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協同乳業研究所

09/06
オオシオカラトンボ(オス)

順番が逆かもしれません。
今日は、先日のブログで犠牲になったオオシオカラトンボを紹介します。
生前の写真です。
2012090601.JPG

シオカラトンボと間違える人がたまにいますが、簡単に識別できます。
名前の通り、少しがっしりして大きのですが、それ以上に体色の青が濃いです。
あと、顔が真っ黒で、シオカラトンボのように淡い青色(青緑?)ではありません。
また、翅の根本と腹の先端(写真切れててすいません)が黒いのも違いです。
ちなみにメスは、オスの青い部分が黄色です。

飛び回っているというより、草の先端などにとまっているのが殆どで、
蚊やアブなどの獲物が縄張り内に入ると、捕獲して食べます。
よーく見ると、口をモゴモゴして食事中のこともあります。

2012090602.png

アップ~。トンボの複眼は比較的カラフルなのですが、見事に真っ黒。
完全に悪者の顔ですね。
脚のトゲトゲも見て下さい。
肉食昆虫であることがわかって頂けると思います。

とんぼのめがねは水色めがね、あーおいお空をとんだから、とーんだかーら
とんぼのめがねはピカピカめがね、おてんとさまをみてたから、みーてたかーらー
とんぼのめがねは赤色めがね、夕焼け雲をとんだから、とーんだかーら

作詞家はオオシオカラトンボが頭になかったことだけは確実です。
私なら、サングラスバージョンを作りますがね・・・。

09/03
オオカマキリの成長

オオカマキリは成長していくと、獲物も大きな昆虫を食べるようになります。
成虫のメスの個体の大物だと、体長が10 cmを超え、
アゲハチョウやトンボはお手の物、アブラゼミ位のパワフルな昆虫も獲物にすることができます。
また、スズメバチを獲物にすることもあります。
ただ、オオスズメバチのような最高レベルのハンターとの戦いになると、
どちらが先に相手を発見し攻撃体勢に入るのか(ロックオンできるか)が勝負の分かれ目になります。

さて、前回紹介した終齢幼虫位ですと、まだ、体長1~3 cm程度のバッタ類やアブ、翅を広げても3~4 cm辺りのチョウ主食としています。
そこで、頭から尾まで6~7 cmのオオシオカラトンボ(ほぼ自分と同サイズ)を与えてみました。
すぐに気が付き、ゆっくり近づくのですが、そのスピードはヒシバッタ発見時と異なり遅いです。
明らかにビビっています。
さらに、もうカマを伸ばせば届く距離に接近しても飛び掛かりません。
ビビりまくっています。
待つこと20分間、どれだけ私が蚊の攻撃を受けたことか...。
(ちなみに私は幼い頃からこんな遊びばかりしていますので、
蚊にかまれても、ほんの30分位で跡形なく消失する体質になりました。)
勇気を振り絞って、やっと飛び掛かりました。
20120903.JPG


捕まえてしまえば、後は小さかろうが、大きかろうが、ムシャムシャ食べるだけ。
私の観察経験では、次からは、同サイズの獲物なら、迷わず攻撃するようになります。
ヒトもカマキリも同じ、少し高いレベルに挑戦して成長していくのであります。
現状維持はあかんよー。

08/31
オオカマキリ飼育中

カマキリは眼で獲物を捕らえる待ち伏せ型の肉食昆虫です。
従って、飼育中は生餌をやらねばなりません。

最も捕まえやすい生餌は断トツでオンブバッタ。
私は小学生の頃から、カマキリの餌用オンブバッタを育てる用シソを栽培しました。
(この話はまた機会があれば書かせてもらいます。)
次はヒシバッタとシジミチョウでしょうか。
20120831.pngヒシバッタをむしゃぼり喰う姿です。
虫かごを開けて、デジカメ最接近です。

凶暴と感じられる方もいるでしょうが、そう思ったら最後、カマキリとは付き合えません。
私など、非常においしそうに食べていると感じるので、
観察していると、こっちのお腹がへってきてしまいます。

昆虫界では食物連鎖の最上位に位置するカマキリですから、
これ位の迫力はなくてはなりません。

08/29
エンマコオロギ(終齢幼虫)

関東地方は全く雨が降りません。
通常は水などまかない露地栽培の畑も、連日の真夏日で、いよいよ干からびてきました。
仕方なしに、新しい苗等を定植すると、頑張って水をまいています。

虫達も水がうれしいのでしょうか?
ジョウロで水をまいていると、エンマコオロギが寒冷紗を登ってきました。
しかも、私が覗き込んでも恐れることもなく、全く逃げません。
さすが閻魔様! やたらと堂々としていました。
20120829.JPG

昨年紹介した個体(参照ブログ:怖そうなコオロギ)と異なり、これはまだ幼虫です。

あと一度脱皮したら成虫になる終齢幼虫です。
基本中の基本ですが、翅はまだ生えていないので幼虫とわかります。

そして、メスです。
これも基本中の基本ですが、キリギリス、コオロギの仲間は、
お尻の先に管(産卵管)があるか否かで性別を見分けます。
(私が何回説明しても、「なんでわかるの?」と聞いてくる人がいるんですね~)

この写真、注意して頂きたいのですが、触角の根本の光沢のある蟹の眼のような球は水滴で、本当の眼はその後ろ側の黒い丸ですから。

それにしても、見事な水のはじきっぷりですね!
これを見て、愛車を洗って撥水コーティングの効果を取り戻そうと決意したのでありました。

というのは、ウソです。
(この前も使ったな、この締め方 (・_+)>゛)

08/27
アオクサカメムシ(幼虫)

前回紹介したカメムシの卵ですが、しばらくすると、ゾロゾロと孵化します。
私の知る限り、多くのカメムシの幼虫は、
卵の中から上方を押し上げ、先端部を円状にパカッとくり抜くような感じで出てきます。

小さな幼虫は産み付けられた植物の汁を吸い始め、
1週間単位で脱皮を繰り返すような猛烈なスピードで成長し始めます。
産まれてしばらくのカメムシは、移動距離も少なく、集団でいることが多いのですが、
成長とともに単独行動し、食欲もドンドン増加しますので、植物の被害は甚大です。

カメムシは不完全変態(サナギにならない)ですが、幼虫の姿は成虫と似ていないことが殆どです。


20120827.jpg

これ、アオクサカメムシの2齢幼虫(1回脱皮した幼虫)です。
デジカメを必死で近づけて撮影したので大きく見えますが、体長僅か2~3 mmです。
あおく(緑)なーい!

終齢幼虫(成虫になる直前)はこんな感じ→参照ブログ:好きでない虫

成虫はこんな姿→参照ブログ:好きでない虫2

全然違いますよね。
3齢幼虫、4齢幼虫と、脱皮毎に緑の部分が増え、体が角ばってきます。
撮影できなかったのは残念ですが、野菜が甚大な被害を受けますので退治しました。

ちなみに、写真の頃は、歩くのもぎこちなく遅く、体も柔らかいです。
軽く指で捕まえようと触るだけでつぶれることもあります。
しかーし、油断してはなりません。
刺激すると成虫と同じ臭いを出します。
成虫より弱いですが、地面で踏み潰しても、1.6 m上方の鼻で感知できるので、相当のパワーです。
さすがカメムシ!

08/24
○○の卵

これ何でしょう?

20120824.JPG

ある昆虫の卵ということはわかりますかね?
下側に見えるのはミニトマトですから、大体の大きさは想像がつくと思います。
1個の卵の大きさは直径1 mm×高さ1 mm程度の少し丸みのある円柱ですね。
これが16個並んでいます。

正解はカメムシです。
私のカメムシ知識では卵から種類までは特定できませんが、出現頻度から判断すると、
先日紹介したチャバネアオカメムシアオクサカメムシの可能性が高いです。

カメムシの仲間は、几帳面に卵を並べて産み付けます。
嫌われ者ですが、孵化するまで親が守る、子煩悩なカメムシもいます。
水中での生活に進化したコオイムシもカメムシの仲間ですが、
オスの背中に卵を産み付けるのは有名です。
あの背中に背負っている卵と形が似ているでしょ!

机の上が崩壊状態の私は、
「この几帳面さは、少し見習わなくてはいかんな~」
とカメムシの卵を見る度に思い出す今日この頃です。

というのは、ウソです。

08/23
アヅチグモ

網を張らず、花などの側で待ち伏せするタイプのクモで、カニグモ科に属します。
カニグモ科のカニは蟹で、蟹に似た姿をしています。
8本足の前の6本(3対)が前側に、後ろの2本(1対)のみが後側に向いています。
さらに前の4本(2対)が特に発達していて蟹のハサミを彷彿とさせます。
カニグモ科の中には、色々な種類がありますが、
花の側で待ち伏せをしているハナグモ属の仲間(緑色のものが多い)が最も有名で、
多くの方が目にしたことがあると思います。

今回紹介するのは、カニグモ科アヅチグモ属のアヅチグモ。
(アズチグモとの表記もありますが、どちらが正しいのかはわかりませんので悪しからず)
ハナグモより腹の部分が大きくずんぐりした体型です。
こいつは体長2~8mm(オス3mm程度、メス6~8mm)と小さいですが強いです。
20120823.png


ミツバチを捕獲して食しているところを発見しましたので紹介します。
体長で判断すると、自分の5倍程ありますよね。
体重だと、20倍以上はあるのではないでしょうか。
このクモは、他にも蝶やアブなど、植物に寄ってきた自分より大きな獲物を捕まえます。

飛翔能力が強い昆虫達が獲物ですから、抱え込んでも空中に体ごと持ち上げられそうなものですが、植物にしがみつき、振り払われることなく息の根を止めてしまいます。
脚力が滅茶苦茶強いのでしょうね。
私の勝手な想像では、
ヒトの場合、飛び立とうとする小型ヘリコプターにしがみついて墜落させるイメージです。

こんな凶暴なアヅチグモですが、おにぎり型の腹部の斑紋がかわいらしいです。
個体差が大きいですが、
この個体の斑紋は、眉毛、眼、眼、口の、ちょっとサル似の人の顔に見えませんか?

08/16
チャバネアオカメムシ

チャバネといえばゴキブリという方は多いと思いますが、
今日は、チャバネはチャバネでもカメムシを紹介します。
その名はチャバネアオカメムシ。

昆虫の名前には色が付くことが多いですが、
こいつは名前に色が二つ付きます。
漢字で書くと、茶翅青亀虫
茶色いのか青い(緑)なのか、はっきりしろと言われそうなネーミングです。
わかり易くいうと、茶色い翅のアオカメムシという意味です。
従って、ツヤアオカメムシ(独特の艶がある)やミナミアオカメムシ(熱帯にいる)など、色々なアオカメムシが存在しています。

引っ張り過ぎましたね。これが写真です。

20120816.png


基本的にカメムシは口針を刺して、農作物にダメージを与えるので害虫扱いされますが、
こいつは、その中でも実績十分、トップクラスの害虫です。
つまり、被害が大きいのです。
主としてスギやヒノキの実をメインの食事としているようですが、成虫になると果樹園や畑に飛んできて悪さをするのです。
集合フェロモンを出すようで、集まるのが得意なようです。
余りに被害が大きいので、このフェロモンの研究も進み、化学構造までわかっています。

私のエダマメも、後半の5株がこいつらの集団攻撃を受けまして、見事な失敗に終わりました。
最盛期には100匹はいたでしょうか。
「こいつら、集合フェロモンを使いやがったな (`〆´)」
と怒りながら地面に叩き落として踏み潰すのですが、
潰しても潰しても、物凄い数で切がなく、しかも身軽に飛び回ります。
一匹でも恐ろしいカメムシが顔に向かって飛んできたら、さすがに怯みます。
挙句の果てに、その反撃悪臭で、私が倒れそうになるという恐ろしい体験でした。

08/14
マメコガネ

あまりにも普通にいる昆虫なので、
今まで写真を撮るのも面倒で紹介していませんでした。
世間はお盆期間中、軽く紹介するには良い昆虫です。
20120814.JPG


体長1 cm前後(0.8~1.5 cm)。
色々な種類の植物の葉や花を食べる昆虫です。
集団というか、数匹から5、6匹で植物を食べている姿をよく見かけます。
農作物の葉や花も食べるので、完全に害虫扱いされています。

北アメリカでは天敵がいないらしく、その害虫度合が凄いらしいです。
日本在来種でしたが、20世紀前半に移入したら一気に広がり、
めちゃくちゃ嫌われているそうです。
『ジャパニーズ・ビートル』と名付けられ、恐れられています。

「弱腰日本を感じる今日この頃、害虫やけど、なかなか力強いやんけ!」

コガネムシ系独特のメタリックな色使いは素敵です。
頭部と胸部の緑系メタリック色に対し、腹部後翅の褐色系メタリック色(銅メダル色)。
裏側は黒緑のメタリック色。
そして、後腹の縁には短い毛で白い縞模様。
胸部と腹部と左右の翅の境界の部分のおしゃれなV字模様。
いつも悩むのですが、単純に進化という言葉では理解できないデザインです。

写真の個体は、私のモロヘイヤを食べているところ。
デジカメを向けたら、突然、ウンコをしました。

08/10
今年もハラビロカマキリ!

毎年、お馴染みですが、大好きなハラビロカマキリの幼虫の登場です。
私の記憶が正しければ、このブログには4回目の登場です。

私の梅の盆栽にいました。
20120810.JPG
遠くから見ると、梅の幹から出ている新しい枝と葉に感じる、
絶妙な擬態だと思います。
私の眼はこの程度では誤魔化されませんが...。

昨年も書きましたが、幼虫時代のこのカマキリ(日本のカマキリ)だけに特徴的な、
この腹の反り具合がなんとも愛嬌があり好きです。
ちらっとこちらを見ている顔も凛々しい。

秋に成虫になるカマキリ達は、これから幼虫時代の最終段階に入り、
最後の脱皮を迎える頃です。
こいつは、まだ3 cm位だったので、あと2回の脱皮で成虫になると思います。
無事、成虫になってもらいたいものです。

本日は紹介しませんが、実は、現在、オオカマキリを飼育中です。
出勤前に、餌用の虫採りに励む日がある、今日この頃。

           
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