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10/24
ハグロトンボ

この黒いトンボを見たことありますか?
見たままで、ハグロトンボと言います。
201110241.JPG


私が育った奈良の実家の近くでは全く見かけないトンボでしたが、
ここ東京都西多摩郡日の出町ではよく出会うトンボです。
初めて見た時は興奮しました。

川が大好きで、幼虫時代は川で過ごします。
分類でもカワトンボ科に属しています。
流れの緩やかでヨシ等の植物が生えている場所が特にお気に入りで、
そういう場所には数が減った現在でも集団で存在するようです。

ひらひらと蝶のように飛び、あまり動きは俊敏ではありませんが、
警戒心は結構強く、近づくと飛んで行きます。
アカトンボやシオカラトンボのように簡単に接近することはできません。
従いまして、手で捕獲するのは難しいトンボです。
捕れそうで捕れないトンボですね。
最後は川の中の方に逃げ込まれるパターンが多い。

上の写真はオスの個体なのですが、腹の部分はメタリックな緑色で美しいですね!
綺麗過ぎて逆に人工的に感じる色です。
メスはこんな感じです(↓)
201110242.JPG

多くの昆虫達と同じで、メスは地味なのです。

【捕獲時満足感:8】(10点満点)

10/18
偉いバッタ

8月に横綱と名乗る昆虫を紹介しました(ヨコヅナサシガメ)
横綱は偉大ですが、本日紹介するのは、おそらくそれ以上に偉そうな名前の昆虫
『トノサマバッタ』
現代においても堂々と殿様と名乗っているのは、このバッタとトノサマガエルくらいでしょうか。

トノサマバッタというだけあって、やっぱりでかくて立派で風格があります。
20111017.JPG


軽く5-6 cmはあります。
同じ体型(仮面ライダー型の顔で細長ではなくがっちりタイプ)のバッタは他にもいますが、それらと比べても圧倒的にでかい。
例えば、昨年紹介したクルマバッタモドキと比べるとトノサマバッタ(メス)の体長は2倍位あります。
横幅や体高も合わせると、5-6倍位の大きさに感じてしまいます。
捕獲してみるとわかるのですが、その質感とパワーは他のバッタを圧倒しています。
(殆どの方は、バッタ経験が少なくこの感覚が伝わらないので寂しい...)

そして、非常に高い飛翔能力。
ジャンプすると10-20 m先に飛んで行ってしまいます。
そして、非常に高い警戒心。
それ故、手で摑まえるのはほぼ不可能です。
補虫網を持っていても、網の届く範囲に近づくのは容易ではありません。

比較的草丈が低いイネ科植物が生えている日当たりの良い広い草原を好み、
そのような土地が殆ど無い都市部ではなかなか出会えませんので、
捕まえた時の満足感はかなり高いバッタです。

【捕獲時満足感:8】(10点満点)※素手で捕獲時は9になります。

10/13
アオスジアゲハ

市街地でも比較的見かける独特のスカイブルーの模様が綺麗な小型のアゲハです。

20111013.JPG


その名は見たまま、"アオスジアゲハ"。

都会の方でも殆どの方が夏に1-2回は目にすることがあるのではないかと思います。
但し、南方系のチョウのため、北海道や東北の方は見たことないですかね。
そう考えれば、熱帯のチョウにありがちなカラフルな色ですよね!

幼虫がチョウの例外に漏れず偏食家でクスノキ科のものに特化しておりますので、
都会でも街路樹を使って繁殖できるため、数が多いのです。

しかしながら捕獲された経験がある方は少ないのではないでしょうか?
実際に捕獲をしようと思ったことがある方ならわかると思いますが、
こいつ、飛翔能力が非常に高く、虫取網を持っていてもそう簡単には捕獲できません。
「あっ、ここの花の蜜を吸っている」
と思っても、次の瞬間には、はるか向こうの木の上方に飛んで行っていることが多いです。
蜜を吸う時もじっくり花に捕まるのではなく、羽ばたきながら次から次へと忙しいのです。
発見してから網の用意をしても間に合わないタイプの典型的な昆虫。
おそらく先日紹介したキアゲハより20倍(私の感覚)は捕獲が難しいと思います。
私も通算20回程しか捕獲したことはありません。

写真撮影もかなり難しいです。
でも、この夏、一度だけ撮影のチャンスがありました。
一瞬ですが、私との距離は1m程度。突然現れて、目の前の花に夢中です。
しかし、急いでデジカメのスイッチをONにした瞬間、視界から消えました。
なんと娘が虫取網であっさり捕獲していました。
「こいつ、虫取りの天才か...?」(ライバル心芽生える)
ということで、それを写真に収めました。

10/06
キアゲハ

ニンジンで幼虫が育っていました!
201110061.JPG


パセリやニンジンなどセリ科の植物を好むキアゲハです。
どうですか、この模様。
カラフルな毒々しい警告模様で鳥などの外敵から身を守っている雰囲気もありますが、
遠くから見ると、幾重にも重なり風に揺れる葉の陰と日光の中で周囲に打ち解けて、意外と保護色的に作用しているのではないかとも思います。
どちらが正解かはわかりませんが、それを色々と考えながら観察するのは結構楽しいものです。
こいつをツンツン触って怒らせると、濃黄色の角を出し、同時に濃厚パセリ臭のような強いにおいを放出し威嚇してきます。

201110062.JPG

これが成虫です。
カラフルできれいですね。
アゲハチョウと区別がつかない方も多いと思いますが、アゲハチョウはもう少し黒い部分が多く、ここまでカラフルではないです。
そもそも食性が異なり、アゲハチョウは柑橘類を好みますので、キアゲハのように野菜畑で出会う可能性は低いです。

私は、パセリやニンジンの葉だけでここまで立派に成長することが不思議でなりません。
だから、「パセリにはめちゃくちゃ栄養があり、食べると立派な大人になれる」と小さい時から考え、料理の付け合せのパセリは小学生時代から必ず全部食べてきました。
大人数で焼肉なんて食べに行ったら、皿に1つは付け合せがありますので、5分に1回パセリを食べている感じになり大変なのです。

立派な大人になれたかどうか・・・。
ただ、パセリを食べる度に、
「キアゲハはこれだけで成虫になる」と嫌がる他人に無理にパセリをすすめたり、
「キアゲハの成長に腸内菌叢が関与しているはずだ!」
ということを真剣に考えてしまったりする変な大人になってしまった気がします。

09/30
ゴマダラカミキリ

ラミーカミキリに次いで今年2度目のカミキリムシネタです。
とはいえ、個人的にはそれほどカミキリムシに魅力は感じませんが、今日は飛ぶ直前の翅を広げた写真が撮れましたので紹介します。

20110930.JPG


柚子かスダチか、柑橘類の木で捕獲したゴマダラカミキリです。
カミキリムシは比較的飛ばすのは簡単な甲虫ですね。
手でも木の枝でも何でも、先端部まで歩いて進む道が無くなったら、触角をゆっくりクルクルと回転させ、パッと翅を開いて飛んで行きます。
この写真は、そのような特徴から飛ぶ直前の翅を広げた瞬間を狙って撮ったものです。

子供の頃は、よく手に乗せて、飛んだらすぐに手で捕まえて、また飛ばす。
これを繰り返して遊んだものです。
今考えたらかわいそうですが、おかげで反射神経は鍛えられたと思います。

ゴマダラカミキリは3 cm前後の中型のカミキリムシで、
日本全土に生息し、草食昆虫としては珍しく偏食家ではなくあらゆる樹木を食し、昼でも夜でも活動していることもあり、殆どの日本人が見たことあるカミキリではないでしょうか。
でも、こいつ、果樹農家や街路樹にとっては害虫なんです。
特に幼虫が木の幹の中で育ちますので、樹木全体が大きなダメージを受けるのですね。
昔は被害が多い地域は駆除のために捕獲して農協に持って行けば買い上げてくれていたようです。
1匹何円位なのか知りませんが。

ちなみに、ウルトラマンを倒したこともあり、バルタン星人と並んで最強怪獣と考えられている『ゼットン』の背中の甲羅は、
このゴマダラカミキリがモデルと聞いたことがあります。

09/26
団扇をもつトンボ再登場

先週の台風は、多くのものを破壊していくと同時に、夏も終わらせましたね。
気が付けばもう長袖にしても良い位の気温になっております。
また、あの台風は、季節の変化を拒んでいたかのように存在していた真夏の昆虫達を一気に葬り去りました。
もう、セミの声は聞こえません。

そうなると、夏場に私の前に現れた昆虫達の写真を整理してみようという気分になるのです。

今日は、その中の一つ、腹の先が団扇状に広がったトンボを紹介します。
そのままの名前で、ウチワヤンマといいます。

201109261.JPG

2年前にも「団扇に見えますか?」で、紹介したことがあり、二回目の登場です。
写真で見るとオニヤンマに模様等は似ており、ヤンマと付くので大型種と思われる方も多いと思いますが、全長7 cm程度の中型のトンボです。
シオカラトンボと同じか少し大きい程度ですね。
私にとっては、これまでの人生でオニヤンマよりはるかに出会いが少ない貴重種で、2年前に初めて出会って、これが2回目の出会い。
しかも今回は私の家の花壇で発見です。
緊張してしまいます。
今回は捕獲ではなく、撮影で接近することを試みました。
気配を殺して正面下方から接近して撮った渾身の写真がこれです。

201109262.JPG


どうですか!
トンボが肉食昆虫であることを再確認できる獰猛な顔つきのショットです。
黒地に黄色。少しトラにも見えますよね。
足のトゲトゲも見て下さい。
この足で空中でハエやアブなどの獲物を抱え込み捕獲、顔の3割位もある口の牙でむしゃむしゃ食べるのです。

何度も失敗したのですが、渾身の一枚を撮らせてくれた直後に飛び去って行きました。
まるで、このブログのために来てくれたような・・・、心が通じたような感覚でした。

09/14
ツマグロヒョウモン♂

8月19日に紹介したツマグロヒョウモンを覚えていますか?
漢字で書くと褄黒豹紋と紹介したチョウです。
前回はメスの個体を紹介し、
「このチョウは雌雄で模様が違う」と紹介しましたが、
オスの個体を捕獲しましたので、紹介します。

20110914.JPG


だいぶ過酷な成虫時代を過ごしてきたのか、肝心のツマグロ(黒い翅の先)の部位が千切れておりましたが、本来は翅の下の部分に数ミリメートルの黒い帯のような部分があります。
但し、この状態でもメスとは模様が大きく異なるのはわかりますよね!
メスにある翅の左右の端の黒い部分が濃い黄色になっており、豹柄の紋が多いです。
知識がなければ別種のチョウだと思うでしょうね。
私はメスの方が好きです。

「よく、こんな知らないチョウを見つけられるなー」
と言われますが、
向こうから勝手に近寄って来るだけです。

09/08
ニホンアカガエル

今日は虫ではなく両生類の登場です。

201109081.JPG

ニホンアカガエルです。
平地から少し山側に入った開けた雑木林の草むらで、散歩がてらキリギリス系の昆虫を探していた時のことです。
昆虫より重量感がある生き物がピョンピョン跳ねるので、何かと思ったらこいつでした。
苦労して近づいてボロいデジカメで撮影したものです。

調べてみると、本種は減少しているそうです。
一般論ですが、両生類は幼生時代を過ごす水辺と、成長後を過ごす陸地の両方の環境が揃わないと生活できないので世界中で減少しています。
特に本種は、ヒトの生活圏に近い平地から丘陵地の水辺を好むようですから、被害は少なくないでしょうね。
非常に心配です。

少し追いかけて捕まえてみました。

201109082.JPG

追いかけっこで疲れたようで、おとなしく手に乗っています。
かわいいです。
体長3cm程度。まだ今年生まれた個体です。

殆どの日本人は、
小さいのがアマガエル、中くらいがトノサマガエル、大きくて茶色でイボイボしているのがヒキガエル、めちゃくちゃでかいのがウシガエル、
程度の知識でしょう。
私もそれに近いものがありましたが、最近、ツイッターで「カエル好き」をたくさんフォローしてかなりパワーアップしてきました。
このカエルもツイッター上で専門家にニホンアカガエル、しかも「今年生まれ」と確認してもらいました!

ちなみに、私、かなりのウンコ好きなんですが、カエルのウンコは見たことありません。
どんなんやろー?

09/01
ハラビロカマキリ(終齢幼虫)

最も好きな昆虫の一つがカマキリでして、
最も好きなカマキリがハラビロカマキリで、
しかも、最も好きなハナビロカマキリの状態が、終齢幼虫(成虫になる一歩手前)なんです。
なぜなら、腹が反っていてかわいらしく、格好良く、身軽でいて、凶暴で、一人前のカマキリと同じ動きもするから。

ちなみに漢字でかくと腹広螳螂。
何度か書いていますが、
よく見かけるオオカマキリと比べるとお腹が広いのでこのような名前が付いています。

とういう理由で、過去にもこのブログにハラビロカマキリは登場しています。

2年前の冬、「夏の忘れもの」

昨年の秋、「晩秋をカマキリで感じる」。(これは成虫です。)

この夏も、色違いの2匹の終齢幼虫の捕獲に成功しましたので、今日も登場です。
201109011.JPG

デジカメ近づけたら、ギロって睨まれました。
もう一つは樹木にいた茶色い個体。

201109012.JPG

同じ茶色系でも2年前の個体
より暗い茶色ですね。
環境により色は変化するのがよくわかります。

基本的なことで今まで書きませんでしたが、何故カマキリは睨むかご存知ですか?
彼らは、動いたものを目で確認し獲物を判断します。
ですから、動くものには敏感なんです。
そして、きっちり顔の正面に捉えて、鎌の届く距離まで近づくのです。
カマキリは横を向いてハンティングすることは決してありません。
そのため、ヒトであろうが、動きがあった方向にまず顔が向くのですね。

虫は長い触角など(センサー)で敏感に餌の化学刺激(ニオイ)を感知するタイプが多いでしょうが、カマキリは完全に視覚に頼ったハンターです。
但し、獲物に近付く時は、触角も獲物の方向を向くので、何かを感じている可能性はあります。

虫の観察をしたことある方には当たり前の話ですが、結構、知らない方多いので、
軽く説明しました。

08/19
ツマグロヒョウモン

残り少ない夏ですから、論文の件は忘れて虫ブログ。
なんといっても、このブログファンは虫ブログを支持してくれる方が多いですから。

今日紹介するのはツマグロヒョウモンです。
漢字で書くと褄黒豹紋です。
さて、どんな虫の名前でしょう?
正解はチョウの一種で、こいつです。

20110819.JPG

そのままの名前ですね。
ツマグロとは、翅の両端が黒いことを、
ヒョウモンとは、豹柄の紋があるからです。
ヒョウモンチョウの種類は多いですが、その一種ですね。
このチョウも昔は関西以西の暖かい地域に棲息していましたが、温暖化で北上中。
最近では関東地方の北部まで棲息範囲を広げており、この個体も埼玉県所沢市で見つけたものです。

ちなみにこれはメスの個体で、オスは模様が大きく異なります。
メスに比べると綺麗ではないですが、また捕獲したら紹介します。

ところで、この写真、綺麗と思いませんか?
相変わらず4-5年前の普通のデジカメですよ。
花に寄ってきたのを発見したので、
気配を消して近づいて、頑張って撮影しました。
渾身の一枚です。

           
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