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協同乳業研究所

07/12
トホシテントウ

かなりの頻度でキュウリが被害を受けるのです。
こんな感じに。
201107121.JPG

ついに犯人を見つけました。
現行犯逮捕です。トホシテントウ。
201107122.JPG

有名なナナホシテントウや先日紹介したナミテントウ(マニアックですが、ナミテントウの斑紋)などの肉食性の益虫と扱われているものとは異なり、草食性のテントウムシです。
これに似た、ニジュウヤホシテントウはナス科の植物を食い荒らす大害虫であるのは知っていましたが、トホシテントウが作物に被害を与えるという報告は私の知る限りありません(もちろん専門家でないので文献を調べまくったわけではありません)。
インターネットで調べましたが、全ての解説で、
「アマチャヅルなどのカラスウリ類の葉を食べる。」
というようなことが書いてあり、作物に被害を与えるという記述はありません。
おとなしい草食性のテントウムシというイメージなので、少し驚いています。
近くにカラスウリ類の植物があり、時々飛んできていると思われます。
大発生というレベルでもありません。

"トホシ"はもちろん"十星"で斑が10個あります。
上の写真では8個(よく観察すると8.2個ほど見えます)しか見当たらないでしょうが、横にあります。
横から見ればわかりますよ。これ↓
201107123.JPG

ナナホシテントウより、少し厚みがあるのもわかるでしょうか?
そして翅の表面は0.1mmにも満たないであろう無数の短い毛で覆われており、ナナホシテントウやナミテントウのようにテカテカした光沢はありません。
これ、草食性テントウムシの特徴ですね。
見つけ次第捕獲し、コガネグモにプレゼントしています。 

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