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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

03/14
iPadを渡された私

私が携帯電話を持っていないのは、周囲では特別天然記念物級の扱いを受けております。
そんなものは要らんわけで、誰に持てと言われても持つつもりはありません。

ですが、外出時に一番困るのは、大量に届く仕事メールです。
学会で2日間でも会社を空ければ、返信が必要なものが軽く30通以上届いています。

それと、このブログ。
朝から外出の日は、6時台から書かねばなりません。
もし、6時台に出発する時は、5時台、あるいは前の晩遅くに書きます。
長期出張の時などは、1週間分まとめ書きしておかねばなりません。
やったことが無い人にはわからないでしょうが、
それはそれは、かなり大変な作業です。
移動中や外出先で書いて、ポンと送付できれば格段に効率的アップです。

もう一つ、取材、簡単な講演会、イベントの度に、
LKM512の説明をするのに印刷物を準備しなくてはなりません。
相手により、知りたい内容は異なるので、その度に準備して印刷しています。
「全部詰め込んでおいて、いつでも自由に必要な写真やグラフを出すことができたらいいなー」
と思っていました。

Twitterでは、「学会先等からもつぶやいて下さいよー」という要望などもありました。

これらを一気に解決するのがiPadということで、LKM事業部から支給されました。
20120314.JPG
iPadとiPodの区別もつかなかった私ですから、少しずつ使っていきます。

便所に持ち込み「ウンコなう」なんてやりませんから、ご安心下さい。

03/13
変な人参 Part 2

ボチボチ畑も始まります。
まだ寒いですが、春はすぐそこです。

昨年の変なニンジンを紹介するのを忘れていました。

と、その前に、今年のブログは
セクスィーニンジンで始まったのをご存知ですか?

このブログは平日のアクセス数が高く、
職場で息抜きに読んでもらっているようなので、
元旦ブログは殆どの方が見られていない可能性もありましたのでリンクを張りました。
かなりセクスィーですよ!
是非、見て下さい。

今日のはまた違うタイプです。
20120313.JPG


普通の二股に分かれたニンジンとはレベルが違います。
まるで股割をしているような変な形です。
えーっと、んーっと、何ていいますか、とにかく変な形です。

今日は今から出かけるので手抜きブログでした。

以上です。

03/12
今日は成果発表会

まずは、栃乃若関、やりましたね!
大関稀勢の里を圧倒の押し倒し。
今日の本題とは異なりますが、どうしてもこれだけは書きたかったので...。

さて、本日は、生研センターの研究成果発表会です。

「腸内ポリアミン濃度コントロールによる健康寿命を伸ばす食品の開発」
というテーマで実施していた研究です。

早いもので、このための研究資金を獲得したのは約2年と8ヶ月前で、
その時のブログはこれです。

ビッグ・ニューーーーース!!!!! ①

ビッグ・ニューーーーース!!!!! ②

今日はその総まとめの発表会なのです。

これに採択されてから私の意識は変わりました。
それまでは、
「他企業より良い仕事を、他企業が考えていない研究をしないといけない。」
と同業他社を意識していましたが、次第に、

「世界をあっと驚かせる仕事をしたい!」

と同業他社が視界に入らなくなったような気がします。

会社には申し訳ないですが、小ぢんまりと、会社のためだけに仕事をまとめるつもりはありませんでした。
税金を頂いて研究していたのですから、当然と言えば当然です。
但し、それが協同乳業の利益に繋がるということは確信しておりましたが。

成果発表の場も、微生物学や栄養学系等の専門ジャーナルから、
少しでも読者が多いであろう総合ジャーナルをターゲットとすることを心掛けました。

東日本大震災が起こった後は、特にそういう気持ちが強くなりました。
「こんな時に研究なんてしていて良いのか?」
というもやもやした思いを切り替えて、
「とにかく日本から元気の良い論文を出したい!」
という気持ちに...(まだ、不十分なのはわかっております)。

今日は、このような気持ちを込めて、
そして私のような若僧に、思い切って1億5千万円以上の資金を出してくれた生研センターへの感謝を込めて、プレゼンテーションしたいと思います。

そして終わったら、思いっきり、飲み食いしたいです。

03/09
2012年大相撲春場所が始まります!

啓蟄に続き、私に春の訪れを知らせてくれるのは大相撲春場所。
明後日が初日です。
何だかよくわからないものの面白いのですが、
担当部長の貴乃花親方が吉本新喜劇に出演までしてアピールしているようです。

先場所優勝の把瑠都がどうなのかは注目ですが、
やっぱり相撲が雑なので、序盤で星を落として、「あらら...」みたいな結果になりそうな気がします。
特に動きの速い小さい力士にやられそうな予感が...。

最も心配なのは私のスケジュール。
特に終盤の22日夕方から千秋楽の25日まで、学会で京都にいるので、
録画もできず、きっちり相撲が見られないかもしれないのです。

今場所は贔屓の春日野部屋勢、幕内上位に集結です。
連日の横綱、大関戦で厳しい成績は予想されますが、1人、2人は倒して欲しいです。
と思っていたら、先程初日と2日目の取組が発表されたようですね。
栃煌山関はいきなり横綱白鵬戦。
栃乃若関は大関稀勢の里戦。
テンション上がってきました。

もちろん、今場所も恒例の応援企画
『春日野部屋勝ち越し関取の白星数のヨーグルト(箱単位)をプレゼント』
は実施する予定です。
(まだスタートしていないので、応募しないで下さいね。それは勇み足で落選。)
そのためには勝ち越してもらわないといけませんので、しっかり応援しましょう。
といいつつ、最近応募人数が多く、私のツイッターは申込みで乱れまくり、
場所後の処理もとても大変な作業なので恐ろしい...。

03/08
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)③

一昨日、昨日の続き、大黄の有効成分センノシドを腸内で分解して
薬効成分レインアンスロンを産生して腸の蠕動運動を活性化させる技術の開発です。

試験管レベルで良い結果が出れば、次はマウス実験になります。
「本当にセンノシド分解に腸内細菌が関与しているのか?」
まずは抗生物質を経口投与してみました。
結果は歴然!
何も与えない(対照)マウスでは、センノシド投与で明らかに下痢気味になるのですが、
事前に抗生物質を投与するとセンノシドを投与しても全く効きません。
糞便中に残っているセンノシド含量を測定してまた驚き。
対照マウスは、センノシドが殆ど残っていないのに、
抗生物質投与マウスは、たくさんのセンノシドが分解されずに糞便中に出てきます。

次に、抗生物質を投与したマウスに、昨日のブログで書いたビフィズス菌を投与して、
その後にセンノシドを投与してみました。
結果は明瞭!
きれいに下痢気味になり、糞便中センノシド含量は激減しました。

最後に、実際の蠕動運動を測定してみようと炭を経口投与し、
それが流れるスピードを測定してみました。
抗生物質投与後、ビフィズス菌を投与し、センノシドを投与し、その後に炭です。
ビフィズス菌を投与"あり"、"なし"で比較しました。
結果は完璧! こんな感じです。

20120308.jpgビフィズス菌を投与しているマウスの方が、炭の流れるスピードが速く、
蠕動運動が活発になっていることが証明できました。

と、3回シリーズでまとめましたが、空き時間の実験なので5年以上かかった仕事です。
そして、初めて、社内で他のメンバーにきっちり手伝ってもらって実施した試験です。
矢澤さん、近藤さん、ついでに助手K(彼は最後のおいしい所のみを手伝っただけなので)、
ご苦労さまでした。

さあ、便秘でお困りの皆様、センノシド系漢方便秘薬とLKM512をお試しあれ!

03/07
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)②

昨日の続き、大黄の有効成分センノシドを腸内で分解して薬効成分レインアンスロンを産生して腸の蠕動運動を活性化させる技術の開発です。

とその前に、「レインアンスロンを飲めば良いじゃないか」というご意見もあるでしょうが、
この物質は安定性が悪いようです(化学は得意でないので説明が雑ですいません)。
試薬として販売すらされていない位です。
ですから、腸管内で作らせる方が効率的で経済的なのです。

センノシドをレインアンスロンに変換するには、
酵素で二段階の分解を行えば良いのです。
ややこしいので酵素の名前は書きませんが、こんなイメージですかね。
4ピースのパズル(センノシド)を第一段階で2ピースに割り、第二段階で1ピースに割ると、その片方がレインアンスロンであるというイメージです。

これら酵素をビフィズス菌や一部の乳酸菌が持っているだろうということは過去の報告からわかっていたのですが、それだけで研究が進んでいませんでした。
薬学部の先生方は、複雑怪奇な腸内細菌が登場した時点でお手上げ状態に陥るようです。
その結果、優秀な菌株を選出する作業は実施されていませんでした。
そこで、私が保存している135株菌株から優秀な菌株を選択する作業に入りました。
試験管レベルの実験です。
その結果、センノシドを分解し、レインアンスロンを産生する菌株が複数見つかりました。
その中から、胃酸を通過できる耐酸性を有しているものを選択し、
強烈にセンノシドを分解する菌株とマイルドに分解する菌株を選出しました。
強烈なのが簡易番号M-8(後にLKM10070と命名=正式に協同乳業の保存菌株に登録)と、
マイルドなのがお馴染みLKM512。
マイルドな菌株が必要な理由は、強烈過ぎると下痢になるリスクが考えられたからです。
そして、マウスを使った実験へと進んで行くのですが、続きは明日。

ちなみに、M-8という菌株はBifidobacterium pseudocatenulatum(ビフィドバクテリウム シュードカテヌラタム)という学名のビフィズス菌です。
私の本名はMitsuharu Matsumoto。
M-8のMは私の頭文字。
社内でも秘密にしていましたが、これは私のウンコから発見した菌なのです ( ̄ー+ ̄)

03/06
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)①

「インフルエンザ予防にヨーグルトが効く」
流行っていますが、個人的には興味がありません。
おかげで、最近は一般の方向けに講演をすると、「LKM512はインフルエンザに効くのか?」という質問をよく受けます。
回答はシンプル、
「知りません。私はそんな実験やっていませんし、興味もありませんので。」

実は、私、こんな時代でも地道に"便秘解消"の研究の方が興味あります。
30年以上前から試されている、ある意味、超時代遅れのビフィズス菌の機能です。
2010年代に便秘解消に真剣に取り組んでいるビフィズス菌の研究者は稀でしょう。
しかし、私は、健康にとって一番大事なことは、大腸内で悪い代謝産物(腐敗産物)を長時間滞留させないことと信じています。
特に、入院患者の場合、運動不足と抗生物質の投与等で、重度の便秘症になるようです。
入院患者は当然、一般の生活をされている方でも、
飲み薬が効かなくなると、最終的には浣腸で強制的に排便させるのが現実です。

この飲み薬(下剤)に高い頻度で使われている漢方薬(生薬)があります。
その名は『大黄(ダイオウ)』。
あるいは大黄の有効成分『センノシド』という名の方が有名かもしれません。
便秘症の方は、何度か耳にしておられるのではないでしょうか?
一般の市販薬にも使われておりますので、実際に試された方も多いと思います。

この薬は、効く人と効かない人がいるのですが、その原因が腸内常在菌にあるのです。

つまり、センノシドを腸内で分解し、実際に腸の蠕動運動を活性化させる薬効成分「レインアンスロン」を作り出す役割を担っているのが腸内常在菌なのです。
もし、センノシドからレインアンスロンを産生できる腸内常在菌がいないと、
その人にはこの薬は効きません。
反対に、レインアンスロンを産生できる腸内常在菌がいれば、この薬は効きます。
「じゃ、少しでも多くの患者さんに効くようにしてやろうじゃないか!」
というのがこの論文(PLoS One 7: e31700)の背景です。
つづく。

03/05
啓蟄(2012年版)―新参者で祝いましょう―

このブログでは、毎年きっちりと祝う啓蟄

2010年啓蟄
2011年啓蟄
虫達が活動し始める日といわれております。
私の中の虫暦は、啓蟄を新年度初日と設定しています。

ということで、今年も昨年紹介し忘れていた虫の登場で祝いましょう!
実際は紹介し忘れていたというより、紹介できなかったのです。
名前を知らない昆虫でしたから。
その虫はこれ(↓)

20120305.JPG

マツヘリカメムシといいます。
昨年10月28日、東京都西多摩郡日の出町の研究所の玄関で発見し、
細身で模様が綺麗なカメムシなので撮影したものの、ずっと名前がわからなかったのです。
先週、Twitterで問い合わせ、やっとカメムシが得意なフォロアーに教えてもらえました。

名前がわからなかったのも当然といえば当然。
こいつ、新参者なのです。
北米西部原産の外来種のカメムシで、
日本で初めて発見されたのは2008年3月26日、東京都小金井市のようです。
(全然関係ないですが、この日は私の誕生日。縁を感じます。)
それから、東京都を中心に周辺の県などでポツポツと報告例が上がり、
どうやら関東一帯へ広がりつつあるようです。
そして昨年、東京都西多摩郡日の出町にも登場。
おそらく、ここ日の出町での発見は、これが最初のレポートだと思います。

マツ類の新芽や新果に口を挿し吸汁し、寒さにも強く冬でも活動している様子で、
もしかしたら今後、マツに被害が出るのではないかと心配されている種のようです。

とはいえ、彼らに罪はなく必死で生きている訳で、
どう接して行けば良いのかは非常に難しい問題ですね。
本年度は、外来昆虫という難しいテーマでスタートを切りました。

03/01
古いズボン

関東地方の方、昨日の雪は大変でしたね。
一昨日紹介した梅もびっくりだったと思います。

20120301.JPG


私は都心で研究の相談がありましたので、大雪が降る中、しぶしぶ出かけました。
初めてお会いする先生だったので、「別の日にしましょう」とも言い出せず...。
お土産にヨーグルト3箱担いで頑張って行きました。

但し、革靴ではなく、普段履いているカジュアルなもの。
かばんはリュックサック。
私には、雪の中を革靴で歩いているサラリーマンは滑稽にしかみえません。
余程のバランス感覚か受け身の技術を身に付けているのなら別ですが...。
実際に、何人も転ぶのを目撃しました。
でも、自業自得だと思います。

とはいうものの、スーツに普通の靴は明らかに変です。
ですから、ブレザー系にして、ズボンも少しでも靴に合うものにしようと、
普段ははいていない、古いものにしました。
学生の頃のもの。
たぶん成人式の時のものなので、18年前になります。

苦しかったですが、はけました!
時々太ったと言われますが、大して太っていないということです。

はい、今日はこれが言いたかっただけです。

           
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