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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

04/30
やっと目覚めました!

ここに来て連日の25℃前後の夏日。
心配していましたが(いいえ、諦めていましたが)、
遂にこいつらが約5ヶ月間の眠りから目覚めました!

20150430-1.JPG
まだ、下半身は水苔の中ですが、
顔を地表に出しているではないですか。

別の一匹も、前者と同じ状態でしたが、覗き込むとピョンと出ていました。
20150430-2.JPG

まだボーっとしており動きは鈍く、本格的に活動する雰囲気はありませんが、
私の初めてのカエル冬眠プロジェクトは3匹中3匹の生存、
成功率100%と大成功だったようです。
さすが俺!

それにしても自然って巧妙にできています。
我々ヒトの常識では、3月あたりから暖かく感じるわけで、
4月になるとコートを着ません。
その感覚で考えると、アマガエルも冬眠から目覚めてもおかしくないと思います。
温度だけで判断すると、活動していた11月より4月の方が暖かい日が多いです。

ところがアマガエルたちは目覚めません。
何故か?
少し考えてみました。

もし4月から活動したら困ることがあるのです。
非常にシンプルな理由で、食物が圧倒的に不足しているのです。
彼らの餌である生きた小昆虫の数が非常に少ないのです。
ところが、5月に入ると一気に増えます。 
つまり、長い歴史の中で、日本のアマガエルは気温的には活動可能な4月になっても敢えて目覚めず、餌が豊富になる5月に入ってから活動し始めるリズムを築き上げたと考えられるのです。

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