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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

07/08
こう見えても益虫です

いかにアップに撮影して、グロテスクな風貌を伝えるか。
私のボロいデジカメでは一苦労です。
被写体に近づくと全くピントが合いません。
相手も秒速1 cm位のスピードで歩きます。
これは10秒経つと被写体の昆虫は葉の裏側に移動してしまうスピードです。

そこまで苦労して撮ったのは何?と思われるかもしれませんが、
珍しい被写体ではありません。
何処にでもいるテントウムシ(たぶんナミテントウ)の幼虫です。

20140708.jpg

アップにするとそれなりにグロテスクでしょ!
この個体は1 cm位でしたので、おそらく4齢(3回脱皮済)幼虫だと思います。

この配色、そしてトゲを装備したルックスは悪者感丸出しですが、
人を中心に考えると、害虫を退治してくれる益虫ということになります。
家庭菜園をしている私とすると「がんばれ~」となるわけです。

しかし、彼らの真の姿は、このルックスの通りの獰猛なプレデター(捕食者)。
アブラムシの殺戮を専門とする殺し屋です。
アブラムシからすると、とんでもない殺戮者でしょう。
ほぼ無抵抗のアブラムシを親兄弟の前で順番に食べていくわけですから。

比喩的表現になり過ぎましたかね(笑)
偏食家で、この幼虫は(成虫になっても)、アブラムシを主食としているというだけのことです。
(注意)テントウムシには植物を食べる種も多数存在する。本ブログは、この幼虫のように肉食性のテントウムシを対象にしているので悪しからず。

本当はアブラムシを頭からかじっている獰猛な姿を撮影したかったのですが、
私のデジカメでは無理です。

ちなみに左端にあるこげ茶色の物体はこいつのウンコです。

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