06/23
Editorial Boardを引き受けてみた

Editorial Board
科学ジャーナルの編集委員と訳せばよいのでしょうか?
科学ジャーナルでなく普通の雑誌でも、編集に関わる人達をそう表現する気もするが、正確には知らない。
「調べろよ」って指摘されそうであるが、面倒で... すいませんねー「(^-^;)

仕事は論文審査を担当するわけであるが、レビュアー(審査員)の審査結果を総合的に判断して、採択の方向性を示すものと理解している。
最終決定を下すのは編集長である。

引き受けたのはNature姉妹誌のScientific Reports(サイエンティフィック・リポーツ)。
Natureの威を借り、結構レベルが高い今流行のオンライン・ジャーナルである。

正直、他人の論文の審査をしている余裕はあまりないが、
Nature姉妹誌というオーラを受けて、気が付いたら引き受けていた。

なりたくてもなれない(ジャーナルから指名されないとなれない)役柄であるので名誉なことである。
Nature姉妹誌に、一定レベル以上の研究者として認められているという証拠でもある。
何事も経験であり、非常にレベルの高い自己啓発として取り組もうと決めた。

但し、得られるものは名誉とほんの少しだけ世界の研究の流れを先取りできるだけで、もちろん無償である。

引き受けて2週間で、既に2つの審査論文が届いた。
無理をしない条件で引き受けているので、早速1つ断った。
まあどうなることやらわからんが、2年間は頑張ってみよう。


ちなみに、過去にScientific Reportsに掲載された私の論文はこれらである。
結構注目されたウンコ系論文である。

Impact of Intestinal Microbiota on Intestinal Luminal Metabolome(腸内菌叢が腸管内腔内の代謝物に与える影響)
http://www.nature.com/srep/2012/120125/srep00233/full/srep00233.html

Upregulation of colonic luminal polyamines produced by intestinal microbiota delays senescence in mice(腸内細菌によるポリアミン産生増強はマウスの老化を抑制する)
http://www.nature.com/srep/2014/140401/srep04548/full/srep04548.html