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協同乳業研究所

11/09
2016年度版 野菜作ってます13

「野菜作ってます」ブログは9月23日以来です。
報告をさぼっておりました。


毎日ブログを書く必要がなくなると、
野菜作りの様な、私にとっての"日常"を、
わざわざブログで取り上げる機会が減るということに気が付きました。


葉物野菜はこんな感じです。



今の市場価格なら、畑に葉物野菜だけで軽く1万円分位はあるのではないでしょうか。
2日に1回は、バケツに満タン収穫です。


売りたくなります。


20161109-2.jpg


ブロッコリーやダイコンも収穫が始まっております。


20161109-3.jpg


ブロッコリーが一斉に食べ頃になり処理しきれないので、
一昨日の夜は、茹でて味噌とマヨネーズでビールを飲み、
「もういらん」って位に食べました。
ブロッコリーで腹がいっぱいになったのは初めてです。


野菜が高騰しているところ申し訳ないですが、
(本心ではそんなこと思っておりませんが)
リッチな野菜生活レポートでした。

10/13
2016年度版 野菜作ってます12

季節の変わり目であり、野菜の変わり目の時期です。
今日は、スーパーや八百屋でしか野菜を見ない方にとっては、
何の野菜なのかわかり難い姿を紹介します。


1枚目。
このひょろ長い植物は何でしょう?
背の高いものは180cm位になっています。


20161013-1.jpg


見覚えのある姿が先端に僅かに残っています。


葉が落ち、「職務を全うしました」という風貌になったオクラです。
7月から2ヶ月以上の間、1本から20~50本位の収穫、ありがとうございました。
今年も、ウンコからオクラの白い種が沢山出て来るのを観察できました。


2枚目。
気温が下がり、生長スピードが上昇しているのがこの野菜。


20161013-2.jpg

何かわかりますか?
ヒント:今は綺麗な黄緑色をしているが名前は白いもの。

正解は、ハクサイ。
間もなく、出て来る葉が丸まる「結球」が始まりハクサイらしくなります。

3枚目。
こちらは、只今撒き時の野菜で、発芽4、5日の状態です。


20161013-3.jpg


色は収穫時期の状態と同じですが、形状は大きく異なります。
土壌が凍結するまで育ち続け、凍結しても雪が積もっても枯れることがない、
強い冬野菜です。

正解はホウレン草。


いくつ、わかりましたか?

09/23
2016年度版 野菜作ってます11

秋冬野菜の植え付けを本格的に開始しておりますが、
天候不順で生育はよくないです。

ただ、それ以上に困った不思議な現象が起こっております。
ダイコンが枯れるのです。
芽は出るのですが、しばらくすると黄変して成長しなくなり枯れるのです。

20160923-1.jpg

このような現象は、畑を始めて5~6年間経ちますが初めての現象です。
春まきと秋まきで少なくとも10回以上は大根を育てていますが、

ただ、1.5m位離れた場所のダイコンは枯れない...。

20160923-2.jpg

色々考えるわけですが、
台風で川が氾濫した時の濁流が関連していると推測しています。
枯れるダイコンのエリアは、出所不明の土砂が多量に流れ着いておりました。
おそらく、pHが違うのか(酸性がアルカリ性に偏った土)、
生長阻害が起こるレベルの栄養素が含まれていた土が混入したと考えています。
適量を超えた肥料もリスクで、ダイコンはあまり肥料はいらない野菜ですから。
10年単位で土壌を作る農業は、土壌の流出も痛いですが、混入も痛いです。

生き残った長ナスは、息を吹き返しました。

20160923-3.jpg

That's 秋ナス!
何故か、異常に細長くなる現象が起きておりますが(笑)。

「成す」という意味に繋がり縁起が良いといわれているナス。
長ナスを食べて、
長~く続けてきた研究を早く成し遂げたいと思います。

09/12
2016年度版 野菜作ってます10

台風被害で落ち込んでいる場合ではありません。
秋冬野菜の準備が大忙しの時期ですから。

と書きつつ、本日紹介したいのは濁流に負けず元気いっぱいの空芯菜(クウシンサイ)。
名前は聞いたことがある、或いは中華料理で食べたことがあるとはいうものの、
どんな形状の野菜なのか、ましてや畑で生育している姿は知らない方が殆どではないでしょうか?
これです。

160912-1.jpg

茎が空洞だから空芯菜。
ほうれん草を上回る栄養価があるらしく、
その上、夏場は葉物野菜が収穫できないため、結構役立つ野菜です。

切ると直後に白濁した液がジュワーっと染み出てきます。
10~20秒程で滴が垂れるほどになります。

160912-2.jpg

調べても、この白濁汁の役割や成分はわかりません。
(本業の研究のように専門誌の文献まで調べてはおりませんが。)
私はこの液体で傷口を塞ぎ、病原菌等の侵入を防いでいると推測しています。
下は、茎が白い液で封をされた状態です(節があるので溜まる)。
「治療完了」 そんな風に見えませんか?

160912-3.jpg

この汁のおかげで、収穫後は手がベトベトになります。
かぶれる様なこともなく、臭くもなく、洗い流せるので殆ど問題ありません。
逆に、生命を感じることができ、
生き物を頂いている(食している)と気付かせてくれる数少ない野菜に思えます。

また空芯菜は、地面を這うように伸びた茎から根が伸びて、
どんどんと生育エリアを拡大し、必然的に葉数というかボリュームが増えます。

160912-4.jpg

上の写真は、収穫で茎を切ったが(左端)、その近傍から根が生えて、
さらにその場所から脇目が生じて伸びている(左上に伸びる2本の茎)様子です。
根を見せるために、少し引っこ抜きました。
こうなると、本体(右側にある)から切り離しても、
何もなかったかのように別個体として育ちます。
ここでも強い生命力を感じます。
もし放置していると、1畳分、2畳分と際限なく広がって増えていきます。

最後に、大人の事情で混乱する空芯菜について示します。
私は、この野菜を馴染みのある空芯菜と呼び、ブログで書いています。
ところが、この名で種子や野菜が流通することは殆どないようです。
この呼び名が商標登録されているからです。
ヨウサイ(蕹菜)、アサガオナ(朝顔菜、花が朝顔に似ているから)など、
別の呼称で流通しているようです。
なぜ、個人あるいは個企業が、
中国で普通に使われている空芯菜という単語を商標にできるのか謎ですが、
専門外なのでよくわかりませんし、あまり知りたくもありません。

ただ、ホームセンター等で種が見つからないようなことも起こるので、
この野菜に興味を持たれた方は、覚えておいた方が無難です。


08/24
2016年度版 野菜作ってます9

台風9号にやられました(悲)

ナスが傷だらけになる、
トマトが落ちる、
という位の被害は想定しておりましたが、次元が違いました。

畑の風景が変わっていました。
畑全体が沼のようになっており、歩くのも一苦労。
なんとか近づいてみて唖然、茫然。

見た感じ、昨日の昼頃は畑自体が濁流と化していたと想像できます。

濁流に飲み込まれた寒冷紗。中のキャベツの苗はもちろん行方不明。

160824a.JPG

奥の寒冷紗には謎の流木が...。どこから来た???
土壌の段差が激しさを物語っています。

支柱ごとなぎ倒されているお隣さんのトマトとキュウリ。

160824b.JPG

悲惨な状態です。

濁流に飲み込まれたニンジン

160824c.JPG

苦労して発芽させたのに...。

終盤を迎えていた夏野菜はともかく、
植えつけを始めていた秋冬野菜の被害が痛いです。

これが自然相手の厳しさです。

08/10
夏の春野菜で付加価値を感じる 

4月後半から5月にかけて"周囲に配布する程できる"葉物野菜。
特に小松菜・水菜は容赦なく巨大化するので毎年余る。

そんな葉物野菜が畑から姿を消して早2ヶ月。
畑は典型的な夏野菜である
オクラ、キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、シシトウたちに入れ替わり、
小松菜や水菜を懐かしく思い少々食べたくなる。
秋にも栽培するが、収穫できるのは2ヶ月程先。
食べたくなっても、あれだけ余っていた反動なのか、
スーパーではこれらの野菜を買うのは少々勿体なく感じ、
なかなか手が伸びない。

これを毎年繰り返すので、夏場にプランターでの栽培に挑戦している。
真夏の関東地方で小松菜や水菜を育てるのはなかなか難しい。
害虫の影響も春先とは比べると大きい。
暑過ぎて病気になりやすい。
炎天下のプランターでは水が蒸発して枯れてしまうことも多々ある。
事実、昨年は失敗した。

しかし今年は工夫して、ほぼ成功した。

160810.JPG

朝収穫して味噌汁にしてみた。
久しぶりの小松菜の味。
美味かった!

同じ私が育てた小松菜・水菜であるが、
8月の小松菜・水菜は、5月のものと異なり、圧倒的に価値がある。

08/04
野菜の贈り物

私は社外の方々と接する機会が多い。
何かと無理な頼み事をすることも多い。

そんな時は、朝穫り野菜の詰め合わせをちょいと差し上げることにしている。

余程の野菜嫌いなら無用の長物であるが、
旬で新鮮且つ無農薬の野菜をもらって嫌な顔をする人は殆どいない。

もちろん、プレゼントしたからといって、
頼みごとがすんなり通るわけではない。
でも、確実に笑顔にはなる。

昨日は、これを渡した。
車で来所されたので、沢山プレゼントした。

160804.jpg

キュウリ14本
シシトウ 23本
オクラ 15本
ナス 2本
長ナス 2本
トマト(完熟):1個
ミニトマト:5個
全て収穫30分程度で冷蔵保存し、渡すときは保冷材付きで、
鮮度を完璧に保つようこだわる。
綺麗に箱に詰めると、それなりのギフトに変身する。
末端価格にして...? 
この時期これらを買うことがないのでわからない。
無農薬という付加価値も付いている。

只今最盛期のため、これらは自宅では食べ切れず、
どっちみち周囲に配布する野菜達である。
有効に使う方が良い。

とはいえ、会社の仕事で使うのは少々複雑な気分で、
たまに明確な効果を生んだ時は、こんなことを思う時もある。

「野菜手当くれ」

07/26
2016年度版 野菜作ってます8

関東地方は1週間近く曇り一時雨みたいな天気が続いている。

出張続きで畑に行けず、
荒れた畑の主であった私にとっては、
この1週間は、野菜の生長が遅くなる救いの曇天&雨天であった。

つまり、適正収穫期を逸脱した以下の野菜を食べながら無くすことに成功した。

巨大化したキュウリ
巨大化したナス
巨大化・硬化したオクラ
硬化したインゲン
熟して虫の侵入と腐敗が始まったトマト
真っ赤に熟したシシトウ
そして、育ちまくる雑草。

収穫も落ち着き、今朝は
キュウリ3本、トマト3個、ミニトマト3個、シシトウ7本
食べ切れる量である。

今日のベストショット

160726.JPG

マグネティックスターラーの上に新鮮キュウリ
深い意味はない。
(マグネティックスターラー:磁力を利用して棒磁石を回転させ、液体を撹拌する機器)

敢えてタイトルをつけるなら、
『研究と畑の両立』
しかし、スイッチを入れてもキュウリは回転しないように、
それぞれ別世界に存在するものである。
仕事と趣味は独立している方がおそらく好ましい。

07/07
2016年度版 野菜作ってます7

野菜たちは極めて順調です。
研究の進捗がイマイチでも、
元気な野菜たちと触れ合うと、少し心が和みます。

6月前半はアブラムシ被害が深刻だったオクラも回復し、
収穫が始まりました!
畑に行けば、ほぼ毎日綺麗な花をみることができます。

160707-1.jpg

キュウリ同様、オクラの実は驚くほどに生長スピードが速く、
出張の度に、廃棄品が出てしまう類の野菜です。
巨大化したオクラは、
食べるのが不可能なレベルに硬く繊維質状なってしまいます。


ピーマンも量産体制に入りつつあります。
160707-2.jpg


これは細いピーマン?
いえいえ、シシトウです。
怖い位に大量に収穫できています。
1株しか栽培しておりませんが、すでに80本位は収穫しました。
160707-3.jpg

実は、シシトウは今年が初挑戦。
新鮮シシトウの美味さに目覚めた今日この頃です。

06/22
2016年度版 野菜作ってます6

天候は典型的な梅雨である。

畑作業ができる朝のピンポイントの時間帯に雨に降られると収穫が厳しい。


今日は、私の中では夏野菜ではなく梅雨野菜と思っているものを紹介しよう。

これ、インゲン(正式にはツルナシインゲン)である。

160622-1.jpg


梅雨に入る頃から収穫が始まり、

梅雨の真っ只中が最盛期。

梅雨が明けると同時に枯れるという野菜である。


最盛期はこれでもかって位に収穫できるが、
(私の場合、6株で軽く200本は収穫できる。たぶん300本位はできる)

それが僅か2週間程度の期間に集中するのだから結構困る。

酷い短期集中型の野菜である(笑)。


雨の中、傘をさしながら地面に屈み込み、

葉を掻き分け1つずつ収穫する作業は結構大変で、

収穫が終わると、背中が雨で酷く濡れていることがある。

オクラは危機に陥っている。

160622-2.jpg

アブラムシの大発生により、若い葉が完全に萎れて成長が止まっていた。

「粘着くん」(※)で可能な限りで退治したので、

あとは、新芽が無事伸びてくれることに期待するしかない。


※デンプンから作られた化学殺虫成分を含まないアブラムシ退治用液体.粘着性があるため、体表につくと気門(昆虫の呼吸器)が物理的に塞がり呼吸ができなくなる。

           
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