03/13
ハクモクレンの蕾
私の職場から見えるハクモクレンの蕾が大きくなってきました。
もうすぐ咲きそうです。
梅と桜の間に咲くので、一般的にモクレン類の開花は盛り上がりませんが、
私にとっては本格的な春の訪れを知らせてくれるものです。
梅は春がまだ遠く感じる頃、すなわち雪が降っていても咲いていますし、
桜の時期は春の訪れではなく春真っ盛り。
そういう意味でモクレン類の開花は春の訪れにふさわしいのです。
昔、実家にハクモクレンの大きな木がありまして、
私はこの花が咲く度に、曾祖母を思い出します。
曾祖母の部屋の前で咲いており、飴玉をもらいに行く度に、
その木がモクレンであると教えてくれたのです。
100回以上。
それから35年位経過。
あの木がモクレンではなくハクモクレンという別種の植物であると知ったのは、
ごく最近のことです。