10/02
私を救った納豆とオレンジジュース(後半)

【前半のあらすじ】 参照ブログ:私を救った納豆とオレンジジュース(前半)

喉の激しい炎症と発熱で苦しむ私は丸2日間、病院で処方された薬を疑いもなく飲んでいたが、症状は良くなる気配がなかった。喉が痛く苦しくて寝られない中、病床でふと自分の研究テーマであるポリアミンの抗炎症作用を思い出し・・・


「今の状態の私の体は明らかにポリアミンが不足している!」
頭がボーっとしてても、それ位はわかりました。

自分の細胞で作られるポリアミン以外のポリアミンは外部から摂取しなくてはなりません。
(成長期が終われば、どんな動物でもポリアミンを作る能力は低下し不足します)
動物の場合、食事と腸内細菌がポリアミンの供給源です。
すなわち、食事成分(魚、肉、野菜)に含まれているポリアミンと腸管内で細菌が産生するポリアミンが必要なのです。

現状は、
殆ど食事が摂れていない私(食事由来ポリアミン≒0)
腸内細菌を抗生物質で殺戮しまくっていた私(腸内細菌の産生するポリアミン≒0)。
冷静に考えれば、ポリアミン欠乏状態になっていたのです。

すぐに台所に行きました。
納豆発見~
ダイズは高ポリアミン食材です。
めちゃくちゃ喉が痛いのですが、頑張って市販パックの1/3量程食べて寝ました。

不思議なことに、その後、1時間程、目覚めませんでした。
目覚めた時、まだ喉は痛いのですが、緩くなったような気がします。

そこで、再び台所に行き、残りの2/3を食べました。
すると朝までぐっすりです。
明らかに痛みが軽減しています。

金曜日の朝、1パックを食べました。
そして、同じく高ポリアミン食であるオレンジジュースも摂取しました。
喉が痛い時のオレンジジュースは痛みを悪化させる気がしますが、
ポリアミン摂取を思考の中心に置いておりますので躊躇なく摂取しました。
もちろん薬はストップ。少しずつ腸管内でポリアミンも作られ始めたでしょう。

びっくりしないで下さい。
金曜日の夜には、
ほぼ完璧に喉の炎症は無くなり普通の食事ができるようになりました。

たまたま治るタイミングだった可能性もあるでしょう。
でも、それにしては早過ぎませんか?
最初の納豆を口にして12時間後には喉の痛みはほぼ治っていたのですから。
それに金曜日は薬を飲んでいませんので。

私はポリアミンのパワーだと確信しています。
納豆とオレンジジュースを摂取しなければ、
おそらく回復は48時間以上遅れていたことでしょう。

ということで、このネタを日曜の講演で話すか否か迷い中。

10/01
私を救った納豆とオレンジジュース(前半)

先週、喉の激しい炎症と発熱で病院に行き、会社も休みました。
社会人になって16年、初めての病欠です。

地域の良い病院すら知りません。
とりあえず近い所を選んで行きました。

病気の時ってお医者さんが、凄い人に見えるんですね~。この人が私を助けてくれる!
普段の研究業をしている際は、申し訳ないですがお医者さんの出すデータは少々疑いの目で見ている私なのに。

早く辛さから解放されたい一念で、お医者さんの言うことを信じ、指示に従い、薬も処方してもらうのです。

処方された薬は以下の4つ
1. 喉の炎症を抑える薬、いわゆる抗炎症薬
2. 熱を下げる解熱剤
3. 感染症が疑われるので抗生物質
4. 上記薬が胃にダメージを与えるので、それから守る胃薬

水曜日の朝、昼、晩と食後に1日3回飲みました。
喉が痛くて食事が辛いのですが、薬を飲むために頑張りました。

木曜日も3回のみ合計6回飲みましたが、全く効果がありません。
少なくとも喉は激痛です。
熱は39℃台まで上がって来ました。

喉が痛過ぎて15分間すら寝られないので、精神的にも参っていました。
ふと、
「早く、薬が効けばいいな」から「これ、効いてないのと違うか?」
という心境の変化が意識の遠くの方で起こったのを覚えています。

この「疑う気持ち」がきっかけで、なんとなく病人の脳ミソから研究者の脳ミソにスイッチが変わりました。
「俺の体中のマクロファージ(※)の殆どが喉に集まってるんと違うかな~」
なんて考え始めたのです。
(※マクロファージ:白血球の一種の食細胞で、体内に侵入あるいは体内で発生したあらゆる異物等を取り込み消化する。外傷や炎症部位では活発に活動し、炎症誘発する物質を放出する。この話では悪玉因子のように感じる読者もいるであろうが、もちろん、マクロファージ自体は生体を守るために徹底的に戦っているのであり、悪気はなく自分の使命を果たしているだけのことである。マクロファージがきっちり仕事しない方が大問題である。)

ただ、漠然と考え、夢を見たのでしょうか?
突然、「マクロファージ系の炎症ってポリアミンで抑えられる」と脳裏に浮かびました。
私の本業の一つです。

人為的に炎症を起こした状態の組織や細胞に、
ポリアミン(スペルミン)を少々添加すると、
僅か1時間足らずで、炎症反応(遺伝子の発現)がピタッと止まるのです。
何度も、何度も、実験して確認したことです。

ポリアミンを思い出した私のとった行動は・・・
(つづく)

           
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