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メイトー
協同乳業研究所

02/05
俺の梅、開花!

今朝、一輪咲いたのを確認しました!

昨年より2日早い開花です。
今日は雪が降るというのに頑張っていますね。

20150205.JPG

毎年、梅を見る度に私は思います。
「研究はちょっと他人と異なることをしないといけないな」と。

その理由はこういうことです。

梅が寒い時に咲くのは、生き残り戦略だと私が信じているからです。

もし、多くの植物が開花する3月後半に咲くとすると、
受粉を手伝ってくれる虫達は、他の植物との取り合いになります。
だから、殆どの植物がまだ花を咲かせないこの季節に咲くのでしょう。
こんな寒いと虫達はいないと思われるでしょうが、実はこの季節でも結構います。
つまり、梅は虫達を独占することができるのです。
また、この季節は、蜜だけ奪って花を根こそぎ破壊する(=受粉しない,盗蜜と表現される)ようなクマバチの仲間等もいませんしね。
リスクも減らせるというわけです。

また、虫達もこの季節は殆ど花が咲いていないので、
遠くからでも梅を求めてやって来ます。
梅は自家受粉(同じ木の花同士での受粉)では結実できない種類が多いので、
これは好都合。
早く咲かせるだけで、遠くの梅の木の花粉をわざわざ運んで来てくれるという訳です。

つまり、
研究も流行の研究に少し違う要素を1つ入れるだけで、
美しく咲き誇ることができるかもしれないということです。

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