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メイトー
協同乳業研究所

02/21
無駄かもしれないが引き下がれない(続編)

先日書きました、納得できない論文拒絶(reject)結果の続編です。
参照ブログ→2/13無駄かもしれないが引き下がれない
夜中にジャーナルの編集長に抗議文を出した結果が返ってきました。
時差の都合で、論文審査の結果のメールは夜中に届くことが多く、
朝一番でメールを見て、一喜一憂(殆どは「憂」)するものである。

予想通り、一度出された結論は変わらず。

色々と理由は書いてありますが、
「私は非常に残念に思っているが・・・」
というくだりが、英語的表現と理解していても、私を苛立たせます。
また、この出だしの5~6単語を読むだけで、
私にとって良くない知らせであることが把握できます。

文章の節々から、私の予想通り、我々の論文を批難してくる審査員1に対して編集部は頭が上がらないという状況は感じ取れます。

Reviewer 1 felt that concerns had not been addressed and recommended rejection.
「審査員1は私の修正は不十分で拒絶すべきと考えていた。」(かなり意訳です)

Reviewer 1 is very experienced in the field.
「審査員1はこの分野では非常に経験豊富である。(だから審査員1の意見は絶対だ。)」
括弧内は文章には無いですが、そういう意味が含まれていると思います。

しかし、3人いる審査員の2人がほぼOKと述べているのにもかかわらず、
審査員1の意見に結論が流される理由がある程度わかったので良しとしましょう。

我々の世界では、こういう状態は「悪い審査員にあたった」と表現し、
自分達を慰めます。
門前払いではなく、審査過程に進んでいる時点で、
そのジャーナルのレベルより著しく劣っているということではありませんので、
掲載可否は審査員次第なのです。
運も味方に付けないといけません。

ということで、2013年9月から続いた戦いはこれにて終了。
また別のジャーナルに最初から挑戦です。
ただ、審査員1のおかげで、論文自体は大分内容が洗練されましたので、
次は何とかなると信じています。

次のジャーナルの投稿規定に合わせて、原稿を作り直すのがとても大変なので、
気力を取り戻す時間が少々必要ですが。

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