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協同乳業研究所

11/15
高級ぶどう 頂きました!

今年は、幸運なことに、高級ぶどうを頂く機会に恵まれました。

特に凄かったのが、4~5年前に退職した元研究員からの贈り物。

20191115.JPG

最近、「皮ごと食べられる」の売り文句で、勢力を拡大しているシャインマスカット。
かなり高額ですが、関東のスーパーでも見ることが多くなりました。
シャインマスカットも品質はピンキリですが、激ウマ最高級品を頂きました。
たぶん、相当高かったでしょう。
ちなみに、私は皮をむいて無糖ヨーグルトに入れて食べるのが大好きです。
50gに1粒の割合で入れると、ちょうどよいです。

もう一つ頂いたのが、ナガノパープル。
なんと、これも皮ごと食べられるのです。
赤系ブドウで皮まで食べられるのは初めてです。
大粒で非常に美味でした!
これは、数年後には関東のスーパーで高級ブドウの主力級になると予想。

ちなみに送り主は、以前、本ブログで「助手A♀のダイエット企画」をやっていた彼女です。
参考ブログ:http://lkm512-blog.com/2014/02/alkm5129.html

元気に過ごしているようです。
今でも我々を気遣ってくれているようで、ありがたいですね。

ご馳走様でした。

11/12
解説記事が掲載されました(生物工学会誌2019年10月号)

我々のポリアミン研究の成果の解説記事が、生物工学会誌2019年10月号に掲載されました。

「脳機能活性化や健康長寿の鍵となる機能性食品素材・農産物」
という特集の中の記事です。

タイトルは、少々長いですが、
「腸内細菌由来ポリアミンを機能性成分とした健康寿命伸長食品の開発」
です。

20191112.jpeg

・腸内でのポリアミン産生技術の開発(ビフィズス菌とアルギニンの組合せ発見とそのメカニズムの解明)
・マウスでの寿命伸長効果
・高齢マウスの認知機能への効果
・ヒト臨床試験での動脈硬化症予防効果
まで15年分位の仕事を、コンパクトにまとめました。

日本語です。

興味ある方、ご覧あれ!
(残念ながら現在はフリー閲覧不可能です。数ヶ月後にはPDFがフリーで落とせるようになると思われます。たぶん...)

10/18
改めて、ポリアミンって?

ここで改めて、ポリアミンとは何か、おさらいします。

ポリアミンは、アンチエイジング効果や心血管系疾患への有効性の研究成果がハイレベル・ジャーナルに連発されています。

ポリアミンの高い機能性を示す論文の抜粋
■Nat Cell Biol. 11: 1305-1314, 2009(複数のモデル生物への経口投与で寿命伸長)
■Cell 157: 1515, 2014(アンチエイジングに有効な介入の1つとして紹介している総説)
■Nat. Med. 22:1428-1438, 2016(心臓機能の改善 マウス)
■Nat. Neurosci. 16: 1453-1460, 2013(経口投与で加齢に伴う記憶力の低下抑制)
■Science 359: eaan2788, 2018. (これらをまとめた総説)

我々も、先日、腸内でポリアミンを増やせば血管内皮機能が改善されて、動脈硬化症予防に有効との論文を出しました。
Nutrients 11: 1188, 2019
こちらは日本語解説です(↓)
https://www.lkm512.com/contents/20190612.pdf
ポリアミンができるカラクリを簡単に述べますと、ビフィズス菌LKM512の産生する酸(乳酸、酢酸)が引き金となり生じる一連の腸内細菌叢(腸内フローラ)の物質交換により、最終的にポリアミンが作られるのです。

Science Advances 4:eaat0062 に掲載されております。
こちらは日本語解説です(↓)
https://www.lkm512.com/contents/20180628.pdf
(個々の腸内細菌の生き残り戦略が組み合わさることで、機能性物質ポリアミンが産生されていることを発見 ~ポリアミンで予防・軽減が期待される疾患(心血管疾患など)への応用が期待される~)

当社のサイト「健康腸寿ナビ」でも解説しています。
https://www.meito.co.jp/polyamine/article/cat-Polyamine/

10/17
ポリアミンヨーグルト発売!

研究成果がそのままヨーグルトになりました!

既存のビフィズス菌LKM512ヨーグルトのパワーアップ版のヨーグルトです。
腸内でポリアミンを作るヨーグルトです。
ちなみに、人工甘味料不使用、脂肪ゼロでもあります。

記念すべき一口目の前に、グッとこらえて撮影しました。

20191017.jpeg

このヨーグルトの中には、最適量のビフィズス菌LKM512とアルギニン(アミノ酸の一種)が添加されており、腸に届いて、腸内細菌叢(腸内フローラ)がポリアミンをドクドクと産生する環境を提供します。
アルギニンも届くの? とよく言われますが、配合量を摂取すると間違いなく届きます。
ウンコを調べまくっておりますから、間違いありません。

少々意味不明な商品名ではありますが、そこが味噌!
どうぞよろしくお願い致します。
徐々に販売店舗を増やしていく計画ですが、見つからない場合は通販でも販売中です。

09/13
第71回生物工学会大会で話します

来週の火曜日(2019年9月17日 15:30~17:30)、岡山大学で開催される第71回生物工学会大会のシンポジウムで話します。

シンポジウムテーマは
「微生物ポリアミンが支える高齢化社会の生活」

当シンポジウムのプログラムは大会HPにあります。
シンポジウム「微生物ポリアミンが支える高齢化社会の生活」プログラム

4番目の演者で、
「健康長寿社会へ向けた腸内細菌由来ポリアミン産生促進技術の開発とその保健効果」
というタイトルで25分間割り当てられております。
シンポジウムテーマとドンピシャな内容ですね。

6月に掲載された論文(Nutrients 11: 1188, 2019)の内容も紹介する予定です。

腸内細菌にポリアミンを作らせるヨーグルトを研究開発し、それに動脈硬化の予防に重要な血管内皮機能の改善効果を確認したという内容です。
その時のリリースはこちら(↓)
血管内皮機能の改善効果を有するヨーグルトをヒト試験で確認

興味がある研究者の方、是非ご来場下さい。

準備をしないといかんわけですが、前日〆切の依頼原稿もあり、直前仕上げになること間違いなしでしょう。
いつものことです(苦笑)

08/15
盆に働くのもいいね!

例年、お盆の時期に夏休みをとっている私であるが、
今年はお盆に夏休みを取らず、通常業務をしている。
当社は特に決まった夏休みは無く、7~9月の間にとればよい。

会議、打合せ、依頼講演など、私がこの建物の外に出る用件もなく、
極めて平和である。

道路もガラガラ!
朝の通勤時間が約半分に。
通勤中にウンコがもれそうになるリスクも激減だ。

電話もない!
メールも激減!
国内メールは殆どない。
逆に、私から不在を承知の上で、メール攻撃を仕掛けている位である。

かなり仕事が進む。
素晴らしい!

07/31
インデアンカレー

日本農芸化学会北海道支部の講演会に招待され、帯広に行って来た。

当研究チームに帯広畜産大にゆかりのある研究員がいるのだが、
何か美味しいものはないかと聞くと、豚丼とインデアンカレーを紹介された。
豚丼は聞いたことあるが、カレーの方は聞いたことがない。
あまり自己主張の強いタイプではないのだが、「インデアンカレー推し」の姿勢はかなり強く、少々驚くと同時に私自身が基本的にカレー大好きなので、頭の片隅に置いておいた。

講演会後、仲良くしてもらっている別の演者が、
「昨日、閉店間際に滑り込みでインデアンカレーを食べた」と話して来た。
私が驚くと、帯広の名物で、ネットで調べてどうのこうのと・・・
更に、この演者は懇親会の挨拶で「昨晩、早速インデアンカレーを食べました」と話したところ、何故か北海道軍団(おそらく、特に帯広軍団)は大盛り上がり。
私の心の中:「インデアンカレーってなんやねん????」

翌日早朝、ホテルの窓から街を眺めると、ひと際異彩を放つピンク調の変な建物が近くにあった。
よーく見ると、Indianと書いてある。
まさかと調べたらカレーショップ・インデアンである。
ちなみに、インディアンではない。
前夜の懇親会でお酒をご馳走になり過ぎて、胃腸の調子は良くなかったが、飛行機に間に合いそうなので食べに行くことにした。
いや、神様が「行きなさい」と指示しているのだと感じた。

11時の開店と同時に行った。
実は、ふとホテルの窓から覗くと、開店15分前位からお客さんが並び始めていたので慌てて行った。
どんどん人が来て、5分程でカウンター席、ボックス席共に満席。
まだ11時過ぎである。

ルー:インデアン(他に2種類あった)
辛さ:辛口(5段階あり、極辛だったかこれより辛い味もある)
トッピング:カツ(トンカツ。他にもチキン、ハンバーグなどがある)

おそらく、ブログではここでカレーの写真を載せるべきであるが、
記憶に残そうと食べることに集中し、写真は撮っていない。

激ウマ!!!
福神漬け以外にも、緑色の漬物(定食屋等で常備されていることが多い細かく刻まれた濃緑と黄緑の野菜類が混合した漬物)とピンクの生姜(いわゆる寿司のガリ)は食べ放題。
色々なコンビネーションを試してみる。
辛みをアップさせる謎の液体も試したが、ジワッと辛さが増して良い。
量はちょうど(大盛りもできる)
そして激安!!!

食べ終わって、オリジナルのペーパーナプキンを記念に頂いた。
上記研究員への証拠として会社に持参した。

20190731.JPG

大型カレーチェーン店が帯広への進出を諦めたという理由が理解できた。

価格と味と雰囲気を合わせた総合力が、とにかく素晴らしかったので、本ブログでグルメリポートは殆どしないが今回は報告する。

帯広に行かれた時は、カレーショップ・インデアン、お薦めである。
旅行客は昼飯にするのがベストと思われる。

07/19
バスが満席!?

明日(7/20)は日本農芸化学会の北海道支部講演会で講演をするのだが、困ったことが発生した。

早朝6時台のフライトで行くのだが、
それに間に合う公共交通機関がないのである。
正確には、唯一、早朝4時台の空港連絡バスがあるはずだが、それが満席なのである。

Σ( ̄□ ̄;) ガーン

いつも余裕で予約できるのに...、と思って考えたら、
夏休み初日
しかも土曜日
不運なことに、土曜日なので頼みの電車も始発が遅く、間に合わない。

このバスは、旅行者に占拠されているのであろう。
たまにしか飛行機を利用しない方は、余裕をもって空港に着きたがる傾向がある。
また、バスは遅れる不安があるので、さらに早めの時間帯を予約しがちである。
結果的に、8時~9時台のフライトの人が沢山、早朝バスを予約しているのではないかと思う。

この途方に暮れる私の気持ちを理解してもらいたく、
更新が滞りまくっているブログを、久しぶりに書いてしまった。

07/09
ゴードン会議に参加してきました!

帰国後、時差ボケに苦しんでおりましたのでブログが遅れましたが、
6月終盤に開催されましたゴードン会議(Gordon Research Conference)で話す機会を得ましたので、参加してきました。
ゴードン会議とは、サイエンスの世界では有名な、権威のある学術集会です。

私が参加したのは「ポリアミン」のセクション。
2年に1度、開催されております。
要するに、ポリアミンのスペシャリストが集まる会議です。
場所は、米国ニュー・ハンプシャー州のウォータービルバレー。
米国の北東部で、近くには店も無い広大な山岳地帯の、おそらく冬はスキー場となる場所での開催です。

この会議の特徴は、言わずと知れた、「Confidential」であること。
Confidentialとは、秘密の、機密の、極秘の、内密の という意味です。
つまり、ここで話す内容は決して表に出さないとの約束の上で、未発表の最新データを発表して議論する場なのです。

そういうわけで、未発表データを話して来ました。
私を呼んでくれたオーガナイザーを失望させないよう、沢山出しました。
おかげで、色々とディスカッションもできました。
また、沢山、他の研究者のネタも聴くことができました。
その内容は一切書きませんが・・・Confidentialなので。

唯一、書けるのはこれでしょうか。
英語力が足りん・・・

06/12
論文が掲載されました(Nutrients)

令和に入って最初の論文アクセプト(受理)です!
Nutrientsという欧州のジャーナルに掲載されました。

タイトル
Endothelial function is improved by inducing microbial polyamine production in the gut: A randomized placebo-controlled trial
血管内皮機能は腸管内で腸内細菌のポリアミン産生誘導により改善される:無作為化二重盲検試験

我々は、20年近く、地道に腸管細菌を使ってポリアミンを増やす技術開発やそのメカニズムの研究を行ってきました。
今回、一歩進めて、その技術を応用したヨーグルトを作製してヒト試験を行いました。
BMIが高めの健常成人に12週間食べてもらったところ、
仮説通り、血管内皮機能が改善されたという結果をまとめたものです。

血管内皮機能とは、いわゆる血管の「しなやかさ」といっても過言ではないと思います。
動脈硬化発症プロセスの最初に生じるのが血管内皮機能の低下ですから、
これが改善されることは、動脈硬化予防に有効であるということを示しています。

ポリアミンが動脈硬化を含む心血管疾患を予防する機能を有する可能性は、複数の研究者が考えていたことですが、ヒトで効果が確認された最初の報告となります。

また、ポリアミンを高濃度含む食品を摂取するのではなく、腸内細菌を利用してポリアミンを作らせるというアプローチでの効果確認も腸内細菌研究においてはとても大事なことと考えています。
つまり、口から食したものは吸収・利用されたらそれっきりですが、腸内細菌に作ってもらえることができれば、多少腸から吸収されようが、条件さえ整っていれば、腸内細菌は年中無休で活動しておりますので、しばらくの間は作り続けてくれるのです。
従って、腸内細菌を利用することで、生体に供給できる生理活性物質の量が増える、今回の場合はポリアミンの量が増えると、私は考えております。(これを証明するのがとても難しいのですが...)

詳細は、論文内容はリリースにまとめてあります。
https://www.lkm512.com/contents/20190612.pdf

原文はここにあります。
https://www.mdpi.com/2072-6643/11/5/1188/htm

ヨーグルトは秋に発売予定です。

           
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