02/21
共著者からのプレゼント
論文が掲載されるのは研究者にとっては喜ばしいことです。
いや、多くの研究者にとって、自分の業績を評価するものは論文しかありません。
ですから、死活問題です。
自分がその研究に携わったのに名前が載っていない、
殆ど貢献していない人の名前が載っている、
など、論文の著者に名を連ねた外されたということに関するトラブルは
どの研究機関でも日常茶飯事であることです。
人間関係が露骨に出る部分で、第三者として観察している分には面白いです。
そのようなトラブルが多いのでしょうかね?
最近は、各著者が、何にどう貢献したのか(例えば、実験デザイン、分析、統計解析、
結果解釈、論文執筆など)を明記させるジャーナルが多くなっています。
個人的には、可能なら、貢献度を棒グラフで定量的に表したいなと思っています。
でも、そんなことをしたら、多くの偉い先生は貢献度マイナスになるかも...。
論文が掲載されるまでの道のりは長く、
とてもとても苦しいことなのですが(もちろんレベルによりますが)、
その過程で、一緒に悩みながら実験し、結果に一喜一憂し、
一緒に論文の審査員と戦ってくれる共同研究者もいます。
会社の上司や同僚も知らない、真の苦労を知っている仲間です。
その中の一人で、先日発表したScientific Reportsの論文の共著者の大賀さん(HMT所属)が、個人的にケーキを贈ってくれました。
「ごくろうさま」
と筆頭著者である私へのねぎらいと、掲載の喜びを込めて。
ジャーーーン
地元の山形県鶴岡市にある清川屋の『ミ・キュイ』というチョコレートケーキです。
ベースの生地はウンコ色です。
これも私への気遣いでしょうか?
冗談はさておき、
2年連続グルメ大賞を受賞し、以前は入手も困難なものだったようです。
美味しい食べ方として説明書に4~5秒間電子レンジで温めろと書いてあります。
で、それに従ってやってみると驚きです。
(厳密には、直前まで冷蔵庫だったので6~7秒電子レンジにかけました)
外側はそのままなのに、中のチョコがトロ~としてきて、
フォークで押すと溢れ出てきます。
この光沢のある部分が電子レンジで溶け出したチョコで、
上から押すと、トロ~っと出てきます。
こいつの正体はケーキなのかチョコなのか...、わからないような感覚です。
そして甘ーい。
甘いものは苦手な私ですが、ここまで甘いと参りました、OKです。
美味しかったです。
ありがとうございました。
これからも一緒にがんばりましょう。