06/03
研究者の言葉レセプター

昨日、石川県立大でセミナーで話をさせて頂きました。

よかった!

何が良かったとは一言で述べられません。
極めて感覚的なものです。

一般的には、自分の研究を紹介した場合、
それに対する参加者の意見を頂き、
研究のヒントなり、今の方向性の正しさなりの確認などができます。
当然、他人の研究も刺激的で、また気軽に質問できるのも良い点です。

また、懇親会をすれば、それは更に深まり、
新たな人との繋がりができます。
共同研究が始まるのも、こんなきっかけが殆どだと思います

勿論、昨日はそれらは完璧でしたが、それだけじゃないのです。
謎の充実感。

おそらく、似通った価値観を持つ人達と話せるのが良いのでしょう。
研究に対する野望、希望、失望、絶望、願望、(糞望)
私の場合、会社では得られない何かです。

日本全国探しても1ppm(100万分の1)程度の濃度でしか真剣にウンコ研究に取り組んでいる人間はいないわけですから、学会以外の場所で集まれるのは素晴らしいことなんです。

ウンコ話はいつもしているのですが、満足度が違うんです。
ウンコロジーを知っている人、或いは話を聴いてもらって理解して興味を持ってもらった研究者ならではの反応が、私の心を満たしてくれたのだと思います。

たとえ、研究が成功し社内で評価されても得られないものです。
たとえ、ハイレベルなジャーナルに論文が掲載されても得られないものです。

研究者は、研究者の言葉にだけ反応するレセプター(受容体)があるということです。

このレセプターを介して気力が発現しました!

このような機会をくれたシン君
サンクソ ベリー ウンチ!
(バカにしているようだが最上級のお礼)