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メイトー
協同乳業研究所

10/04
ウンコ掃除

奈良公園はたくさん鹿のウンコが落ちていると思いますが、あれは誰が掃除しているかご存知ですか?

春日大社の神主さんが早朝に?
地域ボランティア?

実は誰も掃除していません。
ウンコを食べる昆虫が掃除しているのです。
いわゆるフンコロガシです。
フンコロガシがある程度ウンコを消化・分解し、
更に、フンコロガシのウンコや食べかすは微生物が分解して完全に無機物にするのです。
すなわち一面に広がるシバの栄養になります。
また、シバは鹿が食べるので芝刈りの必要もありません。
要するに、
奈良公園はフンコロガシの存在で完全なエコシステムが確立されており、殆ど人の手がかからないのです。
このような公園は世界でも極めて珍しく、奈良公園だけと聞いております。
ですから、世界中から多くの方がこのエコシステムを学ぼうと見学に来る程です。

大仏さんや鹿も良いですが、このフンコロガシも奈良公園の特徴ですので、足を運ばれた時は、是非、地面に注意してみて下さい。
何十種類も棲息しているようです。
まあ、そんなこと言わなくても、ウンコを踏む恐怖から、下ばかり向いて歩いている方は多いですが...。
これこそ、フンコロガシがヒトに踏み潰される事故を減らし、公園のエコシステムが維持されている秘訣のような気もします。

奈良ネタとウンコネタを融合することができいつも以上に満足している"勝手に奈良県観光大使"より (^o^)v


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