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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

06/01
ウン小話46

先日、大阪での講演後、懇親会に出ていたら、
ある社長さんに、
「ウンコの発音が抜群にいいですね~」
と褒められた。

汚ならしさがなく、
かといって、
過剰に美化するわけでもなく、
嫌みのない「ウンコ」だそうだ。

「こんな完璧な発音をどうやって身に付けはったんですか? 関西の人しか喋られへん発音なのに、大したもんや。」
「えっ、私、奈良県出身ですから。最初に言いましたよ。」
周囲も「最初に、言うってはったやんか~ 生駒やって。」

社長さん、どうやら「ウンコ」の発音が気に入り過ぎて、
それだけしか頭に残っていないようである。
講演内容も肝心な所はあまり頭に残っていないご様子(笑)。

一般的にあらゆる場所でタブーである「ウンコ」を、公の前で連発するのである。
結構リスクがある行為で、
私はその破壊力と嫌悪感を弱めるために、
ウンコの発音と間(ま)には強く拘っており、
これは職人技であると自負している。

この社長さんは、関西人ならできるという雰囲気であったが、
それは間違いで、ベースに関西弁があるのは有利と思われるが、
ネイティブ関西人であっても簡単にはできない高度な技術である。
(誰にでもできると思う方は、食事中に家族や同僚に「ウンコ」って連発してみると良い。きっと嫌われるだろう。)
だから、この評価は非常に嬉しい!

ただ、ウンコを美しく発音し過ぎ感動を与えてしまうことが、
内容理解を妨害する場合もあることには驚いた。
更に技術を進歩させねばならない。

おしまい。

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