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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

05/18
アリの結婚飛行(たぶんアメイロアリ)

今の時期、多くの種類のアリが結婚飛行を行います。
新女王候補とこの時だけ生まれるオスアリ(共に翅を持つ)が一斉に巣から飛び出し、
他の巣のアリと出会い交尾し新たな家族を築くための第一歩です。
遺伝子の多様性を維持するために、同種の他の巣のアリ(同種であろうが普段は別の巣のアリは敵対関係)と連絡を取り合っているかのように、一斉に始まります。
実際は種毎に「5月の雨上がりの後の晴天」など条件が決まっているようで、
フェロモンなどの生物学的シグナルがあるという報告は聞いたことがありません。
(専門家でないので、虫好きレベルの知識です。)

アリの結婚飛行は私にとっては初夏を連想させる現象の一つで、
小学生の時は、女王アリを捕獲する絶好のチャンスで興奮していたものです。

今年は小さいアリの結婚飛行の現場を発見!
これです。
20150518-1.JPG
直径30 cm位の植木鉢の土の中からウジャウジャ出てきます。
虫眼(虫を探す姿勢)を持っていないと見つからない程小さいアリ。
下にあるのは私の人差し指ですから、非常に小さいことがわかると思います。
沢山いる小さい翅アリはオスアリで体長2~3 mm。
右下の大きなアリは女王候補アリで体長は5~6 mm。

周囲を見渡すとカップルになりかけているペアを発見。
20150518-2.png
でも、この後、メスが必死で振り払っていました。
もちろん、オスも必死です。
元の巣と近いので同巣出身で近親交配のリスクがあったのかもしれません。

さて、このアリの種類は何でしょうか?
正直述べまして、この類のアリの種の同定は苦手であります。
翅アリは特別な形態をしているので、普通の働きアリで推測します。
20150518-3.png
右側が普通の働きアリ。
90%以上の確立でアメイロアリですね。
頭部と腹部が黒褐色で、胸部が特徴的な黄色(黄金色)、腹部は縞々。
まさに飴色。
私にとっては昔懐かし「黄金糖」っていう飴と同じ色です。
最近食べてないな・・・

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