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協同乳業研究所

05/09
抱卵エビ

自宅で飼育しているエビが卵を産みました。
抱卵している様子をどうぞ。

20130509.JPG


エビの体長が2 cm位なので、卵はめちゃくちゃ小さいです。

たぶんミナミヌマエビです。
「たぶん」というのは、ペットショップで購入したのではなく、
水路で捕獲したエビなので確信が持てないためです。

とはいえ、捕獲してきた個体ではありません。
その曾孫位にあたりますかね?
あるいは玄孫かもしれません。
当初の3匹から一時は50匹位まで増殖しておりましたが、
昨年は産卵しなかったので、一族が滅亡するかと思っていたのですが...。

少しずつなのですが世代を重ねるにつれ、体色が緑化してきている気がするのです。
わしゃわしゃと生育する水草に埋もれて生活しているからでしょうか?
小エビ達の色が楽しみです。

04/23
四月といえばこのクモです

過去に紹介したことがあるが、
4月なので、やはり4月が名前に付いているクモを紹介したくなる。
四月=卯月
そう、ウヅキコモリグモである。
ちなみに、
コモリグモ = 子守り蜘蛛
きっちりと子供(卵)を守るタイプのクモである。

巣を張るタイプなら卵の防御も簡単であろう。
しかし、この種は歩き回る(徘徊性)タイプ。
ずっと卵をくっつけて(引きずって?)歩き回る。
重労働であろう。

前回紹介したものより明瞭な卵嚢保有個体の写真がとれたので掲載する。
20130423.png

この腹部下の2つ目の腹のようなベージュ色の塊が多量の卵が包まれた卵嚢である。
もちろん、卵嚢は自分の糸で巻いて作られたものである。

ついでに、
クモは基本的に8つの眼を持っているが、
左側頭部の2つの眼も綺麗に写っているので見て頂きたい。

これは畑で見つけた個体である。
子蜘蛛には無事育ってもらって、
害虫たちを退治してもらいたいと願っている。

03/21
アシブトハナアブ

私がフナの水槽を洗っていたらアブがやってきました。
水を飲みたかったのでしょうか?
20130321.png

アシブトハナアブです。
漢字で書くと、たぶん「脚太花虻」。
この写真では見難いですが、後脚がバッタみたいに太く立派なのです。
翅があるのでこれでピョンピョン跳ねる姿は見たことないですが。

このブログで何度も書いていますが、今回もアブ擁護を繰り返します。

多くの皆様には、アブは危険な生物と受け止められているでしょうが、
我々を刺すアブはごく一部の種類です。

アブはハチではなくハエの親戚です。

もちろん、本種も見かけは少々獰猛な模様をしていますが、
名前の通り、花を愛するアブです。
植物の受粉にも貢献している生物です。
我々を刺してくるようなことは決してありません。

見かけたら優しく接してあげて下さい。

と言いつつ、私はよくカマキリの餌として捕獲する・・・

【捕獲時満足度】2(10点満点)どこにでもいる普通種のため。

03/05
啓蟄(2013年版) ―冬の枯れ枝系の蛾で祝いましょう―

虫好きの皆さん、おめでとうございます!
今日は啓蟄、虫達が活動し始めると言われている日です。

私も毎年忘れずブログにしています。
2010年 啓蟄

2011年 啓蟄(2011年版)どアップ(カマキリ編)で祝いましょう!
2012年 啓蟄(2012年版)新参者で祝いましょう

今年は、アヤモクメキリガで祝います。
2013030501.JPG

どうですか?
枯れ枝そっくりでしょ。
撮影用に私が無理矢理ブロッコリーの上に置いたのですが、
もちろん普段は木の幹などにとまっており、
折れた枝あるいは剥けた樹皮ように擬態しています。
見事な擬態なので、探して見つけるのはほぼ不可能です。

こいつは冬場でも成虫でウロウロして過ごします。
森が茶色い季節の枯れ枝系の擬態、見事です。

角度を変えてもう一枚!

2013030502.JPG


さらに凄いでしょう!!!
頭部から背中に、枝の年輪(木目)が見事に再現されてるーーーっ!

モクメキリガは漢字で書くと「木目切り蛾」のはずです。
(アヤが何に由来しているのかは知りません。)

その名に恥じないこの姿。
どう見ても見事な『枯れ枝の一部』です。

虫の進化の凄さを感じながら、
今年も目の前に現れた虫達を紹介しようと思います。

01/21
凍てつく土壌の中には

朝、畑に行くと水気を含む土壌は完全に凍っています。
その土壌を鍬でガツンとやると、
5~10 cm程度の深部の凍結していない柔らかい土との境目で、
表層側の凍ったままの土が塊として、ゴロッと浮き上がります。
ハクサイの生えていた土壌をこの方法でひっくり返すと、
あらら、こんなのが出てきました。
2013012101.JPG


蛾のサナギが3つもっ w(゚o゚)w
おそらくヨトウガの仲間でしょう。
おそらく、ハクサイを食い荒らしたこいつが成長したものです
参照ブログ:2012年版 野菜作ってます28 ―1週間で・・・、とほほ―

3個体ともギリギリ凍結しない深さで蛹になっているのは興味深い。

取り出して、もう少しアップで見てみましょう。

2013012102.JPG


右側が頭部、その横に翅になる部分があります。
手前が背中側です。
そして太い節のある胴体。
『蛾』を感じ取ることができます。

少々可哀想、でもハクサイを食べた憎い奴。
私とは真剣勝負をしていた相手です。
もし気付かれずに春に羽化していたら、容赦なく野菜を攻撃してくることでしょう。
このまま放置して鳥の餌にしておきました。

12/12
オオカマキリの卵

先日のブログ(参照ブログ:今年最後のカマキリかな)に登場したオオカマキリの卵です。
この個体が私のモロヘイヤに産んだ卵です。

2012121201.JPG

従いまして、卵が産み付けられている枯れた植物は、モロヘイヤの茎です。

カマキリの卵は、正確には卵鞘(らんしょう)と呼びます。
卵嚢(らんのう)と呼ぶこともありますが、嚢は袋と言う意味で、
クモの卵などが入っている袋状のものをイメージするので、私は卵鞘を使っています。
この卵鞘の中に、多量の気泡と共に大体200~300個の細長い卵が入っています。

卵鞘は見た目の通り、断熱効果も強く真冬でも卵が凍死することはありません。
触られた経験のある方はわかると思いますが、衝撃に非常に強いです。
特にオオカマキリのものは耐衝撃性が抜群に良いと思います。

2012121202.JPG


これ正面からの写真です。
本気の一撃で踏んでも、半数以上の卵は生き残ってそうなイメージです。
(実際は可哀想でやったことありません)

実は、この卵鞘の形状はカマキリの種類により大きく異なります。
昨年紹介したハラビロカマキリの卵は(参照ブログ:孵化の頃には)、
もう少し硬そうで、もう少し流線型で、黒光りしています。

成虫がオオカマキリと酷似しているチョウセンカマキリでも、
卵鞘は全く異なり、細長い形状です。
今度発見したら紹介します。

カマキリが卵の産みつける高さで、
その年の積雪量がわかるという迷信みたいなものがありましたが、
私が知る限り、幾つかの調査でそれは間違いだということに決着していると思います。

動くものを獲物にして食べるのみ!
比類なきハンターが、緻密に雪の高さなんて予測していて欲しくないものです。
卵鞘の断熱効果で、雪の中に埋まっても、どうってことないということでしょう。

10/25
今年最後のカマキリかな

今年最後のカマキリだと思います。

立派な茶色系のオオカマキリのメスがギロリッ。
201210251.JPG
しばらく私の巨大モロヘイヤに住んでいた個体だと思います。
私がモロヘイヤを引き抜いたためにウロウロしていたのでしょう。

かなり凶暴で、手で掴むと鎌で私の指を攻撃してくるだけでなく、
噛みついて手を食べようとする奴でした。
ですが、愛嬌もありました。

何故かこのお手上げポーズが得意!
厳密にはお手下げかもしれませんが。
201210252.JPG

モロヘイヤを抜き倒したら、
こいつのものと思われる卵がありました。

当然のように持ち帰りましたので、また紹介します。

10/18
クロシタアオイラガ

今日は危険な虫の紹介です。

研究所の入口で発見しました。

2012101801.JPG


その名はクロシタアオイラガ。
もちろん「ガ」とつきますから蛾の幼虫です。
イラガの仲間です。
イラガは漢字で書くと『刺蛾』と書き、幼虫が毒を持っている仲間です。
幼虫の体長は2.0 mm弱で、足が短く見えないので、
ナメクジやウミウシのような体型のイモムシです。

この毒々しい色合いと風貌からもご想像の通り、刺します。
しかも、そんじょそこらの痛さではありません。

激痛です。

私も刺されたことがありますが、刺された瞬間に電撃的な痛みです。
『電気虫』と呼ぶ地域もあるそうです。
たとえ仕事で大事なプレゼンがあっても、休みたくなる痛さだと思います。

せっかくなのでアップにしてみました。

2012101802.png


どうですか、このトゲトゲ突起による完全武装!!!!!
トゲと毒腺と繋がっており、触った瞬間に毒液を注入してきます。
ちゃんと治療しないと数日から1週間位はダメージが残るはずです。

ちなみに、成虫は淡緑色の珍しい色ですが、
毒は持っていない数cmの目立たない蛾です。

ガーデニングをする方から聞いた話では、もし刺されたら、
まず、セロハンテープで刺された所を何度も貼ったり剥がしたりすると良いらしいです。
眼に見えないが患部に残っている毒付のトゲを取り除くのです。
それから薬局に行って薬を塗ります。

最後に蛾の名誉のために言っておきますが、刺す蛾は極めて少数派で、
殆どの蛾の幼虫は触っても大丈夫です。
たとえ、毛むくじゃらでも。

10/11
運悪く、運良く

9月、10月は、夏野菜から秋冬野菜への切り替えのため、畑を耕します。
耕すというのはクワで掘り起こすということです。
そうしますと、たまに、コガネムシの幼虫が出てきます。

ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ、コロッ
って感じで出てきます。

作物に悪いことをする場合もありますが、
有機物を食べて良いウンコを出す役割もありますので、私は敢えて退治しません。

放っておくと、30秒以内に土の中に潜っていきます。

しかし、運悪く、アリに捕まると大変です。
20121010.png


牙で噛まれて、巣まで引きずられていきます。
なんとかもがいて逃げようとしますが、スピードが違いますから逃げ切れません。
こういうタイプの幼虫は、筋肉質でタンパク質豊富でしょうから、
アリも頑張って運びます。

コガネムシには不運なことですが、アリにとっては幸運なこと。
私にとってもブログネタができましたので幸運なことだったと思います。

10/09
マダラスズ

鳴く虫の季節でありますが、このコオロギを知っている人は少ないでしょう。
2012100901.png

見た目の特徴は、白(灰色?)と黒の斑(まだら)模様の後足で、
そこから名前が付いたのは言うまでもない。
開発で激減している種類ではなく、
住宅地などの空き地などに普通にいるコオロギである。
しかし、この虫のことを誰も知らない。

理由は、小さいことによるのか(?)
体長6~12 mm程度。

人差し指と比較するとこんな程度である。
2012100902.JPG

例え見つけたとしても、「あっ、コオロギの子供」と思われる程度で、
一般的にはどうでも良い存在に違いない。

「あっ、見たことある」という感覚さえ、皆さん、持っていない虫ではないだろうか。
もちろん、上の写真の個体も翅の生えた立派な成虫である。

話はずれるが、
成虫に向かって、体が小さいから「子供(幼虫)」と適当に
子供に教える癖は止めるべきだ!

と全国のちびっこの親御さんには伝えたい。

話を戻して、鳴き声が今一地味であることも不利に働いている。
「ジーッ、ジーッ、ジーッ」あるいは「ビーッ、ビーッ、ビーッ」と聞こえる。
規則正しく鳴くのが特徴であるが、大して音も大きくない。
残念ながら、飼育して鳴き声を楽しむレベルには達していない。

しかし、こいつ、他の秋に鳴く虫(キリギリス、コオロギ類)には無い特徴を持っている。
年に2度繁殖するのである(寒冷地を除く)。
つまり、6月頃に成虫になり産卵し、それが産まれて再びこの時期に成虫になるのである。
したがって、初夏にも鳴いている数少ない虫なのである。

よく考えれば、少しでも目立つように、
このブログでも初夏に紹介してあげればよかったと、
反省しつつ、マダラスズの紹介を終えようと思う。

           
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