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協同乳業研究所

08/31
残念な結果

オタマジャクシから育てていたアマガエル(通称ちび)が死んでしまいました。

このブログに最後に登場したのは4月の冬眠から目覚めた時。
参照ブログ⇒1匹は越冬成功

最も難しいとされるオタマジャクシからカエルになった直後の時期をクリアしたので、少なくともあと5年位は付き合えると思っていただけにショックです。

過去に読んだ本によると、
卵から孵化したカエルが1年後に生きている確立は数%ということなので、
生き残った数%には入ったため、最低限のことはできたと思います。

個人的に1週間程、喪に服しますが、
素人ながら、研究者の端くれとして、
私なりに原因となった可能性のある事象を列挙してみます。

①餌の問題
体長が2 cm位になり、夏までは小さなバッタ、コオロギやクモを食べていたのですが、この季節、それらは巨大化して餌とすることができなくなりました。
そこで、ワラジムシ(丸まらないダンゴ虫と表現すれば知らない人もわかるかな?)中心の餌になりました。
序盤は喜んで食べていたのですが、後半はあまり食べなくなりました。
餌の好みで食欲が落ちて、衰弱していった可能性が考えられます。
が、そんなことあるのか?

②土(培養土)
自然界では主として植物の上で暮らすアマガエル。
喜ぶだろうと観葉植物ポトスを入れていました。
そのポトスが、暑さ対策で日光の当たらない暗い場所で且つ化学肥料はカエルには好ましくないと肥料無しの水耕栽培で飼育ケージに入れていたので弱って来ました。
そこで、元気な鉢植えのポトスと入れ替えたのが、まさに1週間前。
小さな鉢に市販の観葉植物用の培養土を入れて、上にたっぷり水を含んだ水苔を載せていたのですが、この土にカエルにとっては良くない成分が入っていたのか?
ただ、同様の処理をした大人のアマガエルは今のところ健康そうである。

③ウィルス
飼育ケージを洗う際、手で別の容器に移動させていました。
手に致命的なウィルスが付いていたのか?

④太陽光
玄関の暗い場所が定位置でした。
従って、「ちび」は殆ど太陽光を浴びていないことになります。
ヒトでも太陽光を浴びることでビタミンDが産生されるなど、
あなどってはいけないことかもしれません。
ただ、カエルでも同様のことがあるのかは謎です。

⑤まさかの死んだふり
私なりに、昨日は、何に原因があったのかを色々調べました。
その中でカエルが死んだふりをすることも多々あるという事実を知りました。
その写真が、最後の姿にそっくりなんです。
厳密にいうと、ちびは喉が動いており死んでいなかったのは間違いありません。
ただ、物凄く衰弱しており、間もなく死んでしまうと判断したのです。
私は、最期は自然の中で迎えた方がよいだろうと考え、
メダカを飼育している甕の上のホテイソウの葉の上にそっと置きました。
しかし、翌朝見に行った時には死骸はありませんでした。
死んでいたら埋めてあげようと、かなり本格的に探したのですが・・・。

あれが死んだふりなら嬉しい・・・
そう信じて、水甕の水を10年間は枯らさないようにしてあげようと思います。

08/12
カエル喉詰まる

5月末から草むらでアマガエルの餌として捕獲してショウリョウバッタは、
既に餌に適したサイズを超えてしまいました。
(全長10cm級になるバッタです。)

小さめの個体を見つけて与えてみたのですが、
ほら、この通り。
20150812.JPG

喉が詰まりそうです。
いや、詰まっている?

前脚を使いながら、10分位で飲み込み完了していましたが、
バッタのサイズがカエルの体長と同じ位なので、
物理的に、どうして胃袋に納まるのか謎です。
もちろんカエルは噛み切ることができないので丸飲みです。

最初に胃袋に入った頭部を消化しながら、
腹部を押し込んでいったと推測しています。

08/11
最近は茶色がお気に入り

アマガエルが環境に合わせて体色を変化させることはご存知でしょう。
いわゆる保護色ってやつです。

最近は暑過ぎるため、日光も簾で遮っており、少々暗い環境で飼育しております。
1匹は、ケージに入れた木がお気に入りのようで、1日の大半を木の上で過ごしています。

そうすると、こんな体色になるのです!
20150811.jpg

まずは左側のカエル。
通常の綺麗な黄緑色のアマガエルとは異なり、
環境に合わせて、薄茶色の部分が増えています。

そして、右側のカエル。
「お前、本当はアカガエルか?」
と思ってしまう位に見事に変色しています。
乗っている木の色とほぼ同じです。

土色や灰色っぽくなっているアマガエルは見たことありますが、
ここまで赤茶色になっている個体は珍しいのではないでしょうか?

体色は、ホルモンで調整し、
彼らがこの色になろうと考えて変色している訳ではないようですが、
見事としか言いようがありません。

08/07
見つけたら獲りに行かないと気が済まないんです

一昨日、「年に1回は素手で捕獲しないと気が済まないんです」というタイトルのブログを書きましたが、間違いでした。
手が届く範囲でセミを発見してしまうと、
どうやら、私の体は反応してしまうようです。

今朝、会社の駐車場に車を停めて、研究所の玄関に着くまでに、
木にとまっているのを発見し、
思わず捕獲してしまいました。
もちろん手でです。
僅か20~30 mで2匹も。
ほぼ無意識で...。

今日の収穫は2匹ともメスのミンミンゼミでした。
前回同様、一般人はあまりじっくり観察しない裏側を撮影しました。
どうぞ。
20150807.png

年に一度どころか、30秒で2匹ですわ(笑)。

08/04
トウキョウヒメハンミョウ定住

タイトルの通り、トウキョウヒメハンミョウが定住したようである。

「何のこっちゃ???」
であろうが、その前に下にリンクを貼った、2年前の合計6話におよぶ大作ブログを読んで頂きたい。面倒な方は、④と⑤だけでも読んで頂きたい。
一部の読者からは大変称賛された2013年8月の「穴の中の生物シリーズ」である。
穴の中の生物① 
穴の中の生物② ―出会い編―
穴の中の生物③ ―大人編―
穴の中の生物④ ―ひらめき編―
穴の中の生物⑤ ―成功編―
穴の中の生物⑥ ―観察編―

こんなブログを書いてしまう位にハンミョウが大好きな私は、
この釣り上げたトウキョウヒメハンミョウの幼虫を持ち帰り、
自宅の植え込みの硬めの土壌にリリースし、移住を試みていたのである。
自宅には餌となるアリは無数におり、飼育するのではなく、自然条件下での生育と繁殖を目標としていた。

移住させた2013年は、その後越冬となり行方不明になっていたが、
昨秋、ハンミョウ幼虫の巣穴っぽいものがあることは確認していた。
しかし、成虫を確認することがなかった。

ところが、今年、ついに成虫を発見した!!!
車に乗る際に、地面を低空飛行する小さい昆虫を発見し、
まさかと思って周囲を捜索すると、
少なくとも4、5匹のトウキョウヒメハンミョウがいたのである。
20150804.png
これは、自宅の壁にくっついている所をギリギリまで近づいて撮影したものである。
警戒心の強い昆虫であるが、アップで撮らせてくれた!
接近撮影に成功したため大きく見えるが、実際は1.5cm程度の小さな昆虫である。
視覚で獲物を狩るための立派な複眼と、交差している牙は典型的ハンミョウの仲間の特徴である。

余談であるが、自宅の壁がこんなボコボコしているのに驚いた。

研究はあんまりうまくいかないが、こういうのは成功する私である(笑)。

07/14
不可解なこと

カブトムシの羽化というめでたいニュースの陰に不可解な事実あり。

羽化したカブトムシは2匹。
10月には7匹いたのに、他は死んだのか?
実は、飼育密度の問題で(密度が高いと当然栄養不足に陥り、立派な成虫にならない)、
別の容器で飼育することにしたのです。
100円ショップで購入した底が深めのタッパーで1匹ずつ。

これらが、全て1~2週間で死亡したのです。
極めて不可解です。

用いた腐葉土は生き残った容器のものと全く同じでした。
きっちり、空気穴も空けておりました。
容積が小さい分、外気温の影響は受け易いですが、
まだ11月で、しかも室内で飼育しており温度の問題はないと考えています。
でも、気付いた時は全ての幼虫はどす黒い死骸に・・・

研究という仕事をしておりますので色々考察できますが、
これ以上は書きません。

私の中では不可解を超えて、こわ~い事実として認識しております。

07/13
無事成虫になりました!

カブトムシが、羽化して出て来ました。

20150713.JPG

大きい幼虫と一回り小さな幼虫だったので、
オスとメスと予想していたのですが、
その通りでした。

ケージでの飼育下では、栄養不足やストレス等が原因で、
特にオスで、体が小さく角が短い可哀想な成虫なることが多いのですが、
今回は問題なかったです。
抜群に立派ではないですが、普通に立派なオスになりました。

昆虫ゼリーを与えると、
昼夜を問わず、食べ続け、完食でした。
サナギの間、約1ヶ月間は飲まず食わずですから、
そりゃそうかとも思います。

07/08
角確認

この幼虫⇒4/14ブログ「元気に生育中 カブトムシ」
覚えていますか?

6月初旬には飼育ケージの底で蛹(サナギ)になっている雰囲気は確認していました。
プラスチックケース越しですが、色が茶色になっていたので。
サナギになる際、幼虫は部屋を作る(クルクル回転して一定の空間を作る)ので、
ひっくり返して蛹を取り出したい欲求を我慢し、そっと放置しておきました。

昨日、水分不足は厳禁なので霧吹きをしようと覗いてみると・・・

20150708.JPG

ツノ発見!!!
わかりますか? 写真真ん中です。

どうやら羽化(蛹から成虫になること)したようです。

そっと掘り起こそうとすると、まだ体が柔らかかったので、
強引なことをせず、そのまま放置。
(ここがカブトムシを飼っていても、子供と異なり私が大人である点です)

もう少し待ちます。

06/22
シマサシガメ

サシガメ(漢字で書くと「刺亀虫」)を久しぶりに紹介する。
2012年5月にヨコヅナサシガメを紹介して以来、3年ぶりの登場となる。
参照ブログ⇒「ヨコヅナサシガメ再登場」

当時、「気持ち悪い」という指摘を受け、暫く自粛していたが、
昨日、NHK「ダーウィンが来た!生き物新伝説」で、国蝶オオムラサキの天敵として肉食系カメムシが登場し、サシガメを紹介したい気分を抑えられなくなった。

サシガメとは、他の昆虫を捕えて口器を挿し、体液を吸う肉食性カメムシである。
タガメやタイコウチが水中に進出した肉食性カメムシで、
サシガメは陸上の肉食性カメムシといえるだろう。

今日紹介するのはシマサシガメ(幼虫)。
以前紹介したヨコヅナサシガメより一回り小さいサシガメである。
20150622.jpg
下側が頭部で、その先にぶら下がっているのは獲物である。
獲物はハムシ類と思うが、種名までは断定できない。
とにかく、甲虫のなかまを捕食している所に出くわしたのである。

私の知る限り、シマサシガメは草木の上で活動し、選り好みせずに何でも捕食する。
体が柔らかいカメムシが硬い甲虫類の体にブスッと口を突き刺して食しているのは変に思われるかもしれないが、それ程珍しい光景ではない。

成虫は白と黒の縞々が特徴的で、それ故にシマサシガメと命名されている。
しかし、幼虫時代はこの写真の様にオレンジ色が目立つ。
成虫になった時は、このオレンジ色の部分が翅で隠れているだけかもしれないが、
成虫の翅をめくり上げたことがないので知らない。
とはいえ、脚の縞々は成虫と全く同じである。

サシガメに挿されるのはめちゃくちゃ痛いので、私は触らないことにしている。
写真のように硬い甲虫にもプスリと口器を刺すレベルなので、
ヒトの皮膚など簡単に刺される。
南米の方では、ヒトを含む動物の血を主食としている恐ろしいサシガメも存在する。

06/16
初カマキリ

今年、最初のカマキリです。

以前に蛾の幼虫を育てていると紹介したブロッコリーの何処かにいます。
わかりますか?
こっちを見ています。
20150616-1.JPG

ヒント...
なし。

近付いてみましょう。
20150616-2.JPG
目線を外されてしまいました。
1つ目の写真では、中央やや上側にいます。

たぶんオオカマキリです。

一瞬、飼おうかと思いましたが、止めておきます。
餌が、あまりにもアマガエルとかぶり大変なので。

           
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