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08/07
肉団子 材料は・・・

あやしいタイトルと思われたでしょう。
このブログのファンなら、「まさか、ウンコ系ネタではないか...」
という心配が頭をよぎったかもしれません。
いえいえ、真夏といえば虫ネタです。

肉団子の材料は蝶あるいは蛾の幼虫(イモムシ)。
料理人はコアシナガバチです。
20120807.png
(以前紹介したキボシアシナガバチとの区別がややこしいのですが、
背中の紋が黄色いので、たぶんコアシナガバチです。
キボシアシナガバチはもう少し赤褐色なはずです。)

どうですか! 見事に団子にされているでしょう。
見方によれば、和菓子にも見えます。
これ巣に持ち帰る直前です。幼虫の餌にします。

調理法(いたってシンプル)
①イモムシ(たぶん種類は問わない)(※1)を発見次第、馬乗りになり噛み殺す(※2)。
②柔らかい肉の部分を前足で抱え回しながら牙で噛み砕く
(ミンチ肉を作るというより、包丁で魚のなめろうを作るイメージで)
③頭部など硬い部分は団子には入れない(※3)
④途中、イモムシから溢れ出る肉汁は無駄にせず口で吸いこむ(※4)。
⑤適度な大きさの団子(抱えて飛べる重さ)にして、盛り付けないで巣に持ち帰る。

※1 毛深いタイプは好みませんが、自分の体より大きくても構わない。
※2 私のこれまでの観察結果では毒針は使いません。
※3 ②の作業中に切り落とすことも多いです。
あまりイモムシを観察したことない方はわからないと思いますが、
ぶにょぶにょした軟らかそうに思える肉体でも頭部は堅いです。
葉を喰いちぎる牙がありますから。
※4 これも巣に帰って胃から吐き戻して幼虫に与えます。
成虫はハンティングした獲物ではなく、
巣の幼虫が出す糖分を食べて生きていると言われています。

つなぎもなく粘性のある綺麗な団子になるので、
唾液等を配合している可能性はありますが、わかりません。

07/24
ナガメ

北海道から帰ってきました。
疲れていて、ブログネタが浮かばないので、
昨日に続きカメムシシリーズで対応します。

昨日とは対照的に、がっちりタイプで、さらに毒々しい色使いのカメムシを紹介します。
ナガメです。
20120724.png
この黒地にオレンジ色、どうですか?
触りたくないでしょう?

ナガメとは、菜の花によくいるカメムシという意味です。
菜の花だけでなく、アブラナ科の植物全般が大好きなようです。
一匹でいるというより、結構集団でいることが多く、
この写真のように、交尾している姿に出会う機会が多いです。
そして、時々他のオスに邪魔されている姿を目にすることもあります。
実は、この写真、穴をよーく見て下さい。
葉に開いた穴から、裏側にいる別のナガメの体の一部が僅かに見えています。
わかりますかね?
こいつは邪魔をしていた個体ですが、カメラを向けると裏側に逃げて行きました。

よく見ると、この模様は顔に見えませんか?
わからない?
下側の個体を見て下さい。
オレンジの線で、眼、眼、鼻、鼻とくっついた口。
ちょっと怒り気味のスキンヘッドのおっちゃんの顔
に、私は見えます。

07/23
クモヘリカメムシ

カメムシといえば肩幅が広く逆三角形のガッシリ体系をしいますが、
今日は細いガリガリのカメムシを紹介します。
関取で言えば、隆の山のような存在でしょうか?
20120723.JPGその名はクモヘリカメムシ。
体長は1.5〜1.8 mmです。
幅は3 mm程度です。
大きなアメンボ位の細さです。
(ちなみに、アメンボはカメムシの仲間です。同じ顔をしていますよ。)
緑色の体に、茶色い翅が特徴です。
多くのカメムシは危険を察知してから飛んで逃げるまで少し時間がかかるのですが、
こいつはすぐに飛びたつことができます。
まるで、ハチのようなタイミングでスッと飛び立ちます。


私はトウモロコシの葉で発見したのですが、
イネ科の植物が好みのようです。
イネからも吸汁しますから、害虫に指定されています。


ところで、この写真には2匹が写っているのに気が付いていますよね?

07/17
ヒメカメノコテントウ

私の記憶が正しければ、
メジャーな赤地に7つの黒点のナナホシテントウと黒地に2つの赤点のナミテントウ、
ちょっとマイナーで害虫系のトホシテントウに次ぎ、
このブログ4種類目のテントウムシの登場です。
20120717.png

ヒメカメノコテントウといい、体長3~4 mm程度の小型のテントウムシです。
昆虫の名前に付く「ヒメ」は「小さな」という意味に使われます。
但し、絶対的尺度としてのサイズではなく、ある類似種と比較して小さい場合に用います。

つまり、カメノコテントウという大きなテントウムシがいて、
それの小さい版(種類)という意味です。
(ちなみに、カメノコテントウは1 cmを超える個体が多く、日本最大のテントウムシであるが、私は実物を見たことない。)
「カメノコ」は亀の甲羅を意味しており、確かに模様が亀の甲羅に似ています。
まあ、亀の甲羅にしては光沢が強過ぎますが...。

こんな小さくてもアブラムシを食べる獰猛な肉食昆虫です。
体が小さいこともあり、大きめのアブラムシ(たまにいる翅の生えたタイプなど)の体長とほぼ同じサイズになりますが、
容赦なく頭からかぶり付きムシャムシャ食べている姿を目撃することもあります。

慣れない方はテントウムシと思えない位、小さいです。
計算上は、ナナホシテントウのサイズを1とすると、
体長半分(0.5)× 幅半分(0.5)× 高さ半分(0.5)= 0.125
つまり10分の1程度のサイズと思って頂いて問題ありません。

【捕獲時満足度】6(10点満点)慣れれば発見できます。

07/11
アオスジアゲハ(2回目)

昨年に続き2回目の登場です。
(参照:アオスジアゲハ

昨年、このチョウのことは詳細に解説しましたので、特に力説することはありません。
ですが、昨年は捕獲後の手掴み写真だったのに対し、
今年は自然な姿を接近撮影できましたのでアップします。
20120711.png
水溜りで水を吸っている所を激写しました。
きれいですよね!
自然の創造物の凄さを感じます。
羽化してすあまり時間が経っていないのか、翅が欠けたり、
鱗粉がはげていたりする箇所が全くありません。
ここまでアップで撮影できると、
ストロー状の口を伸ばして水を吸っているのもわかります。
意外に、頭から胸にかけて、毛むくじゃらであることもわかると思います。

虫嫌いの人へ
「チョウって、よく見ると気持ち悪~い」
なんて思わないで下さい。

最後に一言。
超高速飛翔、とにかく慌ただしく動くアオスジアゲハを、特別なカメラではなく、
3万円前後の普通のデジカメで撮影成功したことを評価して下さい。

【捕獲時満足度】8(10点満点)

07/10
クルマバッタモドキ(幼虫)

この時期、バッタはまだ幼虫です。
とはいえ、不完全変態のバッタは、小さい時からバッタの形をしています。
このブログでは何度か登場しているクルマバッタモドキの幼虫が、
参照:クルマバッタモドキ

「写真を撮って」
とばかりに私の前に現れました。

20120710.png


まだ、体長は2 cm弱。
推測ですが4齢幼虫位ではないでしょうか?
(孵化直後が1齢幼虫、それ後、脱皮の度に齢数が増える。3回脱皮したら4齢幼虫)
このタイプ(トノサマバッタやイナゴの仲間)のバッタ類の幼虫は、体の割に頭部が大きく、かわいい体型です。
バッタやキリギリスの仲間は、幼虫時代は、種類を見切るのが難しい種類が多いのですが、
これはほぼ間違いなくクルマバッタモドキの幼虫でしょう。
首の白線の模様がその特徴を示しています。

成虫になったら飛翔能力が高く、近づいたら10 m以上飛んで行く手強い奴らですが、
まだ翅も生えていない幼虫は、簡単に捕獲できます。

【捕獲時満足度】6(幼虫時)

07/09
ウヅキコモリグモ(卵嚢持ち個体)

真冬にも活動しているクモとして紹介しましたこのクモを覚えていますか?
20120709.png
ウヅキコモリグモです。

(参照ブログ:ウヅキコモリグモ(昨日のクイズの回答))

卵嚢(多量の卵をまとめて糸で包んで保護した塊)を持っている個体を、
やっと撮影できました!
時々畑で見かけるのですが、用心深い性格で、デジカメを近づけると、
素早い身のこなしで、草や石の下などに隠れてしまうので、なかなかまともな写真が撮れませんでした。
冬とはスピードが違います。

写真はちょっと見難いですかね?
とはいえ、彼らも保護色で自分の身を守っていますので、仕方ないことです。
おかげで、なかなかデジカメのピントが合いません。

どれが卵嚢なのかわかりますか?
この写真では頭部は左側、腹部は右側になりますので、
腹部側の白っぽいのが卵嚢です。
よく見ないと、大きな腹のクモのように見えますが、
腹部が上に反ったような状態で、その下に乾いた土のような色の卵嚢が付着しています。
卵嚢のサイズは腹部の3~4倍もあり、随分大きいのがわかります。

このように卵を持ち歩き、孵化後もしばらく仔グモを背中に乗せて守る習性は、
コモリグモの仲間の特徴です。
漢字で書くと子守蜘蛛。
その名の通りのクモなので、是非、覚えておいて下さい。

06/26
ノミバッタ

とにかく撮影が難しいバッタです。
探しても、そう簡単には発見できません。
たまに、偶然、目の前に現れるタイプです。
今回、畑の寒冷紗の上で発見しました。
アップは捕れませんでしたが、なんとか紹介できるサイズで撮れました。

20120626.png


何度か紹介しているヒシバッタの半分以下のサイズ、体長は5 mm前後の極小バッタです。
もちろん成虫でのサイズです。

どうですか、この黒光りしたメタリックなボディー!
そして、驚異的な太さの後脚!!!
スピードスケートのオリンピック代表もびっくりでしょう。

見た目の通り、ジャンプ力は強力で、一っ跳びで、ほぼ見失ってしまいます。
しかも用心深い。
発見して、そーっと50 cm位の距離にデジカメを近づけ、ピントを合わせていると視界から消えてしまう。
いつ跳んだ、何処いった???????
という感じです。
ジャンプした瞬間さえ気付かない程のハイスピードです。
このジャンプ力からノミバッタという名が付いているのかと思いますが、調べていません。

極小で、且つ体色も土の上では役立ち、石や木の枝と識別できず、見失うのです。
さらに土に潜る能力もありますから、手に負えません。
体長あたりのジャンプの距離は昆虫界でも1、2を争うレベルだと思います。
その代り、翅は短く退化していて飛翔することはできません。
しかし必要ないです。
何しろ、この私ですら、捕獲困難種なのですから。

【捕獲時満足度】8(10点満点)捕虫網があれば捕獲は可能のため減点。素手で捕れたらかなり凄い(10点)。しかし、その凄さを理解できる人は周囲には殆どいない(悲)。
【撮影時満足度】10(アップが取れた時)(10点満点)上述の通り。とにかく接近中に消える。今回の写真は8点です。

06/22
カエルさん、ごめんなさい

今日も悲しい話を。

先日紹介したオタマジャクシ達(2匹)ですが(「おたまのへんたい」参照)、
小さいカエルになって頑張って育てていたのですが、
月曜日に死んでしまいました。

カエルになり立ての頃の世話が最も困難で、
小さい生きた餌しか食べられないため苦労しました。
小さいといってもカエルの体長が約1 cmなので極小サイズの昆虫です。
ショウジョウバエ(小バエ)や小さなクモ、アブラムシ程度です。
蚊は無理でした。
結局、餌探しが大変なので、インターネットでショウジョウバエ(翅ナシ)を購入し、
自分で培養して与えることに。
予想以上にショウジョウバエにカエル達は大喜び!
元気にパクパク食べて、体も少し大きくなっていました。

で、かわいいので、もう少し自然な環境に近づけてやろうと、
土の上で生活するアカガエルなので、陸地を金魚鉢用砂利から腐葉土に替えました。
雑草も植えてあげました。

ところがです、月曜日、蓋を開けると2匹とも動かない。
どうやら、腐葉土で歩きにくくなり、プール(小さなタッパーに水を入れたもの)に
戻れなかったようです。
カエルは水を飲むのではなく、皮膚から吸収するので、
水に体を浸ける必要があるのです。
プールに戻れなかったら死んでしまいます。
ショックでした。
かわいそうなことをしてしまいました。
20120622.JPGこんなにかわいいやつでした。
まさか、これが最後の写真になるとは・・・。
ごめんなさい。

06/13
アブとハチの違い

一昨日、昨日とアブとハチを紹介しましたが、
アブとハチの違いはご存知ですよね?
念のため書きます。

系統的にはあまり近くない昆虫です。
まず、ご存知のように、ハチはお尻に針を持っていますが、アブは持っていません。
しかし、これはさすがに捕獲しないとわからんとクレームが来るでしょう。

では、見た目の体の特徴はどうか?
一言で述べると、
アリに翅が生えたようなのがハチ、
ハエのようなのがアブです。
アリとハエの区別ならできるでしょう。

実際、ハチは分類学的には膜翅目に属し、その中にアリもいます。
ハチはアブと比べると、頭と胸の間(おそらく表現は正しくないが首)と胸と腹の間(同じく腰)が細くてくびれがある体型です。
また、触角がある程度の長さがあるためきっちり見え、
眼が比較的小さい(頭の表面積の内、眼の占める割合が少ない)です。

それに対して、アブは双翅目に属していて、ハエやカがこれに属します。
頭、胸、腹の差が無く、くびれが殆どありません。
また、多くの種では触角は相当近づかない限り見えない程短いです。
あんなに短いのに、何故遠くから腐敗した食べ物やウンコの臭いを嗅ぎつけるのかは謎ですが...。
そして眼が大きいです。頭部の半分以上が眼という種が多いです。
また、よく見ると複眼であることがわかることが多く、
カラフルなサングラスの様にメタリックな青色や緑色の眼の種類も多いです。
ちょっと見難いですが、以前紹介したツマグロキンバエを参照にして下さい。
(参照ブログ:まだ活動中の虫

そして意外と知られていない大事なことがあります。
アブは双翅目、つまり翅が2枚なのです。
小学校で習うように、昆虫の定義では翅は4枚なのですが、
アブやハエはその内の2枚が退化していて、見たところ翅は2枚だけなのです。
実際には、退化した翅の痕跡が残っています。
アブのつもりでハチを触ったらいけませんので、ハエを捕まえて観察してみて下さい。
大きな翅の下側に、非常に小さい団扇のようなものが付いています。

えっ、見たいけど、そんな都合良くハエがいないって。
出したてウンコを屋外に放置したら、ほんの数分で来ますよ。
但し、ウンコを間接的に触ることになりますが。
( ̄ー+ ̄)

           
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