシンプル、
「知りません。私はそんな実験やっていませんし、興味もありませんので。」

実は、私、こんな時代でも地道に"便秘解消"の研究の方が興味あります。
30年以上前から試されている、ある意味、超時代遅れのビフィズス菌の機能です。
2010年代に便秘解消に真剣に取り組んでいるビフィズス菌の研究者は稀でしょう。
しかし、私は、健康にとって一番大事なことは、大腸内で悪い代謝産物(腐敗産物)を長時間滞留させないことと信じています。
特に、入院患者の場合、運動不足と抗生物質の投与等で、重度の便秘症になるようです。
入院患者は当然、一般の生活をされている方でも、
飲み薬が効かなくなると、最終的には浣腸で強制的に排便させるのが現実です。

この飲み薬(下剤)に高い頻度で使われている漢方薬(生薬)があります。
その名は『大黄(ダイオウ)』。
あるいは大黄の有効成分『センノシド』という名の方が有名かもしれません。
便秘症の方は、何度か耳にしておられるのではないでしょうか?
一般の市販薬にも使われておりますので、実際に試された方も多いと思います。

この薬は、効く人と効かない人がいるのですが、その原因が腸内常在菌にあるのです。

つまり、センノシドを腸内で分解し、実際に腸の蠕動運動を活性化させる薬効成分「レインアンスロン」を作り出す役割を担っているのが腸内常在菌なのです。
もし、センノシドからレインアンスロンを産生できる腸内常在菌がいないと、
その人にはこの薬は効きません。
反対に、レインアンスロンを産生できる腸内常在菌がいれば、この薬は効きます。
「じゃ、少しでも多くの患者さんに効くようにしてやろうじゃないか!」
というのがこの論文(PLoS One 7: e31700)の背景です。
つづく。

03/01
古いズボン

関東地方の方、昨日の雪は大変でしたね。
一昨日紹介した梅もびっくりだったと思います。

20120301.JPG


私は都心で研究の相談がありましたので、大雪が降る中、しぶしぶ出かけました。
初めてお会いする先生だったので、「別の日にしましょう」とも言い出せず...。
お土産にヨーグルト3箱担いで頑張って行きました。

但し、革靴ではなく、普段履いているカジュアルなもの。
かばんはリュックサック。
私には、雪の中を革靴で歩いているサラリーマンは滑稽にしかみえません。
余程のバランス感覚か受け身の技術を身に付けているのなら別ですが...。
実際に、何人も転ぶのを目撃しました。
でも、自業自得だと思います。

とはいうものの、スーツに普通の靴は明らかに変です。
ですから、ブレザー系にして、ズボンも少しでも靴に合うものにしようと、
普段ははいていない、古いものにしました。
学生の頃のもの。
たぶん成人式の時のものなので、18年前になります。

苦しかったですが、はけました!
時々太ったと言われますが、大して太っていないということです。

はい、今日はこれが言いたかっただけです。

02/29
4年に1度の2月29日が年間ウンコ回数に与える影響

地球が太陽の周りを一周するのが、実は365.2422日かかるので、
それを補正するために4年に一度、2月29日があるのは有名な話です。

得したような気分ではありますが、
今日が4年に1度の誕生日の方は別にして、
まあ普通の平日でしょう。

しかし、
私の場合は、年間ウンコ回数を測定しておりますので、
決して軽視できないプラス1日です。
しかも目標回数をLKM512にちなんで、512回としており、
その回数に近づいた年もあったので、なかなか厄介な問題です。
各年のウンコ回数はここから→ 「発表! 2011年 年間ウンコ回数」

もし、今年目標の512回を1回オーバーして513回を記録してしまった場合、
恨んでも恨みきれない2月29日になることでしょう。

反対に、目標の512回を達成したとしましょう。
本来の年なら、511回じゃないかと思い悩むかもしれません。

理系の人間としては、
正式なウンコ回数をデータとして扱うためには、
回数を日数で割って、1日当たりの平均値で表示しないと正確ではないのではないか?
と別問題で悩んだりします。

とはいえ、1年が365日であろうと366日であろうと
年間回数は1月1日から12月31日までの集計なので、
とにかく、今年は366日であることを意識して、
日々、ウンコ道を精進しなくてはなりません。

今日の存在が、吉と出るか、凶と出るか...、そんなの関係なくウンコは出ることでしょう。
『総排便量(糞便重量×排便回数)はほぼ一定』の法則に従って。

02/28
やっと梅の花が咲きました

毎年、私の梅の盆栽の花が咲いた時には写真をとって、ブログに掲載しています。
「花粉症」
「春は近づいたのですが...」
(2010年は見つかりませんが、何処かにあるはず。)

今年は一昨日にやっと咲きました。
20120228.JPG
昨年は1月4日に咲き始めているので、
1ヶ月半遅れです。
今年は非常に寒かったということ証拠ですね。
ほぼ毎朝観察しているのですが、
つぼみが膨らんでから、開花までの時間が長かったと思います。

たかが花ですが、梅の花の開花は、
虫好きの私にとっては虫の季節が近づいたということを強く感じる出来事で、
毎年結構嬉しいです!

同じ頃にスギ花粉も飛び始めるので、
自分は花粉症でなくてよかった、と幸せも噛みしめています。
ただ、これは日頃の腸内菌叢のケアが大事だと信じていますが。

こいつ、じつは肥料は野菜用のものを気の向くままに与えています。
梅にとって良いのか、悪いのか全くわかりません。
ただ、元気に花を咲かせているので、大して問題ではないのかなと思っています。
同じ植物ですからね。

02/27
21年間ありがとう

出会いは1991年3月末。
長野県松本市の賄い付き下宿に私と同時にやったのを覚えている。
それから21年間ずっと一緒。
松本市で1年間
長野県伊那市で5年間
東京都福生市で約5年間
埼玉県所沢市で約10年間

まだ、そんなに衰えたところはなかった。
でも、時代の流れが許してくれなかった。
昨年の大変革は乗り越えたのに...。
ただ、周囲がどんどん進化していって、
周りと歩調を合わせられなくなってしまっただけ。

まだ元気な君を裏切って、君の代わりを決定した時は断腸の思いだった。

別れの日の朝も、君はいつも通りだった。
帰宅すると、いつもの君の場所には、薄くてでっかい奴がいた。
そんなこと忘れていた私は、しばらく呆然と立ちすくんだ。
とても、さみしかった。

疲れて帰ってきて、君をオンにしてホッとする。
そして、君をオフにして出ていく。
その繰り返しだった。
一緒に楽しんだのは大相撲中継が一番多かったかな?

21年間、本当にありがとう。
とても感謝している。

20120227.JPG

02/24
論文風にレアチーズケーキのレシピ紹介

問い合わせが多いので、
一昨日のレアチーズケーキのレシピを紹介します。
覚えている範囲で、あえて論文風に。

ビフィズス菌LKM512入りレアチーズケーキの作製

 カッテージチーズ(裏ごしタイプ,協同乳業㈱,東京)200 g、LKM512入りヨーグルト(おなかにおいしいヨーグルト加糖タイプ,協同乳業㈱) 100 g、砂糖 20 gをボール内で砂糖が完全に溶解し、均質になるまで撹拌後、レモン汁(ポッカレモン100,㈱ポッカコーポレーション,愛知)を3 ml添加し、さらに撹拌する。ゼラチン(ゼライス,㈱マルハニチロ食品,東京)5 gに水道水10 mlを添加し、電子レンジにて加熱溶解する。溶解後、直ちに、先に調整したカッテージチーズとヨーグルトの混合物に添加し、素早く撹拌し、予めクラッカー(RITZ, ヤマザキナビスコ㈱,東京)を3 mm以下のサイズに砕き敷き詰めておいた皿に入れる。形を整えた後、ラップを被せ冷蔵にて凝固させ(4℃,1時間以上)、摂取する時まで冷蔵(4℃)にて保存する。完成したレアチーズケーキには10億 cfu/100gのLKM512が含まれる。

※cfu: colony forming unit 寒天培地で微生物を生育してカウントした場合のコロニー数。
一般的には生菌数と解釈して問題ないです。

まあ、こんな感じですかね。
わかり難いでしょうね?
でも、我々はこっちの方がわかり易い人種なんです。
特徴としては、材料をむやみに改行して箇条書きで並べたりしません。
文章を書くスペースに限りがありますから。
また、一般の料理レシピにありがちな、適宜というような表現は絶対に使いません。
世界中の誰がやっても再現できるように表現することが重要です。

ちなみに、正確に量ってやったわけではありませんので、記述した量は大体です。
もし、これを参考にして作られる方は、砂糖の量は味見しながら調製して下さい。
甘さが少なくてもジャムなどをかけると美味しいと思います。
ヨーグルトは通販で買って下さいね(笑)
楽天市場メイトーオンラインショップ店

02/23
論文出ました!

今朝、私が書いた新しい論文が、
アメリカ科学誌「PLoS One(プロスワン)」に掲載されました!

ちょっといつもと雰囲気が違って漢方薬のお話。
漢方薬の効く、効かないって腸内常在菌の影響を強く受けるんですね!
ということで、漢方薬を活性化させるビフィズス菌の研究です。

このジャーナル報道規制がかかっていて、
公開日を事前に知らせてくれるはずだったのですが、
見落としたのか、向こうが忘れたのか、
今日、公開されるまで気付きませんでした。

ということで、今日は色々大慌てで対処しております。
内容解説は後日。

論文はここから(↓)
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0031700
内容を簡単に示したリリースはここから(↓)
http://www.lkm512.com/contents/PLoS_ONE_0223.pdf
あかん、もう疲れた。

           
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