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メイトー
協同乳業研究所

03/06
啓蟄(2014年)―恐怖の寄生バエで祝いましょう―

虫好きの皆さん、おめでとうございます!
本年も啓蟄がやってきました。
まだ寒いですが、ボチボチ虫の季節がやってきます。

毎年、この日は比較的マイナーな虫を紹介しておりますが、
今年はヤドリバエの一種、おそらくセスジナガハリバエを紹介します。

20140306.png

見慣れないハエでしょ?
体調1cm位です。
こういうのは興味を持っていない人には見えない虫なのです。
ハリバエという名の通り、針状の毛が沢山あります。

ヤドリバエは宿りバエと書くと思います。
すなわち、「体に宿る」=「寄生する」ハエ、寄生バエの仲間です。
蛾や蝶の幼虫に寄生する種類が多いです。

ヤドリバエの寄生とは?
ヒトにおける回虫のように共存というケースは殆どありません。
寄生バエの成虫は、蝶や蛾の卵や幼虫(宿主)に卵を産み付けます。
その幼虫は、蝶や蛾の幼虫の体内で栄養を吸収し成長します。
順調に成長すると(多くは蛹の時代)、宿主を食い尽くして体外に出てきます。
宿主は死んでしまいます。

まるでホラー映画のようですが、
実際はホラー映画がヤドリバエをモデルにしているのでしょう。

ということで、今年も虫眼で発見した虫達を紹介していきます。

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