09/12
2016年度版 野菜作ってます10

台風被害で落ち込んでいる場合ではありません。
秋冬野菜の準備が大忙しの時期ですから。

と書きつつ、本日紹介したいのは濁流に負けず元気いっぱいの空芯菜(クウシンサイ)。
名前は聞いたことがある、或いは中華料理で食べたことがあるとはいうものの、
どんな形状の野菜なのか、ましてや畑で生育している姿は知らない方が殆どではないでしょうか?
これです。

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茎が空洞だから空芯菜。
ほうれん草を上回る栄養価があるらしく、
その上、夏場は葉物野菜が収穫できないため、結構役立つ野菜です。

切ると直後に白濁した液がジュワーっと染み出てきます。
10~20秒程で滴が垂れるほどになります。

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調べても、この白濁汁の役割や成分はわかりません。
(本業の研究のように専門誌の文献まで調べてはおりませんが。)
私はこの液体で傷口を塞ぎ、病原菌等の侵入を防いでいると推測しています。
下は、茎が白い液で封をされた状態です(節があるので溜まる)。
「治療完了」 そんな風に見えませんか?

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この汁のおかげで、収穫後は手がベトベトになります。
かぶれる様なこともなく、臭くもなく、洗い流せるので殆ど問題ありません。
逆に、生命を感じることができ、
生き物を頂いている(食している)と気付かせてくれる数少ない野菜に思えます。

また空芯菜は、地面を這うように伸びた茎から根が伸びて、
どんどんと生育エリアを拡大し、必然的に葉数というかボリュームが増えます。

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上の写真は、収穫で茎を切ったが(左端)、その近傍から根が生えて、
さらにその場所から脇目が生じて伸びている(左上に伸びる2本の茎)様子です。
根を見せるために、少し引っこ抜きました。
こうなると、本体(右側にある)から切り離しても、
何もなかったかのように別個体として育ちます。
ここでも強い生命力を感じます。
もし放置していると、1畳分、2畳分と際限なく広がって増えていきます。

最後に、大人の事情で混乱する空芯菜について示します。
私は、この野菜を馴染みのある空芯菜と呼び、ブログで書いています。
ところが、この名で種子や野菜が流通することは殆どないようです。
この呼び名が商標登録されているからです。
ヨウサイ(蕹菜)、アサガオナ(朝顔菜、花が朝顔に似ているから)など、
別の呼称で流通しているようです。
なぜ、個人あるいは個企業が、
中国で普通に使われている空芯菜という単語を商標にできるのか謎ですが、
専門外なのでよくわかりませんし、あまり知りたくもありません。

ただ、ホームセンター等で種が見つからないようなことも起こるので、
この野菜に興味を持たれた方は、覚えておいた方が無難です。


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