08/14
マメコガネ

あまりにも普通にいる昆虫なので、
今まで写真を撮るのも面倒で紹介していませんでした。
世間はお盆期間中、軽く紹介するには良い昆虫です。
20120814.JPG


体長1 cm前後(0.8~1.5 cm)。
色々な種類の植物の葉や花を食べる昆虫です。
集団というか、数匹から5、6匹で植物を食べている姿をよく見かけます。
農作物の葉や花も食べるので、完全に害虫扱いされています。

北アメリカでは天敵がいないらしく、その害虫度合が凄いらしいです。
日本在来種でしたが、20世紀前半に移入したら一気に広がり、
めちゃくちゃ嫌われているそうです。
『ジャパニーズ・ビートル』と名付けられ、恐れられています。

「弱腰日本を感じる今日この頃、害虫やけど、なかなか力強いやんけ!」

コガネムシ系独特のメタリックな色使いは素敵です。
頭部と胸部の緑系メタリック色に対し、腹部後翅の褐色系メタリック色(銅メダル色)。
裏側は黒緑のメタリック色。
そして、後腹の縁には短い毛で白い縞模様。
胸部と腹部と左右の翅の境界の部分のおしゃれなV字模様。
いつも悩むのですが、単純に進化という言葉では理解できないデザインです。

写真の個体は、私のモロヘイヤを食べているところ。
デジカメを向けたら、突然、ウンコをしました。

08/10
今年もハラビロカマキリ!

毎年、お馴染みですが、大好きなハラビロカマキリの幼虫の登場です。
私の記憶が正しければ、このブログには4回目の登場です。

私の梅の盆栽にいました。
20120810.JPG
遠くから見ると、梅の幹から出ている新しい枝と葉に感じる、
絶妙な擬態だと思います。
私の眼はこの程度では誤魔化されませんが...。

昨年も書きましたが、幼虫時代のこのカマキリ(日本のカマキリ)だけに特徴的な、
この腹の反り具合がなんとも愛嬌があり好きです。
ちらっとこちらを見ている顔も凛々しい。

秋に成虫になるカマキリ達は、これから幼虫時代の最終段階に入り、
最後の脱皮を迎える頃です。
こいつは、まだ3 cm位だったので、あと2回の脱皮で成虫になると思います。
無事、成虫になってもらいたいものです。

本日は紹介しませんが、実は、現在、オオカマキリを飼育中です。
出勤前に、餌用の虫採りに励む日がある、今日この頃。

08/07
肉団子 材料は・・・

あやしいタイトルと思われたでしょう。
このブログのファンなら、「まさか、ウンコ系ネタではないか...」
という心配が頭をよぎったかもしれません。
いえいえ、真夏といえば虫ネタです。

肉団子の材料は蝶あるいは蛾の幼虫(イモムシ)。
料理人はコアシナガバチです。
20120807.png
(以前紹介したキボシアシナガバチとの区別がややこしいのですが、
背中の紋が黄色いので、たぶんコアシナガバチです。
キボシアシナガバチはもう少し赤褐色なはずです。)

どうですか! 見事に団子にされているでしょう。
見方によれば、和菓子にも見えます。
これ巣に持ち帰る直前です。幼虫の餌にします。

調理法(いたってシンプル)
①イモムシ(たぶん種類は問わない)(※1)を発見次第、馬乗りになり噛み殺す(※2)。
②柔らかい肉の部分を前足で抱え回しながら牙で噛み砕く
(ミンチ肉を作るというより、包丁で魚のなめろうを作るイメージで)
③頭部など硬い部分は団子には入れない(※3)
④途中、イモムシから溢れ出る肉汁は無駄にせず口で吸いこむ(※4)。
⑤適度な大きさの団子(抱えて飛べる重さ)にして、盛り付けないで巣に持ち帰る。

※1 毛深いタイプは好みませんが、自分の体より大きくても構わない。
※2 私のこれまでの観察結果では毒針は使いません。
※3 ②の作業中に切り落とすことも多いです。
あまりイモムシを観察したことない方はわからないと思いますが、
ぶにょぶにょした軟らかそうに思える肉体でも頭部は堅いです。
葉を喰いちぎる牙がありますから。
※4 これも巣に帰って胃から吐き戻して幼虫に与えます。
成虫はハンティングした獲物ではなく、
巣の幼虫が出す糖分を食べて生きていると言われています。

つなぎもなく粘性のある綺麗な団子になるので、
唾液等を配合している可能性はありますが、わかりません。

07/24
ナガメ

北海道から帰ってきました。
疲れていて、ブログネタが浮かばないので、
昨日に続きカメムシシリーズで対応します。

昨日とは対照的に、がっちりタイプで、さらに毒々しい色使いのカメムシを紹介します。
ナガメです。
20120724.png
この黒地にオレンジ色、どうですか?
触りたくないでしょう?

ナガメとは、菜の花によくいるカメムシという意味です。
菜の花だけでなく、アブラナ科の植物全般が大好きなようです。
一匹でいるというより、結構集団でいることが多く、
この写真のように、交尾している姿に出会う機会が多いです。
そして、時々他のオスに邪魔されている姿を目にすることもあります。
実は、この写真、穴をよーく見て下さい。
葉に開いた穴から、裏側にいる別のナガメの体の一部が僅かに見えています。
わかりますかね?
こいつは邪魔をしていた個体ですが、カメラを向けると裏側に逃げて行きました。

よく見ると、この模様は顔に見えませんか?
わからない?
下側の個体を見て下さい。
オレンジの線で、眼、眼、鼻、鼻とくっついた口。
ちょっと怒り気味のスキンヘッドのおっちゃんの顔
に、私は見えます。

07/23
クモヘリカメムシ

カメムシといえば肩幅が広く逆三角形のガッシリ体系をしいますが、
今日は細いガリガリのカメムシを紹介します。
関取で言えば、隆の山のような存在でしょうか?
20120723.JPGその名はクモヘリカメムシ。
体長は1.5〜1.8 mmです。
幅は3 mm程度です。
大きなアメンボ位の細さです。
(ちなみに、アメンボはカメムシの仲間です。同じ顔をしていますよ。)
緑色の体に、茶色い翅が特徴です。
多くのカメムシは危険を察知してから飛んで逃げるまで少し時間がかかるのですが、
こいつはすぐに飛びたつことができます。
まるで、ハチのようなタイミングでスッと飛び立ちます。


私はトウモロコシの葉で発見したのですが、
イネ科の植物が好みのようです。
イネからも吸汁しますから、害虫に指定されています。


ところで、この写真には2匹が写っているのに気が付いていますよね?

07/17
ヒメカメノコテントウ

私の記憶が正しければ、
メジャーな赤地に7つの黒点のナナホシテントウと黒地に2つの赤点のナミテントウ、
ちょっとマイナーで害虫系のトホシテントウに次ぎ、
このブログ4種類目のテントウムシの登場です。
20120717.png

ヒメカメノコテントウといい、体長3~4 mm程度の小型のテントウムシです。
昆虫の名前に付く「ヒメ」は「小さな」という意味に使われます。
但し、絶対的尺度としてのサイズではなく、ある類似種と比較して小さい場合に用います。

つまり、カメノコテントウという大きなテントウムシがいて、
それの小さい版(種類)という意味です。
(ちなみに、カメノコテントウは1 cmを超える個体が多く、日本最大のテントウムシであるが、私は実物を見たことない。)
「カメノコ」は亀の甲羅を意味しており、確かに模様が亀の甲羅に似ています。
まあ、亀の甲羅にしては光沢が強過ぎますが...。

こんな小さくてもアブラムシを食べる獰猛な肉食昆虫です。
体が小さいこともあり、大きめのアブラムシ(たまにいる翅の生えたタイプなど)の体長とほぼ同じサイズになりますが、
容赦なく頭からかぶり付きムシャムシャ食べている姿を目撃することもあります。

慣れない方はテントウムシと思えない位、小さいです。
計算上は、ナナホシテントウのサイズを1とすると、
体長半分(0.5)× 幅半分(0.5)× 高さ半分(0.5)= 0.125
つまり10分の1程度のサイズと思って頂いて問題ありません。

【捕獲時満足度】6(10点満点)慣れれば発見できます。

07/11
アオスジアゲハ(2回目)

昨年に続き2回目の登場です。
(参照:アオスジアゲハ

昨年、このチョウのことは詳細に解説しましたので、特に力説することはありません。
ですが、昨年は捕獲後の手掴み写真だったのに対し、
今年は自然な姿を接近撮影できましたのでアップします。
20120711.png
水溜りで水を吸っている所を激写しました。
きれいですよね!
自然の創造物の凄さを感じます。
羽化してすあまり時間が経っていないのか、翅が欠けたり、
鱗粉がはげていたりする箇所が全くありません。
ここまでアップで撮影できると、
ストロー状の口を伸ばして水を吸っているのもわかります。
意外に、頭から胸にかけて、毛むくじゃらであることもわかると思います。

虫嫌いの人へ
「チョウって、よく見ると気持ち悪~い」
なんて思わないで下さい。

最後に一言。
超高速飛翔、とにかく慌ただしく動くアオスジアゲハを、特別なカメラではなく、
3万円前後の普通のデジカメで撮影成功したことを評価して下さい。

【捕獲時満足度】8(10点満点)

07/10
クルマバッタモドキ(幼虫)

この時期、バッタはまだ幼虫です。
とはいえ、不完全変態のバッタは、小さい時からバッタの形をしています。
このブログでは何度か登場しているクルマバッタモドキの幼虫が、
参照:クルマバッタモドキ

「写真を撮って」
とばかりに私の前に現れました。

20120710.png


まだ、体長は2 cm弱。
推測ですが4齢幼虫位ではないでしょうか?
(孵化直後が1齢幼虫、それ後、脱皮の度に齢数が増える。3回脱皮したら4齢幼虫)
このタイプ(トノサマバッタやイナゴの仲間)のバッタ類の幼虫は、体の割に頭部が大きく、かわいい体型です。
バッタやキリギリスの仲間は、幼虫時代は、種類を見切るのが難しい種類が多いのですが、
これはほぼ間違いなくクルマバッタモドキの幼虫でしょう。
首の白線の模様がその特徴を示しています。

成虫になったら飛翔能力が高く、近づいたら10 m以上飛んで行く手強い奴らですが、
まだ翅も生えていない幼虫は、簡単に捕獲できます。

【捕獲時満足度】6(幼虫時)

07/09
ウヅキコモリグモ(卵嚢持ち個体)

真冬にも活動しているクモとして紹介しましたこのクモを覚えていますか?
20120709.png
ウヅキコモリグモです。

(参照ブログ:ウヅキコモリグモ(昨日のクイズの回答))

卵嚢(多量の卵をまとめて糸で包んで保護した塊)を持っている個体を、
やっと撮影できました!
時々畑で見かけるのですが、用心深い性格で、デジカメを近づけると、
素早い身のこなしで、草や石の下などに隠れてしまうので、なかなかまともな写真が撮れませんでした。
冬とはスピードが違います。

写真はちょっと見難いですかね?
とはいえ、彼らも保護色で自分の身を守っていますので、仕方ないことです。
おかげで、なかなかデジカメのピントが合いません。

どれが卵嚢なのかわかりますか?
この写真では頭部は左側、腹部は右側になりますので、
腹部側の白っぽいのが卵嚢です。
よく見ないと、大きな腹のクモのように見えますが、
腹部が上に反ったような状態で、その下に乾いた土のような色の卵嚢が付着しています。
卵嚢のサイズは腹部の3~4倍もあり、随分大きいのがわかります。

このように卵を持ち歩き、孵化後もしばらく仔グモを背中に乗せて守る習性は、
コモリグモの仲間の特徴です。
漢字で書くと子守蜘蛛。
その名の通りのクモなので、是非、覚えておいて下さい。

06/26
ノミバッタ

とにかく撮影が難しいバッタです。
探しても、そう簡単には発見できません。
たまに、偶然、目の前に現れるタイプです。
今回、畑の寒冷紗の上で発見しました。
アップは捕れませんでしたが、なんとか紹介できるサイズで撮れました。

20120626.png


何度か紹介しているヒシバッタの半分以下のサイズ、体長は5 mm前後の極小バッタです。
もちろん成虫でのサイズです。

どうですか、この黒光りしたメタリックなボディー!
そして、驚異的な太さの後脚!!!
スピードスケートのオリンピック代表もびっくりでしょう。

見た目の通り、ジャンプ力は強力で、一っ跳びで、ほぼ見失ってしまいます。
しかも用心深い。
発見して、そーっと50 cm位の距離にデジカメを近づけ、ピントを合わせていると視界から消えてしまう。
いつ跳んだ、何処いった???????
という感じです。
ジャンプした瞬間さえ気付かない程のハイスピードです。
このジャンプ力からノミバッタという名が付いているのかと思いますが、調べていません。

極小で、且つ体色も土の上では役立ち、石や木の枝と識別できず、見失うのです。
さらに土に潜る能力もありますから、手に負えません。
体長あたりのジャンプの距離は昆虫界でも1、2を争うレベルだと思います。
その代り、翅は短く退化していて飛翔することはできません。
しかし必要ないです。
何しろ、この私ですら、捕獲困難種なのですから。

【捕獲時満足度】8(10点満点)捕虫網があれば捕獲は可能のため減点。素手で捕れたらかなり凄い(10点)。しかし、その凄さを理解できる人は周囲には殆どいない(悲)。
【撮影時満足度】10(アップが取れた時)(10点満点)上述の通り。とにかく接近中に消える。今回の写真は8点です。

           
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