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メイトー
協同乳業研究所

06/14
お世話になっている実験器具・機器シリーズ3 ―マイクロピペット Micropipett―

前回までと同様、液量を測定する機器ピペットですが、今日は少量を測り取るのに使用するピペットを紹介します。
マイクロピペット。
その名の通り、"m(ミリ)"の1000分の1の単位"μ(マイクロ)"が名前の頭に付いています。
つまり、1 μl(0.001 ml)単位で測定できる器具です。

20110614.JPG

黒いの部位を回して横に付いている目盛で量を合わせて吸い上げれば、その分量が正確に測れ取ります。
前回紹介したディスポピペットと同様に、ピペット毎に測定範囲が決まっており、目的の量にあわせて選択します。
写真は左から、0.2-2 μl用、2-20 μl用、20-100 μl用、50-200 μl用、200-1,000 μl用、1,000-5,000 μl用です。

1 μlなんて量を測定して何するの?
と思われるかもしれませんが、DNAを使う研究などでは、頻繁に使います。

微量用では0.1μl単位で正確に吸い上げるのですから、かなり精密な機器です。
時々、天秤で正確に測れているかをチェックして、狂い始めていたり、あるいは2年経過していたりすれば、メンテナンスに出して正確性を維持しています(写真のピペットに付いているシールがいつメンテナンスあるいは購入したかを記録したものです)。
車の車検並みの手入れ。

マイクロピペットは、非常によく使う器具なので、私のチームでは1人1セット。
また、再現性を高めるため、一連の実験は必ず同じピペットを使うこと徹底しています(同じメーカー、同じ容量であっても、決して隣の机のものは使わない)。
これだけ微量な世界ですから、微妙な違いで再現性が低下することもあるのです。

最近は製造メーカーも多いのですが、値段は高いですが、我々は信頼できる老舗メーカーのものを購入しています。
ちなみに最も汎用されている20-100 μl用、50-200 μl用、200-1,000 μl用なら1本3万円程度、0.2-2 μl用や1,000-5,000 μl用等は4万円程度します。
正確で再現性が高い実験ができると考えれば安い投資です。

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