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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

08/24
ウンコオートクレーブ事件

最初にお断りしておきますが、
本日紹介するお話は、私が体験したものではなく、
多くの被害者から事件数日後に伝え聞いたものです。
そのため、多少の誇張は入っているかもしれません。

さて、予告通り、ここで京都のシン君再登場。
まだ、ウンコ実験にあまり慣れていなかった彼は、
実験後、実験材料として使用した自らのウンコをステンレスの容器にそのまま放り込んで、
軽い気持ちでオートクレーブしたようです m)゚O゚'(m
あとの出来事は、このブログの読者なら想像できるでしょう。
ウンコがガンガン熱せられるのです (゚ロ゚;)

30-40分後、ご想像通りの悲劇は起こりました。
1フロアが壊滅したようです。
いつも物静かな方々も声を荒立てて怒ったそうです <`∧´╋>。
気を失いかけた方もいるとかいないとか ~(×ω×)~
とにかく皆、避難するしかなかったようです。

すごいパワーです。
これだけの被害が出るとは、オートクレーブで通常のウンコより臭くなったようですね。
一体どれ位パワーアップするのか、実験してみたい気分です。

ちなみに、
普通は実験で余ったウンコは便器に流します。
それができない場合(容器や袋にこびりついたもの)は密封し、
被害を最小限になるよう努力するものです。
そのまま多量のウンコをオートクレーブしたのは、
後にも先にも私は彼しか知りません。

ところで、
私の中では、
その時その場所に居なくて良かったという安堵の気持ちと、
居たかったという残念な気持ちが入り乱れています。
変態なのでしょうか?


outo2.JPG

実験後にオートクレーブ処理をした、私専用のウンコ滅菌容器
この中の試験管には希釈したウンコが入っています。
ウンコマークを書いて、同僚に注意を促しています。

06/25
ウンコ話で取材受けました

研究のことで取材を受けることは時々あるのですが、
ブログを読んで取材したいという依頼は初めてでした。

とある雑誌社の取材でした。

体を使う研究者というようなテーマで、
本ブログの、研究にウンコを使うエピソードなどが面白くて、
取材に来られたようです。

ということで、
得意のウンコ話を1時間以上しまくりました。

shuzai.jpg

普段、まじめな取材や面会の途中で強引にウンコの話を挟み、
ちょっと拒否反応を受けることが多いのですが、
(個人的にはリップサービスのつもりです。)
今回はウンコの話がメインということで、
話は尽きずノリノリ、予定時間オーバーでした。
これから記事になるので詳細は書きませんが、楽しかったです。

ということで、賛否両論ありました企業ブログでのウンコ話は、
どうやら、世間一般にも受け入れられつつあるようで、
益々、発展させていくことになるでしょう。

06/23
授かったヒント

これまでの研究で、
LKM512を摂取すると善玉物質ポリアミンが大腸内で増えることがわかっています。
ところが、
LKM512が腸内に到達しても、ポリアミンが増えない被験者が、
10人に1人程度存在するのです。
ずっと悩んでいる問題ですが、
これ、東京で阿修羅像を見るのと同じことかもしれません。

阿修羅像は目の前にあるのだが、本来のオーラが感じられない
=LKM512は存在するのだが、本来増えるはずのポリアミンが増えない

山手線に乗って、上野公園の中を歩いて、近代的な建物の中に展示してあれば、
それは1つの美術品に過ぎないのです。
奈良公園を進み、興福寺の境内に入り、お参りする足音、何処からか漂ってくる線香の香り、1,300年の歴史を肌で感じて対峙すると、仏像本来の姿になるのです。

そう、LKM512が存在するだけでは不十分な場合があるのです。
ポリアミンを作るための"何か"が腸内環境中に欠けている
(或いは邪魔する"何か"が存在している)はずなのです。
腸内菌叢は個々人で大きく異なるので、これは直接的な答えではないと考えています。
帰りの電車、その"何か"を掴むための手法が頭に浮かびました。
前から考えていたことではありますが、やってみる価値はあると確信しました。
"何か"が見つかれば、将来、腸内ポリアミン濃度を自在にコントロールできるのではないでしょうか?

熱く述べましたが、ポリアミンのことは私に任せておいて、
皆様、是非、奈良へ出かけて下さい。
そして、阿修羅像を拝観して下さい。
阿修羅像はじめ他の八部衆、十大弟子像も
10月17日からは興福寺仮金堂で公開されるようです。
また、来年は遷都1,300年です。よろしく!

以上
勝手に奈良県観光大使より

koufukuji.JPG

興福寺五重塔の前で思わず撮影した、鹿のできたてほやほやウンコです。

06/18
国宝 阿修羅像④

さて、実に正確に90分後(時計を見る限り±1分程度の誤差で感心しました)、
肛門から晴れて排泄された私は会場に入ることができました。

興福寺からたくさんの貴重な宝物や仏像が来ており、
1時間近くかけてゆっくり見ながら進みましたが、詳細は省かせて頂きます。
短いもったいぶったトンネルのような無駄な空間を抜けると、
そこはメイン会場、阿修羅像が展示された部屋になっておりました。
高い位置(阿修羅像を斜め上から眺める位置)から緩いスロープを降りて行き、
最後は見上げるような姿勢で、阿修羅像の周囲を時計回りで見るという流れです。
しかし、

「何か違う。本来持っているはずの、不思議なオーラが感じられない・・・。」

しばらく考えましたが、おそらく環境のせいでしょう。
博物館は崇高な美術品として取り扱っているとしか思えないのです。
暗い部屋で、阿修羅像に橙色の照明をあてて、神秘的な雰囲気を出してはいるが、
阿修羅は迷惑そうです。
殆どの見物客も同じく美術品を見に来ているようでした。
阿修羅の周囲を押し合いながら、時には小競り合いを起こしながら、
自分さえ見られれば良いという姿勢です。
警備員は「止まらないように」とずっと大声を出しています。

これ、
"観覧"と"拝観"の違いです。
奈良という恵まれた環境で育った私には、絶えられない空間でした。

とはいえ、阿修羅像の横側から後側は3メートル位の距離で拝見させて頂きました。
"左斜め後ろ"からのアングル、魅力的でした。
「ご苦労様。また、奈良で会いましょう。」

06/17
国宝阿修羅像③

LKM512のブログで、全く関係のない阿修羅の話を連日するのは気が引けるので、
今日は、こじつけブログです。

混んでいると聞いてはいましたが、平日の夕方です。
ちょっと混雑した水族館程度のイメージで行ったところ、
「90分待ち」と表示されていました。
そんなはずはないと最後尾に並び、
本を読みながら待っていました。
少しずつ進み、20分後、視界が開けたらショック!
ここから、右に左に、幾重にも曲がりながら入り口まで途方もない行列なのです。
まさに腸管の世界。
私たちは食べ物で、列の始まりを口として、
腸をクネクネとただ流されるままに進みながら、
博物館の入り口、すなわち肛門に向っているようです。

暇にまかせて、私はプロバイオティクスになりました。
「暑い日差しは消化液」
「警備員は分泌型のIgA(体を護っている抗体の一種)」
「あそこを曲がったら大腸や」
「こっちの人は悪玉菌」
「あっちの人の帽子は芽胞っぽいので、クロストリジウム(芽胞を作る腸内細菌)」
「途中で離脱した人は弱い菌」
「時折吹く突風は、発生した屁」
と、待つのが大嫌いな私は必死で妄想して凌ぎました。

日々、プロバイオティクスは
「腸の粘膜にくっついて増殖するのが重要」
「常在細菌、特に悪玉菌、を押しのけて、増殖することが大事」
なんて簡単に言っておりますが、
ものすごく大変なことであると妄想の現実の狭間で実感したのでありました。

書いてはみたが、このブログ、ワースト3に入る内容の自信あり。
すいません f(^_^;

06/12
国宝 阿修羅像②

先日の続きです。
きっかけは何気なしに見ていたNHKの番組でした。
ハイテクを使って、詳細に阿修羅像を解析している内容でした。

腸内細菌の研究と同じで、
やはり、新しい手法を使えば、新たな発見や再確認があるようで、
大変な技巧を凝らした像であることは間違いないようです。
ですが、研究という仕事をしている人間として番組を見ていると、
阿修羅像の解析に関わる研究者の少なさが気になります。
極めて一方的な(個人的な)見解で、"言った者勝ち"の世界では?
と強い疑問を抱きました。
素直じゃなくて、すいません o(_ _)o

話を戻します。
わざわざ東京国立博物館まで行こうと思った理由はたった1つです。
興福寺の国宝館では正面からしか見えない阿修羅像が、
360度、好きな角度から見ることができると知ったからです。

普段は絶対見られない後ろ姿。
とにかく生で見てみたい。
左右両顔も正面から見てみたい。
手の付け根はどうなっているんだ?
というわけで、
結構遠いのですが、都心まで会いにいったのです。

06/10
国宝阿修羅像①

つい先週まで、東京に興福寺の阿修羅像が来ていました。
東京国立博物館の「興福寺創建1300年記念 国宝阿修羅展」です。
ニュースで取り上げられていたので知ってはいましたが、
「あっ、そうなの。遠い所まで大変ねー。」
という感じで特に興味もありませんでした。
なにしろ、私は奈良県出身!
興福寺には、実家からは近鉄電車で7駅、
計算上ドア・トゥー・ドアで40分足らずで行ける距離です。
(測定したことありません。)
小学生の頃は五重塔等を写生した記憶もあります。
今年の正月も興福寺には行きました。
1月23日のブログの鹿の写真もその時に撮ったものです。

ところが私、この阿修羅展の終了間際に会いに行ってしまったのです。
忙しいのに、わざわざ半日休暇を取ってまで。
入場料1500円。
実家に帰れば、交通費と国宝館の入場料を合わせてもこれより安いのに、
会いに行ってしまったのです。
その理由は・・・。
次回につづく
asyura.JPG

05/14
腸は脳より冷静だ

4月15日のブログで、
「私はウンコ実験をしたら、カレーが食べたくなる!」
と書きました。

この一文、マイさん達はブログに載せて良いのか悪いのか、結構悩んだようです。
その理由はもちろん、カレーに気を使ってのことでした。
メイトーのブログを読んで、カレーが食べられないなんて苦情がきたらまずい。
確かにその通りです。
さすがの私も、食事中はなるべくウンコの話は控えますので、当然といえば当然です。
もちろん、周囲に気を使ってですから、気心の知れた人達の前では平気で話します。
私にとって、ウンコの話は普通の仕事の話ですから。

でも、これって、脳が勝手にカレーを見て、ウンコを想像しているだけですよね?
そして、ウンコって汚いから食べたらいけないと思って、食欲が無くなっているだけのことです。
おいしいカレーが目の前にあるのにですよ!
要するに、脳の暴走、脳の過ちです。

ところが、腸の細胞は、
ウンコっぽいと心で思って食べても、的確に処理するはずです。
ジャガイモにも、肉にも、これらから出たエキス(アミノ酸)にも反応し、
的確なホルモンを放出し、消化液を分泌し、必要な成分を吸収するはずです。
反対に、
激辛カレーなんて場合は、排除命令を出し、下痢になることもあります。
辛いものを食べたら、数時間でお尻ヒリヒリするウンコが出た経験ありませんか?
これです。
逆に考えると、体にとってはあまり好ましくない刺激物の摂取に対し、
脳はOKを出してしまっていることになります。

つまり、脳より腸の方が冷静沈着であるということです。
皆さん、腸は偉大です。
プロバイオティクスで大事にしましょう!

03/18
途中経過

皆さん、早いもので3月の中旬です。
今年の目標はまだ継続中ですか?

私はちゃんとやってます。
何を?
と思う方は1月5日のブログへ行って下さい。

そうです、排便回数を数えているのです。
2月終了時点では、意外と少なく、
合計82回!
1日平均1.39回というペースです。

どうですか?

と言われても、何とも言えないですね。

私も、
「少な過ぎる」と言われても困りますし、
「多すぎる」と言われても困ります。
でも、
「そんなもんやろ」と言われたら、少し腹が立つような気がします。

ところで、
1.39回×365日
=507.35回/年間
512回になったらおもしろい!
「LKM512を毎日食べたら、1年で512回ウンコが出ました」
なんてね。

03/16
関取の美しい肌

お肌の話を連発します。

私は大相撲が大好きです。
家でテレビがついていたせいでしょうか、北の湖-輪島の時代から、ずーっと見ています。
特定の力士が好きということではなく、相撲自体が好きなのです。
小学校、中学校、高校と授業の間の休み時間はいつも同級生と相撲を取っていました。
まわしはベルトなので、いつもズボンのベルト通しはボロボロ。
大人になってからは、相撲を取ってくれる人が殆どいないので寂しいです。

そういうわけで、数年前から東京で開催される1(初)、5(夏)、9(秋)月場所は
休暇を取って両国国技館まで相撲仲間と観戦に行っております。
最初は2階の椅子席で観戦していたのですが、少しずつ前で見たくなり、
朝青龍の復活で大騒ぎだった2009年初場所、
ついに土俵際の溜席(砂かぶりとも呼ばれる)にデビューしたのです。
テレビで見ていると力士が落ちてくる危険がある、あの席です。
(実際は溜席の後ろの方で、力士が落ちてくる危険はなかったです)
チケットを取るのは大変で、友人が早朝5時台から国技館に並んで整理券をゲットし、
次の日も朝から国技館に購入に行ってくれて、やっと取れました。感謝!

私は毎回、昼前には国技館に入り、
三段目や幕下の取り組みからじっくり観戦しているのですが、
いつも、
「地位が上がるにつれ、力士の肌が綺麗になっていくな。」と感じます。
特に、幕内の上位の力士たちの大半は芸術的な美しさを感じます。
朝青龍や白鵬の肌が非常に綺麗であることはテレビ画面からでもわかると思います。
最初はオーラのせいかなと思っていたのですが、冷静に写真等で見ても綺麗です。
激しい稽古をして、よく汗をかくからであるという説明を聞いたことがありますが、
それなら、下位の力士も同じはずです。

私は胃腸が強いためではないかと考えています。
力士は体重を増やすことも仕事。食事も稽古だといいます。
でも、いくら体を動かしているといっても、あの食生活は暴食でしょう。
胃腸に相当負担がかかっているのは間違いありません。
若いのに体調を崩す力士が多い原因であることは、誰の目にも明らかです。
腸の大事な仕事、
①消化、②栄養素の吸収、③不要な物質の排除(有害微生物やアレルゲンを吸収しない)
がきっちり機能してこそ健康が得られ、
そして綺麗な肌が形成されると思います。
もちろん消化やビタミン産生に大きく関与している腸内菌叢も重要なファクターの一つです。
力士の腸内菌叢も調べてみたい!
例えば、同部屋所属の入門10年の力士のウンコをもらって研究したら、
同じちゃんこを食べていても、
幕内上位の関取と幕下の力士とでは腸内菌叢に明確な差がでるような気がします。
あの食生活に耐えて正常に機能する胃腸を持っていることも強くなるための必須条件、
つまり、
強い力士は腸も元気だから、当然、肌も綺麗ってわけです。

ところで、先場所の溜席、東側だったのですが、
運命なのか、お尻が真正面にくる席でした。
仕切っている時は東方力士のお尻をずっと正面に見ているという状態。
私は元大関北天佑のお尻が好きで、それを目指して鍛えていましたが、
今回、新たに大関琴欧洲のお尻の美しさに惚れました(*'ー'*)

           
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