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メイトー
協同乳業研究所

08/01
横綱刺亀虫

歴代の横綱にこんな四股名の方がいたというわけはありません。
大相撲ネタではありません。
本日紹介するヨコヅナサシガメを漢字で書いてみました。
この昆虫のことです(↓)

201108011.JPG

翅の下の腹部が外側上方に隆起し白黒のまだら模様になっており、これが横綱の締める綱に似ていることからこの名が付いたと言われています。
カメムシ目カメムシ亜目のサシガメ科に属する、いわゆるカメムシの仲間です。
体長2 cm程度もあり、カメムシとしては非常に大きく、最大級のサシガメであることから横綱と名付けられたという説もあるそうです。

カメムシは尖った口で植物の汁を吸う虫です。
サシガメも同じく尖った口を持ちますが、肉食性で他の昆虫の体液を吸います。
つまり、サシガメとは"刺すカメムシ"の意です。
南米の方ではヒトから吸血する種もあります。
では、その"刺す口"を横からどうぞ(↓)

201108012.JPG

かなり立派ですねー。
これで、主としてチョウやガの幼虫を刺して体液を吸うのです。
また、カメムシの武器である臭いも、私がこれまで経験した限り、出しません。
この個体は畑で見つけたのですが、先日紹介したオオタバコガなどから私のトマトを守ってくれているのでしょう。
但し、この種は1920年代に中国から入ってきた外来種なので、生態系への影響を考えると益虫として喜んでいるわけにもいかないのかもしれません。

どうですか?
何ともいえないこの配色とこの形状、気味悪く感じる方も多く、捕まえてみようとは思わないのではないでしょうか?
動きは速いとはお世辞にも言えず、その気さえあれば、簡単に捕まえられます。
でも、あまり触らない方がいいですよ。
あの口で刺されると、非常に痛いと言われています。
私は、彼らが獲物を捕まえる瞬間を観察したことがないので、しばらく飼ってみようか迷いましたが...。

07/28
コガネグモ(幼虫)

畑に行く楽しみにクモ観察があります。
地面を素早く走るクモもいいのですが、
やっぱり巣を張っていつもほぼ同じ場所にいるクモの方が愛着が沸きます。
20110728.JPG

これ、コガネグモの仲間の幼虫です(私はコガネグモの細かい分類は詳しくない)。

巣の中心部の周囲にギザギザ模様の隠れ帯(白帯とよぶことも多い)を作るクモです。
成虫になると雷の稲光のような形のものが多いのですが、
幼虫の時は、このように周囲全体に作ることが多いと思います。

日本全国広く分布し、珍しいクモではないはずなのですが、
比較的平地など明るい場所に棲んでいることが多いようで、
山の麓である私の奈良県生駒市の実家の周囲には、ジョロウグモの方が幅を利かせており、
私にとっては貴重なクモでした。
なので、今でも発見したら少し興奮してしまいます。
畑で見つけては、自分のトマトなどに連れて来て飼育しています。

こいつで遊んだことが無い方は、見かけたら是非、餌をあげて下さい。
その糸巻き技術は凄いので必見です。
その辺にいる生きた虫なら何でもいいですが、バッタがお薦めです。

虫が網に引っかかった振動に素早く反応、獲物に到達し(1秒以内)、
お尻から何本もの糸を帯のように出し、
後ろ足で器用に獲物をグルグル回し、
2-3秒後には獲物は糸でグルグル巻きになっています。
獲物は何が起こったかわからないうちに、身動きできなくなっているのではないでしょうか。

クモ嫌いの人でも感動するはずです。
デートでやったらモテモテ間違いなし!(保証しませんが...)。

07/25
ショウリョウバッタ(幼虫)

この写真にバッタがいます。何処にいるかわかりますか?
201107251.JPG


中心にいます。
左斜め上が頭部で触角がありますね。
この見事な保護色(擬態ともいえますかね?)はショウリョウバッタの幼虫です。

まだ3 cm程度ですが、成虫になるとメスは10 cm級の日本最大のバッタです。
小さめのオスの成虫は結構飛翔能力が高く、キチキチキチと音を出して跳ぶ("飛ぶ"との間位の飛翔能力)ので、俗称でキチキチバッタとも呼ばれています。
全国で普通にいる、特に珍しくないバッタです。

秋植えのダイコン用に、イネ科のニューオーツという植物を育てて、刈り込んで、畑に有機物肥料としてすき込んでいるのですが、このバッタはそのエリアで見つけたものです。
つまり、茶色く枯れた植物が多いエリアです。

一方、雑草や作物など、青々とした植物があるエリアにいるショウリョウバッタはこんな感じです(↓)。
201107252.JPG


これも中心にバッタがいる写真ですが、見事な保護色で環境に溶け込んでいますね。

ほんと不思議です。
何故色が変わるのかは知りませんが、凄い能力です!

07/19
オオタバコガ

聞き慣れないカタカナタイトルから虫の話というのはわかった方が多いと思います。
最後の文字が"ガ"なので、多くの方の予想通り蛾の話です。
ですから、蛾が苦手な方は注意と言いたいところですが、
今日は蛾嫌いの方より、イモムシ嫌いの人の方が注意が必要です。

これ、「野菜作っています」シリーズで紹介しようかと迷ったのですが作物害虫なのです。
タバコガというタバコの葉を好むガの仲間で、タバコガとオオタバコガの2種類が作物に被害を出します。
特に、オオタバコガは、1994年に大発生して以来、ナス科、ウリ科、アブラナ科、マメ科、イネ科など、殆どといっても過言でない広範囲な作物に容赦なく被害を出す大害虫となっているようです。

その特徴はかなり悪質で、果実、茎、結球などに潜り込み食い荒らす手口です。
つまり、トウモロコシの皮を剥くと・・・
201107191.JPG

こんな具合に入り込んでいるのです。

穴が開いたトマトを見つけると・・・

201107192.JPG
中にいるんです。トマトの場合、侵入時の小さな穴がポツンと開いているだけのことが殆どで、収穫まで気が付かないこともあります。

茎に侵入されると・・・
201107193.JPG


その上部は枯れます。侵入した穴がわかりますか?

昆虫少年だった私は虫のオーラを感じるので被害を最小限に抑えることができますが、一緒に農園をやっている方の中でも虫オーラを感じない方は、被害を受け易いようです。

そして、こいつの難儀なところは、あまり薬剤が効かないのです。
といいますか、植物体の中に潜り込んでいるので、薬をかけようにもかけられません。
若齢期は潜り込まずにウロウロしていることが多いので、その間に発見するしかありません。
是非、このブログで農家の方の苦労を理解して下さい。

ちなみに成虫はこれといって見栄えしないしょぼい"ガ"です(蛾好きには怒られる...?)。

もし気付かずに、幼虫入りトマトをガブッと食べるのを想像すると怖いですね。
まあ、肉食昆虫の気分を味わったと思えば良いことですが。

07/12
トホシテントウ

かなりの頻度でキュウリが被害を受けるのです。
こんな感じに。
201107121.JPG

ついに犯人を見つけました。
現行犯逮捕です。トホシテントウ。
201107122.JPG

有名なナナホシテントウや先日紹介したナミテントウ(マニアックですが、ナミテントウの斑紋)などの肉食性の益虫と扱われているものとは異なり、草食性のテントウムシです。
これに似た、ニジュウヤホシテントウはナス科の植物を食い荒らす大害虫であるのは知っていましたが、トホシテントウが作物に被害を与えるという報告は私の知る限りありません(もちろん専門家でないので文献を調べまくったわけではありません)。
インターネットで調べましたが、全ての解説で、
「アマチャヅルなどのカラスウリ類の葉を食べる。」
というようなことが書いてあり、作物に被害を与えるという記述はありません。
おとなしい草食性のテントウムシというイメージなので、少し驚いています。
近くにカラスウリ類の植物があり、時々飛んできていると思われます。
大発生というレベルでもありません。

"トホシ"はもちろん"十星"で斑が10個あります。
上の写真では8個(よく観察すると8.2個ほど見えます)しか見当たらないでしょうが、横にあります。
横から見ればわかりますよ。これ↓
201107123.JPG

ナナホシテントウより、少し厚みがあるのもわかるでしょうか?
そして翅の表面は0.1mmにも満たないであろう無数の短い毛で覆われており、ナナホシテントウやナミテントウのようにテカテカした光沢はありません。
これ、草食性テントウムシの特徴ですね。
見つけ次第捕獲し、コガネグモにプレゼントしています。 

06/10
マニアックですが、ナミテントウの斑紋

昨日のテントウムシの蛹はどんなテントウムシかわかりますか?
皆さん良くご存じのナナホシテントウではありません。
私が観察している限り、全個体がナミテントウです。

ナミテントウ?
初めて聞く名かもしれませんが、よく見かける黒地に赤い斑点二つのテントウムシです。
もちろんアブラムシを食べる種類なので、人にとっては益虫ですね。

この斑点(専門的には斑紋)ですが、表現系がいっぱいあるのです。
表現系というのは、簡単に述べると、生物の体に現れてくる形質です。つまり、同じ種類の生物でも形や模様に出てくるものです。
クワガタの大アゴの大きさや、バッタの体の色、昆虫以外では花の色や三毛猫の模様も表現型といえるでしょうね。
遺伝的なものと環境的なものがありますが、ナミテントウはどうやら遺伝的な要因です。

ナミテントウの基本形は黒地に2つの丸い赤斑紋なのですが、4つの斑紋、赤地に黒い斑紋、斑紋の形も様々、無地のものもあり、20種類以上存在します。
とても同じ種類のテントウムシとは思えません。

これは斑紋に関連する複数の遺伝子により決定されるのですが、さすがに私も説明できません。それに関しては極めて秀逸なホームページがありますのでご参照下さい。世の中にはマニアックな方がいると感動してしまう程凄いので、ナミテントウに興味が無くても一見の価値ありです!(http://nemutou.fc2web.com/namitento/namitento.html

この敷地内では、私が観察する限り100匹に1匹程度の頻度で紅型(橙あるいは赤地に多数の黒斑紋)の個体が生まれています。

20110610.JPG

左側が紅型。羽化直後なので、もう少し時間が経つと赤味を帯びてくると思います。
右側は変形二紋型。すなわち黒地に変形した赤色の2つの紋がついているタイプですね。

楽しんで頂けたでしょうか? 無理やろなー?

06/09
テントウムシのサナギ大発生

昨夏、協同乳業㈱東京工場および研究所の敷地内では多量のセミが羽化をしていることを
紹介しましたが(初ミンミン)、
今はテントウムシがこれまた沢山蛹になって羽化しています。

研究所の玄関付近の植え込みの下のコンクリート部分を撮影してみました。
201106091.JPG
見て下さい、この多量の蛹。私が数えた限り28個の蛹と、
羽化してすぐのまだ翅が黄色い成虫1匹、幼虫1匹と蛹の抜け殻2つがあります
(このショットを撮るのは少し苦労しました)。幼虫がどれかわかりましたか?
もう少しアップにしてみましょう。
こんな感じで密集しています。
201106092.JPG
さて、この敷地内全体でどれ位の数がいるのでしょう?
実は、カウンター(鳥の数とか指でカチカチしながら数える道具)で数えようと試みたのですが、軽く1000を超えたので諦めました(999を超えるとゼロになる)。
それで計算で大まかな数を出してみます。

撮影したのはちょうど無味乾燥な線で区切られた60×70cm程度の区画なのですが、
研究所玄関を中心に北に約50区画、南側にも同様の距離で合計約100区画。
この1区画あたりには多いところでは30匹以上、少ないところでも10匹以上、
無作為に選んだ5つの区画の平均では約21個でした。
つまり、研究所を長方形(おおよそ長辺:短編=3:2)とすると、
長辺の片方のコンクリート部分だけで21×100=2100匹になります。
研究所の残りの周囲分を算出すると、2100匹(長辺)×2+1400匹(短辺)×2=7000匹。
さらに研究所の4~5倍の敷地がある工場の周囲には少なくとも
2万匹は要る計算になります。
また、コンクリートの奥にある植え込みの中(たくさんの草、低木、巨木がある)にも
観察すると大量に蛹がありますので、軽く5-6万匹はいることになりますね。
ちょっと怖いです。

そして、彼らは一生の内に食べるアブラムシは数千匹と言われています。
蛹になるまでの育ち盛りに500匹食べたと仮定しても、
数千万匹のアブラムシがこの敷地にいた計算になります。

05/11
2011年版 野菜作っています7 ―遂に食べまくり状態に突入です―

先週はゴールデンウィークで紹介できませんでしたが、野菜達の生長スピードは凄まじいです。
とにかく2週間前の写真(野菜作ってます5)、(野菜作ってます6)と比べて下さい。
20110511.JPG
初夏の日差しのパワーを受けて生長する凄さがわかると思います。
手前はジャガイモですよ。
その向うの畝は食べざかりの葉菜類です。
これ狭そうですが、奥行が70-80センチあり、
スーパーの小松菜の束でいうと、これで軽く10束分位はあります。
もう食べ切れず、プレゼントしまくりです。

201105112.JPG
ラディッシュもこんなに大きくなりました。
地中にできるイメージの方が多いと思いますが、基本的には地上で巨大化します。

201105113.JPG
これ、ルッコラです。
収穫して香りでわかりました。イタリアンとかのサラダに使う野菜ですね。
少し苦味があって本当に美味しいです。

水菜ベース7、ルッコラ2.5、ラディッシュ0.5位の割合でドレッシングをかけるサラダは絶品です。

野菜食べ過ぎで、ウンコが緑系の色が入ってきたのは言うまでもありません。
言うまでもありませんが、書いてしまいました (^o^)v

05/10
カナヘビ

知っている人は知っている。
知らない人は知らない。
(当たり前ですが・・・)
それがカナヘビという生き物でしょう。

奈良の実家の植え込みから、頭を出した写真です。
201105101.JPG
「ひなたぼっこしよう。安全かな~」
と思っているのでしょうか。
ヘビ?

いえいえ違います。
201105102.JPG
足があります、トカゲです。
感性の問題なのでうまく表現できませんが、凛々しいでしょう?

残念ながら捕獲には失敗しました。
虫の動きに慣れている私にとっては、カナヘビの動きは非常に素早く感じてしまうのです。
また、手に触れても虫と異なる重量感とパワーで振り切られてしまいます。
狙った虫の捕獲率が90%程度はあるのに対し(私の感覚)、
カナヘビやトカゲは10%以下だと思います。
情けない・・・(´ε`)

正式にはニホンカナヘビ、日本の固有種です。
いわゆる尻尾の先が青いニホントカゲと区別できるようにしましょう。
基本中の基本です。
皮膚は、カナヘビは乾いた感じ、ニホントカゲは濡れた感じがします。
また、私の印象ですが、カナヘビは低木などに登って
ひなたぼっこをしていることが多いと思います。
ニホントカゲは、あまり木の上では見かけず、石の上などが好みのようです。

このブログ、3年目にして初の爬虫類の登場でした。

04/15
翅を開く直前のナナホシテントウ

今日は、ひねりの無いタイトルです。
そしてタイトルのままの写真です。
20110414.JPG

飛びそうな雰囲気があったので、翅を開いた瞬間を撮ってやろうと思ったのですが、
もう少しでした。
あと、ゼロコンマ何秒か遅くボタンを押せば翅を最大限に開く写真が撮れたような気がして残念です。
しかし、4-5年前の普通のデジカメではこれが限界だと思います。

それにしても翅を開くという感覚はどんなものなのでしょうね?
肩甲骨を動かすイメージなのでしょうか?
それに飛翔用の後翅を広げたり、折りたたんだり、どうやってコントロールするのでしょうか?

ふと、そんな事を考えてボーっとしてしまいました。

能力の高いデジカメが欲しい!

           
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