502.不要なおつり(06/29 11:45)


もう死語になっているのだろうか?
便所でもらう「おつり」。

汲み取り式便所(いわゆるボットン便所)で、
ウンコが肛門から排出され、ウンコ槽に落ちた時に、
溜まっているウンコ(厳密にはウンコ槽の水分)が跳ね返ってきて、
尻に付く現象である。

今朝、頂きました!
(「!」を付ける必要はないと自分でも思う)

キュウリやナスを収穫していたら、突如便意をもよおし、
畑に設置されている簡易トイレで「おつり」をもらったのである。

しかし、このトイレ、汲み取り式ではあが、
いわゆる真下のウンコ槽がフルオープンのものではなく、
直径10cm程度の蓋が付いていて、
上にウンコや小便が溜まるとその重さでパコッと沈んでウンコを落とす仕組みである。
普段はウンコ槽を眺めることはできない。

パコッの時間は僅か1秒足らず。
よく考えると、「おつり」がお尻に跳ね返って来るというのは、
相当凄い。
奇跡である!
と思いませんか?

排便でウンコが落下し、蓋が空いた瞬間に始まるこの物語。
重力加速度を得ながら落下していくウンコ。
水面に与える衝撃で飛沫が生じる。
円状に四方八方に飛ぶ滴。
その内、真上方向に跳ね上がった1滴が、
閉まりかけていく蓋の隙間を通り抜けて、
私の尻に到達するのである。
この間、1秒足らず。
書いていることがわからん人は、この解説図を見ながらもう一度読んで頂きたい。
(15分もかけて作成した)

<画像:20150629.gif>

まるで映画でよくあるシーンのように、
例えば、インディージョーンズで、遺跡内で仕掛けられた大きな石の扉が降りてきて、
閉じ込められそうになるがギリギリ滑り込み脱出するように、
この奇跡の一滴は私の尻に飛んできたのである。

そういう訳で、「他人のウンコが尻に付着した」という早朝から起きた悲劇を、
凄いことが起こったように解釈し、前向きに今日を乗り切ることにしたのであります。

502/1925

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