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メイトー
協同乳業研究所

01/21
都会のおいしい空気

奈良県と長野県で生きてきた私が、
16、7年前に就職で東京に住み始めた時、
その空気の悪さで鼻毛が異常なスピードで伸びたものです。

今日は、その汚れた都会の空気も、条件次第ではおいしく感じるという話です。

昨日は学会のため久しぶりにラッシュアワーの電車に乗りました。
ギュウギュウ詰め。

都心への上り電車は、既に満員に思えても、次の駅のホームには
「こんなに乗れるわけないやろ」って人数のサラリーマンが悠然と並んで待っています。
そして殆ど全員が乗り込みます。
駅員さんもドンドン押して詰め込みます。
あの瞬間は乗客をヒトではなくモノとして詰め込んでいる気がします。

そんなこんなで詰め込まれた車内では、皆さん沈黙状態。
時々、慣性の法則に従って、電車の進行方向或いはその反対側に強い力が働き、
集団でバランスを崩しかけては、個々が踏ん張り、何とか将棋倒しを防ぎます。
これを只々繰り返すだけ。

慣れているサラリーマン達は、
平気で携帯電話いじったり、新聞や本を読んだりと余裕です。
一方、不慣れな私は限界です。
暑い。
くるしい。
酸素が足りん。
で、深呼吸すると、
めちゃ臭い。
ゲロ吐きそう。
これが後15分間続くと考えるだけで脂汗がたくさん出て来ます。

そんなこんなで駅に着いてホームに降りた直後の一呼吸目は最高です。

都会にも、おいしい空気があるようです。

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