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メイトー
協同乳業研究所

12/11
美しい検量線

多くの生物学の実験での定量(量を測ること)は、
測定が全て終わるまで正しく測定できているか不安なものである。

正しくできていることを確認できる一つの指標が検量線である。
検量線とは、濃度等を定量する際に、
予め量が決まっている標準物質を段階的に希釈して測定し、
試料中の濃度を計算するために用いるものである。
標準物質の濃度を縦軸に、分析値を横軸にすると、
理論的には一直線になる。
(濃度1の時の分析値が1とすると、濃度2の時は分析値が2となるべきであり、濃度4の時は分析値が4となる。そして、その点を結ぶグラフを描くと一直線になる。)
しかし、完璧な一直線にはなかなかならない。

この数年間、私は外出が多くあまり実験をしていないが、
今週はELISAという手法でウンコ中のある物質を測定した。
ELISAとは、ウンコや血液など、色々な成分が混在している試料から、
抗体(特定の物質にのみ反応)を用いて特定の物質のみを測定する手法で、
5年程前は頻繁に実施していた。

その検量線が見事な美しい一直線となった!
20171211.jpg
(小さな数字は、横軸の値;縦軸の値)

R2=1 !!!
技術力がある人ならばR2=0.99位なら頻繁に出せると思うが、
R2=1(各値が完璧に線上に乗っている)は結構凄いと思う。
手先の器用さも重要だが、丁寧な性格が何より必要である。

少し腕が落ちているかと心配していたが、まだまだ完璧である。
一度身に付けた技術は、そう簡単には失われない。

12/10
またもや溜まっております

財布からゴチャゴチャと領収書やらカード使用明細書引っぱり出してくると
こんな感じになります。
151210.JPG

取り出したら財布が激痩せします。

「こんなに溜めなきゃよい」という意見は正論っぽく聞こえますが、
これが私の1週間分(厳密には4日間/週)の一例です。

日付・時刻順に処理した方がよいのか?
カード使用報告書作りから始めた方がよいのか?
これだけあると、電話やメール対応しながら処理していると、
午前中が潰れてしまうかもしれません。

如何に本業が、このつまらない仕事に邪魔されないようにするか?
常に真剣に考えて来ました。

最近編み出したのは
秘技『パートのおばちゃん』
実験の空き時間等に少しずつ処理してもらっています。
定型の処理作業なので特に大きな問題も起こらず非常に有効です。

時間確保&ストレス軽減
より効率的に研究ができるようになりました。

12/09
2015年度版 野菜作ってます20

整列しているカブ!
CIMG4250.JPG

最盛期である。

過去にブログにしたことがあるが、
カブは地中ではなく、地表に生る。
有名なロシア民話「おおきなかぶ」では地中にカブが埋まっており、
皆で「うんとこしょ、どっこいしょ」と引っこ抜く物語であるが、
実際にカブを育てたことがない人が書いたことは明白である。

とれたては、驚く程に美味い!
生のまま味噌等をつけて食べるのがお気に入り。
葉っぱは味噌汁や炒め物に使う。
1種類で、根菜と葉物野菜の二役を演じる優秀な野菜である。

この写真から、
私が意外と几帳面に種をまいている(※)のがわかると思う。
畑と実験だけは自然と几帳面になる。
その反動で、他の事はだらしない。


(※)種をまくは「撒く」という字を使うのが一般的である。
しかし、この漢字には、「散らす」という意味が込められている。
決して、散らさず丁寧な作業をしているので敢えて平仮名にした。

12/08
2015年のウンコ回数は?

恒例の年間ウンコ回数カウント企画は今年で7年目。
たった一人で7年間も続けている。
マンネリ化とは恐ろしいもので、
今年は途中経過を一度も報告することなく師走に入ってしまった。
色々と忙しいのもあるが、途中経過を集計する気が起こらなかったのである。

経過報告を楽しみにしていた物好きな方がおられたなら、
誠に申し訳ございません m(_ _)m

さて、現在、何回ウンコをしたのか?
1枚のExcelシートに排便毎に時間、場所、シチュエーション(例えば「移動中」など)を記録しているので、現在何行目なのかを見れば大体の回数はわかる。

12月7日の会社で出した2回目のウンコが507行目である。
2行目から記録しているので、506行記入していることになる。
単純に考えれば506回のウンコをしたことになるが、
実際はそうではない。
0回の日は0回として1行分になっているからである。

そして、私の場合、過去6年のデータから、
週末はウンコ回数が統計学的に有意に減少することがわかっている。
特に土曜日は0回になることが多い。
これは仕事ストレスあるいは生活リズムが排便に深く関連していること示唆していると推測している。
従って、年間約50日ある土曜日の内、
仮に20日分がウンコ回数0回だったとしたら、
現在の排便回数は506-20=486回となる。
しかし、実際に0回の日が何度あったかは検討がつかない。

この途中経過を把握しない方法は、
複数のバイアスを除いて極めて厳密に年間ウンコ回数を測定していると考えられる。
年間排便回数の目標を512回ジャストと定めている以上、
それに近付けたくなってしまうのは仕方ない。
当然、年末12月29日に、「あと2回しかできない」とわかっていれば、
ウンコ回数を人為的に調整してしまうこともあるかもしれない。
無意識下で、そうなることもあるであろう。


今年は最後まで何回目かわからないまま年越しを迎えることになる。

結果がとても楽しみである。

12/07
研究集中ウィーク 

11月中旬から先週まで、殆ど出張でしたが、
やっと戻って参りました。

そして、今週は丸一週間研究所におります。

そうなるようにスケジュールをコントロールしました。
つまり、この週になりそうだった研究以外の仕事は全て断って作った1週間です。
どんな依頼も全て拒否。

そうしたおかげで土曜日になった講演がありますが、
ここまで強引にスケジュール調整しないと仕事が進みません。

私の経験上、2日単位で1つの実験をするのがベストなのです。
例えば、火曜日--水曜日を1セット、木曜日--金曜日を1セットとする。

無い時間は作るしかありませんから。

さあ、
実験しましょう!
論文書きましょう!

研究以外の要件は電話も受け付けませんので悪しからず。
メールはたぶん見ます。

12/04
1000円のパワー


先週の出張時、ANAの飛行機が機械トラブルで飛ばなかったのです。

羽田発、札幌行き。

優先搭乗が始まり、次は座席番号の後半の私が乗る番かと思っていたら、
機械トラブルで搭乗中断と放送が。
15分間程待った後に、異常箇所が直らず飛行機を変えるという知らせが。
さらに、搭乗口も変更してくれということで、移動。
数百人が一斉に移動する様は、民族大移動です。
指示された搭乗口番号が3ケタだったので、嫌な予感はしていたのですが、
やはり搭乗口からバスに乗り、飛行機まで運ばれるようです。
格安航空会社の飛行機のパターンです。
そして、出発は約1時間後という放送。


群衆全体に、不満と苛立ちの舌打ちやガヤガヤした声が起きました。


ところが、その数秒後、絶妙のタイミングで、
「なお、ご迷惑をおかけ致しました分、お食事代として1000円支払わせて頂きます」
という放送が。

苛立っていた声が、一瞬にして鎮まり、
大半の乗客の顔には「えっ、ほんと? ラッキー」というような笑顔が。

恐るべし、1000円のパワー

劇的な1000円パワー


4人家族なんて、「えっ、4千円ももらえるの?」
と興奮気味。
この家族は札幌での夕食がグレードアップしたことでしょう。

搭乗時に一人一人に、丁寧な謝罪の言葉と同時に渡された千円はこれです。

151204.jpg

妥当な額か否か不明ですが、
アメリカで搭乗予定飛行機が理由不明でキャンセルになっても、
「私のせいじゃないわよ。あっちに並べ」
と巨漢職員に横柄な態度をとられた経験のある私には、
ANAの対応は感動的でありました。


さて、本題とは異なりますが、
このブログで会社が返せと言って来るか、ビクビクしています。

12/03
カレー解禁

ホテルの朝食バイキングに連日スープカレーがある。
いい香りがしているので、初日から食べたかったが、
声帯の炎症のため控えていた。
刺激物が喉に良いはずがない。

5000円台の安いビジネスホテルのため、
バイキングの内容はほぼ毎日同じで品数少なく、
食べていないのはスープカレーとコーヒーとパンのみ。
(朝はパン、コーヒーは基本的に摂らない)

治療の甲斐あり、声も戻りつつあるので、
今朝、そのカレーを解禁した。

ん~、普通に美味しい。

スープカレーというものの定義を知らず、
食した経験も殆どないので、
普通のカレーの水分含量が多いやつとしか表現出来ない。

ふと、「普通のカレーの何倍の水分含量なんだろう?」
と疑問が湧いた。

その瞬間、私のウンコ色の脳みそが研究の方へギアが入った。
そして、自動的にスープカレーは10倍希釈ウンコへと姿を変えた。

きちゃないお話になりそうなので、今日はここでストップ


12/02
意外にも大盛況なポリアミンワークショップ


昨日のBMB2015で実施しました我々のワークショップは大盛況でした。
会場は壁沿いに立ち見で埋め尽くされ、会場に入れない人も多く驚きました。
少しポリアミンも専門外の皆様にも認知される様になって来たのか?
いつもと異なる視点での質問あり、バトルあり、質疑応答も盛り上がりました。
オーガナイザーが言うのも変ですが、想定外に大盛況でした。


さて、声帯の炎症で声の出ない私はどうなったのか。


オープニング、オーガナイザーとして最初に挨拶した時は、
マイクを通して出る自分の声に驚くばかりでした。
「喋ってんのは誰やねん?」
ただ、発声した文字全てが音になっていたことに、少しの可能性を感じました。
朝より回復していたのです。
3~4時間でもかなり回復するものです。
私は5番目の演者なので、残り100分間の時間が残されていました。
まだ回復する時間はある!
浅田飴の連続摂取!!!


その結果、声はガラガラでしたが、20分間話切りました。
実際はオーバーして22分位話しました。
奇跡です。
生田神社で20分間は話せるようにお祈りして来たのも良かったかも。


いつもと違い、声を落として静かなトーンで、
余計な事は控えて、ゆっくり目に話す。
それでもウンコネタは十分に笑いを誘導出来ました。


新境地を開いたかも。

12/01
可能な限り治療する

喉を痛めて全く声が出ないとなると、話さず静かにしていれば良いことです。
しかし、学会で自分が主催するワークショップとなるとそうはいきません。
出来ることは全て行いました。

1. 病院に行く。耳鼻咽喉科の専門医に診てもらいました。
鼻から内視鏡を入れてチェックしてもらいました。
喉には炎症は殆どないが、声帯が酷い炎症状態になっていた。

2. 明日、人前で話をしないといけないと相談
1週間安静にしていたら治るが、明日、講演するなんて不可能ということ。
ただ、主として喘息治療に使う気道の炎症抑制用の薬等を頂きました。
あとは、本番で水を飲みながら話すなど、個人の判断で決めるしかない。

3. 喉を乾燥させない
頻繁に水と浅田飴で対応。特に移動中の新幹線など。

4. 寝る時も喉を乾かさない
「ぬれマスク」というものをドラッグストアで購入して使いました。
風邪ひかない、花粉症なし、の私は、普段マスクなんて、動物実験室に入る時しか使ったこと無いのに。

5. 話さない。医者に「極力話すな」といわれたので、昨日はホテルのフロントで名前を述べただけです。

6. 疲労もあると思うので、高級タイプのユンケル黄帝液(ノンカフェイン)を飲んで寝る
(飲んだら喉がヒリヒリしましたが...笑)

ざっと、こんな感じです。
151201.JPG
沢山お金をつぎ込みました。
それだけ必死ということです。

7. さらに炎症ならポリアミン摂取だろうと、
今朝はホテルバイキングで高ポリアミン食品を過剰摂取。
納豆、ブロッコリー、オレンジジュース...

さて、どうなることやら。
ギリギリまで治療中。


           
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