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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

05/28
食べさせ頃

ブロッコリーです。
葉に穴があき、虫の被害を受けているのがわかると思います。
20150528-1.JPG

でも、これでいいんです。
イモムシを育てているのですから。

葉の裏側は・・・。
(虫嫌いさん、閲覧注意)
20150528-2.jpg
沢山のシャクトリムシ系の幼虫がいます。
(私の力ではこの幼虫の見た目から蛾の種の同定はできません。)

ギャーッと思われた方、何故(?)と思われた方がいると思いますが、
カエル達の餌です。
カエル用イモムシ牧場と表現したらよいでしょうか。

難しいのは食べさせ頃。
体長1cmの個体と2cmの個体とでは、その筋肉質の肉体容積としては5~10倍近くの差があります。
従って、同じ100匹でも、小さい時と大きくなってからとでは、
餌量としては全く異なるのです。

カエルの食欲を満たすためには1日でも遅く、大きく育ててから捕獲するのがベストです。
(もちろん、カエルが好む3cm未満である必要はありますが。)
ただ、イモムシは日々成長し、その食欲は対数的に増えます。
1日毎に失われる葉の量が増大し、ブロッコリーから葉が消滅する日が近づいて来ているのを感じます。
もし葉が消滅したら大変です。
当然、新たな餌を求めて周囲の植物に散り散りに移動するので、
イモムシの捕獲自体が困難になります。
さらに、移動先の植物に甚大な被害を及ぼすリスクもあります(偏食家なら大丈夫だが)。
何てったって、100匹越えですから。

と、研究と同じ位にイモムシの食べさせ頃について脳ミソをフル回転させて悩んでいる私であります。

これを喜んで食べるカエルの様子は明日紹介します。

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