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協同乳業研究所

03/24
謎の会合 a round table dinner debate

オランダの学会出発前のブログに書きましたが、
a round table dinner debateへの招待状を受け取っておりました。
直訳では「円卓を囲んでのディナーを食べながらの討論」。
恐ろしい名前で、出国前は無視することにしていた。

私の発表は初日の夕方最後17:30~18:00頃。
発表後、何人かから質問があったのでやり取りしていると、
謎の背の高い紳士が近づいて待っています。
まさにジェントルマンって感じで、ふと目を合わすと、会釈してきます。
自己紹介後、わかりました。
例のa round table dinner debateの主催者です。

「この後、時間はあるか?」
初日の後は学会主催の軽いパーティーがあるので、それに出るというと、
「それはわかっている。その後の予定はるのか?」ということでした。
近くのレストランで席を用意しているので、そのパーティーが終わった19:30から来てくれ。お金は不要だから心配するなと言うのです。
同じセッションで話した研究者も、「俺も参加するから行こう」っていうので、
仕方なく参加。
その紳士はレストランの地図を渡し、「学会パーティーではあまり食べるな」といって立ち去って行きました。

会場に着くと名札が置いてあり、
円卓ではありませんでしたが、本当にテーブルを囲んでのディナーです。
後でわかったのですが、講演者の中から、ディナー主催者が興味を持った演題を話す研究者をセレクションして声をかけていたようです。

各自、好きな飲み物を頼みます。
で、握手して謎の西洋風の長い自己紹介&挨拶。
これが各個人間で行われるから席に着くまでにやたら時間がかかります。
日本の名刺文化に慣れている私には超苦痛です。
もちろん日本人は私だけ。というかアジア人は私だけ。

で、全員揃うと主催者が挨拶して、
前もって頼まれていた方が、突然、自分の研究内容を話し出したのです。
5分間位。
終わったら、その内容に関して質問して討論。
それを受けて、近くの人とも討論。
うるさい、うるさい、やかましい。
異様な世界です。
そして、一通りその話題が終わって飽きてきたら、
また別の人が研究内容を紹介するというパターンです。
但し、別の話題になるまで、40~50分間位やっています。
もちろん、食事はゆっくりと出てきます。

凄いです。
本気で研究の話をしています。
衝撃を受けました。

日本の学会では経験したことがありません。
国内では、皆、懇親会で立ち話し、腹の探り合いみたいなことをして、
その後、身内や気の合う仲間だけで飲むのが一般的。
ぶっちゃけた話、名刺交換して知り合いになったと思っているだけです。
実際は顔を覚えただけで、研究の話なんてうわべだけです。

当日、私の周りは
左隣オランダ人、右はフィンランド人、正面アメリカ人、左斜め前スペイン人。
右斜め前の方は忘れました。
「ひつじのショーン」の牧場主そっくりの顔だったので、私の中では「牧場主」・・・

このメンバーの中で、私も頑張って討論に参加しました。
何も喋れない意見を言わない日本人になるわけにはいきません(日本代表のつもり 笑)。
特に高齢者と腸内細菌について色々ディスカッションしました。
英語なんて下手でも、皆が知りたいのは研究の話ですから問題ありません。
それが事実ですし、そう割り切ると、とても楽しいわけであります。
結局、23:30まで延々と4時間。
最後は店から追い出されました。

いや~、貴重な経験しました。
ただ、酒も入り、プレゼンも終わった安堵感に加えて、
日本時間では夜中の3:30~朝の7:30という時間帯。
気を緩めると眠りそうでした。

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