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協同乳業研究所

03/31
友人発見

3月19日の読売新聞をバーっと流し読みしていたら、
突然知っている顔が載っていました。

島根大学医学部皮膚科講師の出来尾格さんです。
かわった名前ですが、「できお いたる」と読みます。
「おっー、デッキーや」
連載・健康プラスというコーナーの、"常在菌と付き合う"という企画に、
皮膚常在菌の話を解説しています。

デッキーは理化学研究所で実験していた時の同僚です。
当時、デッキーは慶応義塾大学医学部の博士課程の学生で、皮膚の菌叢を分子生物学的手法で解析していました。
皮膚の菌叢?
と思われるかもしれませんが、
皮膚表面にも、細菌は沢山棲んでおり、顔には数千万個程度いるそうですよ。
皮膚に培養できない細菌が沢山棲んでいることを最初に証明したのはデッキーです。
J. Med. Microbiolというジャーナルに発表しています(54巻p. 1231-1238 )。

私が常にウンコをもらうチャンスを伺っているのと同様に、彼は皮膚表面を擦り取るチャンスを伺っているのです。
どちらが怖いですか?

記事の横についてあったデッキーの写真を見ながら
「みんな頑張っているんだなー」
と思うと同時に、一昔前を懐かしく感じます。

そういえば、私はデッキーに肛門を見られたことがあります。
といいますか、私が見せたのかな?
詳細はまた後日。
今日のところは勝手に想像しておいてもらって構いません。

03/29
脱皮

私はアメリカザリガニを飼っています(http://lkm512-blog.com/2009/09/28/参照)。
不思議なもので、冬眠している虫たちが動き出すといわれる啓蟄の次の日から徐々に動き出しました。
雪が降ったり、暑かったり、三寒四温というリズムに合わせて、
ザリガニは、積極的に餌を食べる日もあれば、動きが鈍い日もありました。
さすが変温動物。

その、ザリガニが、春分の日を迎えた21日、脱皮しました!
前日、脱皮しそうな雰囲気は察知していたのですが、
「まさか、冬眠明け早々、大して餌も食べていないこの時期にしないだろう」
と思っていた私は非常にびっくりしました。

昨年7月に飼い始めて3回目の脱皮です。
親指位の大きさでしたが、もう立派な大人ですね。
10センチは超えました。

ちなみにメスなので、
今年はお婿さんを探してあげないといけないですね。
でも、それにはもう少し大きな水槽が必要です。
場所がない。
逃がしてやるのもいいけど・・・安全な水辺はあるのか?
迷っています。

もう暫く考えるとして、
ザリガニにとっては、1段階ステップアップしたわけなのでめでたいですね。
「脱皮、おめでとう!」(^-^)∠※PAN!

100325.JPG
コメント:暗いですがわかりますか?手前が脱皮殻です。向こうの方にザリガニ本体が写っているのがわかりますか?

1003252.JPG
コメント:わかりにくい方のために取り出した写真も提供します。触覚まで綺麗に抜けているでしょう。私も脱皮してみたい。

03/26
新記録達成!

昨年11月にLKM512ホームページへのアクセス数が最高記録を達してから、
その記録が抜けなくて苦しんでおりました。
それまで右肩上がりだったのに、原因不明の12月、1月の落ち込みときたら・・・・・・。

「結構頑張ってブログも更新しているのに・・・」
「とは言うものの、若干更新頻度は落ちたか?」
「そもそも、このままでいいのか?」
「読者からのコメントをもらえるようにしないといけないか?」
「皆、ウンコの話は嫌いなのか?」
「いやいや、もっと強烈なウンコネタが必要なのか?」

しかし、なんとか回復です。
しかも、新記録達成です。
2月の総アクセス数が新記録を樹立したのです \(^O^)/
私の勝手な目標の"月間1万アクセス"にはまだ努力が必要ですが、
とにかく新記録です。

これからも、よろしくお願い致します 

03/25
学会準備中。予定外のストレスが・・・

春の学会シーズンですね。
私は3月27-30日に開催される日本農芸化学会で発表するため、
現在、スライドといいますか、OHP用の資料をPowerPointで作っています。

今年は、LKM512を食べさせて寿命が伸びたマウスの大腸を詳細に調べたデータを発表します。
正式タイトルは
Bifidobacterium animalis subsp. lactis LKM512のマウス寿命伸長効果の作用機序の解析」
簡単に説明しますと、
LKM512で寿命が伸びる理由を、大腸の機能から検討してみようと、遺伝子レベルの研究で調べてみたのです。
結果はなかなか凄いですよ。詳細は発表が済んでから報告します。

毎年、必ず発表しようと思って研究しておりますので、
年中行事のようなものですね。
もう10回以上やっておりますので、何の緊張も無い・・・はずが・・・、
今年は座長をしなくてはいけないのです。
学会から指名されまして、引き受けざるを得なかったのです。

「夢か何かの間違いであって欲しい」
と、先日送られて来た要旨集を恐々見たのですが、やっぱり座長欄に私の名前載っていました。
しかも、専門外の演題も担当しなくてはなりません。

ある程度実績が認められないと座長を指名されることもないでしょうし、名誉なことではありますが、"中の下"程度のストレスを感じます。
ということで、どうもスライド作りに集中できず、ブログ書いている状況です。
もう少し追い込まれれば集中できるでしょう。
典型的な"追い込まれて力を発揮する"タイプなので。

03/24
2010年大相撲春場所、後半ですね

いよいよ大相撲も大詰めを迎えます。

把瑠都、きましたね。
がっぷりになって琴欧洲に勝てる力士はいないと思っていましたので、
私はそれなりにショックを受けました。
それにしても強いです。

さて、今日は横綱白鵬との全勝対決です。
白鵬は、連日、もの凄い立ち合いをしていますので、一気に仕留められるような気もしますが、それさえ避けることができれば大相撲になるのではないでしょうか?
覚えていたら5時50分から休憩所にあるテレビで見ようと思います。

新入幕の3人は必死の状態ですね。
こちらも注目しています。

相撲が終盤ということは、学会発表日が近づいているということを示しています。
実は、大相撲の千秋楽の日は、私の発表日です。

今日は、スライドを作らねば!

03/18
あした

"明日があると思えば、今日がおろそかになる"
と家の近くのお寺の住職さんの言葉が寺の伝言板に掲示してありました。
ほぼ毎日、車で信号待ちをしながら、「その通りだ」と噛み締めていました。

私の頭の中では、少し変化させ、
"今日中にできることは今日中にやってしまおう!"
となっておりますが、ほぼ同じ意味でしょう。
そういう気持ちで10年以上取り組んでおります。
他人に強要することは難しいですが、自分にだけは厳しくできますので、ほぼ毎日、遂行できていると思います。
これからも、「明日がある」と引き伸ばさずに、1日1日を大切にしていきたいと思います。

と、心に秘めた思いを確認しながら運転していると、カーステレオから・・・

♪明日があるさ、明日がある。若い僕には夢がある。
いつーかきっと、いつーかきっと・・・♪

改めて聞くと共感が持てるではないか・・・明日はあるよな・・どっちやねん???

♪・・・焦ることないさ、焦ることないさ。自分に言い聞かすー♪

そうそう、益々共感できるではないか! 

♪ある日突然考えた。どうしてオレはがんばっているんだろ? 
家族のため? 自分のため?♪

そんなこと、わからないけど・・・。

♪答えは・・・
(私らしく)糞の中♪♪♪♪♪

おしまい!
(♪ウルフルズ「明日があるさ-ジョージアで行きましょう編」を引用)

03/17
2010年大相撲春場所始まりました

皆さん、ちゃんと見てますか?
私は、初日はじっくり見たのですが、2日目は頼りにしていたNHKのBSハイビジョンのダイジェストが夜中2時頃の放送になり、見られませんでした。
困っています。
NHKさん、映画を放送する前に30分だけ放送して下さいよー。
先場所は夜11時からだったのに。そうと思って早めに仕事を切り上げたのに。
録画で対応しないといけません。

まずは、
魁皇、幕内100場所達成、おめでとうございます。
きっちり、勝ち越して欲しいです。たぶん大丈夫でしょう。
直接関係ないですが、最近、私のWordは"かいおう"と打つと、きっちり"魁皇"と一発変換するようになりました。

把瑠都は心配しましたが、大丈夫そうですね。
12勝はいくでしょう。
日馬富士も、先場所からその兆しはありましたが、いよいよ元気な状態に戻ってきた感じですね。
この二人がどう白鵬に絡むのかという視点で残り12日間を追っていけば良さそうですね。
あと、関脇に戻った豊ノ島も凄く良い動きをしていると思います。

もっと、マイナーなことを書きたいのですが、
普通の人ことも考えてブログ書いて欲しいと指摘がありましたので、
この位にしておきたいと思います。
この先は、Dr. LKMのTwitterへどうぞ。

そうそう、把瑠都という漢字は変換が難しいですが、
"たばると"と入力し、"たば"を変換してから、"る"と"と"を一文字ずつ変換すればできますよ。

03/16
スカンポ

先日、イギリスの環境・食料・農村省が、
イギリス全土で広がっているイタドリの駆除のために、日本のイタドリマダラキジラミを輸入することを決定したというニュースが流れました。

「なんじゃ?」

イタドリとはタデ科の植物で、
19世紀に観賞用として日本からイギリスに持ち込まれ、向こうで大繁殖し、現在では被害を与えているようです。
どうやら甘っちょろい被害ではなく、アスファルトを突き破るなど、年間200億円程度の被害のようです。
つまり、
このイタドリを食べるイタドリマダラキジラミという小さな昆虫を使って駆除しようという作戦を決行するというニュースです。

ところで、このイタドリという植物をご存知ですか?
私も知らなかったので調べたところ・・・、
見たことある植物でした。
間違いなく、"スカンポ"です。
私が小学生の時は、下校時に、皆で奪い合って食べていた植物です。
近鉄奈良線が走っている土手に登って食べていたのを思い出しました。
もちろん生食です。

ポンッと折れ、中は空洞で(つまり竹輪のような形)、
皮をスーっと剥いて(あるメーカーの裂けるチーズのような感じ)、
食べると、繊維質なのにみずみずしく、あの青臭くてすっぱい味が今でも思い出せます。

事前に研究はされたようで、イタドリマダラキジラミが現地の生態系へ影響を与えることはないと判断したようですが、その危険性はゼロではないはずです。
まずは、イギリス人が1日1本ずつスカンポを食べれば良いのではないかと思います。

タデ食う小学生だった者より

03/12
大相撲春場所はじまりますね

3月14日の日曜日から大相撲春場所が始まります。

やっぱり、大関を目指す把瑠都に注目ですかね。
場所前の稽古で左手を怪我したようで少し心配ですが・・・。

隠岐の海、徳瀬川、磋牙司の3人の新入幕力士にも注目です。
幕内で通じるのかじっくり見てみましょう。
特に、磋牙司は小兵ですが、元気な相撲で応援したくなる力士です。
髷のボリュームも少なく応援したくなります。

私の課題は、本場所中に、
大相撲の話題とLKM512関連の話題のバランスを考え、
ブログを更新することです。

それと、千秋楽の28日は私の学会発表日です。
ぼちぼち準備も始めなければなりません。

03/11
最新論文紹介

Natureの3月4日号(464巻、59-65ページ)に腸内菌叢関連の論文が掲載されました。
メタゲノムという手法を使って糞便中のDNA配列を徹底的に解読し、腸内菌叢を解析した論文です。

メタゲノムとは・・・(んー、一言で説明するのは難しい・・・)、
土壌など(勿論ウンコも)環境中の試料から抽出してきたDNAをそのまま解読し、
解読したDNA配列をデータベース上に存在しているDNA配列と比較して、何由来のDNAかを調べる手法です。
どの菌種という情報以外にも、どのような機能を持った遺伝子が存在しているかということもわかります。
例えば、「炭水化物を分解する腸内細菌由来の遺伝子が多い」なんてこともわかります。

ややこしいですが、
これまでは単一菌種由来のDNAを必死で解読していたのに対し、
この手法では、腸内菌叢のような多様な細菌由来DNAの混合物がそのまま一気に解読できるのです。
つまり、100種類の細菌が棲息していたとしても、一度の解析で、ほぼ確実にそれらのDNAが全て検出できるようになるのです。
こんなことができるようになったもの、DNAシーケンサー(解読装置)が進化し、
次世代型シーケンサーというものが開発されたためですが、
ややこしいのでこの話はストップします。

この論文では、124名の糞便を解析し、
ヒトの腸内細菌は1,000-1150種存在し、
各人には少なくとも160種類の菌種が棲息し、
多くの被験者に共通して定着している菌種も多数確認できた。
ということが述べられています。

腸内細菌は一体何種類いるのか?
という疑問は、大体決着がついたのではないかと思います。

凄い技術ですが、この分析にはお金はかかりますよー。

           
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