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2014年大相撲十一月場所これまでの感想

今場所はツイッターで呟くこともせず、静かにテレビ観戦を楽しんでいる。
幸いなことに、場所中の土日は仕事がなく、じっくり自宅でテレビ観戦している。
日頃の疲れか、大概、16時台に睡魔が襲ってくるが、
この現象は、まったりと大相撲を観戦できている証拠である。

このまったり感から目覚めさせるのが栃ノ心の相撲である。
怪我する前とは明らかに異なり、まわしを取ることに拘らず、前へ前へ出る相撲をとっている。
先場所までの快進撃は格の違いに起因していると思っていたが、幕内に上がっても同じように相撲がとれている。
昨年の12月、ただひたすら四股を踏み、てっぽう柱相手にもくもくと稽古する姿を見た。
怪我で土俵に上がれない期間も地道に努力していた結果であろう。
またどん底を味わってメンタル面で何か変化があったのだろう。
春日野勢贔屓でなくとも同じようなコメントになったはずである。

同様に物理的に目覚めさせてくれるのは、やたらに拍手が起こる遠藤の登場。
もう、マスコミも遠藤、遠藤と言わなくなったので個人的にはホッとしている。
見事に壁にぶつかっているが、四股は相変わらず美しい。
懸賞金が多いのも相手を活気づける要因であることを、永谷園は把握すべきである。
いや、高見盛にかけ続けていたわけだから、当然わかっているのだろう・・・

さて、遠藤からマスコミを奪った逸ノ城は評価が分かれるところであろう。
9日目を終わって4勝5敗。
私が場所前に予想した7勝8敗ペースで来ている(11/07 2014年大相撲十一月場所が始まります)。
問題になるのは中日の栃煌山戦の立ち合いの変化ということであるが、
「思い切り当たっていくつもりだったが、土俵の上で変化になってしまった」
という本人コメントが本当か否かである。
先場所の稀勢の里、鶴竜戦と全く同じパターンの、突っかけてからの変化。
私は最初から変化する気満々であったと思っている。
テレビの前の私ですら「変化するぞ」って感じる位なのだから、
栃煌山がわからないわけがない。

優勝争いは白鵬が先に1敗して面白い展開。
残り6日間、目が離せない。