カレンダー

カテゴリー

最新のエントリー

 

アーカイブ

2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年

検索

LKM512
メイトー
協同乳業研究所

08/07
楽しんでますか?

今朝、運転中に聴いていたラジオから名言の紹介があった。

「天才は努力する者に勝てない。努力する者は楽しむ者に勝てない」

聞いたことがあるような、ないような言葉であるが、
何だか、強烈に心に響いた。


研究においては、同じような課題を与えられても、
楽しそうに取り組んでいる人は、
辛い顔をして取り組んでいる人より、
良い成果を出しているような気がする。

少なくとも、これまでの経験の中で、
楽しんでいない者から、
創造的なアイデアを聞いたことはない。


私自身、それなりに楽しんでいる方だと思うが、
この名言を意識して、
更に1段階、「オレ、楽しんでるぜ!」レベルを上げようと思う。
無敵になるために・・・

ただ、「ウンコを使った研究は楽しいぜっ!」
をイキイキ表現し過ぎると、
変人・変態扱いされるリスクが高いため、気を付けねばならない。

08/02
アオモンイトトンボ

暑いのでセミよりトンボでしょ!
(この感覚、わかりますかね?)

今日は、種を識別するのが結構難しいイトトンボを紹介しよう。

201808021.JPG

アオモンイトトンボである。90%以上の確率で...。

オレンジ色なのにアオモン(おそらく漢字で書くと青紋)なのは、
オス(全て)とメスの半数位(比率は生息場所により異なる)が、胸部の両サイドと腹部の先端域(正確ではないがしっぽの先といえる場所)がスカイブルーの綺麗なイトトンボだからである。
さらにややこしいのは、メスが、上に示したようにオスと同じブルースカイ色の個体の他に、色あせた枯草色っぽい個体と本個体のように鮮やかなオレンジ色個体も存在することである。
つまり、オス型のメスと、それとは異なる異色型のメスが存在し、
異色型メスは枯草色タイプとオレンジ色タイプが存在するということである。
一般的には、この写真の個体のような鮮やかなオレンジ色個体は未熟型で、
時間の経過と共に枯草色に変化し、枯草色タイプが成熟個体といわれている。

しかし、私はオレンジ色の未熟型が交尾をしている姿を何度も目撃したことがあり、
成熟度合いで色が変化するのではなく、単純に体色が異なるタイプではないかと考えている。
専門家ではないし、確認実験をするつもりもないが、そう考えている。

接近してアップでお顔拝見
201808022.jpg

間違いやすいのがアジアイトトンボという種類で、ややこしい。
腹部の第8節とか第9節の色が・・・
ということであるが、オスやオス型メスの識別法と、異色型メスの識別法が異なり、
マニアック過ぎるので説明は省く。

本個体に関しては、腹部第一節が黒くなくオレンジ色が主な色なので、
アオモンイトトンボのメスの異色型と判定した。

【捕獲時満足度】6(10点満点)
そんなに珍しい種ではないし、発見したら捕獲は簡単。とはいえ比率的に少ないオレンジ色型なので1ポイントプラスしておいた。

07/27
不思議なネットワーク

先日のScience Advancesに採択された論文は、
京都大学さんでも研究成果としてリリース発表がされております。

コチラをクリック

ふと読んでみますと、論文内容の紹介と共に、
「研究者からのコメント」というコーナーがあり、
共著者の東樹宏和先生のコメントがありました。

「この研究プロジェクトには、人と人の不思議なネットワークを通じて出会いました。」
という一文から始まっています。

そうです。
本研究のスタート時からチームを形成していたわけでなく、
研究後半で、同じく共著者の栗原新先生(石川県立大)が、
たまたま学会で東樹先生の講演を聴講したのがきっかけでした。
大きな学会(同時並行で多くのシンポジウムが開催されている)でしたから、
もし、栗原先生が偶然聴いていなかったら、
出会っておらず、論文内容も一部は違ったものになっていたはずです。
京大まで押しかけて、少々強引に解析をお願いしたにも関わらず、
ハーブティーをご馳走になりながら、やりたい事を説明し、
興味を持って頂き、快諾して頂いたのを覚えています。

東樹先生は生態系を構成している生物間のネットワークの研究が専門で、
それに絡めたであろうこのコメントはさすがです!

同じく、この研究成果も、腸内細菌同士の新規ネットワークの発見でもあります。
但し、このネットワークには、いわゆる共生と定義付けされるような必然性あるいは密接性はありません。
腸内常在菌が、個々で自分の生存活動を普通に営んでいるだけなのですが、
結果的には、棲息場所を提供しているヒトにとって有用なものを作り出しているという
不思議なネットワークなのです。

「不思議なネットワーク」で出会った研究者が、
腸内の「不思議なネットワーク」を発見したということです。

07/20
男性も使うべき

ここ1週間、ニュース等で繰り返し使われている
「命に関わる危険な暑さ」
という表現に対して、
「大袈裟な・・・」と思っていた。

もちろん、お年寄りとか小さい子供にとっては、
40℃近い気温は危ないとは理解しているが、
炎天下で畑作業をすることがある私にとっては問題ないと。

昨日、仕事で炎天下での移動があった。
最も暑い13時~15時台の移動である。
自宅から駅、駅から目的地、合計30分間位の徒歩移動があるわけであるが、
ヤバかった。
ニュースでの表現の通り、身の危険を感じたのである。

暑いというより熱い。
伝わらないのを覚悟しての表現になるが、
身体を構成しているタンパク質が熱変性しそうな感じ。

畑ではここまで暑く感じないのに、どういうことか? と考えたところ、
麦わら帽子の存在に気付いた。

なるほどな~

周囲の目なんて、ほぼ気にしない私は、
これに気付いた瞬間に、担いでいたリュックから傘を取り出し、
直射日光を遮る作戦を決行。

日傘作戦
厳密には日傘ではないので、雨傘を日傘として使う作戦

劇的に効いた!

男性も恥ずかしがらずに使うべきであると、ここに強く主張する。

07/19
オーザン関 勝ち越し おめでとうございます!

栃煌山関が、久しぶりに早々に勝ち越してくれました!

「ソッスネ」連発のインタビューは、
久しぶりで、心がとても和みました。

まだ絶好調には見えませんが、
白星が蓄積されていくのはよいものです。

やっぱり、この幟は縁起がいいようです!

20180718.jpg

Twitterフォロワー あいぴょん様より

07/09
ご活躍、嬉しいです!(武庫川女子大学体操部)

またまた、
「ミルクde水素」を選手のコンディション向上に使って頂いている
武庫川女子大学の体操部の大野監督からメールを頂いた。

第72回全日本体操種目別選手権大会(6月28日~7月1日)で、
武庫川女子大の平岩優奈さん(2年)が平均台で3位銅メダルを獲得!
段違い平行棒では河崎真理菜さん(1年)が、8位入賞

おめでとうございます!!!

また、この大会は、
各種目国内上位24名しか出場できない国内最高峰の試合であるが、
女子では1団体としては最多の7名を送りこんでいるところが凄い!

私の中で好成績の要因は、
本人の努力、監督の指導、ご家族の協力、そして運が大事で、
それに続いて、
数%位は「ミルクde水素」パワー
ということにしている(笑)。
腸内環境が生体のあらゆる現象に関わっていることが明らかになっている状況下、
飛躍した考えではないと思う。
(と書きつつ、飛躍している気もする...。でも、仮説としては構わないであろう。)

数%の貢献度は僅かである。
しかし、体操は、小数点以下3桁まで点数化され争われる競技である。
仮に、平岩選手の平均台の得点13.066から3%分の点数を引くと、
13.066×0.97=12.674点になってしまう。
この点数だと4位転落である。

次のターゲットは来月のインカレのようである。
引き続き、お腹からのパワー注入による後方支援をさせてもらう。

20180131b.jpg
武庫川女子大体操部の皆さまと(2017年12月撮影)

07/06
2018年大相撲七月場所が始まります

日曜日から、大相撲五月場所が始まります。

横綱・稀勢の里は、また休場らしいですね・・・
完治してからの出場容認派ですが、もう出て来るかと思っていました。
まだ無理ということなら待ちましょう。


さて、今場所はこの幟で臨みます!

デザイン図ですが、どうぞ。
既に会場には揚っているはずです。

20180706.png

復活を期待して、この配色にしました。

といいますのは、
これ、栃ノ心関の初優勝と大関昇進を決めた場所で使っていた、
とても縁起のよい配色なのです。

参考ブログ⇒これ(2018.5.11ブログ)

栃ノ心関の影に完全に隠れてしまった栃煌山関の奮起に期待!!!


現地組の方、見かけたら画像送って下さい。

大相撲ファンの皆様、15日間、楽しみましょう!
 

07/04
セスジスズメ

虫嫌いさんには、要注意ブログである。
(私は気が利くので、虫嫌いさんの目に、いきなり写真が入らないように行数を稼いであげよう 笑)

どうしても、スズメガの仲間の撮影に成功すると紹介したくなる。
スズメガとは蛾の仲間で、分類学上のスズメガ科に属している昆虫を指す。
結構大型の蛾で、もし室内に入って来ると、決して無視できない存在感を放つであろう。

さて、先日、羽化直後のセスジスズメを発見した。
まだ上手に飛べない状態で(数秒の飛翔、1m位で着地)、
且つ、翅が全く傷ついていない美しい状態であった。
標本系の虫屋(虫愛好家)なら、絶好の標本対象となる素晴らしい個体である。
完璧なシャッター・チャンスということで1枚パシャリ

20180704.JPG

枯れた植物の中では同化する芸術的な模様と色である。
スズメガの仲間を紹介する度に書くが、
この胴体のモフモフ感じと
ステルス戦闘機のような形態に魅かれる。

おそらく、胴体に一本通った白い筋が、名前の由来と思われる。
漢字で書くと、背筋雀である。

この蛾は、幼虫時代の迫力が凄い。
スーパーヘビー級のイモムシで、色使いもなかなかのものである。
怖いモノ見たさで見てみたい方は、インターネットで検索して頂きたい。

最後に、これまでに紹介したスズメガの仲間一覧を!
ホシホウジャク
ウンモンスズメ
クロメンガタスズメ(蛹)

06/28
論文掲載 今日のはScience Advancesです!

昨日に引き続き、我々の論文が掲載されましたので報告します。

我々と石川県立大学の栗原新准教授、京都大学の東樹宏和准教授、理化学研究所の辨野義己特別招聘研究員らとの共同研究の成果が、米国Scienceの姉妹誌のScience Advancesに掲載されました!

ジャーナル編集部が、プロモーションスライドといって、
タイトル等が入ったものを記念に(?)送って来てくれましたので、
とりあえず掲載
20180628.jpg

長年しつこく取り組んでいる、腸内細菌の産生するポリアミンの研究です。

ず~っと、腸内細菌にポリアミンを作らせ、その保健効果を研究しております。
その過程で、5年前にはアルギニンとビフィズス菌LKM512を併用摂取すると、
腸内ポリアミン(プトレッシン)が増えることはわかっていたのですが、
それが、どういうメカニズムで起きているのかは不明でした。

やっと、そのメカニズムが解明できたのです!

グラフや表は、
本文中と追加参考データ(別ファイル)を合わせると48個ある大作です。
(一つの図にグラフを6個位入れているものは6個として計算)
とても一言で解説できません。

まずは、結構頑張って書いたニュース・リリースを見て下さい。
⇒ 個々の腸内細菌の生き残り戦略が組み合わさることで機能性物質ポリアミンが産生されていることを発見 ~ポリアミンで予防・軽減が期待される疾患(心血管疾患など)への応用が期待される~

プロの研究者は掲載論文を参考に。オープンアクセスです!
⇒ http://advances.sciencemag.org/content/4/6/eaat0062/tab-figures-data
 

06/27
論文掲載 ジャーナルはGutです!

我々と横浜市立大学肝胆膵消化器病学の日暮琢磨診療講師、中島敦教授らとの共同研究の成果が、英国消化器病学会の機関誌Gutに掲載されました!

Gutのインパクトファクターを先程調べてみると、
驚いたことに、
17.016

先日より上がっとる!!!

インパクトファクターとは、ジャーナルのレベルを表す数値で、
(これが価値を表す全てではないと思っておりますが)
この17という数値は結構凄いんです。

掲載された論文内容は極めてシンプルです。

大腸癌の増悪化に関連していることがほぼ確実視されているFusobacterium nucleatum(フソバクテリウム ヌクレアタム)が、口腔内に由来していることを発見しました!

これまで、F. nucleatumは腸管内で検出されないことが多いのにも関わらず(腸管腔内ではマイナー菌)、大腸癌組織では高頻度で検出されており、その由来が謎でした。
それが、口の中であるということがわかったのです。
そのように推測していた研究者はいたと思いますが、
我々の研究で初めて証明されたのです。

まさに力業でした。
大腸癌患者さんの大腸癌組織と唾液を採取し、
それらからフソバクテリウムを単離し、
共通した菌株が両方から検出されるか否かを調べたのです。
菌株とは、同一種内の生物個体のことで、ヒトで例えると個人に該当するものです。
気付けば1,351個の菌を単離しており、
その全てからDNAを抽出して調べたのですから、
しんどい仕事でした。
その地道な作業の殆どを著者の一人の下村さんが丁寧にやってくれました。
感謝です。

現在の腸内細菌の研究は、次世代型DNAシーケンサー解析が全盛期で、
糞便等の試料から抽出した核酸(DNA, RNA)を網羅的解析し、
「どの菌/遺伝子が多い/少ない」をデータ化し論ずるのが主流です。
日々、新しい知見が発見され、発表されていますが、
実際に腸内細菌を分離して証明されている研究は非常に少なく、
結論が漠然としている(推測の域を出ていない)論文が多数氾濫しています。

ですから、我々は敢えてその流れに逆行し、
20年以上前の手法、すなわち寒天培地で菌を分離する手法で挑戦しました。
次世代型DNAシーケンサーをガンガンと動かす研究費もないし・・・
良い結果が得られるか否かわからない状況下で、
こんなに泥臭く面倒なことに挑戦する勇気がある研究者は殆どいないはず。
Gutに載れば、まぁ、苦労が報われたってものでしょう。


研究内容を詳しく知りたい方は、ニュース・リリースをご参考に!
コチラをクリック

プロの研究者は掲載論文を参考に。オープンアクセスです!
コチラをクリック


ちなみに、これは本研究のゴールではありません。
スタートです。
なにしろ、口と大腸癌に共通して存在していた菌株(実際に口腔内から移行して大腸癌組織内で悪さをしていたと思われる菌)は、現時点では、世界中で我々しか保有していないわけですから・・・

( ̄ー+ ̄) ニヤリ