03/16
普通の火曜日

アメリカ大統領の予備選挙に関するニュースが連日報道されている。

今週は、「ミニ・スーパーチューズデー」らしい。
5州で同時に集会や投票が行われ、
結果次第では撤退を余儀なくさせられる候補者もいるということで、
ニュースでも大々的に報道されている。

これに対して、小学生がこんなこと言っていた。

「ミニ・スーパーチューズデーって、普通のチューズデーってじゃないの?」

確かに・・・
ミニがスーパーを否定しており、
そのように捉えることができる。


視点の違いや発想の違いに、
ほのぼのと、且つ
ハッとさせられた朝であった。

03/15
ワンちゃんのお腹の中でも生きているビフィズス菌(論文紹介)・後半

試験は至ってシンプル。
飼い犬の餌に1日1回ビフィズス菌LKM512の粉末を添加して、
散歩の途中で出るウンコを回収して、
その中に生きたLKM512が存在するのかを調べる実験であった。

シンプルであるが作業は大変である。

生きている菌を確認するには、まず新鮮ウンコが輸送されてこなければならない。
また、寒天培地で生育させる必要がある。
今回の目的はLKM512を検出することなので、
ビフィズス菌を選択的に生育させる培地を使う。
つまり、ビフィズス菌以外の細菌が苦手とする成分や
ビフィズス菌しか利用できない栄養が入っている培地である。

そこに回収したウンコを希釈して塗抹すると、
生きている菌は増殖しコロニー(集落)を形成し、
我々の眼で観察できるようになる。

これが、ビフィズス菌選択寒天培地上に生育したコロニーである。

160315-1.png

白いツブツブは、全て元は一つの菌であったコロニーである。
この一つ一つを純粋培養し、保管し(実験途中で死んだらいけないので)、次の作業に入る。
次は、生育したコロニーがビフィズス菌の中のラクティス(学名:Bifidobacterium animalis subsp. lactis)という菌種か否かを遺伝子を使って調べた。
(ビフィズス菌の仲間は30種類以上存在する)。

そして、ラクティスと判定された菌株を、LKM512と同じかを調べた。
その方法を詳細に書くと難しいブログになるので、
超簡易的に書くと、細菌版DNA鑑定をしたってことでたぶん良いと思われる。
全てのコロニーから抽出したDNAに対して全く同じ処理をして、
最終的に同じパターンになればLKM512と判定できる手法である。
その結果の一部がこれである。

160315-2.jpg

見事にウンコ分離菌の中にLKM512と全く同じ菌株が多量に検出された!

カウントすると、投与したのは1日100億個程度
投与後のウンコの中には1000億個以上検出され、
おなかの中で増殖していることも確認できた。

ワンちゃんを飼育されておられる皆さま、
試す価値ありですよ!


03/14
ワンちゃんのお腹の中でも生きているビフィズス菌(論文紹介)・前半

一般の方を対象に講演をすると、
「ビフィズス菌LKM512はイヌやネコにも効くのですか?」
という質問を受ける時がある。

「主人は別にいいのだけど、うちのワンちゃんには長生きして欲しいのよ~」
よくあるパターンである...(笑)。

そういう方々のために密かにやっていた研究成果が論文になったので紹介する。
ビフィズス菌LKM512がきっちりイヌの腸に生きて届くのかを調べた論文である。

160314.png

最新ニュースの様に書いているが、
実は昨年末にBeneficial Microbeというヨーロッパのジャーナルに掲載されている。
(私の脳ミソは、論文が受理された時点で過去のものとなり、次のことしか考えていないため、どうしても忘れてしまうのである。)

私が知る限り、
『史上初のヒト・ペット(イヌ)共通のプロバイオティクス』
と言って良いと思う。
つまり、飼い主が食べているものを側でジーッと欲しそうに眺めているワンちゃんに与えて、実際に生きて腸まで届くことが証明できたのである。

イヌやネコを対象にする場合、
背景にある根本的な問題は胃酸の強さである。
彼らは、食肉目に属し、生態系の頂点に君臨する肉食動物である。
(意外に思うかもしれないが、イヌ科もネコ科も同じ食肉目に属する。ちなみに、クマ科やアザラシ科等もここに属する。)
獲物を捕獲し、肉や骨を食べ、
(噛む行為は呑みこめるサイズにする程度で殆ど丸飲み状態)
胃酸で比較的長い時間をかけて消化し易く処理するようである。
つまり、胃酸が強く、胃内での食物の滞在時間も長いのである。

従って、「生きて腸に届く」を実践するには、
ヒトの胃内をなんとか生きて通過する程度のプロバイオティクスでは非常に厳しい。

ビフィズス菌LKM512の耐酸性には自信があり、
やってみる価値はあると思ったので、
動物病院(おおにし動物病院,長野県安曇野市)の先生に協力して頂き、
ウンコ菌培養の訓練も兼ねて助手A♂にやらせてみた。

つづく

03/11
2016年大相撲三月場所が始まります


2016年大相撲三月場所が日曜日から始まります!


激務のため、大相撲への意識が少々希薄になりがちな三月ですが、
毎年学会シーズンと重なるわけで、そういう意味で忘れません。


「綱取り場所」、「いやいや違うだろう」
と意見が分かれている琴奨菊の綱取りですが、
そういう心配は必要なくなる結果になると予想しております。
おそらく、先場所から今場所まで、祝賀会やイベント多数で、
まともに調整できていないでしょうから。
カド番大関達もどんな調子なのか少々気になります。


全く場所前情報を持っておりませんので、
ニュートラルな気持ちで初日、二日目の相撲をみてみたいと思います。


それから、
あまり相撲に興味の無い方も、是非、新入幕の明瀬山を見て下さい。
あの肉体は一見の価値ありですから(笑)
私が初めて相撲観戦に人を連れて行く場合、
必ず見てもらいたい力士の一人に登録し、紹介してきた力士です。
今場所は午後4時過ぎに登場するはずです。


先日、このお二人さんはメイトーのなめらかプリンを
「めちゃくちゃうまいッス」×2
と激賞してくれましたので、
今場所はヨーグルトに加えて、「なめらかプリン」も差し入れしております。


160311.JPG


この後、「あ~ん」があったかどうかは秘密です。


初日取組が発表されました。
栃煌山vs 日馬富士
栃ノ心 vs 照ノ富士
碧山 vs 嘉風


では、大相撲ファンの皆様、15日間、楽しみましょう!

03/10
タイ王国視察団ご来場

本日の午前中、タイ工業省傘下のタイ国立食品研究所の皆様が
協同乳業㈱の東京工場へ見学に来られました。

どういう経緯かよくわからないのですが、
私に講演しろという命令が。

一昨日位まで、あまり真剣に考えていなかったのですが、
それに関する連絡文書をちゃんと読むと、
タイ大使館の方や、東京都の職員の方々も同行されるということ。
おそらく、タイのエリートの皆様御一行と推測できました。

図式としては国対国に近いのではないか???

まずい。
通訳の方が同行されているということだが、
その方に頼むということは、
日本の企業研究員は英語も喋られないと思われるのではないか。
(勝手に日本代表な気分)
そもそも、講演には必ずジョークを入れる主義なので、
間が大切であり、通訳を介するわけにはいかないのであります。

昨日、送別会で飲み放題のまずい日本酒熱燗を飲み過ぎたので、
なんだか朝から頭が痛い中、
10時頃まで必死のパッチで準備しました。

結果的には無事終了!
ウンコネタで笑いもきっちり頂きました!
自己採点では70点くらいでしょうか。

最後にサプライズでプレゼントを頂きました!
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タイ国立食品研究所のロゴ入りの
(ロゴがある時点でレベルの高い研究所だとわかる)
立派な手帳と名刺入れと携帯電話等のポータブルバッテリーです。

手帳と名刺入れは、
私が持っている物より圧倒的に良いものです!
ポータブルバッテリーは持っていませんでした。
iPadの電池が切れた時に重宝しそうです。

コープクン マーク クラッ

03/09
ウンコをどう運ぶ

ある方から問い合わせがあった。
ウンコ試料の運び方についてである。

標高の高い山中から、ある野生生物のウンコを運びたいようである。
(問題があったらいけないので詳細は書かない。悪しからず)

一点、厳しい条件が付いている。
ウンコを冷蔵あるいは冷凍保存することができない環境ということである。
日帰りなら保冷剤を使えば良いと思ったが、
どうやら何日も宿泊してサンプリングをするような雰囲気。
その山小屋では電気が通っていないのかもしれない。
そもそもテント生活かもしれない。
とにかく、冷蔵庫は存在しない環境のようである。

ウンコはナマモノである。
従って、要冷蔵品あるいは要冷凍品といえる。
実験目的にもよるが、この先生の目的から判断すると、
素早く低温下で保存し、ウンコが傷まないようにしなくてはならない。
厳しい。

「色々な経験をお持ちでしょうから助けて下さい」
ということ。

普通の人より経験があるが、こんなウンコにとって過酷な環境は未経験である。

真剣に考えて色々とアイデアは送っておいた。

ただ、
「ウンコの運び方を質問される俺って、何者なん?」
という思いが強く残っている。

03/08
タイミングは大事

わかっていたことであるが、
何をするにしてもタイミングは大事である。
最近特にそう思う。

一生懸命に努力していても、
タイミングだけで残念な結果になっている事例は多々目にする。

しかし、大概の場合、残念な結果になった本人はその点を理解していない。
タイミングを見切る受容体が欠如しているのであろうか。


ちなみに、ニンジンの種まきタイミングが10日程ずれただけで(栽培4~5ヶ月)、
全く同じ土壌(10cmと離れていない)にも関わらず、
これだけの差が出る場合もある。

160308.JPG

左が手抜きタイミング、右が通常タイミング

昨年、発芽までの水やり(10日間前後毎日なのでしんどい)を手抜きするため、
半数のニンジンの種を梅雨の最後の時期に播いた。
残り半分は10日前後遅れで、従来通りのタイミングで播いた。
その結果、ご覧の通り、前者は見事に撃沈した。
約40本、全てが表面にブツブツが出て撃沈である。

タイミングは大事である。
そして、手抜きに依存するベストタイミングの喪失は、
高い確率で残念な結果が待っている。

03/07
小さな研究会

この土日は2日共に講演を頼まれていた。
働き者な私である。

昨日からは小さな研究会に招待され名古屋に来ている。
日本運動免疫研究会である。
失礼を承知で書くが、声をかけられるまで存在を知らなかった。

行ってみれば、少人数でディープにディスカッションする
私好みの研究会であった。
発表に対し偉い先生が交代で2つ3つ発言して、
淡々と進行して行く大きな学会とは全く違い若手も含め自由に発言できる雰囲気がよい。
懇親会も参加し、二次会も誘われるままに参加した。
5時間以上、研究のことでずっと会話が弾んだ。
もちろんウンコも登場する。

参加者、ほぼ全員の方とお話しでき、
興味深いことが多く、かなり良い出会いであったと確信している。

面白いのはこのロゴマーク。

160307.JPG

ハードルの様なものを飛び越えているヒト。

この躍動するヒトは「運動」を表現しているのだろう。
ハードルの様なものは何か?
Y字型をしている。
これはほぼ間違いなく「免疫」の象徴である抗体であろう。

長いH鎖と短いL鎖が存在し、
それらの鎖がジスルフィド結合(SS結合)している。
文字が崩れているが、多分これはSという文字であろう。
抗体は、ウィルスなど異物(抗原)と結合して、
それらを退治するのに重要な役割を担うが、
一番下の三角は、その異物を表していると考えられる。

03/04
啓蟄(2016年版 1日早いけど)  ―怒りのキアゲハで祝いましょ―

早いもので2016年も明日(3月5日)が啓蟄である。
啓蟄とは、冬眠していた生き物が目覚めるという意を持つ、
二十四節気の一つである。

これに合わせるかのように気温が上がり始めた。
昨晩のNHKニュースによると、冬将軍はもう見納めになる可能性が高いらしい。

今年の啓蟄は昨年ちょっかいを出して怒らせたキアゲハの写真をどうぞ!

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もちろん幼虫である。
鳥粉状幼虫を経て、グロテスクになったばかりの幼虫である。
現在はサナギで春を待っている個体の幼虫時代の写真である。

ツンツンと指で突くと
突かれている方向に体をぶつけてくるように角を出して威嚇してくる。
この角は、何もない状態から突如ニョキニョキっと出現するので、
知識を持っていなければ驚くことであろう。

専門用語ではこの角を肉角という。
見せかけ(視覚的防御)だけではない。
同時に臭いを放出して威嚇して来る。
これは、アゲハ類の幼虫に共通した攻撃(防御というべき?)法で、
このニオイは食べている植物がベースとなっている。
キアゲハの場合、セリ科の植物を偏食するので、
パセリの濃縮液をベースにした刺激臭とでもいえばよいか...。

ただ、臭いの質としては耐えられないものではない。
便所の芳香剤を鼻先10cmに近付けて匂った時に受ける刺激
というのが、私がこの臭いを知らない人に対してできる精一杯の表現である。
自分で確認してもらいたい。
天敵の鳥などに咥えられた時には効果を発揮することであろう。

今年は久しぶりにカマキリでも飼おうかな~

03/03
ほんの気持ちを頂きました!

タイトルのままです。
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心が和みました!

           
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