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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

04/13
植物でもポリアミン!

私は「ポリアミンが腸のアンチエイジングに役立つ!」
と信じて研究しています。
ですから、
「LKM512が入ったヨーグルトで大腸内ポリアミンを増やして、
大腸を健康に保ち、老年病の原因の炎症を抑えて長生きしよう!」
と研究しており、動物実験ではそれなりの成果が出ています。
昨年の成果リリース

実はポリアミンは動物だけでなく、微生物から植物にまで、
全ての生物が持っている物質で、
DNAの安定化や、細胞の増殖や分化に関わっている、
生命活動に欠かせない物質なのです。

先日、植物のポリアミンの輸送体が発見されたという論文が日本から出ました。
米国科学アカデミー紀要
(Proceedings of the National Academy of Sciences of the USA: 略してPNAS)」
というハイレベルなジャーナルです。
論文要旨

元々は、除草剤への耐性を調べていた実験で、
それで発見されたタンパク質がポリアミン輸送に関わっていることがわかったようです。
植物にとってもポリアミンは重要で、形態形成や器官分化など多くの生理機能、
ストレスへの耐性にも関与していることが知られています。

リリースによると、研究グループは今後、
植物のストレス応答や老化の防止など、ポリアミンの分子メカニズムが解明や、
人為的にポリアミンの濃度を操作できるようになると
ストレス耐性の付与や作物の増産につながると考えているようです。
その通りだと思います。
植物と動物の違いはあれど、細胞レベルでみると共通点も多いかもしれません。
じっくり論文を読んでみようかと思います。

実は、この論文情報、弊社の山崎社長から連絡を受けました。
社長は"ポリアミン好き"だとは認識していましたが、専門家の私より情報が早いとは。
「社長、恐るべし...」

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