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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

06/19
ウン小話40

やはり、何だか腹が立つ。

食品会社の工場の敷地内で働いている従業員は、
定期的に検便を受けなければならない。
万が一、食品を製造している現場の人間が病原菌を保有しており、
それが製造品に移行したらいけないからである。

今週も協同乳業㈱東京工場の敷地内は検便週間であった。

近代化された工場で、手洗いが徹底された環境下で、
従業員のウンコ由来病原菌が入り込む隙があるのか謎であるが、
そんなことはどうでも良い。
ルールなのだから従おう。

但し、従業員に糞便提出を強制する案内文書に『腸内細菌検査』と書かれているのが、
必死で腸内細菌の研究をしている者としては著しく気に食わぬ。

腸内細菌というのは、主として大腸に棲息している1000種を超える細菌のことを示す。
これらの大半は培地(シャーレ等)で生やすことができない難培養性の細菌である。
従って解析するのがめちゃくちゃ難しく、多くの研究者が必死で試行錯誤している。
たかが、10種類にも満たない程度のシャーレで簡単に生える病原菌を調べるだけで
(何種類調べているのかは価格次第でしょうが。しかもめちゃくちゃ高額でしょうが)、
腸内細菌検査と表現するのは許せない。

軽々しく使うな、ボケッ!
腸内細菌を ナメテンノ(゚∀゚)カーーー?

正しく表現するなら『腸内病原菌検査』やろっ
わかり易く、シンプルに『検便』で良いではないか。

ウンコ話8で書いたことがあるが、
もう少しでボイコットしそうになった。

ウン小話シリーズ初の怒りモードで、おしまい

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