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協同乳業研究所

07/27
不思議なネットワーク

先日のScience Advancesに採択された論文は、
京都大学さんでも研究成果としてリリース発表がされております。

コチラをクリック

ふと読んでみますと、論文内容の紹介と共に、
「研究者からのコメント」というコーナーがあり、
共著者の東樹宏和先生のコメントがありました。

「この研究プロジェクトには、人と人の不思議なネットワークを通じて出会いました。」
という一文から始まっています。

そうです。
本研究のスタート時からチームを形成していたわけでなく、
研究後半で、同じく共著者の栗原新先生(石川県立大)が、
たまたま学会で東樹先生の講演を聴講したのがきっかけでした。
大きな学会(同時並行で多くのシンポジウムが開催されている)でしたから、
もし、栗原先生が偶然聴いていなかったら、
出会っておらず、論文内容も一部は違ったものになっていたはずです。
京大まで押しかけて、少々強引に解析をお願いしたにも関わらず、
ハーブティーをご馳走になりながら、やりたい事を説明し、
興味を持って頂き、快諾して頂いたのを覚えています。

東樹先生は生態系を構成している生物間のネットワークの研究が専門で、
それに絡めたであろうこのコメントはさすがです!

同じく、この研究成果も、腸内細菌同士の新規ネットワークの発見でもあります。
但し、このネットワークには、いわゆる共生と定義付けされるような必然性あるいは密接性はありません。
腸内常在菌が、個々で自分の生存活動を普通に営んでいるだけなのですが、
結果的には、棲息場所を提供しているヒトにとって有用なものを作り出しているという
不思議なネットワークなのです。

「不思議なネットワーク」で出会った研究者が、
腸内の「不思議なネットワーク」を発見したということです。

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